
【2026年版】Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレビュー比較まとめ|等倍マクロとポートレートを1本で








Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、Zマウントで等倍(1:1)撮影に対応する中望遠マイクロレンズです。最短撮影距離0.29m、最大撮影倍率1.0倍を備え、花や昆虫などのマクロ撮影に加えて、商品撮影やポートレートにも使いやすい105mmを採用しています。また、開放から高い解像性能を持ち、ナノクリスタルコートとアルネオコートによる逆光対策も特徴です。さらに、レンズ内VR、コントロールリング、L-Fnボタン、レンズ情報パネルを搭載し、撮影時の操作にも配慮されています。画質や操作性が高く評価される一方、等倍に近い距離ではAFに時間がかかる場合があるとの指摘もあります。この記事では、画質、AF、手ブレ補正、動画性能、競合レンズとの違いを詳しく見ていきます。
この記事のサマリー

最大撮影倍率1.0倍、最短撮影距離0.29mに対応し、小さな被写体を等倍で撮影できる

開放から高い解像性能を備え、マクロだけでなくポートレートや商品撮影にも使いやすい

AFは通常距離では高く評価されているが、等倍付近では合焦まで時間がかかる場合がある

レンズ内VRに加え、コントロールリング、L-Fnボタン、レンズ情報パネルを搭載

同じNikon Zマウントでは、TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDやNIKKOR Z MC 50mm f/2.8との違いも確認する
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレビュー要点

等倍のマクロ撮影では、撮影倍率が高くなるほど被写界深度(ピントが合って見える範囲)が浅くなります。わずかなカメラ位置の変化でもピントがずれやすいうえ、花や昆虫など動きのある被写体では被写体ブレにも注意が必要です。
そこでレンズ選びでは、解像性能だけでなく、ピント調整のしやすさや手ブレ補正、被写体との距離を取りやすい焦点距離も重要になります。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、最大撮影倍率1.0倍に対応する105mmの中望遠マイクロレンズで、近接撮影から通常距離まで幅広く使える設計です。
おすすめな人
花の花粉や昆虫の複眼、腕時計の文字盤、アクセサリーの刻印など、小さな被写体の細部を大きく写したい人に適したレンズです。最短撮影距離0.29mで等倍撮影に対応しており、肉眼では見えにくい部分まで画面いっぱいに捉えられます。
加えて、105mmは人物との距離を取りやすく、背景を整理したポートレートにも使いやすい焦点距離です。商品撮影や人物撮影にも対応できるため、マクロ専用ではなく中望遠単焦点としても活用したい人に選びやすいでしょう。
不向きな人
日常のスナップ用として、小型ボディに軽い単焦点レンズを付けたまま持ち歩きたい人は、サイズと重量を確認しておきたいところです。約630g・全長約140mmあるため、薄型の単焦点レンズとは携帯性が大きく異なります。
また、DXフォーマットのZシリーズに装着すると、画角は35mm判換算157.5mm相当です。被写体を大きく捉えやすくなる反面、室内では十分な撮影距離を確保しにくく、テーブル全体や日常風景を広く収める用途には適していません。
要素別レビュー早見表
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの特徴を、画質、AF、手ブレ補正、操作性などの項目ごとに整理しました。主要な仕様と撮影時に確認したいポイントを一覧にしているので、各項目の違いを短時間で把握できます。
要素 | 特徴 |
|---|---|
解像力 | 開放から高い解像性能を持ち、通常距離から等倍撮影まで画面周辺部の描写にも配慮 |
ボケ味 | 9枚の円形絞りを採用し、近接撮影では背景を大きくぼかした表現が可能 |
色収差 | EDレンズ3枚を採用し、ピント面前後に生じる色にじみを抑える設計 |
逆光耐性 | ナノクリスタルコートとアルネオコートにより、ゴーストやフレアを低減 |
AF速度 | 通常距離では高速との評価があるものの、マクロ域では合焦に時間がかかる場合がある |
VR(手ブレ補正) | CIPA規格準拠で4.5段。撮影距離が短くなるほど補正量は低下 |
操作性 | コントロールリング、L-Fnボタン、レンズ情報パネルを搭載 |
携帯性 | 約630g・全長約140mmで、小型の単焦点レンズと比べると大きめ |
価格 | ニコンダイレクト販売価格143,000円(税込) |
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの基本情報

