
Canon RFレンズはどれを買う?純正・サードパーティのおすすめ7本を比較








RFマウントのレンズ選びは「純正が強くサードパーティは少ない」「中古は状態が不安」と悩みがちです。この記事では、フルサイズ用RFレンズとAPS-C機での換算画角の違いをはじめとした、レンズ選びのポイントを解説します。また、標準ズーム・単焦点・望遠のおすすめを厳選。あわせて、サードパーティ(シグマ・タムロン)の選びどころや、中古で狙うと満足度が上がりやすいレンズの見極めポイントも紹介しています。
この記事のサマリー

RFはフルサイズ用RFとAPS-C用RF-Sが混在する。換算画角と撮影シーンを考えるのが近道

純正はAF連携や補正込みの完成度が高い。標準ズームと望遠ズームは特に満足度が出やすい

サードパーティは主にAPS-C向けが中心。明るいズームを軽量に持ちたい人におすすめ

中古は外観より光学(カビ・クモリ)と駆動部(AF・IS)の状態が重要。狙い目は高額Lズームの“型落ち良品”

「神レンズ」は価格だけでなく撮影頻度が伸びる焦点距離と、弱点の少なさで判断
RFマウントレンズの選び方のポイント

RFマウントのレンズ選びは、①フルサイズRFとAPS-C(RF-S)の画角のズレ、②手ブレ補正とAFの“歩留まり”、③ズームか単焦点かでの撮影テンポの違い、の3点を押さえると分かりやすくなります。とくにAPS-C機はフルサイズ用RFレンズまで使えて候補が幅広いため、最初に選ぶ軸を決めておくことが大切です。
選び方1. フルサイズRFとAPS-C(RF-S)を「換算画角」で考える
APS-CのEOS Rシリーズにフルサイズ用RFレンズを付けると、画角は約1.6倍相当になります。たとえば50mmは“ポートレート寄りの80mm相当”になり室内の家族撮影では後ろに下がれず困る一方、運動会の徒競走ではアップが撮りやすくなります。逆に24mm相当の広角が欲しいなら、APS-Cでは15mm前後が目安なので、広角ズームを選ぶときは「換算16〜24mmが必要か」を先に決めると失敗しにくいでしょう。
選び方2. 手ブレ補正は“夜と望遠”の成功率を左右する
RFはボディ内手ブレ補正(IBIS)搭載機もありますが、レンズ側ISの有無で歩留まりが変わるケースも多い傾向です。たとえば夕方のスナップでシャッタースピードが1/30秒あたりまで落ちる状況、あるいは200〜500mm域の望遠でわずかな揺れが大きく見える状況では、ISがあるほうが失敗カットが減るでしょう。反対に日中屋外の広角スナップ中心ならISなしでも成立するので、軽量レンズやサードパーティに寄せることもおすすめします。
選び方3. ズームは「撮れ高」、単焦点は「表現」を伸ばす
旅行や子どものイベントで“とにかく撮り逃したくない”なら標準ズームが強く、焦点距離の迷いが減るぶん撮影枚数が増えます。いっぽう単焦点は、同じ場所でも被写体との距離や構図を自分で作るため、写真の意図がハッキリしやすいのが魅力です。たとえばF1.8の50mmで室内の自然光ポートレートを撮る、35mmで料理や小物に寄って背景を整理する、といった“できることの差”が分かりやすいでしょう。なおキットレンズ運用なら、RF24-50mm F4.5-6.3 IS STMやRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMで焦点距離の好みを掴んでから、弱点(暗さ・寄れなさ・望遠不足)を埋める考えもおすすめです。
RFマウントレンズの賢い選び方:純正・サードパーティ・中古
RFマウントは純正レンズの完成度が高い一方で、近年はサードパーティも拡充しています。さらに中古流通も増えているため、組み合わせの最適解が作りやすくなりました。ここでは、純正が強いジャンル、サードパーティが刺さる条件、中古で失敗しない確認ポイントをまとめます。
