DT 11-18mm F4.5-5.6 SAL1118

建築の直線を端正に結び、広い空間のパースを気持ちよく整え、室内から街並みまで端から端まで大胆に切り取れる。ピント面は緻密でエッジもしっかり保たれ、ボケはなめらかに溶け、前景の処理が自然で画の落ち着きが保たれる。落ち着きのあるコントラストと濃すぎない色再現が、白壁や青空の質感を穏やかに見せ、逆光下でも階調を守り粘り強い。周辺までの均一感が高く、構図の隅でも情報量が確保され、フレアの抑制も効いて、画面全体の明瞭さを保ちやすい。AFは静かに追従し、MFの荷重も適度でピーク合わせがしやすく、ブリージングは控えめ、手持ち動画でも安心感がある。