
【2026年版】Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のレビュー比較まとめ 旅行や動画撮影の一本目に最適







Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は、標準ズームの常識だった24mm始まりを20mmまで広げ、しかも488gに収めた“広角寄りの万能ズーム”です。フルサイズEマウントで使うと、風景・旅・日常スナップはもちろん、20mmの余裕によりVlogや室内撮影でも扱いやすいレンズです。一方で、APS-Cボディでは画角が約30-105mm相当になるため、“20mmの広さ”を主目的にする人には向きません。さらに開放F4ゆえに大きなボケ量を最優先するポートレートには物足りない場面もあり、レンズ内手ブレ補正も非搭載なので、動画の安定感は組み合わせるボディ側の機能に左右されます。この記事では画質・操作性・補正のクセに加え、F2.8標準ズームや高倍率ズームとの違いまで、FE 20-70mm F4 Gを解説します。
この記事のサマリー

最大の魅力は20mm始まり。フルサイズでは室内・旅行・Vlogで使いやすい一方、APS-Cでは約30-105mm相当となり広角の魅力は薄れる

488gの軽さと絞りリング/デクリックの操作性は優秀。写真も動画もこなしやすいが、F4のボケ量には限界があり、手ブレ補正はボディ側に頼る

画質は28-70mm域で安定。20mmは歪曲補正前提だが、補正込みの実用画質は高く、逆光にも強い

最大撮影倍率0.39倍の近接性能も強み。70mm側では料理・小物・花などを撮りやすい

競合はFE 24-105mm F4 G OSS、FE 24-70mm F2.8 GM II、Sigma 24-70mm F2.8 DG DN II(ソニーE用)、Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2、Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)など。20mmの広さ、F2.8の明るさ、望遠域の余裕を比較すると選びやすい
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のレビュー要点

FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)で最初に押さえたいのは、「広角20mm」「ズーム全域F4」「軽量」という三点セットが、フルサイズEマウントでの撮影スタイルをどう変えるかです。24mm始まりの標準ズームに慣れているほど、室内や旅先の狭い路地で“もう少し写したい”瞬間が減り、一本で完結できる場面が増えます。対してAPS-Cボディでは約30-105mm相当となり、広角ズームではなく標準〜中望遠寄りの使い方になります。また、ボケ量や暗所の余裕はF2.8ズームに譲るため、用途と組み合わせるボディを含めて優先順位を決めると良いでしょう。
おすすめな人
フルサイズEマウントで、旅行や家族イベントを「写真も動画も」残したい人には、20mmの広さが活かされます。たとえばホテルの室内や狭い路地、車内のように、24mmだと背景が窮屈になりがちな場面でも、20mmなら空間の文脈を入れた画作りがしやすいでしょう。加えて488gなので、フルサイズボディと組み合わせても肩や首の負担が増えにくく、散歩スナップや移動の多い取材にも向きます。テレ端70mm+最短0.25mの近接で、小物・料理・花を寄って撮り、広角で引きのカットも押さえるといった一連の流れが一本でつながります。なお、APS-Cボディでも装着自体はできますが、画角は約30-105mm相当になるため、画角が変わる点には注意しましょう。
不向きな人
人物を主役にして背景を大きく溶かすポートレートや、暗い室内でシャッタースピードを稼ぎたい撮影では、開放F4が制約になりやすいです。70mmでも被写体との距離が取れない場所だと、F2.8ズームや大口径単焦点ほどの分離感は得にくく、ボケの輪郭も“とろける”方向ではありません。
また、APS-CボディでVlogや室内撮影のために広角ズームを探している人にも、本レンズは第一候補になりにくいです。装着自体はできますが、画角は約30-105mm相当となるため、20mmスタートの広さをそのまま活かせません。20mm側は歪曲や周辺画質が補正込みで成立する設計でもあるので、RAW現像でも補正をなるべく避けたい人、建築の直線や四隅の均一性を強く求める人には、専用の広角単焦点や上位ズームの方が安心です。
要素別レビュー早見表
特徴がはっきりしたレンズなので、「広角20mm」「補正前提」「動画操作系」「近接」を中心にまとめました。
要素 | 特徴 |
|---|---|
焦点距離レンジ(20-70mm) | フルサイズでは20mmの余裕が強み。旅・室内・Vlogの「もう少し広く」を一本で回収しやすい。APS-Cでは約30-105mm相当になる |
解像力 | 28-70mmが特に安定。20mm周辺は条件次第で差が出る |
歪曲・周辺補正 | 20mmは補正前提。補正後の実用画は良好だがRAW派は理解が必要 |
ボケ表現 | 70mm近接で伸びるが、F2.8ズーム級の大きなボケ量は期待しにくい |
AF速度・静粛性 | XDリニアモーターで快適。動画収録でも駆動音が目立ちにくい |
近接性能(最大0.39倍) | 標準ズームの中では寄れる部類。物撮りの“あと一枚”に強い |
逆光耐性 | フレア・ゴーストが抑えめで、屋外の歩き撮りでも安心しやすい |
携帯性・重量バランス | 488gの軽量が魅力。機材を増やさず歩き回る人ほど価値が出る |
コストパフォーマンス | “20mm始まり”の独自性込みで納得しやすいが、明るさ重視なら別機種も検討 |
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の基本情報

