10/10発売 銘匠光学 TTArtisan TS 17mm F4 ASPHの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

10/10発売 銘匠光学 TTArtisan TS 17mm F4 ASPHの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

銘匠光学がTTArtisan TS 17mm F4 ASPHの正式発表を行いました。10/10から公式サイトで受付開始となったTTArtisan TS 17mm F4 ASPHは、シフト±8mm/ティルト±8°、像面φ64mm、360°回転対応というスペックで、対応マウントもE/Z/RF/L/GFXと幅広いです。価格も8万円未満と、導入ハードルも低めで注目度が高いレンズとなりました。

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筆者
みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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2025年10月10日に発表・発売開始、価格は約77,800円(税込)

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可動量はシフト±8mm/ティルト±8°、像面径φ64mm

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対応マウントはE/Z/RF/L/GFX(E・GFX先行、他は順次予定と告知)

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MF専用、重量約1051〜1056g、ねじ込みフィルター非対応

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競合:TS‑E17(±12mm/±6.5°)、PC19(±12mm/±7.5°)、Laowa15 Shift(±11mm)など

銘匠光学 TTArtisan TS 17mm F4 ASPHが10月10日発売開始

銘匠光学は2025年10月10日にTTArtisan TS 17mm F4 ASPHの発売を開始することを正式発表しました。可動量はシフト±8mm/ティルト±8°、像面径はφ64mmで、回転機構を備えます。対応マウントはE/Z/RF/L/GFXが告知され、WeiboではEとGFXが先行、Z/RF/Lは順次予定と案内されています。

商品名

LUMIX S 100-500mm F5-7.1(S-R100500)

対応マウント

E / Z / RF / L / GFX マウント

販売価格

3,180元 / 509ドル
(約77,800円)

発売日

2025年10月10日

予約開始日

2025年10月10日

予約・販売URL

公式オンラインストア

発売日と予約の見通し

2025年10月10日に発売開始。公式オンラインストアでの受付を開始しており、国内の販売店でも順次取り扱いが始まる見込みです。

マウント別に在庫動向が分かれる可能性があるため、各ストアでの予約可否・納期表示を確認するようにしましょう。

価格・対応マウント・基本仕様の要点

公式サイトでの販売価格は3,180元 / 509ドル(約77,800円)。対応はE/Z/RF/L/GFXが告知され、E/GFX先行・Z/RF/L順次予定の情報が確認できます。

像面径はφ64mm、可動はシフト±8mm・ティルト±8°。建築や内観のパース制御と合焦面コントロールに実用的なレンジです。重量は約1051〜1056gで、機材全体の重心設計を含めた運用が推奨されます。

スペックの読み解き(移軸量・像面・操作性)

公開されているスペックです。

項目

仕様

像面径

φ64 mm

可動(シフト)

±8 mm

可動(ティルト)

±8°

重量

約 1051 〜 1056 g

要点は±8mmシフト/±8°ティルト/像面φ64mmの三点です。超広角17mmで像面64mmを確保しているため、フルサイズでのシフト時のケラレ耐性や、GFX(44×33mm)での実用範囲確保に寄与します。ねじ込みフィルターは非対応のため、必要であれば角型ホルダーの運用を検討します。

±8mmシフト/±8°ティルト/像面φ64mmの意味

シフト±8mmは、水平を維持したまま上方へ画面を移動させて高層建築の垂直を保つ典型運用に対応します。ティルト±8°は合焦面の傾きを制御でき、床から奥壁までの合焦や選択的ボケの演出に利用可能です。像面φ64mmは、フルサイズ利用時の余裕とシフト時の周辺確保に有利です。

対応はE/Z/RF/L/GFXが告知され、WeiboではE/GFX先行が示されています。GFXではセンサーが大きいためシフト余裕は小さくなりますが、44×33mmカバーが案内されています。

操作性・重量・装着上の注意

重量は約1.05kg。三脚+ギア雲台の運用で構図と水平を安定させることが良さそうです。ねじ込みフィルターは非対応(フィルター径の記載なし)。角型ホルダー使用時はシフト量との干渉を事前確認します。

絞りリングは機械式。MF専用のため、ライブビュー拡大・ピーキング・格子線を併用して合焦と垂直出しをルーティン化すると歩留まりが向上します。可動機構は回転に対応します。

主要競合との比較

比較軸は「画角」「ティルト・シフト量」「価格」。比較先の主要はそれぞれ純正のCanon TS‑E 17mm F4L、Nikon PC NIKKOR 19mm F4E EDです。

