【2026年版】フジノン GF20-35mmF4 R WRレビュー比較まとめ GFXで風景・建築を撮るなら有力な超広角ズーム

【2026年版】フジノン GF20-35mmF4 R WRレビュー比較まとめ GFXで風景・建築を撮るなら有力な超広角ズーム

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR
フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR
¥348,471
出品中の商品(6)
広がりのある画角で、風景や建築の線を素直に描き出す。周辺まで均質で、細部のテクスチャをていねいに拾う描写が気持ちいい。色乗りは自然、空や水面のグラデーションも滑らか。逆光にも粘り、コントラストは安定。AFは静かで確実、近接でも立体感を保ちやすい。動画でも歪みや画角変化が抑えめで、歩き撮りに使いやすい。フォーカスリングのトルクは程よく、微妙な追い込みがしやすい。ロケ先での取り回しも良好で、三脚でも手持ちでも構図作りに集中できる。室内の撮影でもパースのコントロールがしやすく、静物から広大な風景まで幅広く対応。旅の一本としても安心感が高い。
フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WR
フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WR
¥225,818
出品中の商品(10)
広い画角で空間のスケール感や直線の美しさを素直に描く広角単焦点。ピント面は繊細に解像し、周辺までの均質性も高い。発色はナチュラルで階調の粘りがあり、建築や風景、インテリア撮影で質感再現に強い。AFは静かで滑らか、微妙な合焦の追い込みも快適。直線が多い室内や外観の撮影でパースが整いやすく、クリアなコントラストが素材の質を誠実に引き出す。大判プリントでも破綻しにくい緻密さを備え、丁寧な後処理にも素直に応える。建材や布地、金属の微妙な反射の差も描き分けられ、空気感のあるワイド表現で空間の奥行きを気持ちよく伝える。
フジノンレンズ GF32-64mmF4 R LM WR
フジノンレンズ GF32-64mmF4 R LM WR
¥325,210
出品中の商品(4)
風景では空気の層を丁寧に分け、クッキリしたピントに穏やかなボケが馴染み、広がりのある遠近感を素直に描き出す。コントラストの締まりと控えめな色乗りが階調を整え、薄明や雲の質感も崩れず、周辺まで均質で見通しのよい画にまとめる。逆光の葉脈や水面の煌めきも白飛びを抑え、ゴーストの出方はおとなしく、ハイライトからシャドーまで整然とつながる。AFは静かで迷いにくく、移動撮影でも合わせやすく、構図変更に強く、MFリングも滑らかで、微細なピント追い込みも快適。動画ではブリージングも控えめで、手持ち歩き撮りでも画が安定し、近接もやりやすく、携行バランス良好で長時間撮影に向く。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRは、GFXで本格的な風景・建築・インテリア撮影をしたい人に向く超広角ズームです。35mm判換算で16-28mm相当をカバーし、広い画角を活かしながら、画面周辺まで高い解像感を得やすいのが特徴です。82mmのねじ込みフィルターに対応し、防塵防滴・耐低温仕様も備えているため、屋外撮影にも持ち出しやすい一本です。一方で、開放F値はズーム全域でF4、レンズ内手ブレ補正(OIS)は非搭載のため、暗所手持ちや大きなボケを重視する撮影では向き不向きがあります。この記事では、GF20-35mmF4 R WRの描写・操作性・携行性を、実機レビューや海外レビューの評価も交えながら整理し、どんな人に向くレンズなのかを詳しく見ていきます。

みんカメ編集部
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

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GF20-35mmF4 R WRは、GFXで35mm判換算16-28mm相当をカバーできる超広角ズームで、風景・建築・インテリア撮影に向くレンズです

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開放から実用的な解像感があり、F5.6〜F11付近では画面周辺まで安定しやすく、高画素GFXの細部描写を活かしやすいのが強みです

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重量約725g、全長約112.5mm、防塵防滴・耐低温仕様、82mmのねじ込み式フィルター対応により、屋外撮影や長秒露光にも使いやすい設計です

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開放F値はズーム全域でF4、レンズ内手ブレ補正は非搭載のため、暗所手持ちや大きなボケを重視する撮影では注意が必要です

