
Canon一眼レフおすすめ機種7選 用途別に失敗しない選び方








Canonの一眼レフは、ミラーレス全盛の今でも「光学ファインダーで被写体を追いやすい」「必要な焦点距離を予算内でそろえやすい」というメリットがあるカメラです。一方でEOS Kissから1D系まで層が厚く、さらにサイズや、連写性能、AFの差で迷いがちです。この記事では、初心者でも分かりやすいよう、ボディ、レンズやSDカードを選ぶポイントを解説します。スポーツ向け・フルサイズ入門・コスパ重視のカメラまで、定番の7機種を用途別に紹介します。
この記事のサマリー

Canon一眼レフは、「センサーサイズ」「連写・AF・高感度」「コスト」から選ぶ

必要な焦点距離を予算内でそろえやすいのがCanonの一眼レフの魅力

初心者はEOS Kiss X10iのようにAF点が多い機種を選ぶと失敗が減る。単焦点50mmで表現を伸ばす流れも作れる

フルサイズはEOS 5D Mark IVが万能。軽さと価格で始めるならEOS 6D Mark IIが良い

SDカードは容量128GB以上がおすすめ。連写が多いならUHS-IのV30以上が目安
Canon一眼レフを選ぶときのポイント:「センサーサイズ」「連写・AF・高感度」「コスト」

