
Nikon Z 5とZ 50の比較まとめ 画質・連写・動画・携帯性の違いとおすすめを解説


Nikon Z 5とNikon Z 50は、同じZマウントを採用していますが、Z 5はフルサイズ、Z 50はAPS-Cサイズ(DXフォーマット)のセンサーを搭載しており、得意な撮影シーンが異なります。暗い場所での画質、動画の撮りやすさ、連写性能、持ち運びやすさ、組み合わせるレンズなど、何を重視するかによって選び方も変わるでしょう。この記事では、Z 5とZ 50の画質を中心に、写真と動画の使い勝手まで比較しながら、それぞれどのような人に向いているのかを紹介します。
この記事のサマリー

Z 5はフルサイズセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、暗所や静止画撮影を重視する人に向いています

Z 50は約450gの軽量ボディと高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒に対応し、動く被写体を撮りやすいのが特徴です

動画では、Z 5は4K撮影時に約1.7倍クロップされる一方、Z 50は4Kの画角を広く使え、フルHD 120pにも対応しています

携帯性ではZ 50、SDカード2枚へのバックアップ記録や高精細EVFではZ 5が優れており、使い方によって選ぶポイントが変わります

暗所や夜景、RAW現像を重視するならZ 5、旅行や子ども・ペット、動画撮影まで幅広く楽しみたいならZ 50がおすすめです
Nikon Z 5とNikon Z 50はどちらを選ぶべきか|用途ごとの違いを比較

