
500mmレンズおすすめ11選|距離感・何倍?600mmとの違いも比較








500mmの望遠レンズは、野鳥や野生動物、航空機、フィールドスポーツなど、被写体に近づきにくい撮影で使われる超望遠レンズです。フルサイズでは500mm時の画角が対角約5°、水平約4°と狭く、離れた被写体を画面内に大きく収められます。ただし、500mmクラスを選ぶときは焦点距離だけでなく、重量や開放F値、ズーム域、テレコンバーターへの対応も確認が欠かせません。製品は1kg台前半から3kgを超える大口径単焦点まであり、携帯性や適した撮影方法が大きく異なるのも500mmクラスの特徴です。この記事では、ニコンF/Z、キヤノンRF、ソニーE、Lマウント、富士フイルムXなど、各マウントで500mmを中心に使える代表的なレンズを比較します。
この記事のサマリー

500mmは画角が狭く、離れた野鳥や航空機、スポーツの選手などを大きく写したい撮影に向く超望遠域です

「ズーム倍率」とスマートフォンの「○倍」は意味が異なり、24mm相当を1倍とすると500mmは約20.8倍相当の画角になります

同じ撮影位置・センサーサイズで遠距離の被写体を撮る場合、600mmは500mmより被写体の縦横を約1.2倍大きく写せます

500mm付近の画角を固定して使うなら単焦点、被写体との距離が変わる撮影ではズームが比較候補になります

500mmを中心に使える11本を、重量・開放F値・手ブレ補正・テレコン対応などから比較します
500mm望遠レンズの選び方|焦点距離レンジ・明るさ・運用の3点を比較

500mm前後のレンズには、焦点距離が固定された単焦点のほか、100-500mmや150-500mmなどのズームがあります。500mmより長い焦点距離が必要なら、150-600mmや180-600mmのように600mmまでカバーする製品も選択肢です。
選ぶときは、焦点距離レンジ、開放F値と手ブレ補正、重量やテレコンバーターへの対応の3点を整理しましょう。
比較ポイント | 選び方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
単焦点・ズーム | 500mm付近を中心に使うなら単焦点、被写体との距離が変わる撮影ではズームを比較 | 単焦点は画角が固定されます。ズームなら被写体が近づいたときは広角側、遠ざかったときは望遠側へ調整しやすいのが特徴です |
開放F値・手ブレ補正 | 光量が少ない場所で高速シャッターを使いたい場合は、F4など明るいレンズも候補 | 500mm F4はF5.6より1段明るくなります。ただし、手ブレ補正で抑えられるのはカメラやレンズの揺れで、被写体そのものの動きによるブレは防げません |
重量・三脚座・テレコン | 徒歩移動が多いなら重量を重視し、一脚や三脚を使う場合は三脚座の有無や重量も確認 | 今回紹介する500mm前後のレンズは約1.3kgから3kg超まで幅があります。テレコン使用時は、AFや使用できるズーム範囲に制限がないかも確認しましょう |
テレコンバーターとは、カメラとレンズの間に装着して焦点距離を延長するアクセサリーです。たとえば600mmに1.4倍テレコンバーターを装着すると、840mmまで延長できます。ただし、1.4倍では開放F値が1段、2倍では2段暗くなるため、撮影時の明るさまで含めて選ぶことが大切です。
500mmの距離感と「何倍」の意味、500mmと600mmの違い
「500mmなら何m先まで撮れるのか」と疑問に思う人もいますが、焦点距離だけで撮影できる最長距離は決まりません。焦点距離が長くなるほど写る範囲が狭くなり、同じ距離にある被写体を画面内で大きく写せます。ただし、実際の写り方は被写体の大きさや撮影距離、センサーサイズなどにも左右される点には注意が必要です。
なお、最短撮影距離は「被写体にどこまで近づいてピントを合わせられるか」を示す仕様です。「何m先まで撮れるか」とは意味が異なるため、分けて考えましょう。
確認したいこと | 目安・考え方 |
|---|---|
500mmは何倍? | ズーム倍率は「望遠端÷広角端」で計算します。200-500mmなら2.5倍、100-500mmなら5倍です。500mm単焦点にはズーム機構がないため、通常はズーム倍率で表しません |
スマートフォンの「何倍」と比べると? | 24mm相当を1倍と仮定すると、500mmは約20.8倍相当の画角です。スマートフォンは機種によって1倍に相当する焦点距離が異なるため、約20.8倍は目安として捉えてください |
500mmと600mmの差は? | 同じ撮影位置・センサーサイズで遠距離の被写体を撮る場合、600mmでは500mmより被写体の縦横を約1.2倍大きく写せます。小さな野鳥や遠方の航空機では、構図にも差が出やすいでしょう |
APS-Cで750mm相当になる? | 変わるのは35mm判換算の画角です。500mmレンズ自体の焦点距離が750mmになるわけではありません |
500mmと600mmで迷う場合は、焦点距離だけでなくレンズの重量やサイズも比較しましょう。持ち歩く時間が長いなら、ボディや三脚座を含めた総重量も判断材料になります。
500mm望遠レンズおすすめ比較 早見表

