
【リーク】Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ




クラシックな35mmレンジファインダーの“あの描写”を、現代の製造精度で蘇らせる動きがまた一段と熱くなってきました。Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、伝説的な35mm f1.4の設計思想をなぞりつつ、外装や機械精度を現代基準で整える意欲作としてCP+ 2026での世界初披露が伝えられています。現時点で分かっているスペックの骨子、コーティング違いの狙い、価格帯の意味合い、競合35mmとの立ち位置、そして発売時期の読み方まで、写真好きの目線で整理します。
この記事のサマリー

CP+ 2026での世界初披露が海外リークサイトで報じられ、外装3種と価格帯の情報も出ています

青コートとノンコートの2系統が用意され、同じ設計でも“現代寄り”と“クラシック寄り”を選べるのが肝です

35mm F1.4の用途はスナップから環境ポートレートまで幅広く、開放描写を楽しむ設計思想が主役になりそうです

価格は198,000円〜248,000円(税込)が目安で、仕上げ差と復刻アクセサリー込みの価値判断がポイントになります

現行の高解像系35mmとは別軸の選択肢として、デジタルMでもフィルムでも“レンズ側の味”を重視する人に刺さります
CP+ 2026で世界初披露?現時点で分かっていること

Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、CP+ 2026のタイミングで初お披露目になると伝えられており、クラシック設計の復刻を真正面から狙った点が注目されています。単なる見た目の復刻ではなく、コーティングの選択肢や機械構造の改良が語られているため、古典の味と実用性を両立させたい層に刺さりやすい流れです。
同じCP+ではDK-Opticの別レンズも並んで紹介されており、レンジファインダー向けの“趣味性と写りの個性”を前面に出す新作が集まる気配があります。ここでは、事実として確認できる範囲と、状況から読み取れる範囲を分けながら整理します。
情報が出ている媒体と、読み取りのコツ
海外リークサイトのLeica Rumorsが、CP+ 2026での世界初披露という文脈でOptics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)を取り上げています。リーク記事の場合、スペックの細部よりも「展示される場所と時期」「価格が出ているか」「仕様のバリエーションが明記されているか」が確度の手がかりになります。
今回は“コーティング違い”や“外装3種”のように、製品としての企画意図が具体的に語られている点が特徴です。逆に、最短撮影距離やフィルター径など、運用に効く数値が未確定な部分もあるため、購入判断は「写りの方向性」と「入手性」を優先して組み立てるのが現実的でしょう。
外装3バリエーションと、価格帯の見え方
価格帯はシルバークロームが198,000円(税込)、ブラックペイントが238,000円(税込)、ピアノブラックが248,000円(税込)とされています。外装で5万円前後の差が付くのは珍しくありませんが、クラシック系復刻では塗装工程や研磨の手間が価格に反映されやすく、見た目以上に工数が効いてきます。
例えばブラックペイントは、使い込むことでエッジが擦れて下地が見える“経年変化”を楽しめる反面、ムラなく仕上げるには塗りと乾燥、最終研磨までの管理がシビアです。ピアノブラックは鏡面に近い光沢を狙うぶん微細な埃や肌荒れが許されにくく、仕上げの難度がさらに上がる、という読み方ができます。
青コートとノンコート、さらにフード再現が示す狙い
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、青系のコーティング版と、ノンコート版の2系統があるとされています。青コートは色乗りとコントラストを整えやすく、デジタルのカラーマネジメントと相性を取りにいく方向性が見えます。ノンコートはフレアや光のにじみを積極的に残し、意図的に“古典の光学的クセ”を味にする選択肢になりそうです。
