XCD 4/21mm

風景では遠景の描き分けが端正で、空気感まですっきりと抜け、広がりの中に自然なスケール感を気持ちよくもたらします。解像はきめ細かく、コントラストは端正、色乗りは自然で、全域にわたりヌケが良い画がすっと爽やかにまとまります。周辺までの均質性が高く、建築の直線も素直に整い、逆光でもゴーストを抑えやすく、空のグラデーションも破綻しません。ピント移動は滑らかで、動画でもブリージングは控えめ、パンや歩き撮りでも構図の安定感を保ちやすい性格です。手に取ると取り回しは軽快で、MF操作のトルクも端正、携行の負担を抑えつつ、長時間の風景撮影でも集中しやすいです。