Canonの一眼レフを選ぶ際は、「センサーサイズ」「連写・AF・高感度」「コスト」の3つのポイントを押さえましょう。単純なボディ単体の良し悪しだけでなく、どんなレンズを足すか、RAWのデータ量にSDカードが耐えられるかまで含めて考えるのがおすすめです。
センサーサイズ|APS-Cかフルサイズか
Canonの一眼レフを選ぶ際にまず考えたいのが、センサーサイズです。センサーサイズとは、カメラ内部の“光を受け止める面”の大きさのこと。フルサイズ(36×24mm)と、それより小さなAPS-Cに別れます。
APS-Cは35mm判換算で焦点距離が約1.6倍相当になるため、同じ300mmでも「体感480mm相当」の画角になり、運動会や屋外スポーツで被写体を大きく写せます。逆にフルサイズは高感度ノイズや階調で余裕が出やすく、室内競技・ライブ・夜景のように光量が足りない場面でシャッター速度を落としにくい点がメリットです。たとえば昼のサッカーならAPS-C+望遠ズームが効率的で、室内バスケや舞台ならフルサイズ+明るいレンズの組み合わせという風に選びます。
連写・AF測距点・高感度|基本的に三点セットで判断する
特に動きのあるものを撮影するときは、連写・AF測距点・高感度のどれかひとつだけが優れていてもうまくいきません。連写が速くてもAFが迷えばピントは外れますし、高感度に弱ければシャッター速度を上げられません。被写体の速さや競技環境(屋外か屋内か)を想定しながら、「動きを止められるか」「追い続けられるか」「暗さに耐えられるか」の3点をセットで確認することが、失敗を減らす近道です。
たとえばEOS 90Dのように約10コマ/秒クラスでAF測距点が45点ある機種は、部活の試合や子どもの走競技で“決定的瞬間”の当たりが増えやすいタイプです。一方、フルサイズ上位機はISOの余裕やAFの信頼性で逆転する場面もあり、たとえばナイターの野球や屋内アリーナでは「高感度でシャッター速度を稼げるか」が結果に直結します。店内の薄暗い体育館で1/1000秒を確保したい、といった具体的な条件を想定すると選びやすくなります。
コスト|周辺コストは重要。中古品を選ぶときは消耗部も見る
カメラを買う際は、周辺コストも確認しておくべきポイントです。基本的に高画素機ほどRAWが重く、SDカード容量やPC保存領域の増強が必要になります。たとえば約3000万画素級のフルサイズでRAW中心なら撮影1回で数十GBを要するため、カードは128GB以上が必要。バックアップ用ストレージも用意する必要があります。なお最初はJPEG中心で学びたいなら、軽いデータで回せる入門機+標準ズームで十分なケースもあります。
また、安い一眼レフを選びたいときに中古を選ぶのは賢い選択ですが、状態は良く見極める必要があります。シャッター回数が多い個体だったり、グリップのベタつき・ダイヤルの空転など操作系の消耗がある個体だったりするとストレスが溜まり、結局使わずにしまい込んでしまうケースもあるでしょう。
いまCanon一眼レフを選ぶ価値:ミラーレス時代でも強い撮影ジャンルがある
一眼レフの新製品はあまり増えていない一方で、CanonのEFマウント資産は中古流通が厚くなっています。必要な焦点距離を予算内でそろえやすいため、安いカメラを探している人にはメリットになるでしょう。さらに光学ファインダーは表示遅延がほぼなく、動く被写体を追い続ける撮影で見失いにくい感覚が残るため、スポーツや動物の撮影でも重宝します。
EFレンズは最初は安く手に入れ、必要に応じて強化するのがおすすめ
初心者がつまずきやすいのは、ボディではなくレンズの選び方です。EF50mm F1.8 STMのような定番単焦点は手頃なのに背景ボケが分かりやすく、次のステップに最適です。また、標準ズームもEF24-105mmクラスまで幅広い選択肢があります。家族イベント中心なら標準域を、スポーツ中心なら望遠域を、というように“レンズ起点”でシステムを組めるのが一眼レフの強みです。
光学ファインダーは追い続ける撮影に強い
サッカーや陸上のように被写体がフレーム内を高速移動する場面では、ファインダー像が自然に見えること自体がアドバンテージになります。電子表示のプレビューに慣れている人でも光学ファインダーでパンすると被写体の動きがつかみやすく、連写中の感覚も掴みやすいでしょう。具体例として、ゴール前の混戦やリレーのバトンパスのように一瞬の位置取りが変わる場面では、視認性が効いて「AF点を合わせ続けられる」時間が増え、結果としてピントの成功率が上がります。
Canon一眼レフおすすめモデルの比較 早見表
まずは7機種を特徴別に表で見ていきましょう。一眼レフはサイズや扱いやすさなど、何を重視するかで選ぶ機種も変わります。
製品名 | 一言での特徴 |
|---|---|
EOS-1D X Mark III | スポーツ・報道の信頼性最優先、AF操作と連写の強さが別格 |
EOS 5D Mark IV | フルサイズ万能機、風景から動体まで“仕事にも趣味にも”寄せられる |
EOS 6D Mark II | フルサイズ入門を軽さと価格で実現、旅行や日常にも持ち出しやすい |
EOS 90D | APS-C最有力の一眼レフ、連写と高画素でスポーツも作品づくりも両立 |
EOS 80D | 中古コスパの優等生、学びながら上達したい人の“ちょうどいい中級機” |
EOS Kiss X10i | 初心者でもAFで失敗しにくいKiss、家族イベントを確実に残したい人向け |
EOS Kiss X10 | 軽さ重視で一眼レフを始める定番、価格を抑えてレンズに回しやすい |
ここからは、各モデルの強みがどんな撮影で効くのか、逆にどこが弱点になり得るのかを具体例付きで確認していきます。
EOS-1D X Mark III:スポーツ撮影を最優先するプロ仕様

Canon一眼レフおすすめの頂点として分かりやすいのが、フラッグシップのEOS-1D X Mark IIIです。価格もサイズも本気の現場向けですが、動体撮影での歩留まり、操作系の迷いの少なさ、縦位置グリップ一体の安定感は、他のものでは代替しにくい魅力があります。スポーツシーンなどの「とにかく失敗を減らして決定的瞬間を残したい」用途では、特に活躍してくれ出るでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS-1D X Mark III |
発売日 | 2020年2月 |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約2010万画素 |
ISO感度 | 100-102400(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
本体重量 | 約1440g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
12コマ/秒級の連写とAF設計が、勝負どころの確率を押し上げる
EOS-1D X Mark IIIは連写とAF追従を前提に作られており、例えばバレーボールのスパイクで“手がボールに触れる瞬間”や、サッカーのシュートフォームが完成する一瞬のように、0.1秒単位で表情とフォームが変わる場面にも強いといえます。さらに測距点の自由度が高いので被写体の進行方向にスペースを残した構図でもAF点を置きやすく、結果としてトリミング頼みにならない運用ができます。屋外競技で砂埃や小雨を受ける状況でも撮影を止めずに続行しやすい点にも注目です。
注意点は“運用コスト”の大きさ。レンズとカードまで含めて完成する
注意点は重さと大きさが手や肩の負担になること、そして性能を活かすには望遠Lズームなど大型レンズが前提になりやすいことです。例えば70-200mmクラスでも一日首から下げると疲労が溜まり、移動が多い旅行などでは取り回しに差が出ます。また連写でRAWを積み上げる運用だと、書き込みの速いカードや大量のバックアップ領域も必要です。スポーツ撮影に全振りするなら最高峰ですが、旅行や家族写真が中心なら後述の90DやKissの方が使い勝手が良いと感じる人もいるでしょう。
EOS 5D Mark IV:フルサイズで万能、作品づくりと動体の両立に強い