今回紹介する11本は、500mm単焦点と望遠端500mmのズームを中心に選びました。さらに、500mmより被写体を大きく写したい人向けとして、600mmまでカバーするズーム3本も比較候補に加えています。
製品名 | タイプ | 対応マウント | 焦点距離・開放F値 | 重量の目安 | テレコン対応 |
|---|---|---|---|---|---|
望遠端500mmズーム | キヤノンRF | 100-500mm F4.5-7.1 | 約1,370g(三脚座除く) | EXTENDER RF1.4x / RF2x※ | |
望遠端500mmズーム | ソニーE / ニコンZ / 富士フイルムX | 150-500mm F5-6.7 | 約1,710〜1,725g(三脚座除く) | 公式対応なし | |
望遠端500mmズーム | Lマウント | 100-500mm F5-7.1 | 約1,285g(三脚座等除く) | DMW-STC14 / DMW-STC20※ | |
望遠端500mmズーム | ニコンF | 200-500mm F5.6 | 約2,300g(三脚座含む) | AF-S TELECONVERTER対応※ | |
500mm単焦点 | ソニーE / Lマウント | 500mm F5.6 | 約1,365〜1,370g | Lマウントのみ対応 | |
500mm単焦点 | 富士フイルムX | 500mm F5.6 | 約1,335g(三脚座等除く) | XF1.4X TC WR / XF2X TC WR | |
500mm単焦点 | ニコンF | 500mm F5.6 | 約1,460g | AF-S TELECONVERTER対応※ | |
500mm単焦点 | ニコンF | 500mm F4 | 約3,090g | AF-S TELECONVERTER対応※ | |
600mmズーム | ニコンZ | 180-600mm F5.6-6.3 | 約2,140g(三脚座リング含む) | Z TC-1.4x / Z TC-2.0x | |
600mmズーム | ソニーE | 200-600mm F5.6-6.3 | 約2,115g(三脚座除く) | SEL14TC / SEL20TC | |
600mmズーム | ソニーE / Lマウント | 150-600mm F5-6.3 | 約2,100g(三脚座含む) | Lマウントのみ対応 |
※RF100-500mmはエクステンダー装着時にレンズ側のズーム範囲が300-500mmへ制限されます。LUMIX S 100-500mmでテレコンバーターを装着した場合、使用できるレンズ側のズーム範囲は150-500mmです。ニコンFマウント用AF-S TELECONVERTERは、レンズ・カメラ・テレコンバーターの組み合わせによってAFなどに制限があるため、使用する組み合わせを確認してください。
ここからは、望遠端500mmのズーム、500mm単焦点、600mmまでカバーするズームの順に、それぞれの特徴を紹介します。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM:100mmから500mmを1本でカバー