FE 20-70mm F4 Gは2023年2月10日発売の35mmフルサイズ対応Eマウント用ズームで、20-70mmをズーム全域F4でカバーします。最大の見どころは、広角端を20mmまで広げつつ、フィルター径72mm・重量約488gに収めた点です。フルサイズで使えば、持ち出しやすさと画角の自由度を両立した“日常の主力レンズ”として使いやすく、APS-Cボディでは約30-105mm相当で標準〜中望遠寄りの使い方になります。
主なスペック要点
FE 20-70mm F4 Gの仕様は以下の通りです。
項目 | 値 |
|---|---|
マウント/対応 | Sony Eマウント(35mmフルサイズ対応。APS-Cボディ装着時は約30-105mm相当) |
焦点距離 | 20-70mm |
開放F値 | F4(全域) |
レンズ構成 | 13群16枚(AA 2枚、ED 3枚、ED非球面 1枚、非球面 1枚) |
絞り羽根 | 9枚(円形) |
最短撮影距離 | AF:0.3m(20mm)/0.25m(70mm)、MF:0.25m(全域) |
最大撮影倍率 | 0.39倍 |
フィルター径 | 72mm |
外形寸法/長さ | 最大径78.7mm × 長さ99mm |
重量 | 488g |
手ブレ補正 | レンズ内補正なし(補正はボディ内手ブレ補正または動画時の電子式補正など、ボディ側機能に依存) |
後継機の有無(2026年時点)
2026年の記事公開時点で、FE 20-70mm F4 Gの明確な後継モデルはソニーから発表されていません。標準ズームはFE 24-70mm F2.8 GM IIのように世代交代が進む領域ですが、20-70mmというレンジ自体が唯一無二で、買い替え判断が「新旧」ではなく「用途の再定義」になりやすいのが特徴です。逆に言えば後継待ちで様子見をするより、20mmが必要な頻度(室内、Vlog、風景の引き、建築の狭所)を想像して、手持ちレンズとの役割分担で決めた方が納得しやすいでしょう。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のデザインと操作性のレビュー

使い勝手の良さは、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の満足度を大きく左右します。絞りリングを備え、しかもデクリック(クリック感の解除)に対応するため、静止画と動画で操作の気持ちよさが変わります。リングやスイッチの配置は近年のソニーレンズらしい合理性があり、撮影中に迷いにくい設計が魅力です。
絞りリングとデクリックが効果的な場面
絞りリング(アイリスリング)は、露出を指先で直接コントロールできるのが強みです。たとえば屋外から室内へ入るシーンで、動画の明るさを滑らかに追い込みたいとき、デクリックを使うと段差のない操作ができます。静止画でも、Aポジションにロックしてボディ側で絞りを管理しつつ、必要なときだけリング操作に切り替える運用がしやすいでしょう。CameraLabsも20mmスタートの実用性だけでなく、操作系が動画用途に寄っている点を評価しており、ハイブリッド運用の相性の良さが伝わってきます。
ズームリングの感触と、ズーム中のピント変化に注意したい場面
ズーム操作そのものは扱いやすい一方で、動画でズームしながら厳密にピント位置を維持する用途については断定を避けた方が安全です。ソニー公式はズーム時の軸ズレ低減を案内していますが、厳密なパーフォーカルレンズであるとは明記していません。
レビューでも非パーフォーカル(ズームするとピント位置が完全には維持されない)とする見方と、実用上はパーフォーカルとして扱えるとする見方で分かれています。動画でズーム送りを使う場合は、AF追従を活かすかズーム前後でフォーカスを取り直す前提で考えると安心でしょう。なお、フォーカスホールドボタンは2カ所にあり、縦位置での操作にも配慮されています。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の画質評価(解像・コントラスト)

