
【リーク】パナソニックLumix 22mm F5.6の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
パナソニックのフルサイズLUMIXユーザーのあいだで、いま静かに注目を集めているのが、パナソニックの特許情報で公開された「22mm F5.6」クラスのパンケーキ風光学系です。この記事では特許公報で公開された事実情報を基点に、発売時期の見通し・予約判断・価格レンジ・予想スペック・競合比較までをまとめました。
この記事のサマリー

特許情報から読み取れる「22mm F5.6」光学系のポイントを競合比較を交えて事実ベースで整理。

発売日予想・価格帯・予約タイミングの考え方を、LUMIX S 26mm F8などの既存製品を手がかりに解説/予想。

キヤノンRF28mm F2.8 STMやニコンZ 26mm F2.8など、他社パンケーキレンズとの比較軸を具体的にまとめ。

22mmという画角とF5.6というスペックを活かしたスナップ・風景・動画での実践的な使い方を紹介。

どんな人に向いているか・今すぐ買うべき代替レンズは何かをチェックできる購入検討の指針を提示。
22mm F5.6レンズとは?リークの概要と注目ポイント

まずは、そもそも「22mm F5.6」とは何者なのかを整理しておきましょう。パナソニックが出願した特許文書に登場する光学系をベースにした話であり、現時点では製品名も発売の有無も公表されていません。
特許出願情報から判明している客観的な情報
パナソニックは2024年4月25日付けで「撮像光学系、撮像装置、およびカメラシステム」という名称の特許を出願し、2025年11月7日に公開されました。特許の公開番号はP2025-167371で、実施例として焦点距離21mm台・28mm台・22mm台・24mm台の複数の広角光学系が示されており、その中の一つが「22mm F5.6」に相当すると考えられる設計値を持っています。
このうち実施例3で次の数値が記載されており、22mm F5.6クラスの光学系の候補とみなせます。
項目 | 値 |
|---|---|
焦点距離 | 22.6563mm |
F値 | 5.85131 |
像高 | 19.596mm |
全長 | 約34mm |
数値はあくまで設計値ですが、「フルサイズ対応と思われる広角レンズを、全長34mm前後のコンパクトさで成立させる」ことを目指していることが読み取れます。
なお、特許文書は「こういった構成の光学系を実現できる」という技術的裏付けを示すものであり、必ず製品化されるわけではないです。商品名やマウント、AFの有無、外観デザインなどは現時点では公開されていないため、特許内容と混同しないよう注意が必要です。
予想と事実を分けて押さえておきたいポイント
特許自体にはマウント名や製品名の記載はなく、Lマウント用であると明記されているわけではないので、製品化が確定しているわけではない段階です。
一方で、像高19〜21mm前後という数値は35mmフルサイズセンサーの半対角(約21.6mm)に近く、この特許がフルサイズ向けのイメージサークルを想定した設計と考えるのが妥当です。さらに、既にLマウント用の「LUMIX S 26mm F8」が存在することから、フルサイズLUMIX向け光学系として検討されている可能性が高いと解釈できます。
特許情報から読み取れる22mm F5.6のスペック
特許文書に並ぶ数値は一見難解ですが、焦点距離・F値・像高・全長といった要素に絞って見ると、「どんな使い方を想定したレンズなのか」をある程度イメージできます。ここでは、あくまで特許上の設計値であることを前提に、撮影者目線で噛み砕いてみましょう。
焦点距離・F値・全長から見える設計思想
実施例3の焦点距離は22.6563mm、F値5.85131、全長約34mmと記載されています。数値上は22.7mm F5.8相当であり、仮に製品化されるとすれば、一般的な表記として「22mm F5.6」や「23mm F6.3」といったキリの良いスペック表記に落とし込まれる可能性があります。
全長34mmという値は、すでに発売されているLUMIX S 26mm F8の全長18.1mmと比べるとやや長めですが、それでもパンケーキレンズと呼べる薄さの範囲に収まりそうなサイズ感です。26mm F8が「レンズキャップとほぼ同じ厚み」と表現されるほど薄いことを踏まえると、22mm F5.6相当の光学系は「わずかに厚みのあるパンケーキ」といったイメージになるでしょう。
