
135mm単焦点レンズおすすめ8選|距離感・ボケ・重さで選ぶ








135mmレンズは、フルサイズでは望遠域に入る焦点距離です。被写体から離れて撮ることで、顔や体の遠近感を抑えやすく、人物と背景の見え方を整理しやすくなります。一方で、撮影場所の広さや手ブレ、ピント精度には注意が必要です。この記事ではSony・Canon・Nikonの純正上位モデルを中心に、F1.4のSigma、軽量重視ならCarl ZEISS Batis 2.8/135、価格を抑えやすいSAMYANG、E/Zマウントで選べるViltrox、中古前提のSony STFまで紹介します。用途別の選び方と比較表を見ながら、自分の撮影場所やポートレートの距離感に合う135mmレンズを選んでいきましょう。
この記事のサマリー

135mmはポートレートで背景を大きくぼかし、人物の輪郭を引き立てやすい焦点距離です

同じ構図で撮る場合は85mmより被写体から離れるため、背景が大きく写り、前後の距離が詰まったように見えやすくなります

選び方はAFの信頼性・手ブレ補正・最短撮影距離・重さを軸に考えると分かりやすいです

純正上位はFE 135mm F1.8 GM、RF135mm F1.8 L IS USM、NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが中心で、E/LマウントならSigma 135mm F1.4 DG | Artも比較対象になります

軽量重視ならCarl ZEISS Batis 2.8/135、価格を抑えたいならSAMYANG、E/Zマウントで選ぶならViltrox、ボケの質を重視するなら中古前提のSony 135mm F2.8 T4.5 STFも候補です
135mmレンズがポートレートで選ばれる理由

ここでは、135mmで人物と背景がどのように写るのかを整理します。85mmより距離を取って撮ることで背景の見え方が変わり、ポートレートらしい立体感を作りやすくなります。一方で、撮影距離や手ブレ、ピント精度には注意が必要です。
圧縮効果と背景整理:85mmより背景がまとまりやすい理由
135mmは同じ構図で撮ろうとすると、85mmより後ろに下がる必要があります。そのため、背景が大きく写り、前後の距離が詰まったように見えやすくなります。人物と背景の見え方を整理しやすい点が、ポートレートで135mmが選ばれる理由のひとつです。
例えば街路樹や建物のラインを背景にしたとき、背景の要素が寄って写るため、人物が背景に埋もれにくい場面があります。一方で、背景が細かく入り組んでいる場所では、要素同士が重なり、画面が詰まって見えることもあります。135mmを使うときは、背景の形や明るさも確認して構図を決めるとよいでしょう。
135mmレンズの距離目安:バストアップと全身で変わる
フルサイズでバストアップを撮るなら、1.5〜2.5m程度が目安になります。全身を入れる場合は6〜10m程度まで下がることもあり、屋外や広めの室内の方が使いやすい焦点距離です。必要な距離は、身長や構図によって変わります。
ただし撮影距離が長くなると、モデルに声が届きにくくなったり、狭い室内では全身構図が作れなかったりする場合があります。普段の撮影場所に十分な奥行きがあるかを先に確認しておくと、135mmを使う場面を具体的に想像できるでしょう。
使い方のコツ:手ブレとピント精度を意識して撮る
135mmのレンズは、小さな手の揺れも画面に出やすい焦点距離です。レンズ内手ブレ補正やボディ内手ブレ補正は手持ち撮影を支えますが、被写体ブレまでは抑えられません。人物の動きがある場面では、シャッター速度にも余裕を持たせたいところです。
また、開放付近では背景のボケ具合とピントが合う範囲(被写界深度)が浅くなります。瞳にピントが合っているかどうかで写真の印象は変わるため、瞳AFの設定やAFエリアの確認も行いましょう。オールドレンズを使う場合は、拡大表示やピーキング(ピントの合った輪郭を強調する表示)を併用すると、ピント位置を確認しやすくなります。
135mm単焦点レンズの選び方