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GF23mmF4 R LM WRやGF32-64mmF4 R LM WRと比較しながら、超広角をズームで使いたい人にとって、GF20-35mmF4 R WRがどんな選択肢になるかを解説します

目次

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのレビュー要点

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのレビュー要点

(Via:Luminous Landscape)

GF20-35mmF4 R WRは、GFXで超広角をズームで使いたい人にとって、主力候補になるレンズです。画角の広さだけでなく、周辺までの安定した描写や、フィルター・耐候性・サイズを含めた扱いやすさも強みです。一方で、開放F4とOIS非搭載という仕様は、暗所手持ちやボケ量を重視する撮影では制約になります。

Imaging Resourceは「開放F4でもズーム全域で高いシャープネスを見せる」としつつ、20mm端の最周辺にはわずかな甘さがあると述べています。Luminous Landscapeは、100MPセンサーとの組み合わせでも高く評価しつつ、フルサイズ用にはさらに広い画角のレンズがある点も補足しています。

おすすめな人

風景・建築・インテリアを、構図を細かく調整しながら高精細に残したい人に向いています。20mm側(35mm判換算16mm相当)では空間を大きく写せ、35mm側(同28mm相当)では歪みを抑えながら画面内の要素を整理できます。単焦点よりも画角の自由度があるため、撮影位置を大きく変えられない場所でも使いやすいレンズです。

たとえば海岸の岩場や室内撮影では、足場や壁の位置に制限があり、前後に動けない場面がよくあります。そうしたとき、ズームで画角を少し調整できるだけでも構図を作りやすくなります。CPL(反射を抑える偏光フィルター)やND(光量を落とすフィルター)を82mmのねじ込み式で使えるため、風景撮影の一般的なフィルター運用をGFXでも続けやすい点も魅力です。

5050 Travelogは、GF20-35mmF4 R WRについて「GFX用の超広角ズームとしては意外にコンパクト」とし、GFX 50Rとの組み合わせでも扱いやすく、GFX 100SやGFX 50S IIのようなグリップの大きいボディならさらに相性が良さそうだと述べています。

不向きな人

暗所の手持ち撮影を中心に考えている人は注意が必要です。GF20-35mmF4 R WRはズーム全域で開放F4、かつレンズ内手ブレ補正(OIS)を搭載していません。ボディ内手ブレ補正を備えたGFXなら補正を活かせますが、非搭載ボディではシャッタースピードを上げる、ISO感度を上げる、三脚を使うなどの対策が必要になります。

また、背景を大きくぼかすポートレート用途にも向きにくいレンズです。人物を小さめに入れ、周囲の環境まで見せる撮り方には合いますが、ボケ量で主題を分離したい場合は、より明るい単焦点を選んだほうが満足しやすいでしょう。

5050 Travelogも、GFX 50SやGFX 50RのようなボディではOISがあればよかったと触れつつ、OISを搭載すればレンズが大きく重くなり、価格も上がった可能性があると整理しています。

要素別レビュー早見表

要素

評価まとめ

焦点距離レンジ

35mm判換算16-28mm相当。風景・建築・インテリアで使いやすい超広角域を、ズームで細かく調整できます。

解像力(中央〜周辺)

開放から実用的に使え、F5.6〜F11付近では周辺まで安定しやすいタイプです。高画素GFXで細部まで写したい撮影に向いています。

歪曲・周辺減光

超広角らしい歪みや周辺減光は出ますが、補正を前提にすれば扱いやすい範囲です。建築では水平・垂直を丁寧に取ることが重要です。

逆光耐性

Nano GIコーティングを採用。太陽を入れる構図でも、フレアやゴーストを抑えた描写が期待できます。

携行性・バランス

725g、長さ112.5mm。中判用の超広角ズームとしては持ち出しやすく、GFX 100S系とのバランスも取りやすいサイズ感です。

フィルター運用

82mmのねじ込み式フィルターに対応。CPLやNDを使う風景撮影でも運用しやすい仕様です。

AF・操作感

静物・風景・建築中心なら不足を感じにくいAF性能です。絞りリングもあり、静止画撮影では直感的に操作しやすいレンズです。

注意点

開放F4とOIS非搭載が主な注意点です。暗所手持ち、大きなボケ、手ブレ補正に強く頼る撮影では向き不向きがあります。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの基本情報