F値が5.6〜5.8付近に設定されているのは、一般的にはレンズを小型化しつつ、ある程度の被写界深度と収差補正のバランスを取りやすい条件です。開放F2〜F2.8クラスの明るい広角単焦点とは性格が異なり、設計コンセプトとしては「パンフォーカス寄りに気軽なスナップを狙うレンズ」が想定されていると考えられます。
フルサイズ対応のイメージサークルと画角イメージ
像高19.596mmという値は、35mmフルサイズセンサーの半対角(約21.6mm)に近く、フルサイズ対応のイメージサークルを意識した設計とみるのが自然です。APS-Cやマイクロフォーサーズ専用レンズであれば、像高はより小さい値になるのが一般的です。
22mmをフルサイズで使った場合、対角画角はおおよそ88度前後となり、一般的には広角〜超広角に分類される画角です。風景や建築物、室内全体を一枚に収めやすく、「24mmよりもう一段広く、20mmほど極端ではない」バランスの良い広さと言えます。
被写体に近づいてパースを強調したり、手前に人物・奥に風景を大きく配置したりと、構図遊びがしやすい焦点距離でもあります。そこにパンケーキ級の薄さが組み合わされれば、「広角スナップ用の非常に軽快なセット」として活用しやすくなるでしょう。
想定マウントと対応ボディ|LUMIXユーザーが気になるポイント
特許文書にはマウント名の記載がありませんが、実際にレンズとして発売されるとしたらどのボディ向けになるのかは、LUMIXユーザーにとって大きな関心事です。ここでは、既存のレンズラインアップとスペックから、どのマウント向けの可能性が高いかを整理してみます。
Lマウントフルサイズ用と考えるのが自然な理由
パナソニックはLマウント向けに「LUMIX S 26mm F8」をすでに投入しており、全長約18.1mm・質量約58gという非常にコンパクトなパンケーキレンズとして話題になりました。焦点距離26mm・F8固定・マニュアルフォーカスという仕様で、35mmフルサイズのLUMIX Sシリーズ各機に対応しています。
今回の22mm F5.6相当光学系は、像高や焦点距離から見て同じくフルサイズ対応の広角設計であり、Lマウント用として検討されているとしても不自然ではありません。マイクロフォーサーズ用であれば、すでに20mm F1.7や14mm F2.5といったパンケーキ的なレンズが存在しており、22mm F5.6というスペックはやや中途半端になります。
そのため、「もし製品化されるならLUMIX S5II/S5IIX/S9といったSシリーズ向けのフルサイズLマウントレンズになる可能性がある」とイメージしておくと、実際に発表された際にも大きく認識がズレにくいでしょう。
コンパクトボディとの組み合わせで真価を発揮しそうな理由
LUMIX Sシリーズの中でもS9は、フルサイズ機としては特に小型・軽量なボディとして位置づけられています。LUMIX S 26mm F8もS9と同時期に強くアピールされ、「ボディキャップレンズ的に常用できる薄さ」として語られることが多くなりました。
22mm F5.6相当のパンケーキが同じLマウントで登場すれば、S9に装着した状態で26mmより広い画角を、同じような軽快さで楽しめる可能性があります。ショルダーバッグに入れっぱなしにして、思いついたときにすぐスナップ撮影ができるセットとして期待できるでしょう。
発売日・予約開始タイミングの予想
現時点でパナソニックから公式な開発発表や発売予告は出ていません。ここでは、既存製品のスケジュール感や特許公開のタイミングをもとに、「あくまで一般論としての目安」を整理します。
LUMIX S 26mm F8を軸にした発売時期の読み方
LUMIX S 26mm F8は2024年5月下旬に正式発表され、同年6月20日に発売されました。メーカー希望小売価格は31,900円(税込)で、「気軽に試せるパンケーキ」というコンセプトに沿った価格帯です。
22mm F5.6相当の光学系を含む特許が2025年11月に公開されたことから、2026年以降に関連製品が登場しても不思議ではありません。一方で特許から実際の発売までは数年スパンになることも珍しくありません。「来年必ず出る」といった期待は危険なので、「出ればラッキー」くらいの感覚で情報を追いながら、今使える機材で撮影を楽しむ姿勢が現実的です。
想定価格帯と予算の組み立て方
22mm F5.6相当レンズの価格は、実際に購入するかどうかを考えるうえで最も現実的な関心事のひとつです。ここでは、LUMIX S 26mm F8や他社パンケーキレンズの価格帯を参考に目安を考えてみます。
