
Thypoch Leica M向け「Simera-C 16mm T1.9」シネレンズと6本キットを発売
ThypochがLeica Mマウント向けに、広角の新シネレンズ「Simera-C 16mm T1.9 cine lens」と、6本構成のcinema kitを発売したことが伝えられました。あわせて、Mマウント用の自動ロック式レンズアダプターや、直近で発表されたKsana 35mm f/2 ASPHの情報も整理します。
この記事のサマリー

ThypochがLeica Mマウント向けにSimera-C 16mm T1.9のシネレンズを発売

同時にLeica Mマウント向けのsix-lens cinema kit(6本セット)も発売

関連製品として、M-mount auto-lock lens adapterの“最近の発売”も案内

先週の発表としてKsana 35mm f/2 ASPH lens for Leica M-mountにも言及

Simera-C T1.5/T1.9 Cine 6-Lens Kitは16mm/21mm/28mm/35mm/50mm/75mmの6本構成
公開情報で確認できたポイント:Simera-C 16mm T1.9と6本キット

Leica Rumorsは、ThypochがLeica Mマウント向けに「Simera-C 16mm T1.9 cine lens for Leica M-mount」と「six-lens cinema kit for Leica M-mount」を“released(発売)”したと伝えています。今回の中心は、16mmというかなり広角寄りの画角と、T1.9という明るさを組み合わせたシネレンズが、Mマウントで登場した点でしょう。
※T1.9は、実際にレンズを通る光量を基準にしたシネレンズ向けの明るさ表記です。
※Simera-C 16mm T1.9はLeica Mマウント版に加え、Sony Eマウント版も展開されています。本記事では、Leica Mマウント版とMマウント運用に絞って整理します。
また同記事では、関連製品として、ポジティブロックと二次安全ロックを備えたThypochのMマウントアダプターも案内されています。レンズの固定力を高める設計で、フォローフォーカスやジンバルなど、動きのある動画運用を意識したアクセサリーです。Mマウントはレンジファインダー機の文脈で語られがちですが、実際にはアダプター運用でミラーレス動画機に載せる人も多く、着脱の確実性やテンポは運用面の満足度に直結します。
さらに、先週の発表として「Ksana 35mm f/2 ASPH lens for Leica M-mount」も併記されています。Ksana 35mm f/2 ASPHについては、国内販売代理店の価格情報も出ており、レンズ単体は税込89,900円、レンズフード付きは税込96,900円と案内されています。一方、Simera-C 16mm T1.9や6本キットの国内価格・国内発売日は、本記事執筆時点では未確認です。今回はSimera-C 16mm T1.9が主役ですが、同じMマウント向けにレンズとアダプターが続いている、という流れ自体がニュースとして面白いところです。
主要スペック早見表:わかっていること/まだ出ていないこと
速報段階で押さえておきたいのは、製品名に含まれる“焦点距離・明るさ・対応マウント”のような、運用を左右する骨格の部分です。Simera-Cシリーズは、フォーカスリングと絞りリングに0.8 MODギアを備え、フォーカス回転角は210°です。シリーズ内でギア位置をそろえた設計のため、フォローフォーカスやリグ運用を意識した仕様といえます。ただし、実際のトルク感や手持ちリグでの干渉は、購入前に実機情報を確認したいポイントです。
項目 | 現時点の確認状況 |
|---|---|
製品名 | Simera-C 16mm T1.9 cine lens for Leica M-mount |
対応マウント | Leica M-mount |
焦点距離 | 16mm |
明るさ表記 | T1.9 |
同時発売 | six-lens cinema kit for Leica M-mount(6本セット) |
関連製品 | M-mount auto-lock lens adapter(最近発売と案内) |
直近の発表として言及 | Ksana 35mm f/2 ASPH lens for Leica M-mount(先週発表) |
価格・出荷日・在庫 | Leica M版の16mm単体は$959 Leica M版6本キットは$4,849 |
キットのレンズ内訳(焦点距離構成) | 16mm、21mm、28mm、35mm、50mm、75mm |
T値(T1.9)は、シネレンズで使われることが多い「透過率ベースの明るさ」表記です。静止画レンズのF値と同じ感覚で見てしまいがちですが、T値は露出設計のつじつまが合わせやすいのが利点で、複数レンズを横断して使う映像制作ではありがたい尺度になり得ます。今回のsix-lens cinema kitも、もし同一シリーズのルックや露出管理をまとめたい人に刺さる設計なら、セット販売の意味がよりはっきりしてきます。
一方で、Mマウントの広角16mmは、撮り方次第でパース(遠近感の誇張)が強く出ます。人物の寄りカットで背景を大胆に入れたい、室内の狭さを“画として見せたい”、手持ちで歩き撮りをして臨場感を出したい、といった用途では魅力的ですが、顔の輪郭が伸びやすい距離感にもなりやすいので、役者や被写体との距離設計が重要になってきます。
Leica Mマウントで“シネレンズ運用”を考えるときの現実的な視点
Leica Mマウントのレンズは、純正・サード含めて静止画の文脈が強い一方、近年はミラーレス動画機にアダプター経由で載せて使われる場面も増えました。今回のSimera-C 16mm T1.9はMマウント向けとして登場したため、Mマウントボディへの装着や、アダプター経由でのミラーレス/シネマ機運用が想定されます。ただし、レンジファインダー機で距離計連動して使えるかは、購入前に販売店や公式仕様で確認したほうが安心です。
特に動画で気になるのは、フォーカス送りのしやすさ(リングの回転角やトルク感)、外部フォローフォーカスへの対応(ギアの有無や規格)、絞り操作の段階感、リグに組んだときの干渉などです。
公式情報では、Simera-Cシリーズはフルサイズ対応で、Sony EマウントとLeica Mマウントを展開。Mマウント版はアダプター経由でE/RF/Z/L/Xなどのミラーレス機に対応するとされています。一方で、実際のフォーカスリングの重さ、リグ装着時の干渉、手持ちやジンバルでのバランスは、実機レビューや販売店情報で確認したいポイントです。
もうひとつ注目したいのが、同時に案内されたM-mount auto-lock lens adapterの存在です。レンズ側・ボディ側の着脱の確実性は、現場での交換頻度が上がるほど効いてきます。例えば、ジンバル運用でバランス取り直しが必要な場面では、脱着のテンポが撮影全体のリズムに影響することもあります。six-lens cinema kitのような“複数本を持ち出す前提”の提案があるなら、アダプター込みで運用を詰めたくなる人も出てくるでしょう。
Thypochが新シネレンズ Simera-C 16mm T1.9の最新情報まとめ
ThypochはLeica Mマウント向けに、Simera-C 16mm T1.9のシネレンズと、6本構成のcinema kitを発売したことが伝えられています。あわせてM-mount auto-lock lens adapterの最近の発売、Ksana 35mm f/2 ASPHの先週発表にも言及があり、Mマウント周辺の製品展開が続いている状況です。いっぽうで、価格、出荷日、在庫、そして6本キットの具体的な焦点距離構成は未整理なため、購入判断ではそのあたりの追加情報が待たれます。
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