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DxO PureRAW 6.2配信開始 Macで最大3倍高速化、Lightroom連携も改善
RAW現像前のノイズ低減やレンズ補正をまとめて行うDxO PureRAWに、アップデート「DxO PureRAW 6.2」が配信されました。主な変更点はmacOS環境での大幅な処理高速化と、Adobe Lightroomとの連携オプション追加です。PureRAW 6ユーザーは無料アップデートとして利用できます。
この記事のサマリー

DxO PureRAW 6.2が正式に利用可能になり、PureRAW 6ユーザーは無料で更新できます

macOSでは最新のAppleシリコン環境で、処理スピード最大3倍をうたいます(条件付き)

高速化はApple Neural EngineとGPUを組み合わせた「ANE GPU並列化」によるものと説明されています

Lightroom連携では、処理済みDNGのバッチごとにコレクションを自動作成する挙動を無効化できます
DxO PureRAW 6.2が正式配信。無料アップデートで利用可能
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DxOは2026年6月1日、DxO PureRAW 6.2の配信を開始しました。macOS版とWindows版が利用でき、PureRAW 6ユーザー向けの無料アップデートとして提供されています。PureRAW 6ユーザーに向けた無料アップデートという位置づけで、追加課金が前提の“新製品”ではなく、既存環境を底上げするアップデートです。
公式の発表はDxO公式ニュースで公開されています。内容の中心は、Macでの処理性能を大きく引き上げることと、Lightroomワークフローの小さなストレスを減らす改善にあります。大量のRAWをまとめて前処理してから現像に入る人ほど、違いが体感しやすい方向性でしょう。
今回の発表では、PureRAW 6ユーザー向けの無料アップデートであることが中心に案内されており、Windows版の具体的な速度向上率や価格の数値は示されていません。
macOSで最大3倍の高速化:ANE GPU並列化がカギ
今回の目玉はmacOSの高速化です。DxOは「最新のAppleシリコン搭載システムで、処理スピードが最大3倍速くなる」と説明しており、特にM4およびM5搭載システムで最大3倍のパフォーマンスを実現するとしています。
Apple Neural EngineとGPUを同時に使う発想
高速化の要因として挙げられているのが「ANE GPU並列化」です。ANEはApple Neural Engine(機械学習処理に強い専用エンジン)を指し、Neural EngineとGPUを組み合わせて複数処理を同時実行することで、待ち時間の短縮を狙う設計になっています。
PureRAWはノイズ低減やディテール復元、レンズ補正など計算量が重い工程をまとめて走らせるため、処理の“詰まり”が出やすいジャンルです。そこを並列化でほどくのは筋がよく、たとえば旅行・イベントの撮影で数百枚単位を一気にDNGへ書き出すような運用だと、1回あたりの短縮がそのまま作業全体の短縮につながります。
「最大3倍」は環境条件つき。過度な一般化は禁物
注意したいのは、3倍が常に保証される表現ではないことです。公式文面は「最新のAppleシリコン」「M4 / M5搭載システム」で最大3倍としており、すべてのAppleシリコンMacで同じ伸び幅になるかまでは言い切っていません。
Windows版については、公式発表内で具体的な速度向上率は示されていません。そのため、WindowsユーザーはLightroom連携の改善や細かなUI改善を中心に、実際のワークフローで効果を確認するとよいでしょう。
Lightroom連携の改善:コレクション自動作成をオフにできる
もう一つの実用的な改善が、Adobe Lightroomとの連携です。従来は処理済みDNGのバッチ(まとめ処理)ごとに、新しいLightroomコレクションが自動的に作成されていましたが、PureRAW 6.2ではこの動作を無効化するオプションが追加されました。
バッチ処理派ほど効く、小さくて大きい改善
PureRAWの使い方は人によって違います。撮影日ごと・案件ごとにまとめて前処理してからLightroomで仕上げる人もいれば、撮影直後にベストカットだけを少量処理して仕上げへ進む人もいるでしょう。
前者のようにバッチ処理が多い場合、コレクションが自動的に増える挙動は、後から探す導線を分断しやすいのが難点でした。オフにできれば、Lightroom側の整理ルール(既存フォルダ運用、コレクションの命名規則、クライアント単位の管理など)を崩さずに済みます。特に複数案件が並行する時期は、管理の手戻りが減るはずです。
WindowsとmacOSの両方で連携強化。ただし効果は運用次第
DxOはWindowsとmacOSの両環境でLightroom連携を強化するとしています。とはいえ、この改善が効くかどうかは、PureRAWからLightroomへ戻す流れをどれだけ使っているかに左右されます。
Lightroom Classic中心で、書き出し後のDNGを同じカタログに集約している人ほど恩恵が分かりやすく、逆に「前処理はPureRAW、仕上げは別ソフト」という分業スタイルだと、体感は小さめかもしれません。自分の運用に対して“余計な自動化が減る”方向の改善、と捉えるとイメージしやすいでしょう。
PureRAW 6の基盤機能も再確認:6.2は“処理体験”の磨き込み
PureRAW 6系では、画質と効率に関わる基盤機能がいくつか導入されています。6.2の告知でも、DeepPRIME XD3のベイヤーセンサー対応、高効率DNG圧縮、AIを利用したセンサーダスト除去、新しいバッチ並列化といった要素が挙げられています。
ここで挙げられているDeepPRIME XD3のベイヤーセンサー対応や高効率DNG圧縮、AIセンサーダスト除去は、PureRAW 6系で導入された基盤機能です。6.2はそれらを前提に、処理速度やLightroom連携など、日常の処理体験を磨き込むアップデートといえます。
今回のトピック | 公式に案内されている要点 | 補足(使いどころ) |
|---|---|---|
macOSの高速化 | 最新Appleシリコンで最大3倍(M4/M5で最大3倍) | 大量処理・締切前の一括前処理で効きやすい |
高速化の仕組み | ANE GPU並列化(Neural Engine+GPUの同時実行) | 計算量が重い工程ほど短縮の余地が出やすい |
Lightroom連携 | DNGバッチごとのコレクション自動作成を無効化可能 | 既存の整理ルールを崩さずに運用しやすい |
UI改善 | 細かなインターフェース改善 | 操作の迷い・クリック数の削減につながる可能性 |
アップデートの導入自体は難しい話ではありませんが、作業環境は人それぞれです。更新後は、いつも使うカメラのRAWを数十枚程度で試し、処理時間だけでなくLightroom側の取り込み・整理が意図どおりになっているかも確認しておくと安心です。
DxO PureRAW 6.2の最新情報まとめ
DxO PureRAW 6.2は正式に配信が始まり、PureRAW 6ユーザーは無料アップデートとして利用できます。主な強化点は、macOSの最新Appleシリコン環境(特にM4/M5)で最大3倍をうたう高速化と、Lightroomのコレクション自動作成を無効化できる連携改善です。Windows側の速度向上率や価格の数値はこの告知では触れられていないため、まずは自分のいつものワークフローで処理時間と連携挙動を短時間チェックしておくのが近道です。
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