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、キヤノンRFマウントのフルサイズ対応超望遠ズームです。100mmから500mmまでの5倍ズームとなっており、遠くの野鳥や航空機を狙うだけでなく、被写体が近づいたときには100mm側へ戻して構図を調整できます。
三脚座を除いた重量は約1,370gです。また、APS-CのEOS Rシリーズに装着すると35mm判換算約160-800mm相当となり、フルサイズ使用時より狭い画角で撮影できます。
500mmで最大撮影倍率0.33倍、エクステンダー使用時は制限あり
最短撮影距離は100mm時に0.9mで、500mm時の最大撮影倍率は0.33倍です。500mm側でも被写体を画面内に大きく写せるため、野鳥や航空機に加えて、花などを望遠で切り取る撮影にも使えます。
さらに、レンズ単体の手ブレ補正は500mm時で5.0段です。EXTENDER RF1.4xとRF2xにも対応しますが、装着時はレンズ側のズーム範囲が300-500mmに制限されます。1.4倍では420-700mm、2倍では600-1000mmとなるため、エクステンダー使用中は100-299mm側を使えません。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM |
発売日 | 2020年8月27日 |
対応マウント | キヤノンRF |
対応センサーサイズ | フルサイズ / APS-C |
焦点距離・開放F値 | 100-500mm F4.5-7.1 |
35mm判換算 | キヤノンAPS-Cで約160-800mm相当の画角 |
手ブレ補正 | レンズ単体5.0段(500mm時) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 0.9m(100mm) / 最大0.33倍(500mm) |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約1,370g(三脚座除く) |
テレコン対応 | EXTENDER RF1.4x / RF2x※レンズ側300-500mm域のみ |
価格 | 427,900円(税込) |
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD:3マウントから選べる500mmズーム

タムロンの150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(Model A057)は、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムXの3マウントで展開されている超望遠ズームです。ソニーE用とニコンZ用はフルサイズ対応、富士フイルムX用はAPS-C専用となっています。
広角端が150mmなので、500mmでは被写体がフレームに収まりきらないときに画角を広げて構図を調整できます。さらに、ズームリングの回転角は75°に抑えられており、150mmから500mmまで少ない回転量で変更できるのも特徴です。
150mmで0.6mまで近づける近接性能も特徴
最短撮影距離は150mm時に0.6m、500mm時では1.8mです。最大撮影倍率は150mm時が1:3.1、500mm時は1:3.7なので、花や昆虫などを大きく写したい場面にも対応できます。
また、AFにはVXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)と呼ばれるリニアモーター方式を採用し、レンズ内手ブレ補正VCも搭載しています。なお、三脚座は標準付属で重量は約155g。レンズ本体の重量はマウントによって異なるため、詳しい数値は以下の表で確認しましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(Model A057) |
発売日 | ソニーE: 2021年6月10日 / 富士フイルムX: 2022年10月13日 / ニコンZ: 2023年10月31日 |
対応マウント | ソニーE / ニコンZ / 富士フイルムX |
対応センサーサイズ | E・Z: フルサイズ対応(APS-Cでも使用可) / X: APS-C |
焦点距離・開放F値 | 150-500mm F5-6.7 |
35mm判換算 | APS-Cで約225-750mm相当の画角 |
手ブレ補正 | VCあり |
最短撮影距離 | 0.6m(150mm) / 1.8m(500mm) |
最大撮影倍率 | 1:3.1(150mm) / 1:3.7(500mm) |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約1,725g(E) / 約1,720g(Z) / 約1,710g(X)※三脚座約155gを除く |
テレコン対応 | 公式対応なし |
価格 | ソニーE: 159,500円(税込) / ニコンZ: 174,900円(税込) / 富士フイルムX: 184,800円(税込) |
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.:約1,285gのLマウント用500mmズーム

LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.は、Lマウントのフルサイズ対応超望遠ズームです。100-500mmの5倍ズームながら、重量は約1,285g、全長は約196.1mmに抑えられています。
広角端は100mmなので、遠距離の被写体だけでなく、動物や航空機が接近した場面でも画角を広げて構図を調整できます。100mmから500mmまでを1本でカバーできるため、撮影中に被写体との距離が変わる場面にも対応しやすいズームです。
500mmで最大撮影倍率0.36倍、テレコンにも対応
最短撮影距離は100mm時に0.8m、500mm時では1.5mです。最大撮影倍率は100mm時の0.16倍に対し、500mm時には0.36倍となるため、望遠側でも被写体を大きく写せます。
さらに、レンズ内にO.I.S.を搭載し、対応ボディとのDual I.S.2では、DC-S1RM2装着・500mm時に7.0段の補正効果が示されています。DMW-STC14とDMW-STC20にも対応しており、装着時のレンズ側ズーム範囲は150-500mmです。1.4倍では210-700mm、2倍では300-1000mmとして使用できます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S. |
発売日 | 2025年11月20日 |
対応マウント | Lマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ対応 |
焦点距離・開放F値 | 100-500mm F5-7.1 |
手ブレ補正 | O.I.S.あり / Dual I.S.2で7.0段※ |
最短撮影距離 | 0.8m(100mm) / 1.5m(500mm) |
最大撮影倍率 | 0.16倍(100mm) / 0.36倍(500mm) |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約1,285g(レンズフード、フロントキャップ、リアキャップ、三脚座を除く) |
テレコン対応 | DMW-STC14 / DMW-STC20※レンズ側150-500mm域のみ |
価格 | 275,220円(税込) |
※Dual I.S.2の7.0段はCIPA規格準拠、DC-S1RM2装着時、焦点距離500mmでの値です。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR:F5.6通しで500mmまでカバー

