
【リーク】Canon 50-150mm F2.8の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
特許出願で情報が公開されたCanon「50-150mm F2.8」光学系について、事実と予想を分けながら情報をまとめました。小径レンズ群による小型軽量化や、F2.8通しの実現可能性などスペックに関することに加え、発売日・価格・競合比較なども合わせて紹介します。

この記事のサマリー

特許の実施例から「約50–150mm/F2.8相当」「像高約21mm前後」「全長変化を伴う設計方針」が読み取れる。

小径レンズ群=小型軽量志向で、光学式IS採用“余地”が予想される(採否は未公表)。

競合は70–180mm系や70–200mm F2.8との比較が軸。

発売確定ではないので発表時期・価格ともに未定。製品化される場合の予想は15〜20万円。
今分かっている情報の要点と前提

2025年10月7日公開のキヤノンの特許出願情報(2025年公開・出願は2024年)に、約50-150mm F2.8相当の実施例が含まれています。焦点域、像高、F値のレンジから、フルサイズ対応かつF2.8通しを狙う設計と読み取れます。小径化をキーワードにした光学群配置が目を引き、ズーミングに伴う全長変化が図・数表から予想されます。
本記事では、明らかになっている事実と予想を分けて記述します。確定情報は特許で読み取れる範囲に限定し、発売日や価格など不明点は、過去事例と現行ラインナップから読める予想にとどめます。
特許公開で読める事実
焦点距離は概ね50-150mm域、F値は2.8相当でほぼ一定。像高は約21mm前後をカバーしておりフルサイズ想定が自然です。ズーミングで全長の変化が予想され、繰り出し量に関わる数値も提示されています。小径なレンズ群を用いて鏡筒や補正機構の小型化を狙う旨が明確です。
また、後群付近のスペース活用や補正ユニットの配置に触れた記述がみられます。防振機構そのものを断定する記載ではありませんが、補正ユニット小型化の文脈があり、光学式ISの採用余地が予想されます。採否は公表されていない状態です。AF駆動形式は特許からは確定不能です。
設計思想のキーワード
第一に“小径化”。前玉径と各群の径を抑え、質量・コスト・補正機構の自由度を確保する狙いです。第二に“外装長の変化を許容”。携行時の収納性と使用時の必要長のトレードオフを取ります。第三に“F2.8通し”。低照度や被写界深度コントロールの自由度を確保します。
70-200mmの定番からレンジを50-150mmにシフトすることで、前玉径や光学全長をさらに攻められる発想が見えます。結果として、室内や移動の多い現場での“持てるF2.8望遠”という価値を提示できます。これはRFラインの裾野拡大に合致します。
想定マウントと位置づけ
像高とバックフォーカスの値から、フルサイズRF向けが最有力。RF70-200mm F2.8L/F4Lの上位路線と棲み分けつつ、軽量・価格抑制の“非L系F2.8望遠”という新ポジションが考えやすいです。動画・静止両用で、R8やR6系などボディの裾野とも噛み合います。
同時に、APS-Cボディでのクロップ活用も現実的です。R7に装着すれば約75-225mm相当をカバー。競技や動物園など、中距離主体の用途で一本完結の機動力が生きます。
想定スペックの大枠
確定情報は実施例の焦点距離レンジ、F値レンジ、像高レンジ、全長変化の存在です。実施例1で記載された実数値がこちらです。
項目 | 数値 |
---|---|
焦点距離 | 51.50–145.50mm |
F値 | F2.89–2.91 |
半画角 | 22.79–8.28° |
像高 | 20.53–21.63mm |
全長 | 176.15–234.55mm |
バックフォーカス | 41.56mm |
一方でフィルター径と重量帯、手ブレ補正の実装有無、駆動方式、希望小売価格帯は予想となります。
量産仕様は最終的に光学とメカの最適点で変化します。特許値=製品値ではない点を理解することは重要です。とはいえ設計思想が“小径・軽量・F2.8通し”であるなら、市場が評価する勘所は外すことはなく、携行性、価格、AF/ISの総合力が鍵となるでしょう。
焦点域とF値
実施例ベースで約50-150mm、F2.8相当通し。ワイド端50mmは屋内イベントの引きに強く、ポートレートの距離感も作りやすいレンジです。テレ端150mmは200mmに届かない一方、画質とサイズの最適点として機能します。高画素機のトリミング耐性を踏まえると、用途の幅はむしろ広がります。
F2.8固定の利点は、露出設計と表現設計の単純化です。動画でもND運用が組みやすく、AFの測距精度にもポジティブ。暗所体育館や夕景ポートレートなど、従来F4で躊躇した場面が可能になっていきます。
