
11/12発売 Meike 85mm F1.8 SE Mark II の予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ
フルサイズ用の中望遠ポートレート定番、85mm F1.8に新顔「Meike SE series 85mm f/1.8 Mark II」が登場しました。対応マウントはE/Z/L。メーカーおよび主要メディアの公表情報では、先代から色収差の抑制、AF速度の向上、最短撮影距離の短縮(0.65m)などが示されています。この記事では予約開始日・発売日・価格・主要スペックを事実ベースで整理し、競合比較と活用シーンの検討ポイントをまとめます。
この記事のサマリー

予約受付中、対応はE/Z/Lのフルサイズ向け

$229.99(約35,600円)でAF搭載・11枚羽根・62mm径・約369gの軽量設計

先代比で色収差低減・AF速度向上・最短0.65mへ短縮

純正85mm F1.8の半額以下の価格帯で導入ハードルが低い

同社上位モデルの「85mm f/1.8 PRO(約52,600円)」とは設計思想が異なる
Meike 85mm F1.8 SE Mark IIが11月12日発売と正式発表

Meike 85mm F1.8 SE Mark IIはフルサイズE/Z/L向けのAF対応85mm単焦点で、販売価格は$229.99(約35,600円)で予約受付が開始されました。先代モデルからの公表上の変更点は、色収差の抑制、AF速度の向上、最短撮影距離の短縮(0.85m→0.65m)などです。価格は同焦点域の純正85mm F1.8群と比較して半額以下で、入門・サブ用途の選択肢として位置づけられます。
商品名 | Meike 85mm F1.8 SE Mark II Full Frame Auto Focus STM Lens for E Mount Cameras |
|---|---|
対応マウント | Z/L/E マウント |
販売価格 | $229.99(約35,600円) |
発売日 | 2025年11月12日 |
予約開始日 | 2025年11月12日 |
予約・販売URL | MIKE(更新済) Amazon(更新済) |
Meike 85mm F1.8 SE Mark IIの基本情報
公式発表は2025年11月12日。注文受付は開始済みで、対応マウントはソニーE、ニコンZ、ライカLです。現時点でRF版のアナウンスはありません。主要メディアの報道では、Meike直販に加えてB&Hでの取り扱い予定も示されています。
主要スペックの要点
Meike SE series 85mm f/1.8 Mark II は、フルサイズ対応中望遠レンズです。開放F1.8〜F16をカバーし、11枚絞り羽根による円形に近いボケ味が特徴です。光学系は 7群11枚 へ刷新され、収差補正や周辺描写の改善が期待される構成に進化しました。
重量は 約369g と軽量で、前玉サイズは 62mm に統一。最短撮影距離は先代0.85mから 0.65m に短縮され、テーブルフォトやバストアップ撮影で一歩踏み込んだ画づくりがしやすくなっています。
先代の Mark Iとの比較
先代の Mark I(6群9枚/9枚羽根/67mm径/約386g)と比較すると、本モデルは光学要素の増加にも関わらず軽量化を達成し、絞り羽根を11枚化。ボケの質と携行性のバランスを改善しつつ、価格を抑えたまま使い勝手が向上しています。
項目 | Mark II(新型) | Mark I(先代) |
|---|---|---|
発売価格 | $229.99 | $199.99 前後(実売) |
レンズ構成 | 7群11枚 | 6群9枚 |
絞り羽根 | 11枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.65m | 0.85m |
フィルター径 | 62mm | 67mm |
開放F値 | F1.8 | F1.8 |
最小F値 | F16 | F22 |
AF | STMモーター搭載 | STMモーター(初代) |
重量 | 約369g | 約386g |
対応マウント | Sony E / Nikon Z / Leica L | E / Z / X など |
画角(フルサイズ) | 対角27.8°/水平23.4°/垂直10.8° | 同等 |
画角(APS-C) | 対角18.67°/水平15.53°/垂直10.38° | 同等 |
画角はフルサイズで 対角27.8°/水平23.4°/垂直10.8°。APS-C機で使用した場合は約1.5倍相当の焦点距離となり、対角18.67°/水平15.53°/垂直10.38° が公表値です。
最短撮影距離0.65m—寄りの自由度
先代の最短0.85mから0.65mへ短縮されました。これにより、ハーフボディや小物を絡めたカットで被写体を画面内で大きく取りつつ、背景の整理が行いやすくなります。テーブルフォトやディテール重視のカットでもワーキングディスタンスの自由度が増します。
寄りの背景分離とボケ量
被写体と背景の距離が詰まるほど前後ボケ差は増し、開放F1.8の背景分離が得やすくなります。縁の硬さが気になる場合は、撮影距離をわずかに伸ばしF2〜2.5に絞ることで改善が期待できます。
室内環境での寄りでは、側光や半逆光を作り、背景に明るい面(壁・窓外の緑など)を配置すると立体感の確保に寄与します。
ビルドクオリティと携行性(約369g/62mm径)
公表重量は約369g、フィルター径は62mmです。先代の約386g/67mmから軽量化・小径化され、フィルターやNDの共用・購入コスト面での扱いやすさが向上します。長時間のロケや軽量機材での運用に適したバランスです。
携行・運用の実際
軽量のため、肩掛け一台体制でも負担が小さく、短時間での移動撮影に適合します。遮光性能は付属フードと撮影条件に依存しますが、強い斜光・逆光ではフード使用と画角調整でフレア抑制が図れます。
62mm径は可変ND・拡散系・保護フィルターの選択肢が豊富で、費用対効果の面でも扱いやすい規格です。
色収差と周辺特性(先代比の改善点)