純正が強いのは、AF連携と補正込みの“完成度”が効く領域
RFはレンズとボディの通信が高速で、被写体認識AFや補正(周辺光量・歪曲など)まで含めて画作りが成立するつくりです。メーカーとしてもRFを主戦場にしているため、ラインアップ自体が撮影ジャンル別に揃えやすいのが利点でしょう。標準ズーム・望遠ズーム・大口径単焦点が不足なくそろっておりて、迷っても、定番のレンズに立ち返りやすいラインアップです。とくに望遠域は手ブレ補正とAFの追従が撮れ高に直結しやすく、純正優位が出やすいジャンルです。
サードパーティは「軽さ・明るさ・価格」の三角形で効く
RF対応のサードパーティレンズは、今のところAPS-C向けが多く、軽くて明るいズームを選びやすいのが特徴です。たとえばF2.8通し標準ズームを純正で揃えると予算も重量も上がりがちですが、サードパーティならボディ込みで1kg前後に収めやすく、街歩きや旅行でも持ち出す頻度が上がるケースが多いでしょう。もう一つのメリットは、中古相場の変動に左右されにくいことです。初めての明るいズームをまず使い倒す目的なら、新品導入の安心感も含めて検討する価値があります。
中古は外観より“光学と駆動”を優先し、保証条件もセットで考える
中古で効くのはLズームなど新品だと高額なレンズを、予算を抑えて導入できる点です。一方で確認すべきは外装のスレよりも、レンズ内のカビ・クモリ、そしてAFやISが不自然に鳴っていないかといった駆動部です。たとえば「外装が綺麗でも中玉に薄いクモリがある」「AFは動くがピント位置が安定しない」などは、写真に影響が出やすいので注意が必要でしょう。反対に、外装の塗装落ち程度なら写りに直結しない場合も多く、価格が下がる分中身で選ぶ余地があります。修理対応は年数で変わるため購入時は状態表示と保証の有無を重視し、迷うならまず標準ズームから中古を導入するのがおすすめです。
RFマウントレンズの比較 早見表
最初の1本から望遠まで、役割が被りにくい7本をサードパーティを含めて並べました。
「何を撮るか」がまだ定まっていない人は、まず標準ズームで撮影機会を増やし、次に単焦点で表現を足し、最後に望遠で撮れない被写体を取りに行く流れが作りやすいでしょう。APS-Cユーザーは、サードパーティのF2.8ズームを足すと暗所や室内での成功率が上がりやすくなります。
製品名 | 一言での特徴・おすすめポイント |
|---|---|
旅行・日常の万能標準ズーム。画質と使いやすさのバランスが良く“神レンズ”候補になりやすい | |
軽量160g級でボケを体験しやすい定番単焦点。最初の1本にもサブにも強い | |
寄れて、ブレに強く、スナップから物撮りまで守備範囲が広い“使うほど便利”な単焦点 | |
運動会・スポーツ・人物を一気に伸ばす王道望遠ズーム。小型化の恩恵が大きい | |
野鳥・飛行機・動物園で“届く”超望遠。100mm始まりで近距離の汎用性も確保 | |
APS-Cで29-80mm相当の明るい標準ズーム。軽量300g級で日常に落とし込みやすい | |
APS-Cの超広角F2.8通し。室内・風景・Vlogで“広さと明るさ”を両取りしやすい |
フルサイズならRF24-105mm F4 L IS USMを軸に、ボケが欲しければ50mm、寄りや表現の幅を増やすなら35mmを追加するのが分かりやすい組み合わせです。APS-Cなら、まずキットズームで画角の好みを掴み、次にSIGMA 18-50mm F2.8 DC DNで暗所対応と画質を底上げし、必要に応じてTAMRON 11-20mm F2.8で広角側を拡張すると、用途が被りにくい構成になるでしょう。
RF24-105mm F4 L IS USM:迷ったらこれの万能標準ズーム

