
Canon RF45mm F1.2 STMがカメラグランプリ2026「あなたが選ぶベストレンズ賞」受賞|軽量F1.2が読者に支持された理由





Canon RF45mm F1.2 STMが、カメラグランプリ2026の読者投票部門「あなたが選ぶベストレンズ賞」を受賞しました。F1.2の大口径でありながら軽量・小型、さらに価格面でも手が届きやすい方向性を打ち出したことが、多くの支持につながった形です。この記事では、CJPCの公式結果を軸に、発表時の狙い、主要スペック、価格帯の見え方、同年受賞機材との対比まで、事実ベースで整理します。
この記事のサマリー

Canon RF45mm F1.2 STMはカメラグランプリ2026「あなたが選ぶベストレンズ賞」を受賞

受賞は一般ユーザーのウェブ投票で決まり、実際の欲しさ・使いやすさが反映されやすい

メーカー発表の軸は『F1.2の表現力』『約346gの軽量設計』『手頃な価格帯を狙った設計』

STM駆動とフォーカスブリージング補正対応が、動画・ハイブリッド運用の追い風

同年の大賞はSony α7 V、レンズ賞はFE 50-150mm F2 GMで、評価の軸が分かれたのも興味深い
カメラグランプリ2026でCanon RF45mm F1.2 STMが受賞:まず確定情報を押さえる