サイズ・重量
小径群・全長変化の方針から、フィルター径や質量は軽量化の余地が見込めます。参考レンジとしては径67〜72mm、質量800〜900g台を想定できますが、いずれも推定であり確定はしていません。RF70-200 F2.8L(約1,070g)より軽く、RF70-200 F4L(約695g)よりは重いバランスの着地が目安です。
使用時に全長が伸びる反面、収納時の短さは携行で効きます。伸縮耐性の高い鏡筒設計やズームロックの有無は注視ポイント。室内での取り回しは50mmスタートの恩恵が大きいです。
手ブレ補正・駆動
補正ユニット小型化の記述から、光学式ISの採用余地が予想されます。AFはナノUSM級の静粛高速駆動が候補に挙がりますが、駆動形式は現段階では不明です。動画AFの滑らかさ、ピントブリージング対策の有無は量産仕様で確認が必要です。
最短撮影距離の数値は未公開ですが、同クラス標準の0.6〜0.7m程度なら実用域。フィルター径が小さければND/可変NDの運用コストも抑えられます。
競合比較:差別化ポイントを見極める
直接の純正対抗は存在しません。最も近いのは“軽量F2.8望遠”の思想を持つ70-180mm系や、定番の70-200mm F2.8です。さらに、ソニー系では50-150mm F2級の大口径ズームに関するリーク情報もありますが、製品化の確定情報としては扱いません。
比較では、焦点レンジ、質量、価格帯、ISの有無、AF/動画適性、収納寸法を軸に見ます。
RF70-200mm F2.8L / F4L との住み分け
F2.8Lは画質・AF・防塵防滴・作りの総合点でプロ定番。ただし価格・質量は重め。F4Lは軽量・短縮鏡筒で機動力が高いが、暗所とボケ量でF2.8に劣ります。50-150mm F2.8は“L未満の価格×F2.8の表現×軽さ”で中間層を狙う設計思想です。
焦点域が被らないため併存が可能。既存Lと食い合わず、裾野拡大に寄与します。二本持ちの現場では、軽い方を長時間の移動セクションに回す運用も考えられます。
TAMRON 70-180mm F2.8
“70-200を軽くする”発想の先駆け。最新世代では手ブレ補正を備えるモデルもあり、販売価格も攻めています。対して50-150は広角側を重視し、さらに小径化できる余地があるのが差。テレ不足はクロップやテレコンで補完、広角寄りの利便性はイベント現場で効きます。
購入判断は“より軽いF2.8の理想形”をどこに置くか。ND径やバッグ適合を含め、トータルの携行負担で比較するのが賢いです。
他社の50-150mm級
同レンジの“F2〜F2.8級”は、コンセプトとしては一定の注目を集めています。ただし個別モデルの製品化状況や価格は流動的です。キヤノンの50-150mm F2.8は、大口径の夢を“持てるサイズと現実的価格”のバランスをとった立ち位置を狙えるでしょう。
もしキヤノンが非L路線でISを載せ、質量900g前後、20万円未満に抑えれば、“日常で酷使できるF2.8”として強い訴求になります。
価格・発売日・予約の見通し
現時点で公式アナウンスはありません。価格・発売時期はいずれも予想です。非L路線・小径設計・IS採用を前提とした参考レンジは、価格15〜20万円帯。RF70-200 F4Lの実勢付近〜やや上のレンジで、“F2.8の価値”を加えた価格付けが想定されます。周辺アクセや可変NDの径もコストに影響します。
時期は中期投入の可能性を見つつ、正式発表=予約開始→発売は概ね1〜2か月後というキヤノンの一般的な流れを想定。
価格レンジの根拠
軽量F2.8望遠の実売水準や、RF小三元・単焦点非Lの価格帯からの逆算です。F2.8・IS・小径の組合せは価値が高く、20万円を大きく超えると裾野拡大の阻害要因となりやすい一方、ブランドプレミアムや量産歩留まりも加味する必要があります。
逆にIS非搭載なら更なる価格攻勢もあり得ますが、ボディIBIS非搭載機の裾野や動画需要を考えると、IS採用のメリットが勝ると予想できます。
タイムライン想定
特許公開→量産設計→製品化のリードタイムは案件ごとに大きく変動します。軽量F2.8ズーム群(例:広角・標準・中望遠)としての構想がある場合、発表順序や間隔は戦略的に最適化されます。
年末〜年度替わりの発表枠は注視ポイントではありますが、まだ発売自体が確定しているわけではないので過度な期待は避けましょう。
まとめ
特許が示す「50-150mm F2.8」は、小径化・全長変化の許容・F2.8通しの三点で“持てる大口径望遠”を具体化する設計でした。焦点域のシフトにより、屋内イベントや旅撮での使い勝手が大きく改善します。価格や発売時期は未公表のためあくまで予想です。
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