8mm F2.8 UMC Fish-eye

風景では広がりと遠近感を一枚に凝縮し、伸びやかな色乗りとメリハリのあるコントラストで空と地面の階調を整える。ボケは穏やかで近景を前に置いても馴染み、シャープなピント面が微細な質感を拾い、湾曲を活かした構図でも情報量を確保。周辺までの見え方は均質で、逆光下でもフレアを抑えやすく、太陽を入れたカットでも空の階調が粘り、透明感の抜けを保つ。MFリングはしっとりしたトルクで追い込みやすく、近接でも周囲のボケは乱れにくく、テーブルフォトもすっきり描ける。動画でも歪みの扱いを見通しやすく、ブリージングが少ないため歩き撮りでの画面変動を抑え、軽快に持ち出せる一本だ。