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの基本情報

GF20-35mmF4 R WRは、GFX(FUJIFILM Gマウント)向けの超広角ズームです。焦点距離は20-35mmで、35mm判換算では16-28mm相当。風景・建築・インテリアのように広い画角が必要な撮影で使いやすく、撮影位置を大きく動かせない場所でもズームで構図を調整できます。

GFXの超広角域にはGF23mmF4 R LM WRのような単焦点もありますが、GF20-35mmF4 R WRは1本で16mm相当から28mm相当までをカバーできるのが強みです。広く写したい場面から、少し画角を絞って余計な要素を整理したい場面まで、同じレンズで対応できます。

主なスペック要点

撮影時に確認しておきたい主な仕様をまとめます。

項目

対応マウント

FUJIFILM Gマウント

焦点距離

20-35mm(35mm判換算16-28mm相当)

開放F値

F4(ズーム全域)

レンズ構成

10群14枚(非球面3枚、非球面ED1枚、ED3枚を含む)

コーティング

Nano GIコーティング

最短撮影距離

0.35m

最大撮影倍率

0.14倍

絞り羽根

9枚(円形絞り)

フィルター径

82mm

防塵防滴

WR(Weather Resistant)

サイズ

約88.5mm × 112.5mm

重量

約725g

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フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR

超広角をズームで使えることが強み

GFXは高解像・広階調を活かしやすいシステムで、風景や建築、商業撮影でも選ばれやすいカメラです。こうした撮影では、三脚の位置を少ししか動かせない、壁や崖があって後ろに下がれない、といった場面がよくあります。

単焦点では画角が合わないと立ち位置を変える必要がありますが、超広角では数十センチ動けるかどうかで構図が大きく変わります。GF20-35mmF4 R WRなら、20mm側で広く写し、35mm側で余計な写り込みを整理するといった調整ができます。画質だけでなく、現場で構図を詰めやすいことも、このレンズを選ぶ理由になります。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのデザインと操作性のレビュー

GF20-35mmF4 R WRは、派手な外観よりも実用性を重視したレンズです。超広角ズームながら全長は約112.5mm、重量は約725gに抑えられており、GFXを屋外に持ち出して使う前提でも扱いやすいサイズにまとまっています。インナーズーム方式のため、ズーム操作をしてもレンズ全長が変わらない点も実用的です。

リング操作と撮影テンポ:静止画では直感的に扱いやすい

GFレンズらしく、GF20-35mmF4 R WRには絞りリングが備わっています。F値をレンズ側で直接変えられるため、風景や建築のように絞りを確認しながら撮る場面では操作しやすいレンズです。

たとえば夕景の撮影では、空の明るさが少しずつ変わります。絞りリングでF値を調整しながら、シャッタースピードやISO感度を合わせていけるため、設定変更の流れがつかみやすいでしょう。広角では被写界深度が深くなりやすいので、F値を変えたときの写り方もイメージしやすいです。

ただし、動画撮影中に絞りをなめらかに変えたい人は注意が必要です。Luminous Landscapeは、フォーカスリング・ズームリング・絞りリングの操作感を高く評価しつつ、絞りリングにデクリック機構はないと指摘しています。静止画ではクリック付きの絞りリングが使いやすい一方、動画中に絞りを変える用途では向き不向きがあります。

ビルドとバランス:GFX 100S系でも扱いやすいサイズ感

超広角ズームは、ボディとのバランスが使いやすさに直結します。レンズが前に重すぎると、手持ちで水平を出したい建築撮影や、構図を何度も調整する風景撮影で疲れやすくなります。

GF20-35mmF4 R WRは、GFX用の超広角ズームとしては比較的コンパクトです。GFX 100S系のようなグリップのあるボディと組み合わせると、手持ちでも構えやすく、三脚に載せたときもバランスを取りやすいでしょう。

