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Z9のファームウェア最新版|更新内容・変更履歴・アップデート方法
2026年9月現在のZ9の最新ファームウェアは、同年3月31日公開の「C:Ver.5.32」です。この記事では、C:Ver.5.32の更新内容、過去バージョンからの変更履歴、現在のファームウェアバージョンを確認する方法、アップデート手順と注意点をまとめます。
この記事のサマリー

Z9の最新ファームウェアは2026年3月31日公開のC:Ver.5.32。レンズの絞り動作の変更とFTPサーバーへの画像送信中に発生する不具合の修正が含まれる

C:Ver.5.31以前を使用している場合は、過去のアップデート内容も反映されるため、基本的にC:Ver.5.32への更新を推奨

現在のバージョンは、セットアップメニューの「ファームウェアバージョン」からC(カメラ本体)とG(GNSSモジュール)を確認可能

アップデートは「Z_9_0532.bin」をメモリーカードのルート階層にコピーし、Z9のセットアップメニューから実行する

C:Ver.5.20以前では「撮影機能の呼び出し(ホールド)」の設定リセット、C:Ver.3.10以前ではIPTCプリセットの削除が発生。場合によっては2回目のアップデートも必要
Z9の最新ファームウェアの内容
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Z9の最新ファームウェアは「C:Ver.5.32」で、2026年3月31日に公開されました。現在のCファームウェアがVer.1.00〜5.31の場合は、Ver.5.32へ直接アップデートできます。
アップデートにはパソコンとカードリーダーを使用します。C:Ver.5.32のファームウェアファイル名は「Z_9_0532.bin」で、ニコン公式「ダウンロードセンター」からダウンロードできます。
C:Ver.5.31から5.32では、主に次の2点が変更・修正されています。
- 半押しタイマーがオフになったときのレンズの絞り動作を変更
- FTPサーバーへの画像送信中に、フィルター再生で画像を拡大表示すると、カメラが操作を受け付けなくなることがある問題を修正
C:Ver.5.32には、過去のファームウェアアップデートで追加・変更・修正された内容も含まれています。そのため、C:Ver.1.00〜5.31を使用している場合、各バージョンを順番に適用する必要はなく、C:Ver.5.32へ直接アップデートできます。
ただし、GNSSモジュールのファームウェア「G」の状態によっては、C:Ver.5.32への更新後にもう一度ファームウェア更新を行う必要があります。該当する条件と手順は後述します。
Z9のファームウェア変更履歴
Z9は発売後も継続的にファームウェアが更新され、撮影機能やAF性能、動画機能、操作性の向上、不具合の修正などが行われています。
バージョン | 公開日 | 主な変更 |
|---|---|---|
C:Ver.5.32 | 2026年3月31日 | 半押しタイマー終了時のレンズの絞り動作を変更。FTP送信中にフィルター再生で画像を拡大すると、カメラが操作を受け付けなくなることがある問題を修正。 |
C:Ver.5.31 | 2026年1月27日 | 静止画の3D-トラッキングと動画の被写体追尾AFで、追尾開始直後にフォーカスポイントが被写体から外れることがある問題を修正。 |
C:Ver.5.30 | 2025年12月16日 | シングルポイントAFやダイナミックAFなどで被写体検出に対応。ワイドエリアAF(C1/C2)の設定範囲拡大、ピクチャーコントロール追加、オートキャプチャの機能拡張、USBストリーミング(UVC/UAC)対応などを追加。 |
C:Ver.5.20 | 2025年4月16日 | リモート撮影システム「NX Field」に対応。GNSSモジュールのファームウェア表示・更新に対応し、連写後の再生やマニュアル露出での連写などに関する問題を修正。 |
C:Ver.5.10 | 2024年12月17日 | DX撮像範囲でのハイレゾズームに対応。パワーズームやゼブラパターンなど動画関連機能を拡張し、C30、ライブビュー、CFexpressカード使用時などに発生する複数の問題を修正。 |
C:Ver.5.00 | 2024年3月13日 | オートキャプチャに開始日時の指定やMFでの撮影などを追加。撮像範囲「DX(24×16)」や被写体検出の「飛行機」に対応するなど、撮影・再生・操作・ネットワーク関連の機能を拡張。 |
C:Ver.4.10 | 2023年10月4日 | AFの被写体検出対象に「鳥」と「飛行機」を追加するなど、被写体検出機能を拡張。 |
C:Ver.4.01 | 2023年8月22日 | 1080設定後に動画を正常に記録できないことがある問題、スローモーション時のボタン割り当て、連写1枚目のホワイトバランスなどに関する問題を修正。 |
C:Ver.4.00 | 2023年6月13日 | 静止画・動画にオートキャプチャを追加。プリキャプチャのバッファー継続時間を30秒から300秒へ延長するなど、撮影・操作・ネットワーク関連の機能を拡張。 |
C:Ver.3.10 | 2023年2月28日 | NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sに対応。低コントラストの被写体を連写したときのピント精度を改善し、再生・表示などに関する問題を修正。 |