Z 5とZ 50は、単純にスペックの高低だけで選べる2台ではありません。暗い場所での静止画撮影やボディ内手ブレ補正、2枚のSDカードへの記録を重視するならZ 5が候補になります。一方、軽さや連写性能、動画撮影のしやすさを優先したい人にはZ 50が使いやすいでしょう。
発売時期と位置づけ:フルサイズのZ 5と小型のDX機Z 50
Z 50は2019年11月に発売された、Zマウント初のDXフォーマット機です。APS-Cサイズのセンサーを採用し、小型・軽量のボディと高速連写を特徴としています。
Z 5は2020年8月に発売されたFXフォーマット(フルサイズ)のミラーレスカメラです。5軸のボディ内手ブレ補正やSDカードのダブルスロットを搭載しており、写真撮影を重視した構成になっています。
どちらも画像処理エンジンにEXPEED 6を採用していますが、Z 5はフルサイズセンサーとボディ内手ブレ補正、Z 50は小型・軽量ボディと連写性能というように、それぞれ異なる特徴を持っています。
比較するときに確認したい5項目:画質・動画・連写・携帯性・レンズ
Z 5とZ 50を選ぶときは、画質だけでなく、動画、連写、携帯性、使用するレンズまで確認しておきたいところです。暗い室内などでは、センサーサイズが大きいZ 5のほうが高感度撮影で有利になりやすく、ボディ内手ブレ補正も利用できます。動画では、Z 5の4K撮影時に画角が約1.7倍にクロップされるため、広い範囲を写したい場合は注意が必要です。一方のZ 50は、フルHD 120pの撮影や、自分側まで向けられるチルト式モニターに対応しています。
子どもやペット、スポーツなど動きのある被写体では、Z 50の高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒という連写性能も比較したいポイントです。また、持ち運びやすさはボディの重量だけでなく、レンズを装着した状態で考える必要があります。DXレンズを中心に小さくまとめるか、FXレンズをそろえてフルサイズを使い続けるかによって、必要な機材や予算も変わってきます。
詳しいレビューは以下の記事で紹介しています。
Nikon Z 5とNikon Z 50の比較早見表
項目 | Nikon Z 5 | Nikon Z 50 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
画質(特に暗所) | FX(フルサイズ)センサー | DX(APS-C)センサー | 暗い場所ではZ 5が有利になりやすい |
手ブレ対策 | 5軸ボディ内手ブレ補正あり | ボディ内補正なし。VRレンズ使用時はレンズ内補正 | 非VRレンズでも手ブレ補正を利用できるZ 5が便利 |
動体(連写) | 高速連続撮影で約4.5コマ/秒 | 高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒 | 短時間に多くのコマを撮影するならZ 50 |
動画 | 4K UHD 30p。4Kでは約1.7倍にクロップ | 4K UHD 30p、フルHD 120p | 広角での4K撮影やハイフレームレート撮影はZ 50が使いやすい |
携帯性 | 約675g | 約450g | ボディだけで約225gの差がある |
価格 | 2026年8月時点でのニコンダイレクト価格 | ||
おすすめの人 | 静止画中心・暗所撮影が多い・バックアップ記録を使いたい | 旅行・動体撮影・動画も楽しみたい | 写真性能と携帯性のどちらを重視するかで選びやすい |
主要スペック比較:Z 5とZ 50の違いを数値で確認
Z 5とZ 50には、実際の撮影方法に違いが出やすいスペックがあります。特に確認したいのが、センサーサイズ、ボディ内手ブレ補正、連写速度、4K動画撮影時の画角、メモリーカードスロットです。それぞれの数値を比べると、自分の撮影方法に合う機種を判断しやすくなります。
主要スペック比較表
項目 | Nikon Z 5 | Nikon Z 50 |
|---|---|---|
センサー | FX(フルサイズ)2432万画素 | DX(APS-C)2088万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | あり(5軸) | なし |
連写 | 高速連続撮影で約4.5コマ/秒 | 高速連続撮影で約5コマ/秒、高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒 |
動画 4K | 4K UHD 30p(約1.7倍クロップ) | 4K UHD 30p |
動画 フルHD | 最大60p | 最大120p |
背面モニター | 上下チルト式 | 上下チルト式・自分側まで向けられる |
メモリーカード | SD×2(UHS-II対応) | SD×1(UHS-I対応) |
数値の違いが撮影に表れやすい場面:暗所・動体・広角動画
暗い室内で、料理や小物などあまり動かない被写体を撮る場合、Z 5はボディ内手ブレ補正を利用できます。シャッタースピードを遅くしても手ブレを抑えやすいため、状況によってはISO感度を上げすぎずに撮影できるでしょう。
ただし、人物やペットなど被写体そのものが動いている場合、ボディ内手ブレ補正では被写体ブレを防げません。そのような場面では、必要なシャッタースピードを確保することが重要です。
連続した動きを撮る場合は、Z 50の高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒という連写性能を活用できます。運動会やスポーツなど、一瞬の動きを複数の写真から選びたい場面では使いやすいでしょう。
動画では、Z 5の4K撮影時に画角が約1.7倍にクロップされます。同じレンズを使っても静止画より写る範囲が狭くなるため、室内での自撮りや広い風景を撮影するときは、使用するレンズの焦点距離も確認しておきたいところです。
スペックだけでなく、使用するレンズも合わせて考える
カメラの性能が同じでも、使用するレンズによって重量や写り、撮影できる範囲は大きく変わります。
Z 50はDXレンズを組み合わせることで、小型・軽量のシステムを作りやすいカメラです。一方、将来フルサイズ機へ乗り換える予定がある場合は、DXレンズをそのまま使うと撮像範囲が制限されるため、購入するレンズをあらかじめ考えておく必要があります。
Z 5はFXレンズをそのまま使用できますが、レンズによってはZ 50とDXレンズの組み合わせより大きく、重くなります。ボディだけを比べるのではなく、よく使うレンズを装着したときの重量やサイズまで確認して選ぶとよいでしょう。
Z 5とZ 50の画質比較|暗所やRAW現像、背景ボケで差が出やすい