加えて、希少なフード形状として知られるOLLUXを再現したアクセサリーが話題に挙がっています。レンジファインダー用レンズは、フードを付けた際のケラレやファインダーの蹴られ方も含めて体験が決まるため、周辺アクセサリーの作り込みは“復刻の本気度”を測る分かりやすい指標になります。
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)予想スペック
現時点で見えているのは「35mm」「F1.4」「Mマウント」「コーティング2種」「外装3種」といった骨格です。数値が出そろった最新のAFレンズ的な読み方ではなく、写りの方向性と使い勝手の“設計思想”を先に掴むとイメージが具体化します。
レンジファインダー用の35mm F1.4は、スナップの距離感と開放の空気感を両立しやすく、フィルムでもデジタルでも表現の幅が広いジャンルです。ここでは、予想スペックとして整理しつつ、撮影で何が変わるのかを噛み砕きます。
項目名 | 予想値 |
|---|---|
商品名 | Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント) |
対応マウント | ライカMマウント |
焦点距離 | 35mm |
開放F値 | F1.4 |
フォーカス方式 | マニュアルフォーカス |
コーティング | 青コート版/ノンコート版 |
外装仕上げ | シルバークローム/ブラックペイント/ピアノブラック |
35mm F1.4がカバーする“ちょうどよさ”
35mmは、人物に寄れば環境ごと写せて、引けば街の空気や旅の気配も入る、守備範囲の広い焦点距離です。例えば夜の路地で看板光だけを頼りに撮るとき、F1.4はISOを上げすぎずに済み、シャッタースピードも稼げます。もう一つの例として、室内の家族写真でも、広すぎない画角なので背景の生活感を“情報”として残しやすいでしょう。
一方で開放F1.4は、シャープさの絶対値よりもボケの質やピント面の立ち上がり方が印象を決めます。クラシック設計系の35mmは、開放で少し柔らかく、少し絞るとぐっと芯が出ることが多く、絞り値で描写を“切り替える楽しさ”が生まれやすいタイプです。
Mマウント運用で押さえたい基本
ライカMマウントの大きな前提は、AFではなく距離計連動や目測を中心にピントを作る点です。例えば子どもの動きのように距離が急に変わる被写体は、AFに慣れていると最初は歩留まりが下がります。その代わり、あらかじめ2mに合わせて“距離のゾーン”で撮るようなスナップでは、操作が非常にシンプルになり、撮影テンポが整います。
デジタルMやMマウント互換ボディでライブビューを使う場合も、35mm F1.4は拡大表示で追い込める反面、開放ではピントの山が浅く、被写体ブレの影響も増えます。絞り優先でf2〜f2.8を基準にし、必要なときだけ開放に切り替える運用が、結果的に失敗を減らしやすいでしょう。
未確定項目が“効く”のはどこか
最短撮影距離が0.7mなのか1.0mなのかで、環境ポートレートの寄りやすさが変わります。例えばテーブル越しの料理と手元を近距離でまとめたい場合、寄れないと構図が窮屈になりやすく、撮りたい写真の幅が狭まります。逆に街角のスナップ中心なら、最短距離はそこまで致命的になりません。
フィルター径も地味に重要で、手持ちのNDや保護フィルターの流用可否に直結します。ノンコート版で逆光を積極的に楽しむなら、あえてフィルター無しで光を通す選択も増える一方、青コート版でコントラストを安定させたいなら、薄枠の保護フィルターを常用する人も多いはずです。
どんな写りを狙うレンズか:スチールリムの再解釈
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)の核心は、クラシックな35mm f1.4が持っていた“完全には整い切らない描写”を、現代の品質管理で再現しようとしている点にあります。現行の高性能35mmが「どの絞りでも破綻しない」方向なら、こちらは「開放でこそ美味しい」方向に寄る可能性が高いでしょう。
さらに、青コートとノンコートの2択を用意する発想が面白く、同じ系譜でも“現代の実用”と“古典の味”を分けて提示しています。撮りたい写真が明確な人ほど、どちらが向くかの判断がしやすいはずです。
開放の柔らかさと、被写体の立ち上がり