135mm単焦点レンズを選ぶときは、写りだけでなく撮影中の扱いやすさもあわせて確認しましょう。
項目 | 確認ポイント | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
AFと手ブレ補正 | 瞳AFの追従性、レンズ内手ブレ補正の有無 | 人物撮影や撮り直しにくい場面ではAF性能を重視。室内や夕景では手ブレ補正も確認する |
ボケの質と開放F値 | F1.8やF1.4のボケ量、玉ボケの輪郭、二線ボケ、色づき | 背景を大きくぼかしたいなら大口径、ボケの輪郭まで重視するならSTFも候補になる |
最短撮影距離・重さ・フィルター径 | 寄れる距離、レンズ重量、フィルター代 | 花や小物も撮るなら最短撮影距離、長時間持ち歩くなら重量、NDを使うならフィルター径も確認する |
AFと手ブレ補正を確認する
人物撮影が中心なら、AFの追従性と精度を重視したいところです。135mmはピント面が浅く、瞳からわずかに外れるだけで写真の印象が変わるからです。とくに屋外の歩きポートレート、式典、子どもの自然な表情など、撮り直しにくい場面ではAFレンズが扱いやすいです。
手ブレ補正は、静止した被写体や薄暗い室内で手持ち撮影を支えます。RF135mm F1.8 L IS USMのようにレンズ側補正があるモデルは、低速シャッターでもファインダー像を安定させやすい場面があります。一方で、NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaのようにレンズ内補正がないモデルでも、ボディ内補正とシャッター速度の設定で対応できます。
ボケの質と開放F値を見る
135mmは被写体から少し離れて撮るため、背景を大きくぼかしやすい焦点距離です。とくにF1.8やF1.4の大口径なら、人物を背景から引き立てる写りを作りやすくなります。選ぶときはボケ量だけでなく、玉ボケの輪郭、二線ボケ、髪の周辺の色づき、前後のボケのなめらかさも確認しましょう。
ボケの輪郭をやわらかく見せたいなら、STFレンズも候補になります。STFはアポダイゼーション(ボケの縁をやわらかくする仕組み)により、点光源や葉の背景をなめらかに見せやすいレンズです。ただし、Sony 135mm F2.8 T4.5 STFはF2.8表記でも露出はT4.5相当で、通常のF2.8レンズよりシャッター速度やISOに余裕が必要なので注意しましょう。
最短撮影距離・重さ・フィルター径を確認する
135mmのレンズは大きく重くなりやすく、単体で900g前後になるモデルもあります。そのため長時間のロケや旅行で使うなら、600〜800g台のレンズの方が持ち歩きやすいと感じる人もいます。フィルター径が82mm級になると、保護フィルターやNDフィルターの価格も上がりやすくなります。
また、近くの被写体をどれくらい大きく写せるかも確認したいポイントです。近距離にピントを合わせにくい135mmは、花や小物を撮るときに「もう少し大きく写したい」と感じる場面があります。一方で、最短撮影距離が短く最大撮影倍率が高い135mmなら、花びらや小物の質感も撮りやすく、ポートレート以外にも使いやすくなります。
135mm単焦点レンズの比較 早見表
現行の定番から個性派まで、特徴を以下にまとめました。
製品名 | 特徴 |
|---|---|
解像・ボケ・AF性能のバランスに優れたEマウントの大口径135mm | |
レンズ内手ブレ補正つきで暗所ポートレートに強い | |
周辺まで破綻しにくいボケ表現と描写の均一感が魅力 | |
F1.4の大きなボケ量を狙えるE/Lマウント向けの最新候補 | |
軽めの重量と手ブレ補正で持ち出しやすい実用派 | |
純正より価格を抑えてF1.8を選びやすいEマウント向け候補 | |
E/Zマウントで選べる、描写と価格のバランスを狙ったサードパーティ候補 | |
生産完了のAマウントMFレンズ。ボケの縁が滑らかで、中古前提の個性派 |
※Sony 135mm F2.8 T4.5 STFは、生産完了のAマウントMFレンズです。
Sony FE 135mm F1.8 GM:解像とボケを両立したSony Eマウントの大口径135mm