「受賞した」という話題は熱量が先行しがちですが、最初に押さえるべきは公式の結果です。カメラグランプリ2026は、CJPC(カメラ記者クラブ)が主催し、対象期間内に日本市場で発売された製品から選ばれます。
CJPC公式結果で確認できる受賞カテゴリと位置づけ
CJPCの公式結果ページでは、カメラ・レンズの大賞級の賞に加えて、読者投票で決まる「あなたが選ぶベストカメラ賞」「あなたが選ぶベストレンズ賞」などが並びます。Canon RF45mm F1.2 STMは、この読者投票のレンズ部門に選出されています。
専門家選考のレンズ賞とは別枠である点も重要です。審査基準が「絶対性能」だけに寄らず、実際の使い勝手や価格とのバランスまで含めて票が集まりやすい賞だといえるでしょう。
選考対象期間と「委員会選考」「読者投票」の違い
選考対象期間は、海外のアワード整理記事でも「2025年4月1日〜2026年3月31日に日本市場で発売された製品」と説明されています。加えて、委員会はメディアや専門家、TIPA代表など約57名という枠組みも紹介されています。
一方で読者賞は、一般ユーザーのウェブ投票で決まる、とキヤノンの受賞告知でも説明されています。「買って良かった」「手に取ったときの幸福感」のような価値が結果に出やすいのが特徴です。
同年の受賞一覧も見ておくと、評価軸が立体的になる
同年は大賞(Camera of the Year)にSony α7 V、レンズ賞(Lens of the Year)にFE 50-150mm F2 GMが選ばれています。同じくあなたが選ぶベスト賞のカメラはCanon EOS R6 Mark IIIが選出されています。
つまり、専門家が選んだ「完成度の基準」と、読者が選んだ「欲しい・持ち出せる基準」が、別々の製品を押し上げた年でもあります。その構図を踏まえると、Canon RF45mm F1.2 STMの受賞理由も読み解きやすくなります。
Canon RF45mm F1.2 STMとは:非LでF1.2、しかも軽いという設計思想
Canon RF45mm F1.2 STMは、フルサイズRFマウント向けの大口径標準単焦点です。従来、F1.2はプロ向け・大型・高価というイメージが強い領域でしたが、このレンズはそこに別の答えを出しました。
45mmの標準域は、50mmより少し広く「日常」に寄る
標準レンズは一般に35〜55mm付近が中心ですが、45mmは50mmよりわずかに広く、室内や街角で一歩引けない場面でも構図を作りやすい距離感です。スナップで背景を入れたいとき、テーブル越しに家族を撮るときなど、50mmの窮屈さが出やすい状況で助けになります。
その一方で、35mmほど広角寄りでもないため、被写体の形が大きく歪む印象も抑えられます。ポートレートと日常の両方に「ちょうど寄れる」焦点距離として、45mmは昔から根強い支持があります。
約346gという軽さが、F1.2の心理的ハードルを下げた
キヤノンは、2025年11月6日時点で発売済みの開放F値1.2のRF/EFレンズシリーズにおいて、最軽量となる約346gを実現したと説明しています。F1.2の世界観を、日常のバッグに入れられる現実的な重量へ落とし込んだ点がポイントです。
重量が軽いと、単に疲れにくいだけではありません。「今日はF1.2で行こう」とレンズ選びの優先順位が上がりやすくなります。読者投票の文脈では、この“持ち出し率”の高さが票につながった可能性があります。
「手頃さ」を成立させるための工夫として語られるPMo非球面
受賞告知では、プラスチックモールド非球面レンズを効果的に配置し、構成の最適化によって価格面のハードルも下げた、という趣旨が述べられています(PR TIMES)。ここは「画質を落とした」ではなく、狙いを絞って成立させた、と捉える方が実態に近いでしょう。
大口径レンズは、周辺まで均一にまとめるほどサイズもコストも増えます。Canon RF45mm F1.2 STMは、エンスージアストが本当に欲しい体験を中心に据えて設計し、結果として読者賞で評価された、という筋立てが見えてきます。
Canon RF45mm F1.2 STMの主要スペック
大口径単焦点は、スペック表のどの項目が効いてくるかが分かりにくいレンズでもあります。Canon RF45mm F1.2 STMは特に「軽量F1.2」という個性が強いので、数字と撮影体験を結びつけて見るのが近道です。
項目 | 公表されている仕様 |
|---|---|
マウント | キヤノンRF(フルサイズ) |
焦点距離 | 45mm |
開放F値 | F1.2 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
AF駆動 | STM(ステッピングモーター) |
フォーカスブリージング補正 | 対応(ボディ側対応が前提) |
最短撮影距離 | 45cm |
フィルター径 | 67mm |
外形寸法 | 直径約78mm×全長約75mm(比較サイト記載値) |
質量 | 約346g(レンズ単体として紹介) |
サイズ・フィルター67mmは「運用コスト」に効く
フィルター径67mmは、標準ズームや中望遠単焦点でもよく使われるサイズ感です。NDやPLといったフィルター資産が67mmに揃っている人は、運用の敷居が下がります。逆に82mm級のフィルターが必要な大口径レンズと比べると、周辺アクセサリのコストも抑えやすい方向です。
外形寸法は、比較情報として45mmクラスにしては太めに見える一方、F1.2としては明確にコンパクト側です。バッグ内の占有体積が減ることは、レンズ交換の頻度や持ち出し方に直結します。
最短撮影距離45cm:テーブルまわりの雰囲気撮影には使いやすいが、寄りには過度に期待しない
最短撮影距離45cmは、コーヒーカップや料理を背景ごと写す“雰囲気カット”には使いやすい距離感です。一方で最大撮影倍率は0.13倍なので、料理の質感や小物を大きく写す用途では、マクロレンズやより寄れる標準〜中望遠レンズのほうが扱いやすい場面もあります。
9枚円形絞りとボケの見え方:夜景の点光源にも関係する
絞り羽根9枚は、ボケの形が角張りにくく、点光源がボケたときの輪郭が滑らかになりやすい構成です。開放付近では絞り形状の影響は小さい一方、少し絞って光源が入るシーンでは「ガサつき」に差が出やすい部分でもあります。