クラシックな35mm f1.4系で期待されるのは、ピント面がカリカリに硬いというより、主題がふわっと立ち上がるような立体感です。例えば街角の人物を開放で撮ると、背景の看板や車のハイライトが少し滲み、主題の表情だけがすっと抜けるような“空気感”が作れます。もう一つの例として、雨上がりの路面反射を入れると、点光源のにじみが画の雰囲気を強める方向に働きやすいでしょう。
このタイプは、解像チャートでの点数よりも、色の転び方やボケの粒立ち、周辺の落ち方が写真の印象を作ります。デジタルで撮っても「レンズが絵を作っている感」が出やすいので、現像で作り込みすぎずに完成させたい人に向きます。
ノンコートで“フレアを設計要素”にする
ノンコート版の魅力は、逆光で盛大にフレアが出ること自体を欠点として排除せず、構図の要素として扱える点です。例えば夕方の斜光で人物の輪郭に光が回る場面では、輪郭が柔らかく溶けて映画的な雰囲気が出やすくなります。もう一つの例として、夜のネオンや車のヘッドライトを画面端に入れたとき、ゴーストが“偶然の模様”として写り込み、作品の一回性を高めることもあります。
注意点もあって、光源位置によってはコントラストが一気に落ち、肌色が眠く見える場合があります。狙って使うなら、フードの有無、手でのケラレ、少しの構図変更で反応が変わるので、撮影時に試行回数を確保できるシーンほど真価が出ます。
青コートで“現代の色”に寄せるメリット
青コート版は、色とコントラストを整え、デジタルセンサーの発色に合わせた扱いやすさを狙っているように見えます。例えば日中のスナップで白い壁や空を入れたとき、ノンコートより黒浮きが抑えられ、現像でメリハリを付けやすいでしょう。もう一つの例として、肌の赤みや緑かぶりの扱いが安定すると、ポートレートの納品作業のストレスが減ります。
それでも“クラシック設計の骨格”が残るなら、現行の超補正レンズほど均質にはならず、少しの揺らぎが写真の味になります。デジタルで撮っても、ただシャープなだけではない、柔らかさと芯の共存を狙う人にとって、青コートは現実的な選択肢になりそうです。
メカと外装の注目点:復刻だけで終わらない改良
レンジファインダー用レンズは、写りの半分が“操作感”で決まると言っても言い過ぎではありません。特に35mmは使用頻度が高く、フォーカスリングのトルクや距離目盛りの見やすさ、フード装着時の一体感が、撮影のテンポを左右します。
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、オリジナルの味を再現しつつ機械構造の剛性と安定性を高める方針が語られています。古典の弱点になりやすい部分を現代の精度で埋めるなら、実用品としての魅力が増すでしょう。
ヘリコイドの精度と、ピントの“再現性”
古い個体でよく起きるのが、ヘリコイドのグリス劣化による重さのムラ、あるいはガタつきによる距離の再現性の低下です。例えば1.2m付近で微妙に引っ掛かると、咄嗟に距離を合わせたいスナップでテンポが崩れます。別の例として、無限遠が微妙にズレると、遠景の山並みや建築の輪郭が思ったより甘く写り、後で気付いてがっかりしやすいでしょう。
現代製造でこのあたりが安定するなら、クラシック描写の“気分”と、撮影道具としての“信用”が同居します。仕事で使う場合は特に、同じ条件で同じ結果が出ることが価値になるため、復刻の意義が大きくなります。
ブラックペイント/ピアノブラックの楽しみ方と注意
ブラックペイントは、使い込むほど角が出て、金属の下地が見え始めるのが醍醐味です。例えばストラップと擦れる部分、バッグの出し入れで当たる部分に自然な摩耗が出ると、道具としての“時間”が刻まれます。反対にピアノブラックは、傷が目立ちやすい一方で、光沢が強く、カメラと合わせたときの存在感が格別になりやすいでしょう。
注意点として、艶の強い外装は指紋や拭き跡が写りやすく、手入れが増えます。また、撮影中の反射で被写体が気になる場面もあるため、ストリートで目立ちたくない人はシルバークロームやブラックペイントの方が落ち着く場合があります。
OLLUXフード再現が“写り”にも効く理由
クラシック系レンズのフードは、単に逆光を抑えるだけでなく、フレアの出方を“整える”役割を持ちます。例えばノンコート版で逆光を入れるとき、フードありだとコントラストの落ち方が穏やかになり、主題が残りやすくなります。別の例として、青コート版でも斜光が入りやすい街中では、フードで不用意な白っぽさを抑え、黒の締まりを確保しやすいでしょう。