(Via:Nikon公式Z5作例)
日中の屋外で撮影した写真をスマートフォンやSNSで見る程度なら、Z 5とZ 50の違いが分かりにくい場合もあります。一方、暗い場所でISO感度を上げて撮影するときや、逆光で暗く写った部分を撮影後に補正するとき、背景を大きくぼかしたい場合には、センサーサイズの違いが表れやすくなります。
RAWとは、JPEGよりも撮影時の情報を多く残し、撮影後に明るさや色を調整しやすい記録形式です。RAW現像を行う人にとっても、暗い部分や明るい部分をどの程度調整できるかは比較したいポイントになります。
センサー面積は約2.3倍|暗所撮影や明暗差の大きい場面で違いが出やすい
Z 5の撮像素子は35.9×23.9mm、Z 50は23.5×15.7mmです。面積を比べると、Z 5のフルサイズセンサーはZ 50のDXセンサーのおよそ2.3倍あります。
一般的に、センサーが大きいカメラは暗い場所で撮影したときのノイズを抑えやすく、明るい部分と暗い部分が混在する場面でも調整しやすい傾向があります。例えば、夜の室内で撮影するときや、逆光で暗く写った人物の顔を撮影後に明るくするときは、Z 5のほうが画質を保ちやすいでしょう。
有効画素数はZ 5が2432万画素、Z 50が2088万画素です。ただし、両機の画質を比べる際は画素数だけを見るのではなく、センサーサイズや撮影する明るさ、使用するレンズも合わせて考える必要があります。
暗所撮影:静止した被写体ではZ 5の手ブレ補正が使いやすい
Z 5は5軸のボディ内手ブレ補正を搭載しています。夜景や室内の小物など動かない被写体であれば、シャッタースピードを遅くしたときの手ブレを抑えやすく、状況に応じてISO感度を低めに設定できます。
Z 50にはボディ内手ブレ補正がありませんが、VR(レンズ内手ブレ補正)を搭載したレンズでは補正を利用できます。反対に、VRを搭載していない単焦点レンズなどを使う場合は、シャッタースピードやカメラの構え方に注意が必要です。
なお、人や動物など被写体が動く場面では、Z 5のボディ内手ブレ補正があっても被写体ブレは防げません。暗い場所で動く被写体を撮る場合は、どちらのカメラでも被写体の動きに合わせたシャッタースピードを確保し、必要に応じてISO感度を上げて撮影します。
ボケと画角:同じ50mm相当でも背景のぼけ方は異なる
フルサイズとAPS-Cでは、同じような画角で撮影するときに使う焦点距離が異なります。Z 50は焦点距離を約1.5倍すると35mm判換算の画角になるため、35mmレンズなら約52.5mm相当です。Z 5で50mmレンズを使ったときと、近い範囲を写せます。
同じような構図とF値で撮影した場合は、フルサイズのZ 5のほうが背景を大きくぼかしやすい傾向があります。人物を背景から目立たせたいポートレートなどでは、Z 5の特徴を活かしやすいでしょう。一方、旅行先のスナップなどで手前から奥までピントが合った写真を撮りたい場合は、Z 50のほうが撮りやすいと感じることもあります。
背景のぼけ方やピントが合って見える範囲は、センサーサイズだけでなく、焦点距離やF値、被写体までの距離によっても変わります。テーブルフォトや人物撮影など、普段どのような距離から何を撮ることが多いかも考えて選びましょう。
AF・連写の比較:動く被写体を撮るなら連写性能を確認
子どもやペット、スポーツなどを撮影する場合、Z 5とZ 50で大きく異なるのが連写性能です。AFのフォーカスポイント数には差がありますが、撮像範囲に対するAFのカバー範囲はどちらも縦横約90%です。AFの速さや追従性はフォーカスポイント数だけでは決まらないため、連写速度とは分けて考える必要があります。
AF・連写性能の比較表
項目 | Nikon Z 5 | Nikon Z 50 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
AFフォーカスポイント | 273点 | 209点 | Z 5のほうがフォーカスポイント数は多い |
AFカバー範囲 | 撮像範囲の縦横約90% | 撮像範囲の縦横約90% | カバー範囲はどちらも広い |
連写速度 | 高速連続撮影で約4.5コマ/秒 | 高速連続撮影で約5コマ/秒、高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒 | 短時間に多く撮影したい場合はZ 50が向いている |
運動会のゴール前やジャンプする瞬間など、短い時間の動きを連続して撮影したい場合は、1秒間に撮影できる枚数が多いZ 50が使いやすいでしょう。高速連続撮影(拡張)では最大約11コマ/秒に対応しているため、表情や姿勢が少しずつ異なる写真を複数残せます。
なお、最大約11コマ/秒は高速連続撮影(拡張)を使用した場合の数値で、通常の高速連続撮影は約5コマ/秒です。撮影条件によっても速度が変わります。Z 5の高速連続撮影は約4.5コマ/秒です。
動画AFはフォーカスポイント数だけでは比較できない
動画撮影では、被写体にピントを合わせ続けるAF-F(常時AFサーボ)を利用できます。ただし、AFの追従性は被写体の動きや明るさ、使用するレンズ、AFエリアモードなどによって変わるため、「Z 50のほうが速い」といった単純な比較はできません。
Z 5とZ 50はいずれも、像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッドAFを採用しています。動画を重視して選ぶ場合は、AFフォーカスポイント数だけでなく、4K撮影時の画角、フレームレート、モニターの動かし方なども合わせて比較すると選びやすくなります。
連写速度を最優先しない撮影ではZ 5も選択肢
動きの予測がしやすいステージ撮影や、ゆっくり歩く人物、ポートレートの表情を撮る場合など、必ずしも高速連写が必要ではない場面もあります。このような撮影では、Z 5のフルサイズセンサーやボディ内手ブレ補正も比較したいポイントです。
Z 5は約369万ドットの電子ビューファインダーを搭載し、Z 50の電子ビューファインダーは約236万ドットです。ファインダーを見ながら構図やピント位置を確認して撮影したい人は、この違いも確認しておくとよいでしょう。
動画性能の比較:Z 5の4KクロップとZ 50の120p・自撮り対応モニター