もちろん、ボケの好みは被写体距離や背景の質感で変わります。読者賞の文脈では、スペック表よりも作例や体験談で印象が形成されるため、絞りの設計思想も“伝わりやすい魅力”になったのかもしれません。
STMとフォーカスブリージング補正:動画・ハイブリッド時代の“ちょうど良さ”
Canon RF45mm F1.2 STMの受賞理由はボケや軽さが中心に語られますが、設計の中身を見ると動画寄りの配慮も目立ちます。静止画の標準単焦点でありながら、動画を撮る人が「困りにくい」条件が揃っています。
STMは何が良い? 静かで滑らかな駆動が武器になりやすい
「STM(ステッピングモーター)は、フォーカス移動をスムーズにしやすいAF駆動方式です。動画サーボAF搭載ボディと組み合わせることで、動画でも扱いやすいピント移動が期待できます。ただし、実際の作動音やAF速度はボディ、設定、撮影環境によって印象が変わります。
フォーカスブリージング補正対応は「ボディ側処理」が前提
キヤノンの発表を伝える記事では、Canon RF45mm F1.2 STMがフォーカスブリージング補正に対応する旨も触れられています(Financial Insight Africa)。フォーカスブリージングは、ピント位置の移動で画角がわずかに変わり、動画だと“勝手にズームした”ように見える現象です。
補正はボディの対応が前提なので、すべてのカメラで同じ効き方になるとは限りません。それでも、レンズ側が対応していること自体が、ハイブリッド運用を強く意識した設計のサインだといえます。
一定長の鏡筒は、ジンバルやリグでの扱いやすさにつながる
レンズ全長が撮影中に大きく変わらない構造は、動画用ジンバルやリグ運用で地味に効いてきます。前後バランスが変化しにくく、重心調整の手間を減らせるためです。結果として「大口径なのに運用が面倒になりにくい」方向へ寄せられます。
動画を主戦場にしていなくても、家族の記録や旅のVlogなどで動画を撮る人は増えています。そうした層が読者投票に参加していると考えると、この配慮も票の一部を支えた可能性があります。
45mm F1.2の使いどころ:スナップ・ポートレート・室内での具体像
Canon RF45mm F1.2 STMの魅力は「F1.2でよくボケる」だけでは終わりません。45mmという焦点距離と軽さが合わさることで、“大口径を日常で使う”場面が現実的になります。ここでは撮影シーン別にイメージを広げます。
スナップ:被写体を選ばず、背景の整理がしやすい距離感
街角の看板、カフェの窓際、旅先の路地など、スナップは背景が散らかりがちです。45mmで被写体に少し寄り、F1.2を活かして背景をほどよく溶かすと、雑多な要素を“雰囲気”としてまとめやすくなります。
35mmほど広くないので、フレーム内に情報を詰め込み過ぎにくい点もメリットです。何を主役にするかが明確な写真になりやすく、SNSや作品づくりの両方で扱いやすい画角です。
ポートレート:ボケ量より「ボケ方」を楽しむレンズになりやすい
F1.2はボケ量が注目されますが、実際はボケの“質”が写真の印象を決めます。髪の毛の輪郭、背景の木漏れ日、夜のイルミネーションなど、点や線が多い背景で個性が出ます。読者投票で支持されやすいのは、こうした分かりやすい変化でしょう。
また45mmは、顔のアップだけでなく上半身や環境ポートレートにも向きます。背景を少し残して「その人らしさ」を写したいとき、50mmより一歩だけ余裕が出るのが45mmの良さです。
室内・夜・イベント:高感度に頼りすぎない撮り方がしやすい
暗い室内や夕方以降の街では、F1.2の明るさが露出の自由度を広げます。シャッタースピードを無理に落とさずに済む場面が増え、手ブレや被写体ブレのリスクを減らしやすくなります。結果として、撮影の成功率が上がりやすいのは大きな利点です。
一方で、開放だとピントの許容範囲が非常に薄くなります。動く被写体や複数人では、少し絞って安定感を取る選択も現実的です。F1.2は“いつも開放”ではなく、“必要なときに切れるカード”として使うと扱いやすいでしょう。
同年受賞機材・競合との対比:なぜCanon RF45mm F1.2 STMが読者賞に強かったのか
受賞の意味を深めるには、同じ舞台で評価された製品と並べて考えるのが効果的です。専門家が選ぶ賞と、読者が選ぶ賞で結果が分かれたこと自体が、今の市場の価値観を映しています。
Sony α7 VとFE 50-150mm F2 GM:専門家が評価した“新基準”
Sony α7 Vが大賞を獲得したことを「新しいスタンダードを打ち立てた」といった文脈で紹介されています。また、レンズ賞はFE 50-150mm F2 GMで、これはズームでF2通しという強い個性と用途の広さを持つレンズです。
これらは、性能や完成度の“頂点”に近い評価軸で語られやすい製品です。一方、Canon RF45mm F1.2 STMは、そこから少し視点をずらし、所有・運用のしやすさまで含めた満足で勝負しているように見えます。
同じキヤノン内の選択肢:上位Lと競争せず、別の幸福感を作る
Canon Rumorsの記事に登場するRF 50mm F1.4 L VCMのような上位レンズは、仕事や厳しい環境も含めて“安心して任せられる”方向の価値が大きいはずです。対してCanon RF45mm F1.2 STMは、「今日は軽く行きたいのに、表現は妥協したくない」という矛盾をほどく提案です。
読者賞で強いのは、こうした矛盾解消型のプロダクトであることが多い印象があります。単純な最高性能より、日々の撮影頻度に直結する価値が伝わりやすいからです。
Canon RF45mm F1.2 STMがカメラグランプリ2026 あなたが選ぶベストレンズ賞受賞のまとめ
Canon RF45mm F1.2 STMは、CJPCの公式結果としてカメラグランプリ2026「あなたが選ぶベストレンズ賞」を受賞しました。メーカー発表で強調されているのは、F1.2の表現力を軸にしながら、約346gという軽量さや、動画時代を見据えたSTM・ブリージング補正対応まで含めた“使いやすさ”です。専門家選考ではSony α7 VやFE 50-150mm F2 GMが存在感を見せる一方、読者投票では別の価値が選ばれた点も含め、今年の結果はレンズ選びの基準が多様化していることを示しているでしょう。
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