レンズ名

ティルト範囲

シフト範囲

対角画角/重量

Canon TS-E 17mm F4L

±6.5°

±12mm

対角画角:104° / 重量:約820g

Nikon PC NIKKOR 19mm F4E ED

±7.5°

±12mm

対角画角:約97° / 重量:約885g

TTArtisan TS 17mm F4 ASPH

±8°

±8mm

対角画角:約104°(推定) / 重量:約1051〜1056g

TTArtisanはティルト±8°/シフト±8mmで角度は広め、一方でシフト量は純正より控えめです。価格面では8万円未満という導入ハードルの低さが特徴です。

Canon TS‑E 17mm F4L/Nikon PC 19mm F4E EDとの違い

TTArtisanは「角度側に余裕」がある一方、極端なパース補正では純正のシフト±12mmが利点となる場面があります。RF/ZはネイティブTSレンズが未発売/未発表とされ、現行ミラーレスにダイレクト装着できる選択肢として成立します。

Laowa 15mm Shift/Samyang T‑S 24mmの立ち位置

LaowaとSamyangの類似内容との比較も見てみましょう。

レンズ名

ティルト範囲

シフト範囲

対角画角/重量

Laowa 15mm F4.5 Zero-D Shift

-(ティルトなし)

±11mm

対角画角:約110° / 像面径:約φ65mm / 重量:約597g

Samyang 24mm T-S F3.5 ED AS UMC

±8.5°

±12mm

対角画角:約84° / 重量:約680g

TTArtisan TS 17mm F4 ASPH

±8°

±8mm

対角画角:約104°(推定) / 重量:約1051〜1056g

TTArtisanは「広い画角×十分なティルト角×実用シフト量」という配分で、内観と外観の両方に使いやすいバランスです。

画質面の着眼点

超広角×移軸では、シフト時の周辺落ちや色かぶり、逆光時のフレアを想定した事前対策が有効です。現場での再撮はコストが大きいため、露出の余裕取りや基準グレーの確認カットなど、撮影段階でのリスク低減が効果的です。

周辺像と色かぶりのコントロール

シフト時は周辺の実効光量が落ちやすい傾向があります。露出はややプラス寄りに設定し、必要に応じて現像で周辺光量補正+色かぶり補正を適用します。白の多い内観では、わずかな色差も目立つため、基準グレーを1枚挟むと再現性が上がります。

シャープネスはF8前後で安定しやすいケースが多いです。角度を大きくしたカットは中心優先でOKカットを確保し、作例カットは角度をやや弱めると破綻が出にくくなります。

逆光・フレア対策とフィルター併用の注意

強光源はフレアの原因です。構図から外す、手や遮光板でケラレない範囲で遮るなどの工夫が有効。角型フィルター併用時はホルダーの遮光板がケラレの原因になり得るため、シフト量と干渉の同時チェックが必要です。

HDRの段階露出(1EV刻み3〜5枚)を準備すると白飛びの耐性が上がります。プロファイル未整備の初期は歪曲補正を薄く当て、最後に垂直・水平を微調整する流れが画質ロスを抑えます。

カメラのフレアとゴーストの違い|原因・対策・活用まで完全ガイド

比較早見:主要スペック対応関係

TTArtisan TS 17mm F4 ASPH(対応マウント:E・Z・RF・L・GFX)を中心とした類似機材のスペック一覧です。各数値はメーカー等の公表値に基づきます。

レンズ名

ティルト範囲

シフト範囲

像面径/画角

重量・備考

TTArtisan TS 17mm F4 ASPH

±8°

±8mm

像面径:φ64mm

重量:約1051〜1056g

Canon TS-E 17mm F4L

±6.5°

±12mm

画角:対角104°

重量:約820g

Nikon PC 19mm F4E ED

±7.5°

±12mm

重量:約885g

Laowa 15mm F4.5 Zero-D Shift

―(ティルトなし)

±11mm

像面径:φ65mm

シフト専用 / 重量:約597g

Samyang 24mm T-S F3.5

±8.5°

±12mm

重量:約680g

「角度」が欲しいか「移動量」が欲しいか

高層外観の収まりはシフト量が効き、±12mmの純正は余裕が違います。内観や意図的な合焦面コントロールではティルト角が活き、±8°のTTArtisanが有効な場面があります。現場の頻度・要件で振り分けるのが合理的です。

画角も判断軸となります。引きが厳しい室内は17mmが安心、外観中心なら19mmでも十分なケースが多いでしょう。歪曲の少なさ重視ならZero‑D系の15mmシフトが候補になります。

価格観と他機種の相場感

純正TSは±12mmシフトで余裕がある反面、価格帯は上位。Laowa 15mm Zero‑D Shiftは±11mm・像面約φ65mm、Samyang 24mm T‑Sは±8.5°/±12mmで、いずれも仕様と価格のトレードオフがあります。

TTArtisanは±8°ティルト×17mmの広角で、価格面でも導入ハードルの低さが特徴です。用途に応じてTS‑E/PCや専用シフトと併用を検討できます。

まとめ

TTArtisan TS 17mm F4 ASPHは、±8mmシフト/±8°ティルト/像面φ64mmに加え、E/Z/RF/L/GFXの広い対応(E/GFX先行、他順次)と8万円未満という価格で、導入のハードルを下げる一本です。


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