SonyのFE 135mm F1.8 GMは、Eマウントで高画質な135mm単焦点を探す人に向く大口径レンズです。開放F1.8から細部を描きやすく、人物撮影では背景を大きくぼかして被写体を引き立てられます。
重量は約950gと軽くはありませんが、AF性能と開放描写を重視するポートレート撮影では扱いやすい部類です。屋外ロケや作品撮りで、135mmを主力として使いたい人に向いています。
開放F1.8の描写とAFを活かせる場面
開放F1.8でも瞳やまつ毛の細部を写しやすく、髪の毛の質感も出しやすいのが特徴です。ただし、強い逆光や点光源では条件によって色づきが出ることもあるため、作例では髪の周辺やハイライトの縁も確認しておきましょう。
また、歩きながらのポートレートや、表情が短い間に変わる場面では、AFの追従性が撮影を支えます。135mmはピント位置のズレが目立ちやすいため、瞳に合わせ続けられるかも重要なポイントです。
広い場所で使いやすい一方、重量とフィルター径は確認したい
公園や海辺など、立ち位置を変えながら背景を調整しやすい場所では、135mmらしい大きな背景ボケを活かしやすくなります。木漏れ日や街の光、海面の反射などを背景に入れると、玉ボケを使ったポートレートも撮りやすいでしょう。
一方で、約950gの重量は長時間の手持ち撮影では負担になる場合があります。フィルター径も82mmと大きく、NDフィルターや保護フィルターを揃えると費用がかかります。軽さを重視するなら、後述のCarl Zeiss Batis 2.8/135なども比較対象になるでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | FE 135mm F1.8 GM |
国内発売日 | 2019年4月19日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正対応機では併用可) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.7m / 0.25倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約950g |
価格 | 272,800円(税込) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Canon RF135mm F1.8 L IS USM:手ブレ補正つきで暗所にも強いCanon純正

CanonのRF135mm F1.8 L IS USMは、ポートレート用途で頼りになるRFマウントの大口径135mmです。最大の特徴はレンズ内手ブレ補正を備えている点です。手持ちの室内撮影や夕景ポートレートで、シャッター速度の自由度が上がります。
描写面でもLレンズらしく、コントラストと解像のバランスが取りやすい設計です。RFボディの瞳AF運用を前提に、撮影テンポを落とさずに135mmらしい立体感を狙えます。
手ブレ補正を活かしやすいシーン:室内ポートレートと夕景撮影
手ブレ補正は、被写体の動きが少ない場面で手持ち撮影を支えてくれます。例えば窓光の室内で、背景を大きくぼかしつつISOを上げすぎたくないときに役立ちます。夕方の街角で背景の光を残して撮りたい場合も、低速シャッターを使いやすくなります。
また、135mmは画角が狭いため、構図のわずかなズレも目立ちやすい焦点距離です。しかし、手ブレ補正があるとファインダー像が安定しやすく、立ち位置を変えながら構図を調整しやすくなります。
注意点:被写体ブレは別問題、サイズも小さくはない
補正があるとはいえ、歩く・振り向くといった動きによる被写体ブレまでは抑えられません。暗い場所で人物を撮る場合は、被写体の動きに合わせてシャッター速度を確保し、必要に応じて連写も使うと撮りやすくなります。
レンズ自体も大口径のため、軽量な135mmではありません。そのため、旅行に1本だけ持っていく用途より、ポートレート撮影の日に主力として持ち出すレンズと考えると分かりやすいです。フィルター径も82mmと大きいため、NDフィルターや保護フィルターの費用も確認しておきましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | RF135mm F1.8 L IS USM |
国内発売日 | 2023年1月26日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約216mm相当) |
手ブレ補正 | あり(レンズ単体で最大5.5段、対応ボディとの協調制御で最大8.0段。メーカー発表) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.7m / 0.26倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約935g |
価格 | 338,800円(税込) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena:周辺まで美しく整うNikon Zの大口径135mm

NikonのNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは、Zマウントのフラッグシップ級135mmとして、ボケ表現と画面全体の均一感を強く意識したレンズです。中央だけでなく周辺まで、破綻しにくい写りを狙いたい人に向きます。
レンズ内手ブレ補正はありませんが、ボディ側補正と組み合わせた運用でカバーできるケースも多いです。特にポートレートで背景の光や形まで意識して構図を作りたい人に向くレンズです。
Plenaの特徴:周辺まで整いやすいボケ描写
135mmは背景の玉ボケが目立ちやすい焦点距離です。NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは、画面周辺に点光源やハイライトが入っても、玉ボケの形が崩れにくい描写が特徴です。
夜景を背景にしたポートレートでは、被写体を中央から外して配置しても、背景のハイライトをきれいに見せやすくなります。人物の位置だけでなく、背景の光の形まで見ながら構図を作りたい人に向いています。
サイズと補正なし運用を確認して選ぶ
重量は約995gで、軽量タイプの135mmレンズではありません。そのため、長時間の手持ち撮影では、ストラップの使い方や撮影姿勢も意識したいところです。135mmは小さな揺れが画面に出やすいため、肘を体に寄せるだけでも構えが安定しやすくなります。
レンズ内手ブレ補正はないため、暗所ではシャッター速度を下げすぎない設定が扱いやすいです。高感度に強いZボディや、ボディ内手ブレ補正に対応したZボディと組み合わせれば、日常のポートレートや屋外撮影でも使いやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena |
国内発売日 | 2023年10月13日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正対応機では併用可) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.82m / 0.2倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約995g |
価格 | 399,300円(税込) |
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※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Sigma 135mm F1.4 DG:F1.4の大きなボケ量を狙えるE/Lマウント向け135mm

Sigma 135mm F1.4 DGは、F1.4の明るさを備えたフルサイズ対応の135mm単焦点レンズです。対応マウントはSony EマウントとLマウントで、開放から背景を大きくぼかしたポートレートを撮りたい人に向いています。
一方で、純正F1.8クラスよりもレンズは大きく重くなります。携行性よりも、浅い被写界深度や背景の大きなボケを優先したい人向けのレンズとして考えると選びやすいです。
F1.4の大きなボケを活かしたポートレート
135mm F1.4は、背景を大きくぼかして人物を引き立てやすいレンズです。屋外ポートレートで木々や街の光を背景に入れると、被写体と背景の距離を活かした立体感のある写真を作りやすくなります。
また、13枚の円形絞りを採用しているため、少し絞っても玉ボケの形を保ちやすい点も特徴です。開放F1.4だけでなく、F2前後まで絞ってピントの合う範囲を少し広げながら撮る使い方もできます。
注意点:1.4kg級の重量と105mmフィルター径を確認する
重量はSony Eマウント用で約1,420g、Lマウント用で約1,430gです。135mmレンズの中でも大きく重い部類で、長時間の手持ち撮影では負担を感じる場合があります。そのため撮影時間が長い人や移動が多い人は、持ち運び方や撮影時の構え方も考えておきたいところです。
フィルター径も105mmと大きく、保護フィルターやNDフィルターを用意する場合は費用もかかります。F1.4の描写を重視する人には魅力的ですが、持ち出しやすさを優先するなら、純正F1.8クラスや後述のCarl Zeiss Batis 2.8/135とも比較して選びましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Sigma 135mm F1.4 DG |
国内発売日 | 2025年9月25日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.4 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正対応機では併用可) |
最短撮影距離・最大倍率 | 1.1m / 約0.14倍(1:6.9) |
フィルター径 | 105mm |
重量 | 約1,420g(Eマウント)/ 約1,430g(Lマウント) |
価格 | 330,000円(税込) |
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※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Carl Zeiss Batis 2.8/135:軽さと手ブレ補正で持ち出しやすい135mm

Carl Zeiss Batis 2.8/135は、135mmを日常的に持ち出したい人に向く実用的なレンズです。開放F値はF2.8で、大口径F1.8クラスほど背景を大きくぼかすレンズではありません。その代わり、約614gの軽さと光学式手ブレ補正により、長時間の撮影でも扱いやすいのが特徴です。
F2.8でも焦点距離は135mmなので、望遠らしい背景整理は十分に狙えます。大きなボケを最優先するというより、軽さ・手ブレ補正・持ち出しやすさを重視して選びたいレンズです。
F2.8のメリット:ピントの合わせやすさと軽さ
ポートレートでは、瞳にピントを合わせつつ、耳や髪の輪郭も残したい場面があります。F2.8はF1.8よりピントの合う範囲が少し広がるため、横顔や斜め向きの構図でも扱いやすいです。髪の一部だけが極端にぼけてしまうのを避けたい場面にも向いています。
また、F1.8クラスより軽いため、長時間の撮影や移動の多い日でも負担を抑えやすいです。全身ポートレートや、花・街並み・人物を一本で撮る散策では、Carl Zeiss Batis 2.8/135の軽さは使いやすさにつながります。
向くシーンと注意点:暗所とボケ量を確認する
夕方の屋外や室内の自然光では、光学式手ブレ補正が手持ち撮影を支えてくれます。望遠らしい背景整理を活かしながら、人物の輪郭を落ち着いて見せたい場面に向いています。
一方で、暗い室内で動く人物を撮る場合、F2.8ではシャッター速度を確保しにくいことがあります。F1.8クラスほど大きく背景をぼかせるわけではないため、強いボケ量を求めるなら純正大口径レンズも比較して選びましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Carl ZEISS Batis 2.8/135 |
国内発売日 | 2017年5月12日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F2.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | あり(光学式手ブレ補正) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.87m / 約0.19倍(1:5.3) |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約614g |
価格 | 330,000円(税込) |
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※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
SAMYANG AF 135mm F1.8 FE:価格重視で選びたい大口径135mm