フルサイズのCanon一眼レフで「どれか一台」を選ぶなら、EOS 5D Mark IVがおすすめです。約3000万画素級の解像と、実用的な連写・AFをバランスさせているため、風景やポートレートを緻密に作り込みたい人にも、子どものイベントでテンポよく撮りたい人にも向いています。中古市場の流通も多く、状態の良い個体が見つかれば長く使える“基準機”になりやすい存在です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS 5D Mark IV |
発売日 | 2016年9月 |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約3040万画素 |
ISO感度 | 100-32000(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
本体重量 | 約890g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
約3040万画素が効くのは「トリミング耐性」と「質感の粘り」
EOS 5D Mark IVの高画素は、単に細部が写るだけでなく、後から構図を整える自由度に直結します。たとえば運動会で少し遠い位置から撮っても、トリミングしてA4プリントに耐える画づくりがしやすいのが魅力です。風景では木の葉の密度や遠景の層が出やすく、フルサイズらしい階調も相まって立体感のある作品が作れます。高感度も実用域が広いので、夕方の公園や室内の自然光でもシャッター速度を落としすぎずに済みます。
注意点は連写速度と機動力。スポーツ専用機にはなりにくい
EOS 5D Mark IVは万能機とはいえ、スポーツを主戦場にする人には「連写7コマ/秒で足りるか」は考えておく必要があります。野球のバッティングや体操の着地のように、一連の流れを細かく刻みたい人は、1D系や90Dのテンポが欲しくなるでしょう。またボディは中級機より重く、レンズもフルサイズ用が中心になるためトータル重量が増えます。逆に、スポーツも撮りつつ風景やポートレートも本気でやりたいなら、5D Mark IVのバランスは強みになります。レンズをEF24-105mm F4L IS II USMのような標準ズームから始めると守備範囲が一気に広がります。
EOS 6D Mark II:フルサイズ入門を軽さと価格で成立させる

Canon一眼レフのフルサイズを「できるだけ安い予算で買いたい」「でも写真の立体感は欲しい」という人におすすめなのが、EOS 6D Mark IIです。5D系ほどの総合力は狙わず、フルサイズらしいボケと高感度を日常に持ち出せるサイズ感にまとめているのが魅力です。バッテリー込みで約765gという重量も、無理がないでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS 6D Mark II |
発売日 | 2017年7月 |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約2620万画素 |
ISO感度 | 100-40000(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒 |
本体重量 | 約765g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
ボケと暗所の余裕が、スナップや室内イベントで分かりやすく効く
EOS 6D Mark IIは、例えば室内の誕生日会や発表会の舞台袖など、光量が不足しやすい場面でも強いカメラです。ISOを上げても破綻しづらく、F値の明るい単焦点(EF50mm F1.8 STMなど)を組み合わせると、背景を整理した人物写真が作りやすいでしょう。旅行では夕方の街灯や夜景を雰囲気のまま残したいときにAPS-Cより少し余裕が出ることが多く、良い作品作りができます。軽いボディは長時間の持ち歩きでも疲れにくいでしょう。
スポーツ目的だと物足りやすい。AF点と連写の割り切りが必要
注意したいのは、動体性能を最優先にしたい人にはやや向かない点です。例えば屋外の少年サッカーでフレーム周辺で動く選手にAF点を置き続けたい場合は、上位機の測距エリアの広さが欲しくなります。連写も超高速タイプではないため、決定的瞬間を枚数で押さえる撮り方には向きません。一方で、ポートレートやスナップ中心で、ときどきスポーツ大会を撮る程度なら十分に楽しめます。標準ズームのEF24-105mm系を軸に必要に応じて望遠を足すような使い方も可能です。
EOS 90D:スポーツにも強いAPS-C上位、連写と高画素の両取り