Luminous Landscapeは、GFX 100Sとの組み合わせでバランスが非常によいと評価し、フォーカスリング・ズームリング・絞りリングの作りにも好印象を示しています。防塵防滴についても、レビュー期間中は問題なく機能したと述べています

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの画質評価(解像・コントラスト)

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの画質評価(解像・コントラスト)

(Via:5050 Travelog作例)

GF20-35mmF4 R WRで注目したいのは、高画素のGFXボディと組み合わせたときに、画面全体の情報量を保ちやすいことです。超広角ズームは画面の端にいくほど描写が甘くなりやすいですが、風景や建築では周辺部の解像感も仕上がりに大きく関わります。

本レンズは、開放F4から実用的に使いやすく、少し絞ることで周辺部までさらに安定しやすいタイプです。Dustin Abbottのレビューでも、中央部は20mm側・35mm側とも非常にシャープで、周辺部にはわずかな低下があるものの、開放から十分に良好だと評価されています。

絞りによる描写の変化:F5.6〜F11付近が使いやすい

風景や建築では、F5.6〜F11付近を使う場面が多くなります。GF20-35mmF4 R WRもこのあたりの絞りで、中央から周辺までバランスのよい描写を得やすいレンズです。

Photography Blogのテストでは、中央のシャープネスは絞り全域で高く、ピークはF5.6〜F16付近とされています。周辺部も非常に高い水準で、特にF5.6〜F11あたりで安定しやすい傾向が見られます。

ただし、「絞れば絞るほど良くなる」という意味ではありません。被写界深度を稼ぐためにF16まで絞る場面はありますが、必要以上に絞ると回折の影響で細部のシャープさが落ちることもあります。まずはF5.6〜F11付近を基準にし、前景から遠景までピントを通したい場面ではF11〜F16も試す、という考え方が現実的です。

解像感の出方:等倍よりも画面全体のまとまりで見る

高画素機で撮影すると、等倍表示で細部を確認したくなります。ただ、風景や建築では、細部の鋭さだけでなく、画面全体が自然に引き締まって見えるかも重要です。遠景の木々、建物の細部、画面端の直線などが大きく崩れにくいほど、プリントや大きなモニター表示でも見応えのある写真になります。

Luminous Landscapeは、GF20-35mmF4 R WRをGFX 100Sと組み合わせて使い、画面端まで非常にシャープで、周辺部の低下も軽いと評価しています。100MPクラスのボディで使う広角ズームとしても、十分に高い解像性能を備えていることが分かります。

超広角では画面内の情報量が多くなるため、わずかなコントラスト低下でも全体がぼんやり見えやすくなります。GF20-35mmF4 R WRは、中心だけでなく周辺まで描写を整えやすいレンズなので、広い風景や建築物を細部まで見せたい撮影と相性が良いでしょう。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの収差(歪曲・周辺減光)と逆光耐性

超広角ズームで気になるのは、歪曲収差と周辺減光、そして逆光時のフレア・ゴーストです。風景では多少の歪みや四隅の暗さが気になりにくい場面もありますが、建築やインテリアでは直線の見え方が仕上がりに大きく影響します。

GF20-35mmF4 R WRは、補正を前提にすれば扱いやすいレンズです。ただし、未補正の状態では歪曲や周辺減光が残るため、建築撮影では水平・垂直を丁寧に取り、現像時のレンズ補正も含めて考えるとよいでしょう。

歪曲は補正前提で考えたい

GF20-35mmF4 R WRは、20mm側では樽型歪曲、35mm側では糸巻き型歪曲が出る傾向があります。JPEG撮影や一般的なRAW現像ソフトではレンズ補正が適用されるため、通常の撮影では大きく気になりにくいですが、補正を外して見ると歪みは確認できます。

Dustin Abbottのレビューでも、20mm側では比較的大きな樽型歪曲と強い周辺減光があり、35mm側では糸巻き型歪曲に変わると指摘されています。一方で、補正プロファイルはおおむね良好に機能すると評価されています。