C:Ver.3.01 | 2022年12月20日 | MC-N10リモートグリップの同調レリーズに対応。AF-Cの追従性能を改善し、被写体検出時のAFやFTP通信などに関する問題を修正。 |
C:Ver.3.00 | 2022年10月26日 | 画像サイズ「C60」「C120」、ハイレゾズームなどの撮影機能を追加。AF性能、操作、再生、ネットワーク関連の機能も改善。 |
C:Ver.2.11 | 2022年8月30日 | RAW動画出力に関する変更を実施し、動画撮影やカメラの動作に関する複数の問題を修正。 |
C:Ver.2.10 | 2022年7月6日 | 高周波フリッカー低減を追加。小さい被写体へのAF追従性や人物の瞳・顔へのピント精度を向上し、手ブレ補正などの動作も改善。 |
C:Ver.2.00 | 2022年4月20日 | RAW動画、4K UHD 120p、プリキャプチャなど多数の撮影機能を追加。AF、連写、動画、再生、操作、ネットワーク関連の機能を大幅に拡張。 |
C:Ver.1.11 | 2022年1月26日 | 長時間の連続撮影などでカメラが操作を受け付けなくなることがある問題など、複数の不具合を修正。 |
C:Ver.1.10 | 2022年1月5日 | NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR Sに対応。20コマ/秒の高速連続撮影で連続撮影可能時間を延長し、AFや撮影動作などに関する問題を修正。 |
なお、Z9の特徴や競合機との比較は以下の記事でも紹介しています。
Z9の現在のファームウェアバージョン確認方法
Z9の現在のファームウェアバージョンは、カメラのセットアップメニューから確認できます。アップデート前に現在のバージョンを確認し、「C:Ver.5.32」より古い場合は更新を検討しましょう。
確認手順は次のとおりです。
- Z9の電源を入れる
- MENUボタンを押す
- セットアップメニューを開く
- 「ファームウェアバージョン」を選ぶ
- 「C」に表示されているバージョンを確認する
「C」はカメラ本体のファームウェアを示します。また、C:Ver.5.20では、「ファームウェアバージョン」画面にGNSS(衛星測位システム)モジュールのファームウェアを示す「G」の表示と、GNSSモジュールのファームウェアアップデートに対応しました。
Cファームウェアをアップデートしたあと、Gが表示されていない場合、またはGが「0.17」以外の場合は、GNSSモジュールを更新するために2回目のファームウェアアップデートが必要です。Gが「0.17」の場合、2回目のアップデートは必要ありません。
Z9のファームウェアは更新した方がいい?
現在のファームウェアがC:Ver.5.31以前の場合は、基本的にC:Ver.5.32へのアップデートがおすすめです。C:Ver.5.32には不具合修正に加えて過去のアップデート内容も含まれているため、古いバージョンを使い続けるよりも最新版へ更新するメリットがあります。
C:Ver.5.32では、半押しタイマーがオフになったときのレンズの絞り動作が変更されています。また、FTPサーバーへの画像送信中にフィルター再生で画像を拡大表示すると、カメラが操作を受け付けなくなることがある問題が修正されています。
ただし、C:Ver.5.20以前から更新すると「撮影機能の呼び出し(ホールド)」に保存した設定がリセットされ、C:Ver.3.10以前から更新するとカメラ内のIPTCプリセットが削除されます。必要な設定やIPTCプリセットは、更新前に確認・保存しておきましょう。
なお先述の通り、GNSSモジュールの「G」が表示されていない場合、またはGが「0.17」以外の場合は、Cファームウェアの更新後にGNSSモジュールを更新するため、もう一度ファームウェアアップデートを行う必要があります。
Z9のファームウェアのアップデート方法
Z9のファームウェアは、ニコンからダウンロードした更新ファイルをメモリーカードにコピーし、カメラのセットアップメニューからアップデートします。更新中に電源が切れると正常にアップデートできない可能性があるため、事前にバッテリーを十分に充電してから作業を始めましょう。
ファームウェア更新に必要なもの
Z9のファームウェアをアップデートする前に、次のものを用意します。
- パソコン
- カードリーダー
- Z9で初期化(フォーマット)したメモリーカード
- 十分に充電したバッテリー
- ファームウェアファイル(ニコン公式「ダウンロードセンター」から取得)
C:Ver.5.32のファームウェアファイル名は「Z_9_0532.bin」です。ダウンロードしたファイルを展開し、「Z_9_0532.bin」をメモリーカードのルート階層(フォルダーの中ではなく、カードを開いて最初に表示される場所)へコピーします。
パソコンのOSによってダウンロードやファイル展開時の画面表示は異なりますが、メモリーカードへ更新ファイルをコピーし、Z9のメニューからアップデートを実行する基本的な流れは共通です。
手順 | やること |
|---|---|
1. 現在のバージョンを確認 | Z9の電源を入れ、セットアップメニューの「ファームウェアバージョン」を開く。「C」のバージョンを確認し、表示されている場合はGNSSモジュールの「G」も確認する |
2. ファームウェアをダウンロード | ニコンのZ9用ファームウェア配布ページからC:Ver.5.32をダウンロードし、ファイルを展開して「Z_9_0532.bin」を用意する |