標準ズームは「どの焦点距離でもそこそこ」になりがちですが、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は“強い領域”が分かりやすいレンズです。総合的には高水準で、特に28-70mm付近は中央から周辺まで安定しやすい傾向があります。20mmは超広角ゆえの難しさが残るものの、風景や街並みを実用的に撮れるだけの解像感は十分でしょう。
ベストは28-50mm、20mmは周辺の粘りが課題
細部のディテールを追う撮り方では、28-50mmあたりがもっとも“素直”に写りやすい印象です。木の葉の重なりや看板の文字、街角のタイルなど、細かな高周波成分が破綻しにくく、F4のままでも十分に気持ちよく解像します。逆に20mmは中央の芯は良好でも周辺の鋭さが一段落ちやすく、建築の四隅まで均一に揃えたい撮影では絞りや構図で工夫したくなります。OpticalLimitsでも、ズーム中域の良好さと広角端で周辺が相対的に不利になりやすい傾向が示されています。
色のり・階調・風景での“見栄え”
FE 20-70mm F4 GはGレンズらしく、コントラストの立ち上がりが強すぎず弱すぎず、風景や旅のスナップが整って見えやすい方向です。空と雲や日陰と日なたの境目など、階調が荒れにくいのはRAW現像の自由度にもつながります。20mmで空を大きく入れた構図では、周辺減光が残ることがありますが、むしろ自然な視線誘導として使える場合もあります。色収差の出やすい枝先や建物の輪郭でも破綻は少なく、後処理で追い込みやすい素材を作れるレンズです。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の歪曲・周辺減光と補正のクセ
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)を選ぶなら、歪曲のクセは避けて通れません。20mmスタートの代償として、補正前の樽型歪曲や周辺減光ははっきり出ます。ただしソニー機のレンズ補正(歪曲、周辺光量、色収差)を前提にすると、JPEG/動画では多くのシーンで問題になりにくいところまで整います。
20mmの歪曲は強いが、補正後の実用度は高い
超広角で建物や室内を撮ると、未補正のRAWでは直線が外に膨らむ樽型歪曲が目につきます。しかし補正を適用すると見た目はかなり落ち着き、一般的な建築スナップや内観の記録なら十分実用になるでしょう。歪曲が少ないレンズに慣れているほどギャップはありますが、20mmで撮れる情報量の増加が、それを上回る場面も多いはずです。歪曲と画角の関係はレビューでも語られやすく、Lenstipでは歪曲と実際の画角の観点から、補正前提で成り立つレンズと述べています。
周辺減光は“悪目立ちしない”が、RAW派は理解が必要
周辺減光は20mm開放で目立ちやすく、絞ると改善します。JPEGの撮って出しや動画では補正が効くため、空や壁のようなフラットな被写体でなければ気になりにくいでしょう。一方でRAWで補正を切る、あるいは補正を最小限にして自然な周辺を残したい人は、撮影時点で余白を取っておくと安心です。特に20mmは構図をギリギリに詰めがちなので、現像で歪曲補正をかけた結果、画面端が少し削られる可能性も含めて撮ると良いでしょう。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のAF性能と近接撮影のレビュー