Z 5とZ 50はどちらも4K UHD 30pの動画撮影に対応しています。ただし、Z 5は4K撮影時の撮像範囲が約1.7倍に固定されるため、静止画撮影時より写る範囲が狭くなります。Z 50はフルHD 120pにも対応しており、高いフレームレートで動きを記録できる点も違いのひとつです。
自撮りをする場合はモニターの構造も確認しておきましょう。Z 50はチルト式モニターを180度回転させて、自分側から画面を確認できます。
動画スペック比較表:4Kの画角、120p、モニターの違い
項目 | Nikon Z 5 | Nikon Z 50 | 撮影時の違い |
|---|---|---|---|
4K UHD 30p | 対応。撮像範囲は約1.7倍に固定 | 対応 | 広い範囲を4Kで撮る場合はZ 5の画角に注意 |
フルHD 120p | 非対応 | 対応 | スポーツなど速い動きを高いフレームレートで記録できる |
背面モニター | 上下チルト式 | 180度回転できるチルト式 | 自分を画面で確認しながら撮る場合はZ 50が使いやすい |
Z 5の4K動画は撮像範囲が約1.7倍になるため、狭い室内での自撮りや、周囲の景色まで広く入れたい旅行動画では、想定より画角が狭くなることがあります。4Kをよく撮る場合は、使用するレンズの焦点距離まで確認しておきましょう。
Z 50はモニターを自分側に向けられるため、一人で撮影するときに構図を確認しやすいのが特徴です。ただし、モニターは下方向に開く構造なので、カメラを三脚に直接取り付けると画面が見えにくくなる場合があります。三脚やグリップを使って自撮りする予定がある人は、取り付け方法も確認しておくとよいでしょう。
手持ち動画:Z 5はボディ内手ブレ補正、Z 50は電子手ブレ補正に対応
Z 5は5軸のボディ内手ブレ補正を搭載しているため、手持ちで動画を撮影するときにもカメラの揺れを抑えやすくなっています。ただし、歩きながら撮影したときの大きな揺れまで完全に防げるわけではないため、持ち方や歩き方にも注意が必要です。
Z 50にはボディ内手ブレ補正がありません。VR(レンズ内手ブレ補正)を搭載したレンズを使用できるほか、動画撮影では電子手ブレ補正も利用できます。ただし、フルHD 120p/100pなど一部の設定では電子手ブレ補正を使用できません。撮りたい動画のフレームレートと手ブレ補正を両方確認して設定しましょう。
撮影内容で選ぶ:自撮りや家族動画はZ 50、暗所や背景ボケならZ 5も候補
子どもの行事などで写真と動画の両方を撮るなら、高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒の連写やフルHD 120p、180度回転できるモニターを備えたZ 50が候補になります。旅行先で自分を入れた動画を撮りたい場合にも、モニターで構図を確認できる点は便利です。
一方、暗い室内での撮影が多い場合や、背景を大きくぼかした動画を撮りたい場合は、フルサイズセンサーを搭載するZ 5も検討できます。ただし4K撮影時は画角が約1.7倍になるため、広い範囲を写したい場合はレンズ選びに注意が必要です。
両機とも通常動画の1回の最長記録時間は29分59秒です。動画を中心に使うなら、4Kで必要な画角、120pを使用するか、自撮りをするかなど、実際の撮影方法に合わせて選ぶとよいでしょう。
携帯性・操作性の比較:軽いZ 50、SDカード2枚に記録できるZ 5