26mm F8や他社パンケーキを基準にした価格予想
LUMIX S 26mm F8のメーカー希望小売価格は31,900円(税込)です。フルサイズ用レンズとしては比較的手に取りやすい価格帯で、「スナップ用のサブレンズ」として追加しやすい設定と言えます。
これに対して、キヤノンのRF28mm F2.8 STMはフルサイズ用パンケーキながらF2.8と比較的明るく、現在の販売価格は48,400円(税込)です。ニコンのNIKKOR Z 26mm f/2.8も同じくフルサイズ用の薄型AFパンケーキで、発売時には「ニコンZシリーズで最も薄く軽いフルサイズ対応レンズ」として位置づけられており、販売価格は72,600円(税込)です。
22mm F5.6相当レンズがもし26mm F8と同様にMF専用・シンプルな構造で登場するなら、価格も3万円前後に抑えられる可能性があります。一方、AF搭載や可変絞りなどの機能を盛り込んだ場合は、製造コストを踏まえると4〜6万円クラスに入ってくるシナリオも十分考えられます。いずれにしても、現時点では「同種のパンケーキレンズの価格帯を参考にレンジ感を掴んでおく」程度に留めておくのが現実的です。
22mm F5.6 vs 他社パンケーキレンズ比較
ここからは、22mm F5.6相当レンズが実際に登場した場合、競合しそうなパンケーキレンズとどう差別化されるかを考えてみます。キヤノンRF28mm F2.8 STM、ニコンNIKKOR Z 26mm f/2.8、そしてLUMIX S 26mm F8を取り上げ、画角・明るさ・サイズ感をざっくり整理します。
主要パンケーキレンズとのスペック比較表
まずは、想定される22mm F5.6相当と、代表的なパンケーキレンズ3本のスペックを一覧にまとめます。今回のテーマ「22mm F5.6」は特許値から推定した参考値であり、実在の製品スペックではありません。
レンズ名 | 対応 | 焦点距離 | 開放F値 | 全長 | 質量 | AF |
|---|---|---|---|---|---|---|
LUMIX S 22mm F5.6 | フルサイズL(想定) | 約22mm | F5.6前後 | 約34mm(特許値) | 未定 | 不明 |
LUMIX S 26mm F8 | フルサイズL | 26mm | F8固定 | 18.1mm | 約58g | MF |
RF28mm F2.8 STM | フルサイズRF | 28mm | F2.8 | 24.7mm | 約120g | AF |
NIKKOR Z 26mm f/2.8 | フルサイズZ | 26mm | F2.8 | 23.5mm | 約125g | AF |
いずれも「フルサイズ用の薄型広角レンズ」というカテゴリーに属しますが、焦点距離・明るさ・AFの有無などでキャラクターが分かれています。
22mm F5.6ならではの立ち位置と強み
表を眺めると、22mm F5.6は「焦点距離がもっとも広角」「F値がもっとも控えめ」という立ち位置になりそうです。特許の課題として「諸収差を良好に補正できる撮像光学系」が掲げられているため、F5.6前後・全長約34mmという条件のもとで、コンパクトさと一定の画質を両立させることを目指した設計と読み取れます。ただし、実際の解像力や描写傾向は、製品として登場しない限り検証できません。
AFを備えたRF28mmやZ 26mmは、ポートレートや動画など幅広い用途を意識したオールラウンダー的な位置づけで、その分価格もやや高めです。一方、22mm F5.6相当がMF主体のシンプルな構造で登場するのであれば、「広角スナップ専用の割り切った一本」として、より手軽にフルサイズの超広角体験を楽しめる存在になる可能性があります。
LUMIX S 26mm F8との比較では、「さらに広い画角」と「少しだけ明るいF値」という差別化が期待できます。すでに26mm F8を所有しているユーザーが22mm F5.6相当を追加するかどうかは、価格・描写傾向・自分の撮影スタイルの3点を見て判断することになりそうです。
22mm F5.6を待ちきれない人向けの代替レンズ候補
気になるけれど、いつ出るかわからないなら、とりあえず今あるレンズで楽しみたいという方も多いはずです。ここでは、22mm F5.6相当レンズを待っているあいだの実用的な選択肢として、LUMIXユーザーが検討しやすいレンズをいくつか挙げます。
