
【2026年版】Nikon D5600レビュー比較まとめ 今でも選ぶ価値はある?画質・AF・動画性能や競合機を比較




Nikon D5600 ボディは、有効約2,416万画素のDX(APS-C)センサー、バリアングル式タッチモニター、SnapBridgeを備えたエントリー向けのデジタル一眼レフです。静止画の画質と約970コマの撮影可能枚数は現在でも魅力がある一方、4K動画には対応しておらず、ライブビュー撮影ではコントラストAFを使用するため、動画やモニター撮影では最新のミラーレスとの差が目立つ場合があります。この記事では、レビューをもとに、D5600に向いている撮影スタイルや競合機の比較などを解説します。
この記事のサマリー

Nikon D5600は、有効約2,416万画素のDXセンサーとバリアングル式タッチモニターを備えた、静止画中心のデジタル一眼レフです

39点AFのうち9点がクロスタイプで、光学ファインダーを使った家族行事や運動会、ペットなどの撮影にも対応できます

JPEGまたは12bit RAWでは最高約5コマ/秒、バッテリーはCIPA規格で約970コマと、長時間の静止画撮影に向いています

4K動画、ボディ内手ブレ補正、ミラーレスのような高速なライブビューAFには対応していないため、動画中心の用途では注意が必要です

D3500、EOS Kiss X10、Z50IIとも比較し、軽さ、モニター撮影、AF・動画性能のどれを重視するかによる選び方を解説します
Nikon D5600のレビュー要点

(Via:TechRadar)
D5600は、光学ファインダーを使った静止画撮影を中心に、バリアングル式タッチモニターやSnapBridgeによるスマートフォン連携も利用できるデジタル一眼レフです。静止画の画質やバッテリー持続時間に長所がある一方、動画やライブビュー撮影を重視する場合は、4K非対応やオートフォーカス方式の違いを確認しておく必要があります。
TechRadarでも、有効約2,416万画素のセンサーによる細部の描写、バリアングル式タッチモニター、39点AFを評価する一方、4K動画に対応していない点を弱点に挙げています。
おすすめな人
旅行や家族行事、風景など、静止画を中心に撮りたい人に向いています。光学ファインダーで被写体の動きを確認しながら撮影し、ローアングルやハイアングルではライブビューに切り替える使い方ができます。
バリアングル式タッチモニターは、低い位置に咲く花、テーブルフォト、子どもやペットと同じ目線で撮影するときに便利です。撮影した写真をスマートフォンへ転送して、家族との共有やSNSへの投稿に使いたい人は、SnapBridgeも活用できます。
不向きな人
動画を中心に撮影する人は、4K動画に対応していない点に注意が必要です。ライブビューと動画ではコントラストAFを使用するため、動いている人物やペットを追いながら撮影すると、ピントが合うまでに時間がかかったり、ピント位置が前後したりする場合があります。
ボディ内手ブレ補正も搭載していません。歩きながら動画を撮る場合や、暗い場所で手持ち撮影をする場合は、VR機構を備えたレンズ、三脚などを状況に応じて使う必要があります。
また、製品仕様には防塵・防滴性能の記載がありません。雨や砂ぼこりが多い場所で使う場合は、レインカバーを用意し、カメラを濡らさないように扱いましょう。電子ビューファインダーで撮影前に明るさや色を確認することに慣れている人は、光学ファインダーとの違いも確認しておきたいところです。
要素別レビュー早見表
D5600の主な長所と注意点をまとめました。
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
画質(JPEG/RAW) | 有効約2,416万画素のDXセンサーを搭載。光学ローパスフィルター非搭載で細部を写しやすい一方、衣服や建物の細かな模様ではモアレが出る場合がある |
高感度 | ePHOTOzineのテストでは、ISO 1600まではノイズが少なく、ISO 3200以降は細部の低下が目立ち始める。ISO 6400以上は写真の用途や大きさに応じた判断が必要 |
AF(ファインダー) | 39点のフォーカスポイントのうち9点がクロスタイプ。運動会やペットにも対応できるが、動きが速い場面では被写体の動きを予測した撮影が必要 |
AF(ライブビュー/動画) | コントラストAFを採用。止まっている被写体には使いやすいが、動体の追従や動画撮影時の滑らかさでは新しいミラーレスに及ばない |
連写 | JPEGまたは12bit RAWでは最高約5コマ/秒。14bit RAWでは最高約4コマ/秒になる |
動画 | フルHD 60pと3.5mm外部マイク入力に対応。4K撮影や高度な動画AFを必要とする用途には向かない |
操作性 | バリアングル式タッチモニターを搭載し、質量はバッテリーとSDカードを含めて約465g。上位機と比べると、ボタンやダイヤルから直接変更できる設定は少ない |
バッテリー | CIPA規格で約970コマ。ライブビュー、動画撮影、スマートフォン連携を多く使うと撮影可能枚数は少なくなる |
手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正は非搭載。VR付きレンズを使うか、手ブレ補正のないレンズではシャッタースピードを下げすぎないように注意する |
ePHOTOzineの高感度テストでは、ISO 3200から細部の低下が目立ち、ISO 6400ではさらに細部が減少する一方、色は良好に保たれていると評価しています。ISO 12800ではノイズが増えるため、すべての撮影で「ISO 6400まで実用的」と決めず、写真の使用目的に合わせて判断するのが適切です。
Nikon D5600の基本情報