建築やインテリアでは、柱・窓枠・壁のラインが画面端に近づくほど歪みが目立ちやすくなります。撮影時はカメラの水平・垂直をできるだけ正確に合わせ、重要な直線を極端に画面端へ寄せすぎないようにすると、後処理で整えやすくなります。

Beau Photoのレビューでも、20mm側の樽型歪曲と35mm側の糸巻き型歪曲に触れつつ、JPEGや多くのRAW現像ソフトでは自動補正されるため、実用上は目立ちにくいと説明されています。

周辺減光は広角端・開放で出やすい

周辺減光は、特に20mm側の開放F4で出やすい要素です。空や白い壁のように明るさが均一な被写体では、四隅の暗さが分かりやすくなります。風景では雰囲気として活かせる場合もありますが、建築や商品撮影では補正したほうが自然に見えることが多いでしょう。

必要に応じてF5.6〜F8あたりまで絞る、または現像時にレンズ補正を使うと扱いやすくなります。Digital Camera Worldも、未補正では歪曲がある点を短所として挙げており、補正込みで評価するレンズと考えるのが現実的です。

逆光耐性は良好だが、強い光源では確認しながら撮りたい

超広角レンズは太陽や強い光源が画面に入りやすいため、逆光耐性も重要です。GF20-35mmF4 R WRはNano GIコーティングを採用し、フレアやゴーストの低減を狙った設計になっています。

実写では、太陽を画面内に入れてもコントラストが大きく崩れにくい一方、構図や光源の位置によってはフレアやゴーストが出る可能性はあります。朝日や夕日を画面端に入れるときは、少し角度を変えて写り込みを確認しながら撮ると安心です。

Dustin Abbottのレビューでは、実写でのフレア耐性は良好で、太陽に向けた撮影でもゴーストやベール状のフレアは少なく、コントラストも保たれていたと評価されています。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのボケ・近接撮影・星景適性

GF20-35mmF4 R WRは、背景を大きくぼかすためのレンズではありません。超広角ズームで開放F4のため、人物撮影で背景を大きく溶かすような表現には向きにくいです。一方で、前景に寄って奥行きを出す撮影や、星景・夜景で画面周辺の点像が崩れにくいかを重視する撮影では、このレンズの性格が活きます。

最短撮影距離は0.35m、最大撮影倍率は0.14倍です。花・岩・小物などを手前に置いて撮ると、超広角らしい遠近感を出しながら、背景を少しやわらかく見せられます。絞り羽根は9枚の円形絞りで、近接時のボケも極端に硬い印象にはなりにくい仕様です。

ボケは大きく出しにくいが、近接では奥行きを作れる

GF20-35mmF4 R WRでボケを活かすなら、被写体に近づいて前景と背景の距離差を作るのが現実的です。たとえば、手前に花や岩を入れて風景を撮る、テーブル上の小物に寄って背景の空間も見せる、といった使い方に向いています。

ただし、人物を大きく写して背景を大きくぼかす撮影では、焦点距離とF4の組み合わせが不利になります。環境ポートレートのように、人物と一緒に場所の雰囲気まで写したい場合には合いますが、ボケ量で主題を強く分離したいなら、より明るい単焦点を選んだほうがよいでしょう。Dustin Abbottのレビューでも、このレンズはボケを大きく作る機会が多いタイプではないものの、見える範囲のボケ描写は悪くないと評価されています。

星景ではコマ収差の少なさが重要

星景撮影では、画面周辺の星が点ではなく、尾を引いたように崩れて写ることがあります。これがコマ収差で、超広角レンズを星空に使うときに気になりやすいポイントです。

GF20-35mmF4 R WRは開放F4なので、星景用として特別に明るいレンズではありません。それでも、画面端の星の形が崩れにくければ、広い空を入れた写真でも仕上がりが安定しやすくなります。星景で使う場合は、まず開放F4で撮影し、周辺の星の形やシャッタースピードとのバランスを確認しながら、必要に応じて少し絞るとよいでしょう。

Dustin Abbottのレビューでは、コマ収差の少なさを高く評価しており、中央の星は非常にくっきり写り、画面端でも形を保ちやすいと述べています。星景に使いやすい超広角ズームとして期待できる評価です。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのAF性能とピント運用(静止画)