LUMIX S 26mm F8でパンケーキ体験を先取りする
最も分かりやすい選択肢は、すでに発売されているLUMIX S 26mm F8を手に入れることです。フルサイズLマウント用で、全長18.1mm・質量約58gというサイズは、まさに「ボディキャップレンズ」に近い感覚で持ち歩けます。
F8固定・MF専用という割り切った仕様ではありますが、パンフォーカスで街を歩きながら撮るスタイルには非常にマッチします。22mmほどの超広角ではありませんが、「広めのスナップレンズ」として十分楽しめますし、自分の撮影スタイルにパンケーキがハマるかどうか試す一本としても有効です。
すでに26mm F8を所有している場合は、その使用感を基準に自分はもっと広角が欲しいのかを冷静に判断できます。もし26mmで十分満足しているなら、22mm F5.6相当レンズが出ても見送るという選択肢も現実的です。
24mmクラスの明るい単焦点で用途をカバーする
超広角で背景もそこそこボカしたいというニーズが強いなら、既存の24mm F1.8クラスの単焦点レンズも有力です。パナソニック純正のLUMIX S 24mm F1.8や、シグマの24mm F2 DG DNなどは画角が近く、明るさでは圧倒的に有利です。
パンケーキほどの薄さはないものの、そのぶん夜景や室内撮影、星空撮影まで幅広く対応できます。とにかく軽さ優先なのか、ある程度の軽さと多用途性のバランスを取りたいのか、自分の優先順位に合わせて選ぶと失敗が減ります。
22mm F5.6相当レンズがどのような仕様で登場するかはまだ不明なので、今の撮影スタイルに確実に効く一本を先に導入しておき、将来22mm F5.6が登場したときに追加するかどうかを改めて考える、というスタンスも十分ありです。
購入検討チェックリスト|22mm F5.6が向いている人・向かない人
最後に、22mm F5.6相当レンズが実際に登場した場合、どんな人に向いていそうか、どんな人は別の選択肢を優先した方がよさそうかを整理しておきます。まだ正式発表前ではありますが、あらかじめ自分のスタイルと照らし合わせておくと、情報解禁後に迷いにくくなります。
こんな人には22mm F5.6が刺さりやすい
街歩きスナップや旅先の風景撮影が中心で、「とにかく荷物を軽くしたい」という方には、22mm F5.6相当レンズのコンセプトはかなりフィットしそうです。バッグに入れっぱなしでも負担になりにくく、「今日はカメラを持っていくか迷う」という場面で背中を押してくれる存在になり得ます。
また、被写界深度の深い写真が好きで、パンフォーカス寄りの描写を多用する方にも向いています。広角+F5.6という組み合わせは、手前から奥まで情報量の多い写真を作りやすく、ストリートスナップや記録写真にも適しています。
こんな撮影スタイルが多いなら、別の選択肢も検討したい
一方で、室内撮影や薄暗いライブハウス、夜のポートレート撮影が多い方には、F5.6はかなり厳しい設定になります。そうしたシーンではF1.8〜F2クラスの明るいレンズの方が圧倒的に有利です。
背景を大きくボカしたポートレートを中心に撮りたい方や、被写体を大きく浮かび上がらせるような写真を好む方にとっても、22mm F5.6相当レンズはメインレンズにはなりにくいでしょう。あくまで「サブ的なお散歩レンズ」と割り切れるかどうかが鍵になります。
また、ズームレンズ一本で何でも撮りたいタイプのユーザーにとっては、単焦点+F5.6という組み合わせは機動力に制約を感じる場面もあるはずです。その場合は、まず標準ズームや24mmクラスの明るい単焦点で撮影スタイルを固めたうえで、22mm F5.6相当を「遊び枠」として追加するかどうか検討するのが現実的です。
パナソニックLumix 22mm F5.6のまとめ
パナソニックの特許情報から浮かび上がった「22mm F5.6」光学系は、フルサイズ対応と思われる超広角パンケーキ候補として、LUMIXユーザーの関心を集めています。現時点で客観的にわかるのは、焦点距離22.6563mm・F値5.85131・全長約34mmという設計値と、既存のLUMIX S 26mm F8と近いサイズ感を持つ光学系が提示されているという点です。発売日や価格、マウントの確定情報は一切出ていませんが、もしLマウント用レンズとして登場する場合には、概ね3万〜数万円台クラスのスナップ向けパンケーキとして位置づけられる可能性があります。
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