RF24-105mm F4 L IS USMは、24mmの広角から105mmの中望遠までを1本でカバーしつつ、開放F4一定で露出の扱いがラクな標準ズームです。旅行・家族・スナップで出番が多く、結果として「購入後に一番使ったレンズになった」というタイプにもなるでしょう。重量は約700gと決して軽いとは言えませんが、撮影チャンスの多い焦点域を高画質で押さえられるのが強みです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF24-105mm F4 L IS USM |
発売日 | 2018年10月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 24-105mm F4 |
35mm判換算 | 24-105mm(フルサイズ) |
手ブレ補正 | あり(5段) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.45m / 0.24倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約700g |
みんなのカメラ 商品ページ |
24-105mmの守備範囲が“撮れる場面”を増やす
24mmは街並みや室内で空間を広く入れやすく、105mmは子どもの表情や小物を背景から切り離しやすい画角です。たとえば観光地で建物全体→料理の寄り→同行者のポートレートをレンズ交換なしで繋げられるため、撮影テンポが落ちにくくなります。また入学式の体育館などの“距離が変わる状況”にも強く、24mmで全体、105mmで壇上の表情といった単焦点だと取りこぼしやすい場面も拾いやすいでしょう。
注意点はサイズ感と、ボケ量の期待値を上げすぎないこと
開放F4は十分実用的ですが、F1.8単焦点のような大きなボケを主役にするのは得意ではありません。ポートレートで背景を大きく溶かしたいなら、後述の50mmや35mmを足すと表現が一段広がります。また約700gのレンズは、軽量ボディと組み合わせると前玉側が重く感じる人もいるでしょう。長時間の街歩きならストラップの掛け方を工夫する、バッグ内での収まりを想定するなどの工夫が必要です。
RF50mm F1.8 STM:軽量でボケを楽しめる定番“神レンズ”

RF50mm F1.8 STMは、約160gの軽さとF1.8の明るさを両立し、価格も比較的手に取りやすい単焦点です。いわゆる“神レンズ”と呼ばれやすいのは、性能が突出しているというより、使いどころが多く、失敗を減らしながら写真の楽しさを増やせるからでしょう。ズームに慣れた人が初めて単焦点を買うときの入口としても、荷物を減らしたい日のサブレンズとしても優秀です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF50mm F1.8 STM |
発売日 | 2020年12月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 50mm F1.8 |
35mm判換算 | 50mm(フルサイズ) |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.30m / 0.25倍 |
フィルター径 | 43mm |
重量 | 約160g |
みんなのカメラ 商品ページ |
F1.8の明るさで、室内と夜の成功率が上がる
室内の自然光ポートレートでは同じISOでもシャッタースピードを稼ぎやすく、子どもの小さな動きがブレにくくなります。たとえば夕方のリビングで1/60秒を確保できるだけでも歩留まりが変わり、「スマホより自然に立体感が出た」と感じる人も多いでしょう。夜のスナップでも、ネオンや街灯の下でISOを上げすぎずに撮れるため、粒状感を抑えた雰囲気作りがしやすくなります。
APS-Cでは“80mm相当”になるので距離感に注意
APS-Cボディに付けると約80mm相当になるため、人物にはちょうど良くても狭い室内では引けずにフレーミングが難しくなることがあります。たとえばテーブル越しに料理と手元を一緒に入れたい場面では、窮屈になりやすいでしょう。一方で運動会や発表会のように少し距離がある場面では、キットズームより背景が整理しやすくなります。手ブレ補正は非搭載なので暗所ではシャッタースピードの下限を意識し、連写で保険を掛けると失敗が減ります。
RF35mm F1.8 MACRO IS STM:寄れてブレに強い万能単焦点

RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、日常のスナップにちょうどいい35mmにF1.8の明るさ、さらにマクロ的な接写と手ブレ補正まで盛り込んだ使い勝手の良い単焦点です。ズームからのステップアップでもすでに単焦点を持っている人の2本目でも、用途が被りにくいのが魅力でしょう。約305gと軽快で、カメラを持ち出す頻度が上がりやすいタイプのレンズです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF35mm F1.8 MACRO IS STM |
発売日 | 2018年10月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | 35mm(フルサイズ) |
手ブレ補正 | あり(5段) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.17m / 0.50倍 |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 約305g |
みんなのカメラ 商品ページ |
最短17cm級の近接が、写真の題材を増やしてくれる
寄れるレンズは、たとえばカフェでカップの縁の質感やラテアートを大きめに写す、旅先でお土産の小物を背景ごと整理して撮る、といった小さな題材が成立しやすくなります。35mmは背景の情報量を残しつつ主役を立てやすいので、料理を寄りで撮っても「場所の雰囲気」を一緒に写しやすい点が50mmとの違いです。
IS付きは暗所スナップで効くが、動体には過信しない
手ブレ補正はカメラの揺れに効くため、夜の看板や建物、止まっている被写体でシャッタースピードを下げたいときの強みになります。具体的には、薄暗い室内でISOを上げすぎたくない場面や、旅先の夜景で三脚なしでも粘りたい場面で助けになるでしょう。ただし、動いている被写体ではブレの原因が被写体側になるので、シャッタースピードが必要になります。どこまでが手ブレでどこからが被写体ブレかを意識すると、失敗が減ります。
RF70-200mm F2.8 L IS USM:運動会・スポーツ・人物に強い王道望遠

RF70-200mm F2.8 L IS USMは明るさF2.8と70-200mmの使いやすさを兼ねた望遠ズームで、イベント撮影の満足度を上げやすい一本です。とくにRFでは小型化の恩恵が大きく、従来より気軽に持ち出せるようになっています。子どもの行事、室内スポーツ、ポートレートまで、撮影目的がはっきりしている人にほどおすすめです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF70-200mm F2.8 L IS USM |
発売日 | 2019年11月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 70-200mm F2.8 |
35mm判換算 | 70-200mm(フルサイズ) |
手ブレ補正 | あり(5段) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.70m / 0.23倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約1070g |
みんなのカメラ 商品ページ |
200mmとF2.8が、背景整理とシャッタースピードに効く
運動会の徒競走のように距離がある被写体はキットズームの望遠端では足りず、トリミング前提になりがちです。一方で200mmがあると主役の表情を画面いっぱいに捉えやすく、背景の雑多さも圧縮効果で整理しやすくなります。室内競技でもF2.8ならシャッタースピードを稼ぎやすく、たとえばバスケットやダンスで1/500秒近辺を狙うときに、ISOの上がり方が穏やかになります。
注意点は価格と、最短域の写り・動画運用の癖
RF70-200mm F2.8 L IS USMは高価なレンズなので、中古を考える人も多いでしょう。その場合は、ズームの繰り出しやISの挙動がスムーズか、AFが迷い続けないかを重視すると安心感が増します。また近い距離で撮ると、条件によってはコントラストが少し弱く感じることがあります。物撮りのように最短距離付近で撮ることが多い場合は、少し距離を変えてみると写りが安定しやすくなります。動画ではフォーカスブリージングが気になるケースがあるので、注意しましょう。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM:野鳥・飛行機まで届く超望遠ズーム

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、100〜500mmを1本でカバーできる超望遠ズームで、野鳥・飛行機など“近づけない被写体”を撮る人にとって使いやすいレンズです。単焦点超望遠より機動力が高く、被写体までの距離が読みづらい場面でも画角を合わせやすいのが魅力でしょう。100mm始まりなので、動物園の檻越しで少し引いて環境も入れる、といった使い方もできます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM |
発売日 | 2020年9月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 100-500mm F4.5-7.1 |
35mm判換算 | 100-500mm(フルサイズ) |
手ブレ補正 | あり(5段) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.90m / 0.33倍 |
フィルター径 | 77mm |
重量 | 約1370g |
みんなのカメラ 商品ページ |
500mmがあると、撮影できる被写体が文字通り増える
300mmだと物足りない距離の野鳥撮影でも、500mmがあると目のキャッチライトまで狙いやすくなります。飛行機でも離陸後の機体のディテールや着陸機の機体番号など、望遠がないと写らない部分も残せるのが大きいでしょう。さらにズームなので被写体が急に近づいたときに引けるのも強みで、単焦点超望遠だとフレームアウトしやすい場面を救ってくれます。
暗所性能と重量は現実的に向き合う(ISO運用が鍵)
開放F値は望遠端で暗くなるため、夕方の森や曇天ではISOが上がりやすくなります。静止している野鳥などならシャッタースピードを落として粘れますが、飛翔した野鳥を1/2000秒などで狙うとノイズとの戦いになります。撮影時は被写体認識AFで追従を優先するのか、画質を優先して条件の良い時間帯を狙うのかをよく考えた方が良いでしょう。またレンズは軽量級ではないので長時間の手持ちなら一脚を併用する、ストラップで荷重を分散するなどの工夫が重要です。
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary(RF):APS-Cの常用レンズを明るく軽く