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは、ニコンFマウントの200-500mm超望遠ズームです。200mmから500mmまで開放F5.6が変わらないため、望遠側へズームしても開放F値を維持できます。
また、500mmでは被写体がフレームに収まりきらない場合、200mm側へ戻して画角を広げられます。そのため、航空機や屋外スポーツなど、撮影中に被写体との距離が変化する場面でも構図を調整しやすいズームです。
VR4.5段とSPORTモードを搭載
レンズ内手ブレ補正VRは、500mm・NORMALモードで4.5段です。さらにSPORTモードを搭載しており、野鳥や航空機など動く被写体を追いながら撮影するときに使い分けられます。
重量は三脚座込みで約2,300g、取り外した状態では約2,090gです。ボディを装着すると総重量はさらに増えるため、長時間持ち歩く場合は一脚の使用や機材の持ち運び方も含めて検討しましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR |
発売日 | 2015年9月17日 |
対応マウント | ニコンF |
対応センサーサイズ | フルサイズ / APS-C(FX / DX) |
焦点距離・開放F値 | 200-500mm F5.6 |
35mm判換算 | ニコンDXで約300-750mm相当の画角 |
手ブレ補正 | VR・4.5段(500mm、NORMALモード) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 2.2m / 0.22倍 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約2,300g(三脚座含む) / 約2,090g(三脚座除く) |
テレコン対応 | TC-14E III / TC-17E II / TC-20E III※ |
価格 | 190,300円(税込) |
※TC-14E III使用時はF8対応カメラでAF撮影が可能です。TC-17E II / TC-20E III使用時はAF撮影できません。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
続いて、焦点距離が500mmに固定された単焦点4本を紹介します。4本は約1.3〜1.5kgのモデルから開放F4の大口径レンズまであり、重量と明るさの違いが比較ポイントです。
500mm F5.6 DG DN OS | Sports:約1.4kgのミラーレス用500mm単焦点

SIGMA 500mm F5.6 DG DN OS | Sportsは、ソニーEとLマウント向けのフルサイズ対応500mm単焦点です。重量はソニーE用が約1,365g、Lマウント用でも約1,370gと、500mm F5.6ながら1.4kg前後に抑えられています。
また、AF駆動にはリニアモーターのHLA(High-response Linear Actuator)を採用しています。レンズ単体を1.5kg未満に抑えながら500mmを使いたいソニーE/Lマウントユーザーに向く構成です。
OSは5.0段、Lマウント版は最大1000mmまで対応
手ブレ補正にはOS2アルゴリズムを採用し、500mm時の補正効果は5.0段です。さらに、通常撮影向けのモード1と流し撮り向けのモード2を切り替えて使用できます。
Lマウント版はTC-1411とTC-2011に対応しており、それぞれ700mm、1000mmまで焦点距離を延長可能です。最大1000mmでもAFを利用できますが、ソニーEマウント版はSIGMAの同テレコンバーターに対応していません。なお、最短撮影距離は3.2m、最大撮影倍率は1:6となっています。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | 500mm F5.6 DG DN OS | Sports |
発売日 | 2024年3月14日 |
対応マウント | ソニーE / Lマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ対応(APS-Cでも使用可) |
焦点距離・開放F値 | 500mm F5.6 |
35mm判換算 | APS-Cで約750mm相当の画角 |
手ブレ補正 | OS・5.0段(500mm時) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 3.2m / 1:6 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約1,365g(ソニーE) / 約1,370g(Lマウント) |
テレコン対応 | LマウントのみTC-1411 / TC-2011 |
価格 | 495,000円(税込) |
※手ブレ補正5.0段はCIPA規格準拠、35mmフルサイズカメラ使用・焦点距離500mmでの値です。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
XF500mmF5.6 R LM OIS WR:約1,335gの富士フイルムX用500mm