D5600はすでに旧製品ですが、有効約2,416万画素のDXセンサー、光学ファインダー、バリアングル式タッチモニターなど、静止画撮影に必要な機能を備えています。購入時はカメラ本体の状態に加えて、使用するFマウントレンズとの互換性も確認しましょう。
ePHOTOzineでも、3.2型タッチモニターの見やすさや、コンパクトなボディと深いグリップによる持ちやすさを評価しています。一方、ライブビューAFはほかのカメラより速くないため、素早く撮影したい場面では光学ファインダーの使用を勧めています。
なお、D5600でオートフォーカスを使用できるのは、主にAF-S、AF-P、AF-Iレンズです。AF-Dなど、レンズ内にAF駆動用モーターを備えていないレンズではマニュアルフォーカスになります。非CPUレンズはマニュアル撮影で使用できますが、カメラ内の測光は利用できません。「Fマウントレンズならすべて同じように使える」わけではないため、手持ちのレンズが対応しているか事前に確認してください。
発売時期とラインアップの位置づけ
D5600は2016年11月10日に発表され、同年11月25日に発売されたDXフォーマットのデジタル一眼レフです。ニコンは発売時にエントリーモデルとして案内しており、現在は「旧製品」に分類しています。
当時のラインアップでは、D3xxxシリーズよりもAFやモニター機能が充実し、D7xxxシリーズよりも小型で操作がシンプルな位置づけでした。バリアングル式タッチモニターを搭載しているため、光学ファインダー撮影だけでなく、ローアングルやハイアングルでのモニター撮影も試せます。
後継機の有無と現在の選び方
D5600の直接的な後継として、D5700というモデルは発売されていません。D5600は、バリアングル式タッチモニターを搭載したニコンDX一眼レフとして完成度の高い旧型モデルですが、現在販売されている機種と同じ位置づけではありません。
これからレンズをそろえ、長期間使うことを考える場合は、Zマウントのミラーレスも比較候補になります。たとえばニコン Z50IIは、被写体検出AFや4K UHD 60p動画に対応しており、ライブビューや動画を中心に撮る人にはD5600より使いやすい選択肢です。一方、すでに対応するFマウントレンズを持っている人や、光学ファインダーで静止画を撮りたい人は、D5600を選ぶ理由があります。
主なスペック
撮影方法に関係しやすい仕様をまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | ニコンDXフォーマットCMOSセンサー(有効約2,416万画素、光学ローパスフィルター非搭載) |
ISO感度 | ISO 100~25600 |
ファインダーAF | 39点(うち9点がクロスタイプ) |
連写 | JPEG・12bit RAW:最高約5コマ/秒、14bit RAW:最高約4コマ/秒 |
動画 | 1920×1080:60p/50p/30p/25p/24p(4K非対応) |
手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正なし。対応レンズのVR機構を使用 |
ファインダー | 光学ファインダー(視野率約95%、倍率約0.82倍) |
モニター | 3.2型バリアングル式タッチモニター(約104万ドット) |
記録メディア | SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応、スロット1基) |
質量 | 約465g(バッテリー、SDカードを含む) |
通信機能 | Wi-Fi、Bluetooth、SnapBridge |
Nikon D5600のデザインと操作性のレビュー
D5600は、バッテリーとSDカードを含めて約465gと、一眼レフのなかでは比較的軽量です。小さめのバッグにも収めやすく、旅行や家族行事など、長時間カメラを持ち歩く場面にも適しています。バリアングル式タッチモニターを備えているため、光学ファインダーでは確認しにくい位置からも構図を決められます。
グリップとボタン配置:小型でも握りやすい
ボディは小型ですが、右手側のグリップには十分な深さがあり、カメラを支えやすい形状です。露出補正やISO感度などの設定は、背面のダイヤルやボタン、タッチ画面を使って変更できます。
上位機のような前後2つのダイヤルや上面表示パネルはありませんが、設定を変えながら写りの違いを確かめる基本的な操作は可能です。メニュー内の項目もタッチ操作で選べるため、ボタン操作に慣れていない人でも設定を探しやすいでしょう。
DPReviewでも、タッチ画面によって操作しやすくなったボディ設計を長所に挙げています。また、Imaging Resourceでは、小型ながらグリップが深く、ボタンやダイヤルの反応も良好だと評価しています。
バリアングル式タッチモニター:低い位置や高い位置から撮りやすい
3.2型のバリアングル式モニターは、子どもやペットと同じ目線で撮るときや、低い位置に咲く花を撮影するときに便利です。人垣の後ろからカメラを高く構える場合も、モニターの角度を変えれば構図を確認できます。
タッチAFやタッチシャッターを使うと、画面上でピントを合わせたい位置を指定できます。背景をぼかした写真など、ピント位置を細かく選びたい撮影にも使いやすい機能です。
Imaging Resourceのレビューでは、バリアングル機構によって通常は構えにくい位置から撮影しやすく、タッチ式のクイックメニューも設定変更に便利だったと述べています。ただし、動いている被写体を撮る場合は、ライブビューよりも光学ファインダーのAFを使うほうが追いやすい場面があります。
Nikon D5600の画質レビュー(センサー・高感度・RAW耐性)