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのAF性能とピント運用(静止画)

(Via:Digital Camera World作例)

GF20-35mmF4 R WRは、風景・建築・インテリアなど、静止した被写体をじっくり撮る用途と相性のよいレンズです。超広角は画面全体にピントが合って見えやすい一方、GFXの高画素ボディではわずかなピントのズレも拡大時に分かりやすくなります。AFの速さだけでなく、狙った位置に安定してピントを合わせられるかが重要です。

Digital Camera Worldは、GF20-35mmF4 R WRのAFについて、静止画では素早く、動画ではなめらかでほぼ無音に近い動作が期待できると評価しています。

風景・建築では、AF速度よりもピント位置の確認が大切

風景や建築では、AFの瞬発力よりも、どこにピントを置くかを丁寧に決めることが大切です。遠景を撮るときは無限遠付近、前景を入れる構図では手前・中景・遠景のどこを主役にするかで、仕上がりの印象が変わります。

霧、雪、逆光、暗い室内のようにコントラストが低い場面では、AFが迷うこともあります。そうした場面では、AFで合わせたあとに拡大表示で確認する、必要に応じてMFで微調整する、といった使い方が安心です。三脚撮影なら、拡大表示を使って細部を確認しながらピントを追い込むと失敗を減らせます。

Luminous Landscapeは、GFX 100Sとの組み合わせではAF速度に不満はなく、風景用レンズとして十分に速く、低照度でも非常に正確だったと述べています。一方で、50MP世代のGFXボディではAF性能の印象が変わる可能性にも触れています。

画面端の被写体は、拡大表示やAFポイント移動も使いたい

建築や室内では、画面端に柱、窓枠、照明などを配置することがあります。こうした細い線や小さな被写体にピントを合わせたい場合は、AFポイントを被写体付近に移動するか、拡大表示で確認しながら合わせると安定します。

中央付近でピントを合わせてから再構図する方法も使えますが、近接撮影では再構図によってピント位置がわずかにずれることがあります。手前に花や岩などを大きく入れる構図では、前景・中景・遠景のどこを見せたいのかを決め、その位置に確実にピントを置くのがよいでしょう。

超広角はピントが合っているように見えやすいレンズですが、高画素GFXでは細部の確認が仕上がりに効きます。AF任せにしすぎず、必要な場面では拡大表示やMFを併用することで、レンズ本来の解像性能を活かしやすくなります。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの携行性・フィールド性能(WRとフィルター)

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRの携行性・フィールド性能(WRとフィルター)

(Via:Digital Camera World)

GF20-35mmF4 R WRは、画質だけでなく、屋外での扱いやすさも魅力のレンズです。風景撮影では移動距離が長くなりやすく、天候の変化にも対応する必要があります。そのため、レンズのサイズや重量、防塵防滴仕様、フィルターの使いやすさは、実際の撮影で大きな差になります。

725g・全長112.5mm:GFX用超広角ズームとして持ち出しやすい

GF20-35mmF4 R WRは、重量約725g、全長約112.5mmです。GFX用の超広角ズームとしては比較的コンパクトで、三脚やフィルター類と一緒に持ち出す場合でも、装備を組みやすいサイズに収まっています。数値だけ見ると軽量レンズとは言えませんが、中判用の超広角ズームとして考えると扱いやすいバランスです。

5050 Travelogのレビューでも、GF20-35mmF4 R WRはGFX用の超広角ズームとして意外にコンパクトで、GFX 50Rとの組み合わせでも持ち歩きやすかったと評価されています。GFX 100SやGFX 50S IIのようなグリップのあるボディなら、さらに安定して構えやすいでしょう。

WRとねじ込み式フィルター:風景撮影で使いやすい仕様

GF20-35mmF4 R WRは、防塵防滴・耐低温仕様を備えています。突然の小雨、海辺のしぶき、砂埃のある場所などでも、通常のレンズより安心して使いやすい設計です。ただし、完全防水ではないため、強い雨や水しぶきの中で長時間使う場合は、レインカバーやこまめな拭き取りも併用したほうが安全です。