3. メモリーカードへコピー | Z9で初期化(フォーマット)したメモリーカードをカードリーダーでパソコンに接続し、「Z_9_0532.bin」をルート階層(フォルダーの中ではなく、カードを開いて最初に表示される場所)へコピーする |
4. Z9でアップデートを実行 | メモリーカードをZ9の主スロットに入れて電源を入れる。セットアップメニューの「ファームウェアバージョン」を開き、画面の指示に従ってアップデートを実行する |
5. 更新後のバージョンを確認 | アップデート完了後、再度「ファームウェアバージョン」を開き、「C」が「5.32」になっていることを確認する。「G」が表示されていない場合、または「0.17」以外の場合は、GNSSモジュールの更新も行う |
GNSSモジュールの更新方法
セットアップメニューの「ファームウェアバージョン」で「G」が表示されていない場合、またはGが「0.17」以外の場合は、Cファームウェアの更新後にGNSSモジュールもアップデートします。Gがすでに「0.17」の場合は、GNSSモジュールのアップデートは必要ありません。
GNSSモジュールの更新手順は次のとおりです。
手順 | やること |
|---|---|
1. Cファームウェアを更新 | 1回目のアップデートで、Z9のCファームウェアをC:Ver.5.32へ更新する |
2. メモリーカードを入れ直す | 1回目のアップデート完了後に取り出した「Z_9_0532.bin」が入ったメモリーカードを、Z9の主スロットに再度入れる |
3. ファームウェアバージョンを開く | Z9の電源を入れ、セットアップメニューの「ファームウェアバージョン」を開く |
4. GNSSモジュールを更新 | 画面の指示に従って2回目のアップデートを実行する。完了メッセージが表示されたらZ9の電源を切り、メモリーカードを取り出す |
5. 更新後のバージョンを確認 | Z9の電源を入れ、再度「ファームウェアバージョン」を開く。Cが「5.32」、GNSSモジュールのGが「0.17」になっていることを確認する |
カードへのコピーとアップデート実行時の注意点
ファームウェアをアップデートするときは、更新ファイルの保存場所やカメラの電源、装着しているレンズ・マウントアダプターに注意が必要です。
- 「Z_9_0532.bin」は、メモリーカードのルート階層(フォルダーの中ではなく、カードを開いて最初に表示される場所)にコピーする
- ファームウェアをコピーしたメモリーカードは、Z9の主スロットに入れる
- アップデート中はカメラの電源を切らない
- ZマウントNIKKORレンズ以外のレンズを装着した状態ではアップデートしない
- FTZ II/FTZ以外のマウントアダプターを装着した状態ではアップデートしない
アップデートには約6分かかります。また、C:Ver.2.00以前のファームウェアから更新する場合は、アップデート開始後に進行バーが表示されるまで約2分かかることがあります。すぐに進行バーが表示されなくても電源を切ったり操作したりせず、そのまま待ってください。
更新前に確認したい設定・データへの影響
現在使用しているファームウェアのバージョンによっては、C:Ver.5.32へのアップデート時に一部の設定やデータがリセット・削除されます。該当する場合は、必要な設定やデータを更新前に確認・保存しておきましょう。
C:Ver.5.20以前から更新する場合
「撮影機能の呼び出し」に保存した設定は引き継がれますが、「撮影機能の呼び出し(ホールド)」に保存した設定はリセットされます。「撮影機能の呼び出し(ホールド)」を使用している場合は、アップデート後に再設定が必要です。
C:Ver.3.10以前から更新する場合
カメラに登録しているIPTCプリセットが削除されます。IPTCプリセット(撮影者名や著作権情報などのメタデータを登録する機能)を引き続き使用する場合は、アップデート前にメモリーカードへ保存してください。
保存は、セットアップメニューから次の順に操作します。
「IPTC」→「メモリーカードを使用」→「スロット1」または「スロット2」→「メモリーカードにコピー」
アップデート完了後は、「IPTC」→「メモリーカードを使用」→「スロット1」または「スロット2」→「カメラに登録」の順に操作し、保存したIPTCプリセットをカメラへ戻します。なお、IPTCプリセットは通常のメニュー設定の保存・読み込みとは別に保存する必要があります。
Z9のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
2026年9月現在のZ9の最新ファームウェアは、2026年3月31日公開のC:Ver.5.32です。C:Ver.5.31以前を使用している場合は、不具合修正や過去のアップデート内容も反映されるため、基本的にC:Ver.5.32へのアップデートがおすすめです。
アップデート前には現在のCファームウェアを確認し、GNSSモジュールの「G」が表示されている場合は、そのバージョンも確認してください。また、現在のバージョンによっては「撮影機能の呼び出し(ホールド)」の設定リセットやIPTCプリセットの削除が発生するため、必要な設定やデータは事前に保存しておきましょう。
アップデートでは「Z_9_0532.bin」をメモリーカードのルート階層にコピーし、Z9のセットアップメニューから更新を実行します。更新後はCが「5.32」になっていることを確認し、GNSSモジュールの更新が必要な場合はGが「0.17」になるまで2回目のアップデートを行ってください。
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