Via: Digital Camera World(作例/70mm)
標準ズームの利便性はAFで決まると言っても過言ではありません。FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)はXDリニアモーターを2基搭載し、静止画でも動画でも迷わず合いやすい設計です。さらに最大0.39倍の近接は、旅先での小物や料理の撮影を単焦点なしで成立させやすい強みにもなります。
動体・日常スナップでの追従と静粛性
子どもやペットのように予測しにくい動きでも、ピントの引っかかりが少なく、合焦までが速いタイプです。モーター音も控えめで、室内の会話シーンを動画で撮るときに、レンズ駆動音がマイクに乗りにくい点も好印象でしょう。ボディ側のAF性能に左右される部分はありますが、少なくともレンズが足を引っ張りにくい設計です。海外の実機レビューでもこの点はよく触れられ、Digital Camera Worldでは、ユニークな焦点距離レンジだけでなく、日常用途で扱いやすいAFを強みとして述べています。
最大0.39倍の“寄れる標準ズーム”が使いやすい
テレ端70mmで最短0.25mまで寄れるので、商品ラベルやアクセサリーや食器の模様など、被写体を大きく写したい場面に強いです。マクロレンズほどの等倍には届きませんが、「旅行の土産を記録する」「料理の湯気と質感を残す」「花を背景ごとまとめる」といった用途では十分に使えます。また、近接時は被写界深度が浅くなるため、F4でも背景がほどよく整理されてボケの硬さが気になりにくい傾向もあります。標準ズーム一本で撮影の幅を広げたい人ほど、この近接性能は使いやすく感じるでしょう。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の動画性能のレビュー

FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は、写真だけでなく動画性能にも力を入れたレンズです。フルサイズで使えば20mmは自撮りや室内の引きに余裕があり、70mm側ではインタビューの寄りやディテールカットも拾えます。また、F4通しなのでズームで露出が変わらず、撮影中の見た目が安定しやすい点も動画向きです。一方APS-Cボディでは約30mm相当スタートになるため、自撮りVlogや狭い室内で期待する広さは変わる点は注意が必要です。
フルサイズでは20mm×ズーム全域F4がVlogと室内で扱いやすい
フルサイズで使うと、Vlogでは16:9や縦動画などトリミング前提の構図でも20mmの余裕を残しやすいのが利点です。24mmだと顔が画面いっぱいになったり、背景の情報が欠けたりしやすい場面でも、20mmならその場の雰囲気を入れたまま人物を収めやすくなります。さらにF4通しは、ズーム中に絞りが変わらないので、屋外の散歩から店内に入るような流れでも露出の変動を抑えやすい設計です。ただしAPS-Cボディでは約30mm相当スタートとなるため、この広さのメリットをそのまま活かしにくい点は覚えておきましょう。
フォーカスブリーシングとズーム運用の現実解
フォーカスブリーシング(ピント移動に伴う画角変化)は、動画で気になりやすいポイントです。ただし、対応ボディではブリージング補正を使える場合があり、インタビューの“寄り引き”での違和感を減らせます。なお、ズーム中のピント維持については厳密なパーフォーカル前提で考えないほうが安全です。
ソニー公式はズーム時の軸ズレ低減を案内している一方でレビューでは評価が分かれるため、実運用ではAF追従を活かしてゆっくりズームするか、カットを割って焦点距離を切り替える方が安定します。DPReviewの作例サンプルでも20mm側の使いどころはイメージしやすく、画角のメリットを具体的に把握しやすいでしょう。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の携帯性・運用レビュー

FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は、スペック表より“持ち出し頻度”で評価が上がるタイプです。488gという軽さは、24-70mm F2.8クラスや24-105mmクラスと比べたときに軽く、機材を減らしたい旅や日常の散歩で真価が出ます。フルサイズで使うなら20mmの広角があることで、広角単焦点を別に持つ必要が減るのも運用上の大きな利点です。なお、APS-Cボディでは約30-105mm相当になるため、この部分の評価は変わります。
488gの軽さが活きるシーン 徒歩移動・登り・混雑した場所
旅先の徒歩移動や展望台までの登りや、イベント会場の混雑した場所など、長時間カメラをぶら下げる場面では重量が大事です。ここで“標準ズームが重い”と感じると、結局スマホ撮影で済ませてしまいがちですが、このレンズはその心理的ハードルを下げやすいでしょう。また、20mmがあるため、広角寄りのスナップ(街の全景、駅舎、室内の天井まで入れたカット)を撮るためにレンズ交換をする回数も減ります。結果として、撮り逃しが減り、撮影テンポが上がりやすいでしょう。
レンズ内手ブレ補正がない点は、組み合わせるボディで変わる
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)にはレンズ内手ブレ補正がありません。そのため、手持ち撮影のしやすさは組み合わせるボディ側の機能で変わります。ボディ内手ブレ補正搭載機では静止画の手ブレを抑えやすい一方、VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)のように動画で電子式手ブレ補正「アクティブモード」を使うタイプのボディでは、安定感と引き換えに撮影画角が少し狭くなる点も考慮が必要です。
なお、手ブレ補正は静止した被写体でのブレ軽減には有効ですが、暗所の動体を止めたり、F4のボケ量不足を補ったりするものではありません。70mm側で暗所の動体を撮る用途では、手ブレ補正の有無とは別にシャッタースピードを確保しやすいF2.8ズームや単焦点が有効です。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)と競合機の比較
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は、20mmから70mmまでをF4通しで使える、ソニーEマウント用の標準ズームです。競合としては、同じEマウントで使えるFE 24-105mm F4 G OSS、FE 24-70mm F2.8 GM II、Sigma 24-70mm F2.8 DG DN II(ソニーE用)、Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2、Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)などが候補になります。
選び分けでは、広角側をどこまで重視するか、F2.8の明るさが必要か、望遠側をどこまで使いたいかがポイントです。室内・Vlog・風景まで広く撮りたいならFE 20-70mm F4 G、人物や暗所撮影を重視するならF2.8標準ズーム、旅行や散歩でレンズ交換を減らしたいならFE 24-105mm F4 G OSSやSigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)が比較対象になります。
機種 | 立ち位置 |
|---|---|
20mm始まりと約488gの軽さを両立した、広角寄りのF4通し標準ズーム。旅行・室内・Vlog・日常スナップまで、広い画角を一本で扱いたい場合に候補になる。 | |
24-105mmをカバーし、レンズ内手ブレ補正も備えるF4通しズーム。20mmの広さよりも、望遠側の余裕や手持ち撮影の安定感を重視する人に合う。 | |
純正上位のF2.8標準ズーム。広角端は24mmになるが、明るさ・AF・操作系・描写性能を重視する写真や動画の本格撮影で選びやすい。 | |
ソニーEマウントで使えるF2.8通しの標準ズーム。24mm始まりでよいなら、背景ぼけ・暗所撮影・近接撮影を重視する選択肢になる。 | |
28mm始まりの軽量F2.8標準ズーム。広角側の広さはFE 20-70mm F4 Gに譲るものの、携帯性・価格・F2.8の明るさを重視する場合に比較しやすい。 | |
20mmから200mmまでを一本でカバーする高倍率ズーム。F値は変動するが、旅行や散歩でレンズ交換を減らし、広角から望遠までまとめたい場合に向く。 |
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G) vs FE 24-105mm F4 G OSS:20mmの広さか、105mmまでの望遠域か
FE 20-70mm F4 GとFE 24-105mm F4 G OSSは、どちらもF4通しの標準ズームですが、重視する撮影距離が異なります。FE 20-70mm F4 Gは20mmから始まるため、室内、ホテル、狭い路地、Vlog、自撮り、風景の引きのカットで画角に余裕を作りやすいレンズです。約488gと軽く、長時間の徒歩移動や旅行にも組み込みやすい点が魅力です。
一方、FE 24-105mm F4 G OSSは広角端が24mmになる代わりに、望遠側が105mmまで伸びます。旅先で遠くの建物ディテールを切り取る、子どもの表情を少し離れて撮る、背景を引き寄せた圧縮感を出すといった用途では、24-105mmのズーム域が役立ちます。さらに、レンズ内手ブレ補正を搭載しているため、ボディとの組み合わせによっては手持ち撮影の安心材料にもなります。