(Via:Imaging Resource作例)
D5600は、有効約2,416万画素のDXフォーマットセンサーを搭載しています。JPEGで撮影してそのまま写真を楽しむことも、RAWで記録して撮影後に明るさや色合いを調整することも可能です。
Imaging Resourceでは、細部の描写と、明るい部分から暗い部分まで記録できる範囲を高く評価しています。風景や建物の細かな部分を残したい撮影だけでなく、明暗差のある場面をRAWで調整したい人にも使いやすいセンサーといえるでしょう。
ローパスフィルター非搭載の描写とJPEG
D5600は、モアレを抑えるための光学ローパスフィルターを搭載していません。そのため、風景の木の葉や建物の細かな形などを写しやすい一方、衣服や格子状の建物といった規則的な模様では、色の縞模様が発生する場合があります。
JPEGの仕上がりはピクチャーコントロールで調整できます。人物を柔らかめに写したい場合や、風景の輪郭をはっきり見せたい場合は、撮影する被写体や好みに合わせてシャープネスなどを変更するとよいでしょう。
Photography Blogでは、初期設定で撮影したJPEGについて、全体的な画質を高く評価する一方、輪郭がわずかに柔らかく見えると述べています。必要に応じて、カメラ内の設定や現像ソフトでシャープネスを調整できるとも説明しています。
高感度画質:ISO感度は用途に合わせて選ぶ
Photography Blogのテストでは、JPEGはISO 100~1600でノイズが目立ちにくく、ISO 3200でも良好な画質と評価されています。ISO 6400ではノイズが少し増え、ISO 12800以上になると細部の柔らかさや色の低下が目立つという結果でした。
ただし、使用できるISO感度の上限は、写真を表示する大きさや被写体によって変わります。スマートフォンで見る写真と、大きく印刷する写真では、ノイズの見え方も同じではありません。「ISO 6400までなら常に問題ない」と決めず、撮影後の用途に合わせて選ぶことが大切です。
暗い場所で動く被写体を撮る場合は、被写体ブレを抑えるためにISO感度を上げる必要があります。動かない被写体であれば、三脚を使ったり、手ブレしない範囲でシャッタースピードを調整したりする方法もあります。RAWで記録しておくと、撮影後にノイズ処理の強さを調整しやすくなります。
Nikon D5600のAF性能と連写のレビュー
D5600は、光学ファインダー撮影で39点のAFポイントを使用でき、そのうち9点がクロスタイプです。高速連続撮影は、JPEGまたは12bit RAWで最高約5コマ/秒、14bit RAWでは最高約4コマ/秒となります。運動会やペット、乗り物などにも使用できますが、スポーツ向け上位機ほどの連写速度やAF設定は備えていません。
TechRadarでも、光学ファインダー使用時のAFは素早く正確で、被写体追従も良好と評価しています。一方、ライブビューAFは、同時期の競合機や現在のミラーレスと比べて弱いと指摘しています。
ファインダーAF:39点AFで動く被写体を追う
光学ファインダー撮影では、位相差AFによって被写体までの距離をすばやく判断します。中央部を中心に配置された9点のクロスタイプセンサーは、縦方向と横方向の模様を検出できるため、一般的なAFポイントよりも被写体を捉えやすいのが特徴です。
動く被写体を撮る場合は、ピントを合わせ続けるAF-Cと、周囲のAFポイントも使って追従するダイナミックAFを組み合わせられます。3Dトラッキングは、被写体と背景の色や明るさに違いがある場面で使いやすい機能です。
最初に中央でピントを合わせ、そのままピントを固定して構図を変える方法は、止まっている被写体には使えます。ただし、動く被写体では構図を変えている間に距離が変わるため、AF-Cなどで追従させるほうが適しています。