XF500mmF5.6 R LM OIS WRは、富士フイルムXマウント用の500mm単焦点です。APS-C専用レンズのため、35mm判換算では762mm相当の画角となり、野鳥や野生動物、航空機など遠距離の被写体を大きく写したい撮影に向いています。
また、重量は約1,335gで、500mm単焦点として軽量にまとめられています。徒歩移動が多い野鳥・野生動物撮影でも、機材の重量を抑えたい場合に候補になります。
OIS5.5段に対応、1.4倍・2倍テレコンも使用可能
レンズ内手ブレ補正OISは5.5段で、AFにはリニアモーターを採用しています。さらに、鏡筒20か所にシーリングを施した防塵・防滴構造と、-10℃の耐低温性能を備えているため、屋外での撮影も想定された設計です。
XF1.4X TC WRとXF2X TC WRにも対応しており、1.4倍装着時は700mm、2倍では1000mmまで焦点距離を延長できます。35mm判換算では、それぞれ1067mm相当、1524mm相当の画角です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | XF500mmF5.6 R LM OIS WR |
発売日 | 2024年12月20日 |
対応マウント | 富士フイルムX |
対応センサーサイズ | APS-C |
焦点距離・開放F値 | 500mm F5.6 |
35mm判換算 | 約762mm相当の画角 |
手ブレ補正 | OIS・5.5段 |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 2.75m / 0.2倍 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約1,335g(レンズキャップ・フード・三脚座除く) |
テレコン対応 | XF1.4X TC WR / XF2X TC WR |
価格 | 471,900円(税込) |
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR:約1,460gのニコンF用500mm単焦点

AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRは、PF(位相フレネル)レンズを採用したニコンFマウントの500mm単焦点です。全長は約237mm、重量は約1,460gで、同社のAF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRより約1,630g軽く仕上げられています。
500mmの画角を固定して使うため、野鳥や航空機など遠距離の被写体を中心に撮る用途に向いています。ニコンFで500mmをできるだけ軽く持ち歩きたい場合の候補です。
VR4.0段とSPORTモードを搭載
レンズ内手ブレ補正VRは、NORMALモードで4.0段です。SPORTモードも備えており、野鳥や航空機など動く被写体をファインダーで追いながら撮影するときに使い分けられます。
加えて、フォーカス制限切り換えスイッチは「FULL(∞〜3.0m)」と「∞〜8.0m」の2段階です。8mより遠い被写体を狙う場合は「∞〜8.0m」を選び、AFの作動範囲を限定できます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR |
発売日 | 2018年9月14日 |
対応マウント | ニコンF |
対応センサーサイズ | フルサイズ / APS-C(FX / DX) |
焦点距離・開放F値 | 500mm F5.6 |
35mm判換算 | ニコンDXで約750mm相当の画角 |
手ブレ補正 | VR・4.0段(NORMALモード) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 3.0m / 0.18倍 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約1,460g |
テレコン対応 | TC-14E III / TC-17E II / TC-20E III※ |
価格 | 551,100円(税込) |
※TC-14E III使用時はF8対応カメラでAF撮影が可能です。TC-17E II / TC-20E III使用時はAF撮影できません。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR:F4の明るさを備えた500mm単焦点