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、2021年6月25日に発売されたニコンFXフォーマット対応のZマウントレンズです。2026年9月時点でも現行製品として販売されており、Zマウントの純正レンズでは105mmの焦点距離で等倍撮影に対応するマイクロレンズとなっています。
発売状況とレンズの立ち位置
ニコン純正のZマウント用マイクロレンズには、フルサイズ(FX)対応のNIKKOR Z MC 50mm f/2.8とNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sに加え、DXフォーマット用のNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7があります。50mmが標準域をカバーする小型モデルなのに対し、本レンズは105mmの中望遠域を採用。さらに、ニコン独自の設計指針と品質管理を厳格化し、NIKKOR Zレンズの中でも高い基準を満たすS-Lineに属しています。
主なスペック要点
主要スペックを一覧にまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
対応マウント | ニコン Z マウント |
対応フォーマット | ニコンFXフォーマット |
焦点距離 | 105mm |
最大絞り | F2.8(撮影距離∞時)、F4.5(撮影距離0.29m時) |
レンズ構成 | 11群16枚 |
最短撮影距離 | 0.29m |
最大撮影倍率 | 1.0倍(等倍) |
手ブレ補正 | レンズ内VR、4.5段(CIPA規格準拠) |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
フィルター径 | 62mm |
寸法 | 約85mm(最大径)×140mm |
質量 | 約630g |
価格 | 143,000円(税込) |
※価格は、2026年8月27日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのデザインと操作性のレビュー

マクロ撮影では、構図を決めたあとにピント位置や撮影倍率を細かく調整する場面が多くあります。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、幅の広いフォーカスリングに加えて、コントロールリング、L-Fnボタン、レンズ情報パネルを備えた構成です。
さらに、鏡筒の可動部分などにはシーリングを施し、マウント部にはゴムリングを採用。最前面のレンズには、汚れを拭き取りやすいフッ素コートも使われています。ただし、防塵・防滴性能はすべての条件で保証されるものではありません。
コントロールリング・L-Fnボタン・レンズ情報パネルの実用性
コントロールリングには、対応カメラとの組み合わせで絞り、ISO感度、露出補正などを割り当てられます。フォーカスリングとは独立しているため、ピント操作と露出関連の設定をレンズ側で使い分けられる仕様です。
また、L-Fnボタンには、対応ボディのカスタム設定から任意の機能を割り当てられます。よく使う機能を設定しておけば、レンズを支える手の位置を大きく変えずに操作可能です。
加えて、レンズ情報パネルでは撮影距離、被写界深度、絞り値、撮影倍率などの情報を切り替えて確認できます。特にマクロ撮影では、1:1や1:2といった撮影倍率をレンズ上で把握できる点が特徴です。
サイズ感と持ち出しやすさ
本体サイズは最大径約85mm、全長約140mmで、質量は約630g。小型の単焦点レンズよりバッグ内で場所を取るため、持ち歩く場合はレンズ収納部の大きさも確認しておきたいところです。
また、ピント合わせにはIF(インターナルフォーカス)方式を採用。フォーカシング時に鏡筒全長が変化しないため、近接撮影でもレンズ先端の位置を変えずにピントを調整できます。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの解像力・画質評価

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、等倍のマクロ撮影から通常距離までを想定した光学設計です。ここでは、開放付近のシャープネスに加えて、画面周辺の描写、色収差、逆光時の写りを確認します。
開放からのシャープネスとフレーム周辺の描写
ニコンは、無限遠から等倍まで絞り開放でも画像周辺部まで鮮明に描写することを目指した光学設計と説明しています。マルチフォーカス方式を採用し、撮影距離の変化に伴う収差を抑えているのも特徴です。
そのため、画面中央だけでなく周辺部の描写も重視したいマクロ撮影や、平面的な商品を写す場面でもレンズ全体の解像性能を生かせます。
色収差・逆光耐性
光学系はEDレンズ3枚と非球面レンズ1枚で構成されています。EDレンズは色収差を抑えるための特殊低分散ガラスで、マルチフォーカス方式との組み合わせにより、至近距離から無限遠まで軸上色収差を抑える設計です。金属のエッジや白い花びらなど、明暗差の大きい輪郭に現れやすい色にじみにも配慮されています。
さらに、ナノクリスタルコートとアルネオコートを採用。強い光源が画面内に入った際のゴーストやフレアを低減し、逆光時のコントラスト低下を抑える構成となっています。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのボケ味と近接撮影の描写