ライブビューAFと連写:撮影方法による違い
ライブビューではコントラストAFを使用します。ピントを合わせる速さは装着するレンズによっても異なり、静止している被写体には使えるものの、動体の追従や動画撮影ではピント位置が前後する場合があります。
Imaging Resourceの実機テストでは、AF-P DX NIKKOR 18-55mmを装着したときのライブビューAFは比較的速かった一方、AF-S NIKKOR 200-500mmでは遅くなったと報告しています。暗い場所での動画撮影では、ピントを探す動きが映像に残る場合があるとも指摘しました。
連写は、JPEGや12bit RAWなら最高約5コマ/秒です。Imaging Resourceのテストでは、使用したUHS-I対応SDカードで、速度が低下するまでにJPEGを約26枚、RAWを約8枚撮影できました。ただし、連続して撮影できる枚数や書き込み時間は、画質設定やSDカードの性能によって変わります。
走り出す瞬間やジャンプの頂点を撮るときは、シャッターを長く押し続けるよりも、動きを予測して必要な場面で短く連写する方法が向いています。高速連写機ほど多くの写真は残せないため、被写体の動きを見ながら撮影することが重要です。
Nicon D5600 ボディの動画性能のレビュー(フルHD・音声・タイムラプス)
D5600の動画はフルHDまでで、4Kには対応していません。一方、フルHD 60p、外部マイク入力、タイムラプス動画など、写真を中心に撮りながら短い動画も残したい人に役立つ機能を備えています。動画を主な用途にする場合は、解像度だけでなく、ライブビューAFの速さや連続記録時間も確認しておきましょう。
Photography Blogでも、動画撮影中のコントラストAFは動きの速い被写体に追いつきにくく、ピントを合わせ直す動作音も記録されやすいと指摘しています。動く人物やペットを撮り続ける用途より、カメラを固定し、ピント位置が大きく変わらない場面に向いています。
フルHD 60p:動きのある場面を滑らかに記録できる
フルHD 60pは、1秒間に約60コマを記録するため、30pよりも動きを滑らかに見せやすい設定です。子どもの発表会、運動会、旅行中の乗り物など、動きのある場面を記録するときに使えます。
ただし、4K動画のように細部まで記録したり、編集時に画面の一部を大きく切り出したりする用途には限界があります。テレビやパソコンの大画面で見る予定がある人や、動画編集で構図を調整したい人は、4K対応機も比較したほうがよいでしょう。
連続記録時間は画質設定によって異なります。フルHD 60pでは、高画質設定が最長10分、標準設定が最長20分です。フルHD 30pの標準設定では最長29分59秒まで記録できます。発表会やインタビューなどを長時間撮る場合は、途中で録画が停止する可能性を考えて準備する必要があります。
外部マイク入力とタイムラプス動画に対応
D5600は内蔵ステレオマイクに加えて、3.5mmの外部マイク入力を搭載しています。カメラから離れた位置の会話を録る場合や、周囲の音をより明瞭に残したい場合は、撮影内容に合った外部マイクを接続できます。マイクを使えば必ず音質が良くなるわけではないため、設置位置や録音レベルを事前に確認しておきましょう。
タイムラプス動画は、一定間隔で撮影した画像をつなぎ、長時間の変化を短い動画にまとめる機能です。雲の流れ、夕方から夜に変わる空、街を行き交う人などを記録できます。撮影中に構図がずれないよう、カメラを三脚などで固定して使うのが基本です。
Nikon D5600のファインダー・モニター・接続性のレビュー