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRは、開放F4のニコンFマウント用500mm単焦点です。光学系には蛍石レンズ2枚とEDレンズ3枚を採用し、ナノクリスタルコートによって色収差やゴーストの低減を図っています。
また、F4は500mm F5.6より1段明るいため、同じISO感度・被写体の明るさで同じ露出を得るなら、1段速いシャッタースピードを選べます。夕方のスポーツや木陰の野鳥など、光量が少ない場所で動く被写体を撮影したい場合に比較したいモデルです。
約3,090gのため一脚・三脚も含めて考える
レンズ内手ブレ補正VRを搭載し、NORMALモードでは4.0段の補正効果が示されています。また、SPORTモードにも対応しているため、動く被写体を追いながら撮影するときに使い分けが可能です。
ただし、重量は約3,090gと今回紹介する11本の中で最も重い製品です。長時間撮影では一脚や三脚との併用も想定し、ボディを含めた総重量まで見ておきたいレンズでしょう。なお、フィルターは前面へ直接ねじ込む方式ではなく、40.5mmの組み込み式フィルターホルダーを使用します。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | |
発売日 | 2015年7月16日 |
対応マウント | ニコンF |
対応センサーサイズ | フルサイズ / APS-C(FX / DX) |
焦点距離・開放F値 | 500mm F4 |
35mm判換算 | ニコンDXで約750mm相当の画角 |
手ブレ補正 | VR・4.0段(NORMALモード) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 3.6m / 0.15倍 |
フィルター径 | 40.5mm(組み込み式フィルターホルダー) |
重量 | 約3,090g |
テレコン対応 | TC-14E III / TC-17E II / TC-20E III※ |
価格 | 1,309,000円(税込) |
※TC-17E II / TC-20E III使用時は、F8対応カメラでAF撮影が可能です。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
続いて、500mmをズーム域に含み、600mmまでカバーする3本を紹介します。広角端やズーム方式、テレコン対応の違いにも注目してください。
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR:500mmを含む180-600mmのZマウント超望遠ズーム

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは、180mmから600mmをカバーするニコンZ用超望遠ズームです。ズームリングの回転角は約70°で、180mmから600mmまで少ない操作量で変更できます。
ズーム操作で全長が変化しないインターナルズームも採用しています。重心移動が少ないため、手持ちや一脚を使いながら焦点距離を変更してもレンズのバランスが変わりにくいのが特徴です。
VR5.5段、Zテレコンで最大1200mmまで対応
レンズ内手ブレ補正VRは、600mm・NORMALモードで5.5段です。さらにZ TELECONVERTER TC-1.4xとTC-2.0xに対応し、それぞれ最大840mm、1200mmまで焦点距離を延長できます。
最短撮影距離は焦点距離によって異なり、180mm時は1.3m、500mm時は2.19m、600mm時では2.4mです。最大撮影倍率は600mm時に0.25倍となっています。なお、重量は三脚座リング込みで約2,140g、取り外した状態では約1,955gです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR |
発売日 | 2023年8月31日 |
対応マウント | ニコンZ |
対応センサーサイズ | フルサイズ / APS-C(FX / DX) |
焦点距離・開放F値 | 180-600mm F5.6-6.3 |
35mm判換算 | ニコンDXで約270-900mm相当の画角 |
手ブレ補正 | VR・5.5段(600mm、NORMALモード) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 1.3〜2.4m / 最大0.25倍(600mm) |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約2,140g(三脚座リング含む) / 約1,955g(三脚座リング除く) |
テレコン対応 | Z TC-1.4x / Z TC-2.0x |
価格 | 277,200円(税込) |
※VR5.5段はCIPA規格準拠、フルサイズ機使用・600mm・NORMALモードでの値です。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS:500mmを含む200-600mmのソニーE超望遠ズーム

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSは、ソニーEマウントのフルサイズ対応超望遠ズームです。200mmから600mmまでをカバーし、APS-C機へ装着すると35mm判換算約300-900mm相当の画角になります。
ズームしてもレンズ全長が変わらないインナーズーム方式を採用しています。カメラ全体の重心が変化しにくいため、野鳥や航空機を追いながら焦点距離を変更するときも構えを保ちやすい構造です。
1.4倍・2倍テレコンで最大1200mmまで延長
1.4倍テレコンバーターSEL14TCと2倍のSEL20TCに対応しており、最大840mmまたは1200mmまで焦点距離を延長できます。テレコンバーター装着時もAFを利用できるため、600mmを超える超望遠域が必要な撮影にも対応可能です。
最短撮影距離は2.4m、最大撮影倍率は0.2倍です。重量は約2,115gで、メーカー公称値では三脚座を含みません。長時間の手持ち撮影を想定するなら、ボディを含めた総重量も確認しておきましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS |
発売日 | 2019年7月26日 |
対応マウント | ソニーE |
対応センサーサイズ | フルサイズ対応(APS-Cでも使用可) |
焦点距離・開放F値 | 200-600mm F5.6-6.3 |
35mm判換算 | APS-Cで約300-900mm相当の画角 |
手ブレ補正 | レンズ内手ブレ補正OSS |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 2.4m / 0.2倍 |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約2,115g(三脚座除く) |
テレコン対応 | SEL14TC / SEL20TC |
価格 | 301,400円(税込) |
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports:500mmを含む150-600mmのミラーレス用ズーム