Canonの一眼レフで「スポーツも撮りたい」「でもフルサイズ一式は重いし高い」という悩みを持つ人におすすめなのがEOS 90Dです。APS-Cで約3250万画素、約10コマ/秒の連写と、分かりやすい強みがそろっています。運動会や競技撮影では望遠が欲しくなる場面が多いので、換算1.6倍のAPS-Cはむしろ合理的で、レンズコストも抑えやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS 90D |
発売日 | 2019年9月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約3250万画素 |
ISO感度 | 100-25600(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
本体重量 | 約701g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
10コマ/秒と45点AFが“追えるAPS-C”を作り、運動会の成功率が上がる
EOS 90Dは、走る被写体を追いかける撮影で強さが出ます。例えばスポーツシーンでも連写が速いほど「目を閉じていない1枚」「フォームが一番きれいな1枚」を撮れる確率があがります。さらに45点AFがあると、中央一点で追い続けるよりもフレーミングの自由度が増え、背景や周りの人を避けながらでもピントをつなぎやすいでしょう。高画素はトリミング耐性にも効くので、撮影位置が限られる学校行事やスポーツ観戦で助けになるでしょう。
注意点はデータ量とブレ対策。SDカードとシャッター速度の意識が必須
注意点はデータ量です。約3250万画素で連写を多用すると、RAWのデータが一気に増えます。SDカードが遅いと書き込み待ちが増え、決定的瞬間で連写が止まる可能性もあります。そのため、少なくともUHS-IのV30以上を基準にしたいところです。また高画素は手ブレも目立ちやすいので、望遠側では「シャッター速度を焦点距離の2倍以上」など少し余裕を見た設定がおすすめです。もし予算を抑えたいなら、90Dの代わりに80D中古+レンズ強化という選択もあります。ただしスポーツの歩留まり重視なら、90Dの方が優れているでしょう。
EOS 80D:安い中古で狙える中級機、学びながら上達したい人向け

「中古でもいいから安い一眼レフが欲しい」という人には、EOS 80Dがおすすめです。上位機ほどの超高速性能はないものの、45点AFや連写など扱いやすい作りになっており、写真の基礎を学ぶ土台として優秀です。中古の選択肢も多く、ボディにかける予算をレンズへ回しやすいのも魅力です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS 80D |
発売日 | 2016年3月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2420万画素 |
ISO感度 | 100-16000(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
本体重量 | 約730g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
“ちょうど良い”操作性が、初心者から中級への伸びを支える
EOS 80Dはモードダイヤルや2ダイヤル操作など、絞り・シャッター・ISOを自分で触るといった学習に向いた作りです。例えば最初はAv(絞り優先)で背景ボケの量を変え、次にTv(シャッター優先)で水しぶきやジャンプの止まり方を変える、といった練習もしやすいでしょう。7コマ/秒の連写でも、軽いスポーツなら十分間に合う場面が多く、Kissからのステップアップ先としてもおすすめです。バリアングル液晶があるので、ローアングルの花やテーブルフォトで構図を作る楽しさも広がります。
注意点は「最新と比べた追従」と「動画・高感度の余裕」。用途の線引きが大切
スポーツを本格的に撮るなら、90Dの連写と高感度の進化が欲しくなるケースはあります。例えば屋内競技でISOを上げたときの粘りや、AFの追従の体感差は、撮影頻度が高い人ほど気になってくるポイントです。ただし80Dはレンズ次第で画作りが大きく伸びるので、予算が限られるなら「ボディは80Dにして、単焦点や望遠ズームを足す」選択肢もあります。
EOS Kiss X10i:初心者の失敗を減らすKiss、家族イベントに強い