SAMYANG AF 135mm F1.8 FEは、純正レンズより価格を抑えつつ、F1.8の大きなボケを使いたい人に向く135mm単焦点です。背景を大きくぼかしたポートレートを撮りたいけれど、純正上位モデルまでは予算をかけにくい人にとって、検討しやすい選択肢になります。
AFを備えているため、MFのオールドレンズより撮影の流れを保ちやすい点も特徴です。初めて135mm単焦点を使う人でも、距離感やボケの出方を試しやすいレンズです。
F1.8のボケを活かしたポートレートに向く
135mm F1.8は、背景を大きくぼかして人物を引き立てたい場面に向いています。公園の木々、街の看板、室内の家具など、情報が多い背景でも、人物の輪郭を見せやすいのが特徴です。
また、撮影可能な舞台や発表会など、被写体との距離がある場面でもF1.8の明るさを活かせます。ズームレンズの135mm域と比べると、背景ボケとシャッター速度の確保を両立しやすい点が単焦点ならではの魅力といえるでしょう。
注意点:手ブレ補正なしとAFの相性を確認する
SAMYANG AF 135mm F1.8 FEはレンズ内手ブレ補正を搭載していないため、暗所ではシャッター速度とISOの設定が重要になります。ボディ内手ブレ補正に対応したカメラなら手持ち撮影を支えられますが、被写体ブレまでは抑えられません。
また、サードパーティAFレンズは、使用するボディやファームウェアによってAFの動きが変わる場合があります。そのため、購入前には対応ボディやレンズのファームウェア情報も確認しておきましょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SAMYANG AF 135mm F1.8 FE |
国内発売日 | 2022年5月27日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正対応機では併用可) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.69m / 0.243倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約772g |
価格 | 134,001円(税込) |
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Viltrox AF 135mm F1.8 LAB:E/Zマウントで選べるサードパーティの大口径135mm

Viltrox AF 135mm F1.8 LABは、Sony EマウントとNikon Zマウントで選べるフルサイズ対応のAF単焦点レンズです。開放F値はF1.8で、純正の大口径135mmより価格を抑えながら、ポートレート向けの大きなボケを狙える点が特徴です。
LABシリーズは、Viltroxの上位ラインに位置づけられています。前述のSAMYANG AF 135mm F1.8 FEより重く、価格も上がりますが、EマウントだけでなくZマウントでも選べるため、Nikon ZユーザーにとってはPlena以外のF1.8候補として比較しやすいレンズです。
描写・価格・マウント対応のバランスを見る
Viltrox AF 135mm F1.8 LABは、最短撮影距離0.72m、最大撮影倍率0.25倍に対応しています。人物だけでなく、花や小物を少し大きめに写したい場面にも使いやすい仕様です。
絞り羽根は11枚で、F1.8の大きなボケを活かしたポートレートにも向いています。純正レンズにこだわらず、描写・価格・対応マウントのバランスを見て選びたい人に向くレンズです。
注意点:重量と対応ボディを確認する
重量はEマウント用で約1,235g、Zマウント用で約1,265gです。FE 135mm F1.8 GMやNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaよりも重いため、軽く持ち出せる135mmを探している人は注意が必要です。撮影時間が長い場合は、手持ちで使い続けられる重さかも確認しておきましょう。
EマウントとZマウントで選べるレンズですが、使用するボディによってAF設定や操作感は変わります。購入前に対応ボディやファームウェア情報を確認し、普段使うAFモードが自分の撮り方に合うかも見ておくとよいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Viltrox AF 135mm F1.8 LAB |
国内発売日 | 2025年2月26日(Eマウント)/ 2025年4月4日(Zマウント) |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 135mm F1.8 |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正対応機では併用可) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.72m / 0.25倍 |
フィルター径 | 82mm |
重量 | 約1,235g(Eマウント)/ 約1,265g(Zマウント) |
価格 | 168,300円(税込) |
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※価格は、2026年5月20日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Sony 135mm F2.8 T4.5 STF:ボケの輪郭をなめらかに見せる中古前提のAマウントレンズ