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sportsは、ソニーEとLマウント向けのフルサイズ対応超望遠ズームです。今回紹介する600mmズーム3本の中では広角端が150mmと最も短く、500mmより広い画角が必要な場面にも対応できます。
ズームリングを回す操作に加えて、鏡筒を前後させる直進ズームにも対応しています。航空機や動物が接近・離れていく場面では、撮影スタイルに合わせてズーム方法を使い分けられるのが特徴です。
最短撮影距離58cm、Lマウント版は最大1200mmまで対応
最短撮影距離はズーム位置によって58〜280cmで、180mm時の最大撮影倍率は1:2.9です。そのため、遠距離の野鳥や航空機だけでなく、比較的近い被写体を大きく写す撮影にも対応できます。
さらに、Lマウント版はTC-1411とTC-2011に対応しており、最大840mmまたは1200mmまで焦点距離を延長可能です。最大1200mmでもAF撮影に対応します。ただし、ソニーEマウント版ではSIGMAの同テレコンバーターを使用できません。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports |
発売日 | 2021年8月27日 |
対応マウント | ソニーE / Lマウント |
対応センサーサイズ | フルサイズ対応(APS-Cでも使用可) |
焦点距離・開放F値 | 150-600mm F5-6.3 |
35mm判換算 | APS-Cで約225-900mm相当の画角 |
手ブレ補正 | OS・約5.5段(600mm時) |
最短撮影距離・最大撮影倍率 | 58〜280cm / 最大1:2.9(180mm時) |
フィルター径 | 95mm |
重量 | 約2,100g(三脚座含む) |
テレコン対応 | LマウントのみTC-1411 / TC-2011 |
価格 | 176,000円(税込) |
※手ブレ補正は2023年5月公開のファームウェアでOS2に更新され、150mm時約6.5段、600mm時約5.5段へ向上しています。数値はCIPA規格準拠、35mmフルサイズカメラ使用時です。
※価格は、2026年8月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
用途別に500mm前後のレンズを選ぶ

500mm前後のレンズを用途から選ぶときは、焦点距離の長さだけでなく、被写体までの距離や移動量、撮影場所の明るさも確認しましょう。さらに、被写体との距離が大きく変わる撮影では、望遠端だけでなく広角端も重要な比較ポイントです。
用途 | 選び方のポイント | 候補になりやすいレンズ |
|---|---|---|
野鳥・野生動物を歩きながら撮る | 約1.3〜1.4kgの重量を目安に、レンズの全長や持ち運びやすさも比較 | 500mm F5.6 DG DN OS | Sports、XF500mmF5.6 R LM OIS WR、LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S. |
動物園・サファリパーク | 近距離から遠距離まで構図を変えられる100-500mmや150-500mmを中心に比較 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM、150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD、LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S. |
遠距離の小さな野鳥を撮る | 500mmで画角が足りるか確認し、必要なら600mmまでカバーするズームを検討 | NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS、150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports |
航空機・航空祭 | 接近時に必要な広角端と、遠距離で使いたい望遠端を両方確認 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM、150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR |
モータースポーツ | ズーム域に加えて重量やズーム操作時のバランスも比較 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM、150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD、150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports |
光量が少ない場所のスポーツ | 開放F値と重量を比べ、必要なシャッタースピードを確保できるか確認 |
なお、一脚や三脚を使う場合は、撮影場所のルールも確認しましょう。航空祭やスタジアム、観客席では、一脚・三脚の持ち込みや使用が制限されている場合があります。
500mm望遠レンズおすすめのまとめ
500mmは、野鳥や野生動物、航空機、フィールドスポーツなど、近づきにくい被写体を大きく写したい撮影で使われる超望遠域です。レンズを選ぶときは、500mmの画角を固定して使う単焦点と、100-500mmや150-500mmなど画角を変えられるズームをまず比較すると候補を絞りやすくなります。さらに、開放F値や手ブレ補正、重量、三脚座、テレコンバーターへの対応も確認しましょう。500mmでも被写体が小さく写ることが多い場合は、180-600mmや200-600mmなど、600mmまでカバーするズームも選択肢になります。最後に、撮影する被写体までの距離や移動時間を踏まえ、持ち運べる重量とサイズのレンズを選んでください。
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