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary(RF)は、APS-C機で扱いやすい標準域をF2.8通しでカバーしながら、約300g級の軽さに収めたズームです。キットズームの「暗い・背景が整理しにくい」を改善しやすく、室内撮影や夕方スナップの成功率が上がりやすいのが魅力でしょう。RFマウントのサードパーティを検討する人にとって、最初に候補に上がりやすい立ち位置です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary(RF) |
発売日 | 2024年7月 |
対応センサーサイズ | APS-C |
焦点距離・開放F値 | 18-50mm F2.8 |
35mm判換算 | 約29-80mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.12m / 0.36倍 |
フィルター径 | 55mm |
重量 | 約300g |
みんなのカメラ 商品ページ |
F2.8通しで、室内イベントと日常スナップが撮りやすくなる
たとえば子どもの誕生日会や室内の記念写真ではズームしながらでも明るさが落ちにくく、露出の変動が少ないぶん撮影に集中できます。背景を軽くぼかしたい場面でも、キットズームの望遠端F6.3前後と比べると、同じ画角でもボケ量を確保しやすいのがメリットです。また、夕方の公園で遊ぶシーンは光量が足りずブレやすいですが、F2.8ならシャッタースピードを稼ぎやすく写真の歩留まりが上がります。
注意点は手ブレ補正なしと、望遠側の“足りなさ”
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary(RF)には手ブレ補正がないため、暗所で被写体が止まっていてもシャッタースピードを落としすぎるとブレが出ます。IBIS搭載ボディならカバーしやすい一方、非搭載ボディではISOを上げる判断が増えるでしょう。また換算で約80mm相当までなので、運動会などで子どもを大きく撮るには届かない場面が出ます。その場合は望遠ズームを別に用意するか、キット望遠を残して使い分けるのがおすすめです。軽さと明るさを優先するレンズなので「一本で全部」は狙いすぎないほうが良いでしょう。
TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(RF):APS-Cで広角と明るさを両立