初心者向けのCanon一眼レフのおすすめとして定番なのがEOS Kissシリーズです。その中でもX10iは入門機として優秀です。AF測距点が最大45点になり、小さな子どもやペットなど“止まってくれない被写体”に対して、カメラ任せでも成功率を上げやすいのが魅力です。スマホ転送などの運用面も含めて、撮った写真をすぐ家族と共有したい人に向きます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS Kiss X10i |
発売日 | 2020年6月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2410万画素 |
ISO感度 | 100-25600(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒 |
本体重量 | 約515g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
45点AFが入門機の安心感を作り、日常の一瞬を取りこぼしにくい
EOS Kiss X10iは、Kissの扱いやすさを保ちながら、AFの弱点を埋めたモデルです。例えば子どもが急に走り出したとき、中央一点AFだけだとフレーミングとピントが同時に崩れがちですが、測距点が多いほど“合う場所”が増えます。連写も約7コマ/秒なので、ブランコの頂点やジャンプの着地のようなタイミング勝負でも助けになります。まずはキットの標準ズームで広く撮り、次にEF50mm F1.8 STMを追加して背景ボケを体験する、という王道の伸ばし方も成立しやすいボディです。
注意点はファインダーAFの限界と、レンズで画が変わることの理解
上位機と比べると、暗所でのAF追従や、被写体が複雑に重なるスポーツ(バスケの密集、格闘技の組み手など)では歩留まりが落ちやすくなります。また入門機はボディで画が激変するより、レンズで変化を作る性格が強いので、キットレンズだけでは不満が出やすいでしょう。例えば室内で背景を大きくぼかしたいなら単焦点が必要になりますし、運動会で遠くを大きく写すなら望遠ズームが必要になります。
EOS Kiss X10:軽さと価格が魅力、まず一眼レフを始めたい人へ