室内やVlog、風景などで広角側の自由度を重視するならFE 20-70mm F4 G、望遠側の余裕とレンズ内手ブレ補正を重視するならFE 24-105mm F4 G OSSが比較対象になります。
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G) vs F2.8標準ズーム:20mmの広角か、F2.8の明るさか
F2.8標準ズームと比べたとき、FE 20-70mm F4 Gの特徴は20mm始まりの広角域にあります。20mmから70mmまでをF4通しで使えるため、室内全体を入れたい場面、Vlogの自撮り、風景スナップなどでは画角に余裕を作れます。一方、開放F値はF2.8ズームより1段暗くなるため、背景を大きくぼかしたいポートレート、暗い室内、イベント撮影などでは、FE 24-70mm F2.8 GM II、Sigma 24-70mm F2.8 DG DN II(ソニーE用)、Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2も比較対象になります。
FE 24-70mm F2.8 GM IIは、純正レンズとしてAF連携や操作系、G Masterの描写性能まで重視したい場合に選びやすい一本です。Sigma 24-70mm F2.8 DG DN II(ソニーE用)は、24mm始まりで問題なければ、F2.8通しの明るさと近接撮影のしやすさを両立できます。Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2は広角端が28mmになるものの、軽さや価格とのバランスを取りながらF2.8を使いたい場合に候補へ入ります。
ただし、F2.8標準ズームはいずれも広角端が24mmまたは28mmです。室内の引き、自撮りで背景まで入れる構図、風景を広く切り取る用途では、20mm始まりのFE 20-70mm F4 Gが扱いやすい場面があります。人物や暗所撮影を優先するならF2.8標準ズーム、広角側の余裕と携帯性を優先するならFE 20-70mm F4 G、という整理で比較すると選びやすくなります。
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G) vs Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用):F4通しか、20-200mmの高倍率か
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)は、FE 20-70mm F4 Gと同じく20mmから使える高倍率ズームです。大きな違いは、望遠側が200mmまで伸びることにあります。旅行、街歩き、家族イベント、動物園、屋外スポーツ観戦などで、広い風景から遠くの被写体まで一本で撮りたい場合は、20-200mmのズーム域が便利です。
一方、Sigma 20-200mmはF3.5-6.3の変動絞りです。望遠側では開放F値が暗くなるため、ズーム中も露出をそろえたい動画撮影や、暗所でシャッタースピードを確保したい場面では、F4通しのFE 20-70mm F4 Gのほうが扱いやすい場合があります。重量はFE 20-70mm F4 Gの約488gに対して、Sigma 20-200mmがソニーEマウント用で約540gです。大きな差ではありませんが、重視する撮影範囲は大きく異なります。
20mmから70mmまでを写真と動画で安定して使いたいならFE 20-70mm F4 G、20mmから200mmまでを一本にまとめたいならSigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)が比較対象になります。
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のレビュー比較まとめ
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は、フルサイズで20mmから70mmまでをカバーしながら、約488gに収めたソニーEマウント用のF4通し標準ズームです。20mmの広さ、動画向けの操作系、最大0.39倍の近接性能を備えており、旅行・室内・Vlogを一本で撮りたいフルサイズユーザーに向いています。一方で、APS-Cボディでは約30-105mm相当となるため、広角目的で選ぶ場合は画角の変化に注意が必要です。また、F4通しのため背景ぼけや暗所撮影ではF2.8ズームに譲る場面があり、レンズ内手ブレ補正も搭載していません。20mm側は補正を前提に見たいレンズでもあるため、購入前には画角、明るさ、手ブレ補正の有無を整理しておきたいところです。室内・Vlog・風景などで20mmの広さと携帯性を重視するならFE 20-70mm F4 G、人物撮影や暗所を優先するならFE 24-70mm F2.8 GM II、Sigma 24-70mm F2.8 DG DN II(ソニーE用)、Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2が比較対象になります。望遠側の余裕を求めるならFE 24-105mm F4 G OSS、20mmから200mmまで一本でまとめたいならSigma 20-200mm F3.5-6.3 DG(ソニーE用)も候補に入ります。
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