フィルター径は82mmで、ねじ込み式フィルターに対応しています。CPLで水面や葉の反射を抑えたり、NDで滝や雲の動きを表現したりと、風景撮影でよく使うフィルターをそのまま使いやすいのは大きな利点です。前玉が大きく張り出した超広角レンズでは角型フィルターが必要になることもありますが、このレンズは一般的な円形フィルターで運用しやすく、機材点数を抑えやすいです。

Digital Camera Worldも、GF20-35mmF4 R WRについて、82mmのねじ込み式フィルターに対応している点や、防塵防滴構造を備えている点を実用面の長所として評価しています。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRと競合機の比較

GF20-35mmF4 R WRの比較対象は、同じGFX用レンズなら広角単焦点のGF23mmF4 R LM WRや、標準ズームのGF32-64mmF4 R LM WRです。さらに、システムごと検討する場合は、Hasselblad X Systemの超広角レンズも比較対象になります。

ただし、GFXで「超広角をズームで使いたい」という条件なら、GF20-35mmF4 R WRの立ち位置はかなり明確です。単焦点より画角調整の自由度があり、標準ズームでは足りない広さをカバーできます。

機種

立ち位置

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR

GFXの超広角域をズームでカバーするレンズ。風景・建築・インテリアで主力として使いやすい。

フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WR

35mm判換算約18mm相当の広角単焦点。画角を固定して撮りたい人や、単焦点らしい描写を重視する人向け。

フジノンレンズ GF32-64mmF4 R LM WR

35mm判換算25-51mm相当の標準ズーム。広角寄りから標準域までを担い、GF20-35mmF4 R WRと組み合わせやすい。

Hasselblad XCD 3.2-4.5/20-35E

Hasselblad X System用の超広角ズーム。GFXには装着できないため、レンズ単体ではなくシステム比較として見る選択肢。

Hasselblad XCD 21mm F4

Hasselblad X System用の広角単焦点。超広角単焦点を軸にシステムを選ぶ人の比較対象。

GF23mmF4 R LM WR:画角固定の一貫性を取るか、ズームの調整幅を取るか

GF23mmF4 R LM WR:画角固定の一貫性を取るか、ズームの調整幅を取るか

GF23mmF4 R LM WRは、35mm判換算で約18mm相当の広角単焦点です。画角が固定されるため、構図の考え方がシンプルになり、作品全体の見え方をそろえやすいのが特徴です。風景や建築で「この画角で撮る」と決めている人には、単焦点らしい使いやすさがあります。

一方で、超広角域では「あと少し広く写したい」「少しだけ画角を狭めたい」という場面がよくあります。建築の室内、狭い路地、崖沿いや海岸など、立ち位置を変えにくい場所では、ズームできること自体が大きな利点になります。画角を固定して撮るならGF23mmF4 R LM WR、現場で構図を細かく調整したいならGF20-35mmF4 R WRが選びやすいでしょう。

GF32-64mmF4 R LM WR:2本で16-51mm相当をカバーできる

GF32-64mmF4 R LM WR:2本で16-51mm相当をカバーできる

GF32-64mmF4 R LM WRは、35mm判換算で25-51mm相当をカバーする標準ズームです。GF20-35mmF4 R WRと組み合わせると、35mm判換算16-51mm相当をF4ズーム2本でつなげられます。

この組み合わせなら、広い風景、建築の引きの構図、街並みの切り取り、室内の全体像からディテールまで対応しやすくなります。旅行や仕事でGFXを使う場合も、焦点距離の役割分担が分かりやすいセットです。

ただし、どちらも開放F4のズームレンズなので、暗所手持ちや大きなボケを最優先するなら、明るい単焦点を別に用意したほうが向いています。GF20-35mmF4 R WRとGF32-64mmF4 R LM WRの2本は、空間全体を高精細に写す撮影に強い組み合わせと考えると選びやすいでしょう。

