KAMLAN 50mm F1.1 II

開放ではとろけるようなボケと柔らかなハイライトで、被写体の存在感を引き立てるマニュアル単焦点。中心は穏やか、少し絞るとコントラストが締まり立体感が増す。ポートレートやナイトシーン、近接の小物撮影で印象的。MFリングはトルク感が心地よく、滑らかなピント送りが可能。逆光では淡いフレアも表現の一部にでき、雰囲気づくりに最適。色乗りは濃すぎず素直で、編集で好みに寄せやすい。周辺はやわらかく、背景の玉ボケが大きく広がり、被写体がふわっと浮き出る。ピント合わせの手応えが確かで、動画でもゆっくりと表現を追い込める。