105mmの中望遠域では背景に写り込む範囲を整理しやすく、近接するほど被写界深度も浅くなります。絞り羽根は9枚の円形絞りで、ニコンは色収差を抑えることによる、ピント面前後の色にじみやボケの輪郭に現れる色づきの少なさを特徴として挙げています。
マクロとポートレートで使えるボケ描写
花や小物を近距離から撮影すると、背景を大きくぼかしながら細部へ視線を集めた構図を作れます。また、ポートレートでは105mmの画角によって周囲に写り込む要素を整理しやすく、人物を中心に据えた構図にも向いています。
ただし、解像性能が高いため、肌や髪の細かな質感まで写りやすいレンズです。柔らかな人物表現を狙う場合は、直射光を避けて拡散した光を使うほか、必要に応じて現像時に肌の質感を調整する方法があります。
近接時のF値変化とボケの考え方
本レンズは無限遠ではF2.8まで開けられますが、撮影距離が短くなるにつれて使用できる開放F値が変化します。最短撮影距離0.29mの等倍撮影時はF4.5となり、無限遠と同じF2.8では撮影できません。
ただし、近接撮影では被写界深度そのものが非常に浅くなるため、F4.5でも背景を大きくぼかすことは可能です。開放F値が変化するからといって、等倍撮影でボケを作りにくくなるわけではありません。
このF値の変化によって取り込める光量も変わるため、動く昆虫や風で揺れる花ではシャッタースピードにも注意が必要です。被写体の動きや周囲の明るさに応じて、ISO感度や照明も調整します。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR SのAF性能とマクロ撮影のレビュー

AFにはSTM(ステッピングモーター:電気信号で細かく制御できる駆動方式)とマルチフォーカス方式を採用しています。複数のフォーカス群を連動させることで、近距離から無限遠まで収差を抑えながらピントを合わせる仕組みです。
また、マクロ撮影では通常距離よりも被写界深度が浅く、ピント位置のわずかなずれが目立ちます。そのため、本レンズのAF性能は通常距離と等倍付近を分けて見る必要があります。
通常距離と近接でAFの挙動が変わる
Imaging Resourceでは、通常距離ではAFが速くなる一方、マクロ域では速度が低下すると評価されています。特に小さく動く昆虫を近距離から撮影した際には、被写体の動きへ追従しにくい場面があったとのことです。
フォーカス制限切り換えスイッチとMF
フォーカス制限切り換えスイッチは「FULL(∞~0.29m)」と「0.5~0.29m」の2段階です。0.5m以内の被写体を撮影する場合は「0.5~0.29m」に設定すると、AFの探索範囲を近距離側に限定できます。
反対に、ポートレートなど0.5mより遠い被写体を撮る場合はFULLを使用します。撮影対象に合わせて切り替えることで、不要な距離までAFが移動するのを防げる仕様です。
加えて、等倍付近ではMFも選択肢のひとつです。対応ボディの拡大表示やフォーカスピーキング(ピントが合った輪郭を強調表示する機能)を利用すれば、花のしべや昆虫の目など、狙った部分へ細かくピントを合わせられます。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの手ブレ補正VRと手持ち適性のレビュー

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレンズ内VRは、CIPA規格準拠で4.5段の手ブレ補正効果です。この数値はVRモードNORMALで測定された公称値で、ニコンは撮影距離が短くなるほど補正量が低下すると説明しています。
レンズ内VRとボディ内手ブレ補正の連携
105mmの中望遠では、広角レンズより手ブレが画面上に現れやすくなります。本レンズには光学式VRが内蔵されており、ボディ内手ブレ補正機構を搭載したZシリーズとの組み合わせでは、Yaw、Pitchに加えて上下・左右、Rollを含む5軸が補正対象です。
さらに、シンクロVR対応ボディでは、ボディ内のセンサーシフト方式とレンズ内のレンズシフト方式が連動し、補正効果を高めます。2026年4月時点の対応ボディは、ZR、Z9、Z8、Z6III、Z5II、Zfです。
等倍付近では被写体ブレにも注意
等倍付近では、撮影者がわずかに前後しただけでもピント位置が変化しやすくなります。そのため、手ブレだけでなく、カメラが被写体へ近づいたり離れたりする前後方向の動きにも注意が必要です。
また、VRが補正するのはカメラ側の揺れであり、風で動く花や移動する昆虫などの被写体ブレを止める機能ではありません。被写体が動いている場面では、動きの速さや周囲の明るさに合わせてシャッタースピードを調整する必要があります。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの動画適性のレビュー