Hasselblad XCD 21mm F4/XCD 3.2-4.5/20-35Eとの比較:システムごと検討する場合の選択肢

Hasselblad XCD 21mm F4/XCD 3.2-4.5/20-35Eとの比較:システムごと検討する場合の選択肢

Hasselblad X Systemには、広角単焦点のXCD 21mm F4と、超広角ズームのXCD 3.2-4.5/20-35Eがあります。XCD 21mm F4は単焦点のシンプルさや描写を重視する人向け、XCD 3.2-4.5/20-35EはGF20-35mmF4 R WRに近い画角レンジをズームで使いたい人向けのレンズです。

ただし、どちらもHasselblad X System用のレンズで、GFXには装着できません。そのため、すでにGFXを使っている人のレンズ選びというより、GFXとHasselbladをシステムごと比較する場合の候補として扱うのが自然です。

フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WRのレビュー比較まとめ

GF20-35mmF4 R WRは、GFXで風景・建築・インテリアを撮る人にとって、画角の広さ、解像性能、フィールドでの扱いやすさをバランスよく備えた超広角ズームです。35mm判換算16-28mm相当を1本でカバーできるため、撮影位置を変えにくい場所でも構図を調整しやすくなります。

注意点は、開放F4であることと、レンズ内手ブレ補正(OIS)を搭載していないことです。暗所手持ちや大きなボケを重視する撮影では、ボディ内手ブレ補正の有無、ISO感度、三脚の使用も含めて考える必要があります。

広角単焦点のGF23mmF4 R LM WRは、画角を固定して撮りたい人に向く選択肢です。GF32-64mmF4 R LM WRは、標準域まで含めて撮影範囲を広げたいときに相性のよいレンズです。その中でGF20-35mmF4 R WRは、GFXで超広角をズームで使いたい人にとって、まず候補に入れたい一本といえるでしょう。


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フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR
フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR
¥348,471
出品中の商品(6)
広がりのある画角で、風景や建築の線を素直に描き出す。周辺まで均質で、細部のテクスチャをていねいに拾う描写が気持ちいい。色乗りは自然、空や水面のグラデーションも滑らか。逆光にも粘り、コントラストは安定。AFは静かで確実、近接でも立体感を保ちやすい。動画でも歪みや画角変化が抑えめで、歩き撮りに使いやすい。フォーカスリングのトルクは程よく、微妙な追い込みがしやすい。ロケ先での取り回しも良好で、三脚でも手持ちでも構図作りに集中できる。室内の撮影でもパースのコントロールがしやすく、静物から広大な風景まで幅広く対応。旅の一本としても安心感が高い。
フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WR
フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WR
¥225,818
出品中の商品(10)
広い画角で空間のスケール感や直線の美しさを素直に描く広角単焦点。ピント面は繊細に解像し、周辺までの均質性も高い。発色はナチュラルで階調の粘りがあり、建築や風景、インテリア撮影で質感再現に強い。AFは静かで滑らか、微妙な合焦の追い込みも快適。直線が多い室内や外観の撮影でパースが整いやすく、クリアなコントラストが素材の質を誠実に引き出す。大判プリントでも破綻しにくい緻密さを備え、丁寧な後処理にも素直に応える。建材や布地、金属の微妙な反射の差も描き分けられ、空気感のあるワイド表現で空間の奥行きを気持ちよく伝える。
フジノンレンズ GF32-64mmF4 R LM WR
フジノンレンズ GF32-64mmF4 R LM WR
¥325,210
出品中の商品(4)
風景では空気の層を丁寧に分け、クッキリしたピントに穏やかなボケが馴染み、広がりのある遠近感を素直に描き出す。コントラストの締まりと控えめな色乗りが階調を整え、薄明や雲の質感も崩れず、周辺まで均質で見通しのよい画にまとめる。逆光の葉脈や水面の煌めきも白飛びを抑え、ゴーストの出方はおとなしく、ハイライトからシャドーまで整然とつながる。AFは静かで迷いにくく、移動撮影でも合わせやすく、構図変更に強く、MFリングも滑らかで、微細なピント追い込みも快適。動画ではブリージングも控えめで、手持ち歩き撮りでも画が安定し、近接もやりやすく、携行バランス良好で長時間撮影に向く。
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購入者とのやりとり不要

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