D5600は、光学ファインダーとバリアングル式タッチモニターを撮影場面に応じて使い分けられます。動く被写体はファインダーで追い、低い位置や高い位置から撮る場合はモニターを使うといった選択が可能です。SnapBridgeを利用すれば、撮影した写真をスマートフォンへ転送できます。
ePHOTOzineでは、3.2型モニターは明るく見やすく、見る角度が変わっても確認しやすいと評価しています。バリアングル機構と組み合わせることで、通常の構え方では確認しにくい位置からも撮影できます。
光学ファインダー:動く被写体を直接確認できる
光学ファインダーは、レンズを通った像をミラーで確認する仕組みです。電子映像を表示するEVFとは異なり、表示処理による遅れがないため、走っている人物や乗り物などの動きを追いやすい特徴があります。
D5600のファインダー視野率は上下左右ともに約95%です。撮影時にファインダーで見えていなかった部分が、実際の写真の端に写る場合があります。建物や商品など、画面の端まで細かく整えたい撮影では、視野率約100%のライブビューで構図を確認するか、撮影後に不要な部分を切り取る方法があります。
電子ビューファインダーのように、撮影前の明るさや色合いをファインダー内で確認することはできません。撮影後に背面モニターで画像を確認し、必要に応じて露出補正やホワイトバランスを調整する使い方になります。
SnapBridge:自動転送とWi-Fi転送を使い分ける
SnapBridgeはBluetoothでカメラとスマートフォンの接続を維持し、撮影した画像を転送できる仕組みです。容量の大きい画像を転送するときにはWi-Fi接続を使用します。旅行中に写真を家族へ送る場合や、スマートフォンからSNSへ投稿する場合に利用できます。
DPReviewでも、D5600のSnapBridgeについて、消費電力を抑えたBluetooth接続を使い、スマートフォンとの接続を維持する仕組みと説明しています。撮影のたびにWi-Fi接続を設定し直さなくても、画像を転送できる点が特徴です。
スマートフォンの機種やOS、アプリの状態によって、接続や転送の手順が異なる場合があります。撮影当日に初めて設定するのではなく、事前にペアリングと画像転送を試しておくと安心です。自動転送を使わない日は接続を解除し、必要な写真だけを選んで転送する方法もあります。
Nikon D5600のバッテリーと信頼性のレビュー
D5600の撮影可能枚数は、CIPA規格で約970コマです。光学ファインダーを中心に静止画を撮る場合は、背面モニターや電子ビューファインダーを常時使用するミラーレスよりも、充電回数を抑えやすい傾向があります。旅行や学校行事など、長時間撮影する場面で確認したい長所です。
Imaging Resourceでも、ファインダー使用時の約970コマという撮影可能枚数を高く評価しています。一方、ライブビューやSnapBridgeを多く使う場合は消費が増えるため、予備バッテリーを検討したほうがよいと述べています。
撮影可能枚数:約970コマを目安に考える
約970コマという数値は、定められた条件で測定された目安です。実際の撮影可能枚数は、気温、モニターの使用時間、動画撮影、画像の再生、スマートフォンへの転送などによって変わります。
光学ファインダーを使った静止画撮影が中心であれば、1日の旅行や家族行事を1本のバッテリーで撮れる場合があります。ただし、ライブビューで構図を確認する時間が長い人や、動画を多く撮る人は、予備バッテリーを用意しておくと撮影を続けやすくなります。
D5600はカメラ本体にUSBケーブルをつないでバッテリーを充電する方式には対応していません。付属のバッテリーチャージャーを使用するため、旅行中は充電器も忘れずに持参しましょう。
耐久性・防塵防滴:雨や砂ぼこりへの対策が必要
D5600の製品仕様には、防塵・防滴性能の記載がありません。小雨であっても濡れた状態で使い続けず、天候が不安定な日はカメラ用のレインカバーを準備しましょう。砂ぼこりが多い場所ではレンズ交換を避け、バッグへ収納するときもカメラやレンズの表面についた砂を落としてから片付けます。
使用環境は、温度0~40℃、湿度85%以下で結露しないことが条件として示されています。寒い屋外から暖かい室内へ移動すると、温度差でカメラ内部やレンズが結露することがあります。密閉できる袋に入れたまま室温になじませるなど、急な温度変化を避けてください。
バッテリーとSDカードを含む質量は約465gです。長時間持ち歩く場合の負担を抑えやすい一方、防塵・防滴を備えた上位機と同じ扱いはできません。日常の撮影や旅行で使う際も、雨、砂、強い衝撃から保護することが大切です。
Nikon D5600と競合機の比較
D5600の競合として、同じニコンの入門一眼レフ「D3500」、小型一眼レフの「Canon EOS Kiss X10」、DXフォーマットのミラーレス「Nikon Z50II」を比較します。D3500とは軽さや操作性、EOS Kiss X10とはファインダー撮影とライブビュー撮影の違い、Z50IIとはAFや動画性能、レンズシステムの将来性が主な比較ポイントです。
機種 | 特徴と選び方 |
|---|---|
Nikon D5600 | 有効約2,416万画素のDXセンサー、39点AF、バリアングル式タッチモニターを搭載。光学ファインダーを使った静止画撮影と操作性のバランスを重視する人向け |
Nikon D3500 | D5600より軽量で操作がシンプル。バッテリー持続時間を重視し、主に光学ファインダーで撮る人に向く |
Canon EOS Kiss X10 | 小型の一眼レフで、バリアングル式タッチモニターとライブビューAFを搭載。モニター撮影や自分撮りも使いたい人に向く |
Nikon Z50II | 被写体検出AFや4K動画に対応したDXミラーレス。AFや動画性能、今後のレンズ選びを重視する人向け |
D5600 vs Nikon D3500:AFとモニター機能で選ぶ