動画撮影では、AFの駆動音や操作時の音に加えて、ピント移動による画角の変化も映像の見え方を左右します。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、こうした動画撮影に配慮した駆動方式や操作系を備えたレンズです。
商品や料理、小物、花などを大きく写す動画では、105mmの画角と近接性能を生かせます。また、ピント位置を大きく移動させる撮影では、AFの静音性だけでなく、フォーカスブリージングによる画角変化も確認したいポイントです。
静音AFとコントロールリング
AFと絞り機構にはSTMを採用しており、ニコンは静音性に配慮した駆動方式と説明しています。動画撮影では、レンズから発生するAFや絞りの動作音が録音へ入り込みにくい設計です。
加えて、コントロールリングはクリックレス仕様となっており、リングを回しても機械的なクリック音が発生しません。対応カメラとの組み合わせでは絞りやISO感度、露出補正などを割り当てられるため、撮影中の設定変更にも利用できます。
フォーカスブリージングは撮影距離によって変わる
フォーカスブリージングとは、ピント位置を移動した際に画角まで変化して見える現象です。ニコンは本レンズでフォーカスブリージングを抑える設計を採用していますが、被写体との距離によっては画角変化が目立つ場合があるとしています。
そのため、手前の商品から奥の商品へ大きくピントを送る動画では、実際に使用する撮影距離で画角の変化を確認しておくとよいでしょう。
なお、等倍付近では被写界深度が非常に浅いため、AFでピント位置が頻繁に変化する場合があります。画面内の特定位置へピントを固定したい撮影では、MFでピント位置を決め、必要に応じてカメラや被写体の位置を動かす方法も選択肢です。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sと競合レンズの比較

Nikon Zマウントで等倍マクロを選ぶ場合、直接比較しやすいのがTAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD ニコンZ用です。また、ニコン純正で小型・軽量なNIKKOR Z MC 50mm f/2.8も用途によって比較候補に入ります。3本の主な違いを表で確認してみましょう。
機種 | 焦点距離 | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | 質量 | レンズ内手ブレ補正 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
105mm | 1.0倍 | 0.29m | 約630g | あり | S-Line、レンズ情報パネル、L-Fnボタンを搭載 | |
90mm | 1.0倍 | 0.23m | 640g | なし | VXDによるAF、12枚の円形絞りを採用 | |
50mm | 1.0倍 | 0.16m | 約260g | なし | 小型・軽量で、標準域の画角でも撮影可能 |
TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDとの違い
TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD ニコンZ用は、NIKKOR Z MC 105mmと直接比較しやすい中望遠マクロです。90mmは105mmより画角がやや広いため、同じ撮影位置なら周囲を少し広く取り込めます。
機能面では、TAMRONが12枚の円形絞りとVXDによるAFを採用しているのに対し、NIKKORはレンズ内VR、レンズ情報パネル、L-Fnボタンを搭載しています。特にレンズ内手ブレ補正の有無は、手持ち撮影を想定する場合に確認したい違いです。
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8との違い
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8は、携帯性と標準域の画角を重視する場合の純正候補です。全長約66mm・約260gと小型で、マクロ撮影に加えて日常のスナップにも組み込みやすくなっています。
ただし、等倍撮影時のワーキングディスタンスはレンズ先端から約5cmです。昆虫のように近づくと動きやすい被写体や、被写体の周囲へ照明を配置する商品撮影では、105mmのほうが距離を取りやすくなります。
さらに、50mmにはレンズ内VRがありません。小型・軽量な標準マイクロを求めるなら50mm、被写体との距離や中望遠の画角、レンズ内VRを重視するなら105mmという違いで選べます。
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのレビュー比較まとめ
Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、最大撮影倍率1.0倍の等倍マクロと、105mmの中望遠撮影を1本でこなせるZマウントレンズです。開放から高い解像性能を備え、色収差や逆光を抑える光学設計に加えて、レンズ内VRやL-Fnボタン、コントロールリング、レンズ情報パネルなど、撮影を支える機能も充実しています。ただし、最短撮影距離0.29mでは開放F値がF4.5となり、マクロ域ではAFの合焦に時間がかかる場面もあります。また、フォーカス制限切り換えスイッチは「FULL」と「0.5~0.29m」の2段階なので、近接撮影では撮影距離に合わせた設定やMFの併用も選択肢です。競合では、同じNikon ZマウントのTAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDが中望遠マクロとして直接比較しやすく、純正では小型・軽量なNIKKOR Z MC 50mm f/2.8も候補になります。被写体との距離を取りながら花や昆虫、商品を等倍で撮影したい人や、ポートレートにも使える中望遠マイクロレンズを探している人には、NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが有力な選択肢です。
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