Canon一眼レフの中でも「できるだけ安い予算で新品・中古問わず始めたい」「軽いボディがいい」という人にはEOS Kiss X10がおすすめです。X10iよりAFや連写は控えめですが、その分コンパクトで、日常の持ち出しハードルが下がります。カメラは“持っていく回数”が上達に直結するので、軽さは初心者にとって大きな魅力になりやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | EOS Kiss X10 |
発売日 | 2019年4月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2410万画素 |
ISO感度 | 100-25600(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒 |
本体重量 | 約449g(バッテリー込み) |
みんなのカメラ 商品ページ |
軽量ボディはスナップと旅行で効く。標準ズームでも写真が増える
軽量なEOS Kiss X10は、例えば旅行の移動日やテーマパークのように荷物が増える状況でも持ち歩きやすいのが強みです。家族スナップでもカメラを構えたときの圧迫感が比較的少なく、被写体を緊張させづらいでしょう。まずはフルオートで撮って“失敗しない体験”を積み、慣れたらAvでF値を変える、次にTvでブレを止める、という順で進めるのがおすすめです。
注意点はスポーツ適性。AF点9点と5コマ/秒を理解して割り切る
スポーツや動体を中心に考えると、X10は限界が見えやすい機種です。例えばリレーのバトンゾーンで選手がフレーム端へ流れると、AF点の少なさが歩留まりに影響することがあります。とはいえ被写体が比較的ゆっくり動く発表会や日中の公園遊びなら十分で、撮影者側が「中央付近で追う」「連写に頼りすぎずタイミングで撮る」といった工夫を覚えやすい側面もあります。予算に余裕が出たら、まず単焦点を足して画作りを伸ばすと良いでしょう。
比較・選び方ガイド:用途別おすすめ機種
Canonの一眼レフはスペックの優劣というより「どんな撮影で気持ちよく撮れるか」という方向性が違います。迷ったときは用途から逆算して“外せない条件”を1つ決め、次にレンズと設定、SDカードの条件を合わせるのが近道です。
用途別のおすすめ早見:スポーツは90D、万能フルサイズは5D、初心者はX10iが軸
まずは用途別におすすめの機種を見ていきましょう。
目的 | おすすめ | ポイント |
|---|---|---|
屋外スポーツ・運動会中心 | EOS 90D | 約10コマ/秒と45点AF、APS-Cの望遠有利で距離が稼ぎやすい |
暗所スポーツ・報道レベル | EOS-1D X Mark III | 連写とAF運用の完成度、過酷な環境で止まりにくい設計 |
作品づくりも家族イベントも | EOS 5D Mark IV | 高画素と高感度のバランス、フルサイズで幅広いレンズ資産が活きる |
フルサイズ入門・旅行 | EOS 6D Mark II | 軽めのフルサイズで持ち出しやすく、ボケと暗所耐性を体感しやすい |
安い中古でしっかり学びたい | EOS 80D | 操作性と性能のバランスが良く、予算をレンズに回して伸ばせる |
初心者で失敗を減らしたい | EOS Kiss X10i | 入門機でもAF点が多く、家族イベントで歩留まりが上がりやすい |
スポーツ撮影を最優先するなら取り入れやすいのはEOS 90Dで、より本格的な現場や暗所も含めて成功率を取りに行くならEOS-1D X Mark IIIがおすすめです。フルサイズで何でもやりたいならEOS 5D Mark IVが基準になり、フルサイズを軽く始めたいならEOS 6D Mark IIが合います。安い中古でコスパ重視ならEOS 80Dが強く、初心者で失敗を減らしたいならEOS Kiss X10i、軽さと価格優先ならEOS Kiss X10、という考えると良いでしょう。
Canon一眼レフのおすすめレンズ・設定・SDカード
おすすめレンズ:まず単焦点、次に標準ズーム、スポーツは望遠
レンズは「撮りたいもの」から逆算すると迷いにくくなります。初心者が最初に足すなら、EF50mm F1.8 STMのような明るい単焦点が定番で、背景ボケと暗所の強さが分かりやすく伸びます。次に便利なのが標準ズームで、フルサイズならEF24-105mm F4L IS II USMが守備範囲を広げやすく、旅行やスナップで“交換せずに撮れる幅”が増えます。スポーツは望遠が主役なので、70-200mmクラスや、さらに長い焦点距離のズームが聞きます。
おすすめ設定とSDカード:スポーツはAIサーボ+Tvが最適
スポーツ撮影では、AFをAIサーボAF、ドライブを高速連続撮影、露出モードをTv(シャッター優先)にして、まず1/1000秒前後から始めると失敗が減ります。その後は、競技ごとに調整しましょう。たとえばバドミントンのように速い競技なら1/1600秒以上が欲しくなり、逆にダンスや体操なら1/500秒でも形が残る場合があります。初心者の練習にはAvでF値を動かすのが近道で、背景がごちゃつく公園なら開放寄り、集合写真なら少し絞る、といった意図が作れます。
おすすめSDカード:カードは128GB・V30を基準にする
連写やRAW撮影を多用するなら、SDカードは「容量」と「書き込み速度」が大切です。SDカードは128GB・V30を基準にすると良いでしょう。とくに約3000万画素クラスのRAWは1枚あたり30MB前後になることもあり、64GBでは不足するケースがあります。また速度規格は最低でもUHS-IのV30クラスを目安にすると、連写後の書き込み待ちが短くなりバッファ詰まりが防げます。価格差は数千円程度でも撮影のテンポと安心感が大きく変わるため、ボディ性能を活かす投資と考えるのがおすすめです。
Canon一眼レフのおすすめまとめ
Canon一眼レフを選ぶ際は、APS-Cかフルサイズかをまず決めましょう。次にスポーツなら連写とAF、安い中古なら状態と周辺コストまで含めて判断することです。スポーツ中心ならEOS 90D(本気ならEOS-1D X Mark III)、フルサイズ万能ならEOS 5D Mark IV、軽いフルサイズ入門ならEOS 6D Mark II、安い中古の堅実解はEOS 80D、初心者の失敗を減らすならEOS Kiss X10i、軽さ優先ならEOS Kiss X10がおすすめです。ボディが決まったら、次は単焦点50mmと容量128GB級のSDカードを用意し、AvやTvで設定を触りながら撮影回数を増やすと、カメラの腕も上がっていくでしょう。
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