D3500とD5600は、どちらも有効約2,416万画素のDXセンサーを搭載した一眼レフです。D3500はバッテリーとSDカードを含めて約415gで、撮影可能枚数はCIPA規格で約1,550コマ。D5600の約465g、約970コマと比べると、軽さとバッテリー持続時間ではD3500が上回ります。
一方、D3500のファインダーAFは11点で、モニターは固定式かつタッチ操作には対応していません。D5600は39点AFとバリアングル式タッチモニターを備えているため、動く被写体を追う撮影や、低い位置・高い位置からの撮影に対応しやすくなっています。
子どもやペットを低い位置から撮る場合や、画面をタッチしてピント位置を選びたい場合はD5600が使いやすいでしょう。光学ファインダーを中心に使い、持ち運びや充電回数を減らしたい人にはD3500が合います。
D5600 vs Canon EOS Kiss X10:ファインダーAFかライブビューAFか

EOS Kiss X10は、有効約2,410万画素のAPS-Cセンサーとバリアングル式タッチモニターを搭載した小型一眼レフです。D5600と同じく、光学ファインダーとモニター撮影を使い分けられます。
大きな違いはAFの構成です。D5600は光学ファインダー撮影で39点AFを使用できるため、画面内の広い範囲で被写体を追いやすくなっています。EOS Kiss X10のファインダーAFは9点ですが、ライブビュー撮影ではデュアルピクセルCMOS AFを使用でき、モニターを見ながら人物などにピントを合わせやすい点が特徴です。
EOS Kiss X10は4K動画にも対応していますが、記録は24pまたは25pで、撮影時のAFなどに制限があります。光学ファインダーで運動会やペットを追う撮影では、AFポイントが多いD5600を選びやすいでしょう。モニターを見ながら静止画やフルHD動画を撮ることが多い人は、EOS Kiss X10も比較候補になります。
D5600 vs Nikon Z50II:一眼レフの電池持ちか新しいAFか