持ち運びやすさを重視するなら、ボディの重量差は確認しておきたいポイントです。Z 50はバッテリーとSDカードを含めて約450g、Z 5は約675gで、約225gの差があります。一方、Z 5は5軸のボディ内手ブレ補正に加え、SDカードを2枚使用できるダブルスロットを搭載しています。電子ビューファインダーもZ 5のほうが高精細です。
重量・電子ビューファインダー・SDカードを比較
項目 | Nikon Z 5 | Nikon Z 50 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
重量(バッテリー・カード含む) | 約675g | 約450g | 約225g軽いZ 50は持ち運びやすい |
電子ビューファインダー | 0.5型・約369万ドット | 0.39型・約236万ドット | Z 5のほうが高精細 |
メモリーカード | SD×2(UHS-II対応) | SD×1(UHS-I対応) | バックアップ記録を使うならZ 5 |
ボディだけで約225gの差があるため、旅行や外出時にできるだけ荷物を軽くしたい人にはZ 50が向いています。実際に持ち歩くときはレンズも装着するため、ボディ単体ではなく、使用したいレンズを含めた重量で比較しておくとよいでしょう。
Z 5はZ 50より重いものの、ボディ内手ブレ補正を搭載しています。電子ビューファインダーは約369万ドットで、Z 50の約236万ドットより高精細です。ファインダーの見やすさは人によって感じ方が異なるため、気になる場合は実機でも確認してみてください。
SDカードダブルスロット:同じ写真を2枚のカードに記録できる
Z 5はUHS-II対応のSDカードスロットを2つ搭載しています。2枚のカードへ同じ写真を保存するバックアップ記録のほか、1枚目の容量がなくなったら2枚目へ記録する順次記録、RAWとJPEGを分けて保存する方法にも対応しています。
家族行事やイベントなど撮り直しが難しい場面では、同じ写真を2枚のSDカードへ記録しておけば、カードのトラブルに備えられます。Z 50はSDカード1枚を使用するシングルスロットなので、写真を2枚のカードへ同時に保存する使い方はできません。
バッテリー持続時間:撮影可能枚数はZ 5のほうが多い
Z 5はEN-EL15c、Z 50はEN-EL25aまたはEN-EL25を使用します。撮影可能枚数は、Z 5がファインダー使用時で約390コマ、画像モニター使用時で約470コマです。Z 50はファインダー使用時で約280コマ、画像モニター使用時で約320コマとなっています。撮影可能枚数は使用条件によって変わりますが、数値上はZ 5のほうが多く撮影できます。
動画撮影可能時間の目安も、Z 5は約115~120分、Z 50は約75分です。長時間撮影する予定がある場合は、予備バッテリーも用意しておくと安心でしょう。対応する本体充電ACアダプターを使用すれば、どちらも充電しながらカメラを操作できます。
価格・レンズの比較:ボディだけでなくレンズ込みの予算を考える
Z 5とZ 50を価格で比較するときは、ボディだけでなく、実際に使用するレンズまで含めて考える必要があります。Z 50はDXフォーマット用レンズと組み合わせることで、小型・軽量にまとめやすいのが特徴です。Z 5はFXフォーマット対応レンズを中心に選べる一方、組み合わせるレンズによってはサイズや重量、購入金額が大きくなります。
レンズ選び:Z 50はDXで軽く、Z 5はFXレンズを中心に選べる
Z 50はDXフォーマット用のNIKKOR Zレンズと組み合わせることで、カメラとレンズを小型・軽量にまとめやすくなります。旅行や日常の撮影で、荷物をできるだけ減らしたい人には使いやすい組み合わせです。
将来FXフォーマットのカメラへ移行する予定があるなら、最初からFXフォーマットに対応するNIKKOR Zレンズを選ぶ方法もあります。Z 5ならFXレンズの画角をフルサイズの撮像範囲で使用できるため、今後もフルサイズ機を使いたい人はレンズ選びまで含めて検討するとよいでしょう。
また、Z 5とZ 50はいずれも、マウントアダプター FTZ IIなどを使用することで対応するFマウント用NIKKORレンズを装着できます。ただし、レンズによって使用できる機能が異なるため、手持ちのFマウントレンズを使いたい場合は対応状況を確認してください。
価格差は必要な機能とレンズを含めて判断する
Z 5とZ 50の価格差を考えるときは、自分がよく撮る場面で必要な機能を整理すると選びやすくなります。暗い室内や夜景を撮る機会が多い、RAW現像で暗い部分を明るく調整することが多い、SDカード2枚へのバックアップ記録を使いたい場合は、Z 5の機能を活用しやすいでしょう。
一方、できるだけ軽いカメラを持ち歩きたい、子どもやスポーツなど動く被写体を連写したい、動画も撮影したい場合はZ 50が候補になります。ボディの価格だけで判断せず、必要なレンズや撮影する内容まで含めて比較すると、自分に合った機種を選びやすくなります。
用途別の選び方:静止画ならZ 5、軽さや連写・動画ならZ 50