Sony 135mm F2.8 T4.5 STFは、STF機構によりボケの輪郭をなめらかに見せるAマウント用レンズです。現行の新品AFレンズではなく、生産完了品のため、中古で探す前提になります。
このレンズはAFには対応しておらず、マニュアルフォーカスでじっくりピントを合わせて使います。Eマウント機で使う場合はマウントアダプターが必要になるため、購入前に対応ボディやアダプターの種類を確認しておきましょう。
STFで変わるボケの見え方:点光源や葉の背景で違いが出やすい
木漏れ日やイルミネーションなど、細かいハイライトが多い背景では、レンズによってボケの輪郭が目立つことがあります。しかし、Sony 135mm F2.8 T4.5 STFは、STF機構によってボケの縁を目立ちにくくし、背景をやわらかく見せる設計です。
人物だけでなく、花のクローズアップや静物でも違いを感じやすいレンズです。反射の多い背景や窓際の小物を撮る場面では、一般的な大口径レンズよりもボケの輪郭をなめらかに見せられる場合があります。
注意点:T4.5相当の暗さとMF運用を確認する
F2.8表記のレンズですが、露出上はT4.5相当になります。T値とは、レンズを通って実際に届く光量を表す値です。Sony 135mm F2.8 T4.5 STFはボケの質を優先した設計のため、暗所で動く被写体を追う撮影には向きにくいです。そのため光量のある場所で、背景や表情を確認しながら撮る場面に向いています。
また、マニュアルフォーカス前提のレンズなので、瞳AFで撮影枚数を重ねるポートレートとは撮り方が異なります。背景の形を整え、表情の変化を待ちながら1枚ずつ撮るレンズとして考えると分かりやすいです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | Sony 135mm F2.8 T4.5 STF |
国内発売日 | 2006年10月27日 |
対応センサーサイズ | フルサイズ(Aマウント) |
焦点距離・開放F値 | 135mm F2.8(T4.5) |
35mm判換算 | 135mm相当(APS-C使用時は約203mm相当) |
手ブレ補正 | なし(ボディ側補正の有無は機種による) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.87m / 0.25倍 |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 約730g |
価格 | 新品販売なし(生産完了品。希望小売価格192,500円(税込)) |
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※本製品は生産完了品です。価格欄にはSony公式の希望小売価格を記載しています。
比較・選び方ガイド:用途別に135mmを選ぶ