Z50IIは、有効約2,088万画素のDXセンサーを搭載したZマウントのミラーレスです。人物、犬、猫、鳥、乗り物などを自動で認識する被写体検出AFを備え、4K 60p動画にも対応しています。4K 60pでは撮影範囲が狭くなるため、動画の画角を確認してからレンズを選ぶ必要があります。
D5600は光学ファインダーを中心に使うことで、約970コマの撮影可能枚数を確保できます。Z50IIは電子ビューファインダーで撮影前の明るさや色を確認でき、被写体検出AFも利用できますが、バッテリー持続時間ではD5600のほうが有利です。
また、D5600はFマウント、Z50IIはZマウントを採用しています。FマウントレンズをZ50IIで使用する場合は、対応レンズとマウントアダプターの組み合わせを確認しなければなりません。手持ちのFマウントレンズをそのまま使いたい人はD5600、AFや動画性能、今後のZマウントレンズ展開を重視する人はZ50IIが候補になります。
Nikon D5600のレビューまとめ
D5600 ボディは、有効約2,416万画素のDXセンサー、バリアングル式タッチモニター、約970コマの撮影可能枚数を備えたデジタル一眼レフです。光学ファインダーを使った静止画撮影を中心に、低い位置や高い位置からの撮影にも対応できます。
一方、4K動画には対応しておらず、ライブビューではコントラストAFを使用します。ボディ内手ブレ補正も搭載していないため、動画やモニター撮影を中心に使う場合は、EOS Kiss X10やZ50IIなども比較したほうがよいでしょう。
軽さとバッテリー持続時間を優先するならD3500、モニター撮影を重視するならEOS Kiss X10、新しい被写体検出AFや4K動画を使いたいならZ50IIが候補です。D5600は、バリアングル式モニターを使いつつ、光学ファインダーで静止画を撮りたい人に適しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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