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(RF)は、APS-C機で超広角域をF2.8通しで使えるズームです。室内・風景・建築・Vlogなど、広角が必要かつ暗い場所が多いジャンルで力を発揮します。キットの広角側(18mm相当)では物足りない、スマホの超広角より歪みや周辺画質を丁寧にしたい、というニーズに応えてくれます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(RF) |
発売日 | 2024年12月 |
対応センサーサイズ | APS-C |
焦点距離・開放F値 | 11-20mm F2.8 |
35mm判換算 | 約18-32mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.15m / 0.25倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約335g |
みんなのカメラ 商品ページ |
換算18mm相当スタートは、室内と景色で“引ける”強みが大きい
室内で家族全員を入れたい、狭いカフェで空間の雰囲気ごと残したい、といった場面では、換算18mm相当の広さが効きます。風景でも手前の被写体を大きく入れて奥行きを作る構図が作りやすく、広角らしいダイナミックさが出しやすいでしょう。また、暗い旅行先のホテルやミュージアムの展示でもF2.8通しはシャッタースピード確保に直結するため、ブレやすい場面の救済になります。
歪み・水平の管理と、レンズ交換の順番に注意
超広角は便利な反面人物を画面端に置くと体が引き伸ばされて見えやすく、建築では水平垂直が少しでも傾くと違和感が出ます。撮影では人物は中央寄りに置く、建物はグリッド表示で水平を取るなど、撮り方の工夫が必要です。また広角ズームは前玉に汚れが付くとフレアが出やすいので、屋外ではレンズ交換の順番も意識するとトラブルが減ります。手ブレ補正は非搭載なので、暗所はF2.8を活かしつつ、シャッタースピードの下限を決めて使うのがおすすめです。
RFマウントレンズの比較・選び方ガイド
ここまでの7本は役割が明確で組み合わせやすい反面、どこから揃えるべきかで迷う人も多いでしょう。決め手は用途です。旅行・日常の出番を増やしたいのか、人物のボケ表現を増やしたいのか、望遠で今まで届かなかった被写体を撮りたいのかで、最初の一本が変わります。
基本的に標準ズームは撮り逃しを減らし、単焦点は写真の意図を強め、望遠は被写体そのものを増やします。たとえば子どもの成長記録なら、まず標準ズームで日常の撮影頻度を上げ、次に50mmで室内の雰囲気を整え、最後に70-200mmで行事に備える、という順番が作りやすいでしょう。野鳥や飛行機が主目的なら、先に100-500mmへ投資して“撮れる状態”を作り、標準域は後から埋める流れがおすすめです。
主な用途 | おすすめの軸 | 候補レンズ | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|---|
旅行・日常スナップを1本で | 画角の守備範囲とブレ耐性 | RF24-105mm F4 L IS USM | ボケ表現は単焦点追加で補うと分かりやすい |
室内・自然光で人物をきれいに | 明るさ(F1.8)と画角の扱いやすさ | RF50mm F1.8 STM / RF35mm F1.8 MACRO IS STM | APS-Cは換算画角が狭くなるので撮影距離に余裕が必要 |
料理・小物・テーブルフォトも撮りたい | 最短撮影距離(寄れるか) | RF35mm F1.8 MACRO IS STM | 寄れる分、ピント面が薄くなりやすいので絞りも活用 |
運動会・スポーツ・発表会 | 望遠域とAF追従、F2.8 | RF70-200mm F2.8 L IS USM | 価格・重量が上がるので中古導入は状態確認が重要 |
野鳥・飛行機・動物園 | 焦点距離(500mm)と手ブレ補正 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM | 暗所ではISO運用が前提、撮影時間帯の工夫が効く |
APS-Cで明るい標準ズームが欲しい | F2.8通しと軽さ | SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary(RF) | 手ブレ補正なし、望遠が必要なら別途望遠を用意 |
APS-Cで室内も風景も広く撮りたい | 超広角とF2.8 | TAMRON 11-20mm F2.8 Di III-A RXD(RF) | 歪みと水平管理が重要、人物は端に置きすぎない |
価格帯で見ると、RF50mm F1.8 STMはキヤノンオンラインショップ価格で31,680円(税込)で“最初の単焦点”として選びやすいといえます。RF35mm F1.8 MACRO IS STMは77,000円(税込)で「寄れる・明るい・ブレに強い」というバランスが魅力です。RF24-105mm F4 L IS USMやRF70-200mm F2.8 L IS USMは高額帯ですが、使用頻度が高いジャンル(旅行・行事)でリターンが出やすいため、中古も含めて考えると良いでしょう。
RFマウントレンズおすすめのまとめ
RFマウントレンズは純正の完成度が高く、標準ズームと望遠ズームに投資すると撮れる場面が素直に増えます。迷ったらRF24-105mm F4 L IS USMで撮影頻度を上げ、ボケや暗所を伸ばしたいならRF50mm F1.8 STMかRF35mm F1.8 MACRO IS STMを追加、行事や被写体距離の壁を超えるならRF70-200mm F2.8 L IS USMやRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMを検討すると整理しやすいでしょう。APS-CユーザーはサードパーティのF2.8ズームが効きやすいので、手持ちボディの手ブレ補正の有無と撮影場所を考えながら、“自分の弱点を埋める一本”を選んでみてください。
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