135mmレンズは同じ焦点距離でも、ボケ量、ボケの輪郭、持ち出しやすさのどれを優先するかで選び方が変わります。屋外ポートレートや撮り直しにくい人物撮影ではAFの精度と追従性、花やスナップにも使うなら最短撮影距離と重量を確認したいところです。
スタジオや作品撮りで背景のボケや光まで意識するなら、Sigma 135mm F1.4 DGやSony 135mm F2.8 T4.5 STFも選択肢になります。ただし、重量やMF運用、アダプターの必要性など、撮影の進め方に関わる部分もあるので事前に確認しておきましょう。
レンズ | マウント | 開放 | 手ブレ補正 | 重量 | 最短撮影距離 | 得意ジャンル |
|---|---|---|---|---|---|---|
FE 135mm F1.8 GM | Sony E | F1.8 | なし | 約950g | 0.7m | 人物作品、屋外ポートレート、作品撮り |
RF135mm F1.8 L IS USM | Canon RF | F1.8 | あり | 約935g | 0.7m | 室内ポートレート、夕景、手持ち重視 |
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena | Nikon Z | F1.8 | なし | 約995g | 0.82m | 周辺まで整う人物、夜景背景の表現 |
Sigma 135mm F1.4 DG | Sony E / L | F1.4 | なし | 約1,420g(E)/ 約1,430g(L) | 1.1m | F1.4の大きなボケ量、作品撮り |
Carl ZEISS Batis 2.8/135 | Sony E | F2.8 | あり | 約614g | 0.87m | 散策・旅行、人物+風景の兼用 |
SAMYANG AF 135mm F1.8 FE | Sony E | F1.8 | なし | 約772g | 0.69m | 大口径入門、コスト重視の人物撮影 |
Viltrox AF 135mm F1.8 LAB | Sony E / Nikon Z | F1.8 | なし | 約1,235g(E)/ 約1,265g(Z) | 0.72m | サードパーティで描写と価格のバランスを狙う撮影 |
Sony 135mm F2.8 T4.5 STF | Sony A | F2.8(T4.5) | なし | 約730g | 0.87m | ボケの質重視、静物、丁寧なポートレート |
撮影シーン別に135mmレンズを選ぶ
135mmレンズは被写体との距離が長くなるため、撮影場所の広さと被写体の動きによって必要な機能が変わります。迷ったら、もっとも使う場面を一つ決め、その場面に合う機能を優先して選びましょう。
撮りたいもの・状況 | 優先ポイント | 合いやすいレンズ |
|---|---|---|
屋外ポートレートを主力にしたい | AF精度、開放の解像、逆光耐性 | FE 135mm F1.8 GM / RF135mm F1.8 L IS USM / NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena |
F1.8よりさらに大きなボケ量を狙いたい | 開放F値、画作り、重量の許容 | Sigma 135mm F1.4 DG | Art |
室内や夕方で手持ちが多い | 手ブレ補正、露出の自由度 | RF135mm F1.8 L IS USM / Carl ZEISS Batis 2.8/135 |
まず135mmの距離感を試したい | 予算、重量、AFの扱いやすさ | SAMYANG AF 135mm F1.8 FE /Carl ZEISS Batis 2.8/135 |
サードパーティで描写と価格のバランスを狙いたい | マウント対応、AF、重量、価格 | SAMYANG AF 135mm F1.8 FE / Viltrox AF 135mm F1.8 LAB |
ボケの質を作品の主題にしたい | ボケの輪郭、操作テンポの許容 | Sony 135mm F2.8 T4.5 STF |
オールドレンズ135mmを使いたい | アダプター運用、MF支援機能、逆光耐性の確認 | 各社MF 135mm(M42/FD/OMなど)+ミラーレス |
オールドレンズの135mmは、価格帯や描写の傾向に幅があります。コーティングの世代差で逆光時にフレアが出やすかったり、絞り羽根の状態でボケの形が変わったりするため、作例だけでなく外観や動作状態も確認したいところです。
おすすめの135mmレンズまとめ
135mm単焦点は、人物を引き立てる背景ボケと、望遠らしい距離感が魅力のレンズです。純正上位の描写とAF性能を重視するなら、FE 135mm F1.8 GM、RF135mm F1.8 L IS USM、NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが中心になります。
E/LマウントでF1.4の大きなボケを狙うなら、Sigma 135mm F1.4 DGも比較したいレンズです。ただし1.4kg級でフィルター径も105mmと大きいため、F1.4の描写を優先するのか、持ち出しやすさまで重視するのかを考えて選びましょう。
軽さを重視するならCarl Zeiss Batis 2.8/135、価格を抑えたいならSAMYANG AF 135mm F1.8 FEが候補です。E/Zマウントで描写・価格・マウント対応のバランスを見たいなら、Viltrox AF 135mm F1.8 LABも比較対象になります。ボケの輪郭をやわらかく見せたいなら、Aマウントの生産完了品であるSony 135mm F2.8 T4.5 STFも検討できます。
選ぶ前に確認したいのは、自分がよく撮る構図と撮影場所です。バストアップ中心なのか、全身ポートレートも撮りたいのか、普段の撮影場所に十分な奥行きがあるのかを考えると、AF、手ブレ補正、重量、最短撮影距離の優先順位を整理しやすくなります。
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