メーカーは「色収差の低減」を明示しています。軸上色収差や倍率色収差の抑制は、逆光・高コントラスト環境での輪郭のにじみ軽減に寄与します。RAW現像での補正量が小さく済めば、画の自然さも維持しやすくなります。
CA低減の現場メリット
白い衣装・レースのような高反射素材や、金属・ガラスのエッジでにじみが少ないことは再現性向上に直結します。周辺減光やコマ収差はボディ内補正・現像で追い込む前提ながら、ベースが整っていれば補正による副作用も軽減されます。
点光源を含む夜景や厳しい逆光では、露出とフレーミングの調整、1段程度の絞り込みで描写安定を図れます。
価格とコストパフォーマンス
$229.99(税込約35,600円)はAF搭載の85mm F1.8として競争力の高い価格帯です。Sony FE 85mm F1.8(税込86,900円)、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S(税込118,800円)、LUMIX S 85mm F1.8(税込81,400円)と比較して半額以下であり、初の大口径単焦点を導入しやすくします。
純正クラスとの価格差
純正はAF挙動・逆光耐性・耐環境・サポート面で優位です。一方で、本レンズは低コストで背景分離の表現を得やすい点が強みで、用途・頻度・要求水準に応じて選択肢となります。
62mmのフィルター共用により周辺アクセサリーの総所有コストも抑えやすく、軽量性と合わせて運用負担の低減に寄与します。
純正85mm F1.8(E/Z/L)との比較要点
純正群はいずれも描写・AF・耐候・動画親和性の総合力に優れます。Meike SE Mark IIは“価格と軽さ、開放F1.8の背景分離、0.65mの寄り”で導入価値を生みます。要求水準が高い現場では純正、費用対効果を重視する用途では本レンズという棲み分けが現実的です。
ソニーFE 85mm F1.8との比較(E)
FE 85mm F1.8はAF・逆光耐性・総合バランスに定評があります。SE Mark IIは価格と軽さ、最短0.65mという近接性で差別化されます。ボディ側のAF機能(顔・瞳検出等)との連携は、いずれのレンズでも撮影要件に直結します。
商用案件や過酷な環境では純正側に分がありますが、作例づくりや学習用途、軽装ロケではSE Mark IIがコスト面で選びやすい選択肢になります。
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S/LUMIX S 85mm F1.8との比較
Z 85mm f/1.8 Sは均質性とAF精度、S 85mm F1.8は静止画・動画の両面での扱いやすさが評価されています。SE Mark IIは価格と11枚羽根・0.65mの近接で存在感を示します。求める再現性・用途頻度・サポートの優先順位で選別するのが合理的です。
耐候やメーカーサポートを最重視する場合は純正系、寄りの自由度と価格優位を重視する場合はSE Mark IIが候補になります。
同社「Meike 85mm f/1.8 PRO」との違いと使い分け
Meikeには上位の「85mm f/1.8 PRO」もあります。価格は$339.99(税込約52,600円)、光学構成は8群11枚、絞り羽根9枚、重量約389g、最短0.85m、フィルター径62mmが公表仕様です。SE Mark II(7群11枚/11枚羽根/約369g/0.65m)とは設計思想が異なります。
価格・構成・近接性能の差
PROは8群11枚・9枚羽根・最短0.85mで、操作系(例:絞りリング)や外装テイストも含めた“上位”の位置づけです。SE Mark IIは11枚羽根と0.65mの近接性、価格の低さが特徴です。用途に応じた選択が必要です。
重量はPROが約389g、SE Mark IIが約369g。いずれも62mmフィルターで、運用コストは近いレンジに収まります。
選び分けの基準
屋外ポートレートや軽量優先のロケではSE Mark IIの軽さと寄りが有効です。点像再現・操作系まで含めた上位体験を求めるならPROを検討します。実写感の確認は販売店のデモ・レンタルでの事前確認が確実です。
価格帯はいずれも純正の半額〜3分の1程度で、残予算を他焦点域や照明に配分しやすいのも利点です。
マウント別の相性と注意点(E/Z/L)
現行対応はE・Z・Lで、フルサイズボディに装着してAF対応で運用可能です。AF挙動・手ブレ補正・被写体検出は母艦側の影響が大きいため、ボディ設定(AFエリア/検出種別/応答速度)の見直しが歩留まり改善につながります。
ソニーE/ニコンZでの運用の勘所
E系では顔・瞳検出の動作傾向をボディ設定で最適化し、被写体距離に応じてワイド/ゾーンなどAFエリアを使い分けます。Z系は人物検出が安定しており、85mmの得意距離で構図を作るとキャッチライトが乗りやすくなります。
Lマウントは動画機との組み合わせが多く、STMの静音性が利点になります。メーカー提供のレンズプロファイルや現像ソフトの対応状況は、導入前に最新版を確認してください。
非対応マウントと拡張
本モデルは公式にE/Z/Lの3系統が案内されています。RFやXなど他マウント版については、今回の発表には含まれていません。サードパーティ製につき、ボディ/レンズのファーム更新情報・販売元の返品ポリシーも合わせて確認すると安心です。
購入直後は近接・逆光・屋内・屋外のテストシナリオを用意し、初期不良や偏芯の有無を早期に確認しましょう。
Meike 85mm F1.8 SE Mark IIのまとめ
Meike SE series 85mm f/1.8 Mark IIは、$229.99(約35,600円)でAF・11枚羽根・0.65mまで寄れるフルサイズ用85mmです。E/Z/L対応で入手性が高く、先代からは色収差低減とAF速度向上、最短撮影距離の短縮が公表されています。純正より絶対性能で上回る趣旨ではありませんが、価格と軽さ、近接性のバランスにより入門・サブ用途の有力候補になります。要件がシビアな現場は純正・上位帯、費用対効果重視はSE Mark II——この整理で検討すると判断しやすいでしょう。
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