Z 5とZ 50のどちらが合うかは、よく撮る被写体や撮影方法によって変わります。暗い場所での静止画を重視するのか、持ち運びやすさや連写、動画撮影を優先するのかを考えると選びやすくなります。ここでは、静止画、動画、動く被写体、予算の4つに分けて、それぞれに向いている機種を見ていきましょう。
用途別にZ 5とZ 50を比較
メイン用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
静止画中心(夜景・室内・RAW現像も) | Nikon Z 5 | フルサイズセンサーとボディ内手ブレ補正を搭載し、暗い場所で撮影しやすい |
動画中心(Vlog・旅動画・120p撮影も) | Nikon Z 50 | 4K撮影時の約1.7倍クロップがなく、フルHD 120pと自撮りしやすいモニターに対応 |
子ども・ペット・スポーツ | Nikon Z 50 | 高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒に対応 |
予算を抑えて始めたい | Nikon Z 50 | Z 5よりボディ価格を抑えやすく、小型のDXレンズとも組み合わせやすい |
静止画中心でも、軽さを優先するならZ 50
写真を中心に撮る人でも、日中の屋外撮影が多く、持ち運びやすさを重視するならZ 50が候補になります。ボディはバッテリーとSDカードを含めて約450gと軽く、DXレンズと組み合わせれば機材全体も小さくまとめやすいカメラです。
旅行や街歩きでは、カメラを長時間持ち歩くこともあります。そのため、暗所撮影や大きな背景ボケをそれほど重視しない場合は、Z 50の軽さが使いやすさにつながるでしょう。日中のスナップや風景を中心に撮るなら、Z 50でも十分に検討できます。
動画でもZ 5が向く場合:暗所撮影とボディ内手ブレ補正を重視
動画を撮る場合でも、暗い室内や夜の街を撮影する機会が多い人はZ 5を検討できます。フルサイズセンサーを搭載しているほか、5軸のボディ内手ブレ補正を利用できるため、手持ち撮影をする人にも選択肢となります。
ただし、Z 5は4K撮影時の撮像範囲が約1.7倍になり、静止画撮影時より画角が狭くなります。室内での自撮りや広い風景を撮りたい場合は注意が必要です。反対に、標準域から中望遠域を中心に撮影するのであれば、画角が狭くなることが大きな問題にならない場合もあります。
Nikon Z 5とNikon Z 50の比較まとめ
Z 5とZ 50は、同じZマウントのカメラでも特徴が大きく異なります。Z 5はフルサイズセンサーと5軸のボディ内手ブレ補正、SDカードのダブルスロットを備えており、暗い場所での静止画撮影や、写真を2枚のカードへ同時に記録したい人に向いています。
Z 50は約450gの小型・軽量ボディに加え、高速連続撮影(拡張)で最大約11コマ/秒に対応しています。4K撮影時にZ 5のような約1.7倍のクロップがなく、フルHD 120pや自分側に向けられるモニターを利用できるため、動く被写体や動画を撮る機会が多い人にも使いやすいでしょう。
レンズまで含めて考えることも大切です。Z 50からZ 5へ移行する場合は、FXレンズをそろえることで機材のサイズや購入金額が大きくなることがあります。反対にZ 5からZ 50へ移行すると、ボディ内手ブレ補正がなくなる点や、センサーサイズが変わる点を確認しておきましょう。
暗い室内や夜景を撮ることが多いならZ 5、子どもやペットなど動く被写体、旅行、動画撮影を重視するならZ 50というように、普段もっともよく撮る場面から考えると選びやすくなります。
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