
Nikon D6/D780に新ファームウェア公開|D6はC 1.71、D780はC 1.21で露出不具合などを修正


Nikon Download Centerに、Nikon D6とD780向けの最新ファームウェアが掲載されました。D6は「C」ファーム1.71、D780は「C」ファーム1.21で、いずれも露出が意図せずアンダーになる症状の修正が主題です。D6はGNSSモジュール更新が2段階になる注意点もあります。
この記事のサマリー

D6は「C」ファーム1.71、D780は「C」ファーム1.21が公開

D6は本体更新後にGNSSモジュール更新が続く場合があり、「G」0.17なら2回目不要

D780は高速連写中のズーム操作でアンダー露出になる不具合を修正

更新はカードリーダー+PCが前提で、カードのルートディレクトリ配置が必須
更新内容の要点:バージョン、対象範囲、ファイル情報

ニコンはNikon Download Centerで、D6用「C」ファームウェアVer.1.71と、D780用「C」ファームウェアVer.1.21を配布しています。どちらも「前の版から何が変わるか」が明記されており、更新手順はメモリーカードを使う従来型です。なお両機種とも、今回の更新には過去アップデート分の変更も含まれるため、対応元バージョンの範囲内なら“最新版へ一気に更新”できます。
露出の不具合は、スポーツや報道のように撮り直しが難しい現場ほど影響が大きいポイントです。更新のインパクトをつかむために、まずは版番号・対応元・ファイル名と容量、修正内容を並べておきます。
対象 | 更新先(Cファーム) | 対応元(Cファーム) | ファイル名 | 容量 | 主な修正点 |
|---|---|---|---|---|---|
D6 | 1.71 | 1.00–1.70 | D6__0171.bin | 約61.98MB | Dタイプレンズ時のアンダー露出/Recall shooting functions使用時の1/250秒制限 |
D780 | 1.21 | 1.00–1.20 | D780_0121.bin | 約35.98MB | 高速連写中にズーム操作するとアンダー露出になることがある不具合 |
ファイル容量はD6が約62MB、D780が約36MBで、カードの空き容量としては十分な余裕があるケースが多いでしょう。一方で、更新作業そのものは“カードのどこに置くか”と“差し込むスロット”でつまずきやすいので、手順の要所は後半で短くまとめます。
D6「C」ファーム1.71:露出不具合2点+GNSS更新の注意
D6の1.71では、不具合修正が2点示されています。ひとつはDタイプレンズ装着時に写真がアンダーになることがある問題で、Fマウント資産を使い続けている人ほど気になりやすい項目です。もうひとつは、Recall shooting functions(登録しておいた撮影設定を呼び出す機能)を使った際に、auto FP high-speed sync(ハイスピードシンクロの自動制御)でシャッター速度が1/250秒に制限されることがある問題です。
Dタイプレンズでアンダーになる症状を修正
Dタイプレンズは、被写体までの距離情報をボディ側へ伝えるタイプのレンズ群で、現場では“昔からの定番ズーム”や“保有本数が多い単焦点”として残っていることも珍しくありません。露出が不安定だと、同じシーンを連続で撮ったのにトーンが揃わない、被写体の肌やユニフォームの階調が急に沈む、といった編集工程での手戻りにつながりがちです。Dタイプレンズを使っていて、撮影画像が意図せず暗くなる症状に心当たりがある場合は、今回の修正内容を確認しておきたいところです。
Recall shooting functions×ハイスピードシンクロの1/250秒制限を修正
Recall shooting functionsは、例えば「晴天屋外の通常撮影」と「日陰でストロボ併用」のように、状況で露出や測光、AF周りを切り替えたいときに便利な機能です。ここでauto FP high-speed sync使用時に1/250秒へ制限されると、背景の明るさを抑えたいのにシャッター速度を上げられない、動体のブレを止めたいのに上限で頭打ちになる、といった実害が出ます。修正後も撮影条件で最適値は変わりますが、更新後は該当条件でシャッター速度が1/250秒に制限される場合がある現象が修正されます。
GNSSモジュール更新は2段階:G 0.17なら2回目は不要
D6は本体の「C」ファーム更新(最初の更新)のあと、GNSSモジュールのファームウェアが“2回目の更新”として実行される場合があります。注意したいのは、常に2回やるのではなく、GNSSモジュールの「G」ファームがすでに0.17なら2回目が不要と案内されている点です。遠征や大会期間中に位置情報運用をしている場合、更新の所要時間や確認項目が増えるので、手元の個体がどちらに該当するかを事前に把握しておくと落ち着いて進められます。
D780「C」ファーム1.21:高速連写中のズーム操作でアンダーになる不具合を修正
D780の1.21は、修正内容が1点に絞られていて分かりやすい更新です。高速連写(high-speed continuous release mode)でバースト撮影中にズーム操作をすると、写真がアンダーになることがある不具合を修正するとされています。運動会、モータースポーツ、ステージ撮影のように、被写体までの距離が変わりやすく、ズームで画角を追い込みながら連写するシーンほど影響が出やすいタイプの症状です。
D780では、ズーム操作をしながら高速連続撮影をした際に、撮影画像の露出がアンダーになる場合がある現象が修正されています。原因の詳細までは公表されていませんが、ズームしながら連写する場面に心当たりがある場合は、更新内容を確認しておきたい項目です。
更新作業で押さえるポイント(短く):カードの置き場所とスロット
両機種とも更新にはカードリーダーとコンピューターが必要で、ファームウェアファイルは“カメラでフォーマットしたメモリーカード”のルートディレクトリ(最上位)にコピーするよう案内されています。フォルダの中へ入れてしまうと認識されないため、コピー後は階層を一度見直すのが安全です。バージョン確認はSETUP MENU内のFirmware versionから行い、更新後に新しい版になっているかも同じ場所でチェックできます。
手順面での注意は、D6/D780ともカードはSlot 1に入れて更新する指定がある点です。運用でSlot 2を常用している人ほど、差し込む場所を無意識に間違えやすいので要注意でしょう。なお、更新作業はニコン認定サービスで実施してもらうことも可能とされています。作業に不安がある場合や業務機材で失敗が許されない場合は、無理をしない判断も現実的です。
DPReviewも今回の更新を取り上げ、発売から時間が経った一眼レフに対してもファームウェア修正が続いている点に触れています。
Nikon D6 ・ D780のファームウェア更新の最新情報まとめ
Nikon D6は「C」ファーム1.71、D780は「C」ファーム1.21が公開され、どちらも露出がアンダーになる不具合の修正が中心です。D6はDタイプレンズ時の露出不具合と、Recall shooting functions使用時の1/250秒制限の修正に加え、GNSSモジュール更新が2段階になる場合がある点が重要です。更新前はFirmware versionで版を確認し、カードのルートディレクトリ配置とSlot 1指定を押さえたうえで作業を進めましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
みんなのカメラは、カメラ・レンズに特化したフリマサービスです。すべての取引で専任スタッフによる動作確認を実施し、全商品に6ヶ月のあんしん保証(初期不良7日間返金・自然故障保証)が無料でつくので、はじめての中古カメラ・レンズも、安心してお選びいただけます。
カメラを探す / レンズを探す / カメラ・レンズを売る
撮影テクから最新の機材情報まで、"次のステップ"を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram)でも毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!