また、レンジファインダーではファインダーの蹴られ方も重要で、フードの形が大きすぎるとフレーミングがやりにくくなります。復刻アクセサリーまで含めて設計しているなら、体験全体を再現する意思が見えてきます。
発売時期と入手性の見立て:CP+後どう動く?
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、CP+ 2026での世界初披露が伝えられている段階で、一般販売の開始日や予約開始日の断定情報は多くありません。とはいえ、クラシック復刻系レンズは「展示→少量先行→受注や再生産」という流れになりやすく、動き方を想定しておくと乗り遅れにくくなります。
特に外装が3種、さらにコーティングが2種となると、最初から全組み合わせが潤沢に出るとは限りません。どの仕様を狙うかで、待ち時間の感覚が変わる可能性があります。
CP+ 2026(2/26〜3/1)で“見える”こと
CP+の展示で重要なのは、スペック表以上に「試作か量産か」「外装の質感がどの程度か」「フォーカスリングのトルクが一定か」を目で確認できる点です。例えば塗装のエッジ処理や刻印の深さは、写真より実物の方が判断しやすく、長く使う道具としての満足度に直結します。もう一つの例として、フード装着時のガタつきや着脱の確実さも、実機で触れると印象がはっきりします。
また、同時期にDK-Opticのレンズも並ぶとされており、クラシック志向レンズの“今の基準”が会場で比較しやすいのも面白いところです。
入手性に影響するのは“外装”と“コーティング”
外装3種は、工程差で生産の回しやすさが変わりやすく、人気が集中すると供給が追い付きにくいことがあります。例えばピアノブラックは工程が重く、初回の数量が絞られやすいと考えられます。ブラックペイントは人気が出やすい一方で、均一な仕上げのために検品が厳しくなり、歩留まりが供給を左右する場合があります。
コーティング違いも同様で、ノンコートは仕上げ管理が別軸で難しくなることがあります。狙いが明確な仕様ほど、初回に寄せて確保する人が多くなりやすい点も、入手性の読み方として押さえておきたいところです。
価格の捉え方:198,000円〜248,000円(税込)は高いのか
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)の価格帯は、Mマウントの中でも“趣味性の高い単焦点”としては現実的なゾーンに収まっています。とはいえ、一般的なミラーレス用の35mm単焦点に比べれば十分に高額で、価値の置き方を間違えると満足度が下がりやすい買い物でもあります。
仕上げ別の価格差は、塗装と検品が支配する
シルバークロームは、外装の均一性が取りやすい反面、メッキや表面処理の質で印象差が出ます。ブラックペイントは塗装の層や乾燥工程、最終研磨まで含めると工数が増え、結果として価格に反映されやすいでしょう。ピアノブラックは高光沢ゆえに微細なゴミ噛みや肌荒れが許されず、検品の厳しさがコスト要因になりやすいタイプです。
例えば同じブラックでも、艶の深さを出すほど拭き傷が目立ちやすく、出荷基準をどこに置くかで歩留まりが変わります。こうした“量産しにくさ”は、カタログのスペック表には出ませんが、価格を理解するうえで重要な背景になります。
ヴィンテージ相場や現行ライカと比べた“中間”の立ち位置
オリジナル系の希少個体は、状態が良いほど価格が跳ね上がりやすく、60万円台以上で語られるケースも珍しくありません。一方で現行の高性能35mmは、光学性能の代わりに価格も上がりやすく、Mマウントは特に“レンズが高い世界”です。その中で198,000円〜248,000円(税込)は、ヴィンテージの希少性プレミアムよりは手前、現行最高峰よりは下という中間的な位置に見えます。
例えば「古い個体を買って整備しながら使う」より「新しい個体で安定運用したい」人にとっては、価格の納得感が出やすいでしょう。反対に「解像と逆光耐性を最優先」に置く人は、別の方向に投資した方が結果が早いはずです。
コストに見合う人/合わない人を具体化する
見合いやすいのは、開放の空気感やフレアを写真の要素として使い、レンズの個性を作品に織り込める人です。例えばモノクロで階調を重視する撮り方や、逆光のポートレートで“光の滲み”を狙う人は、レンズのキャラクターが成果に直結しやすいでしょう。もう一つは、フィルムとデジタルを行き来しながら、同じ35mmで一貫したルックを作りたい人です。
合いにくいのは、周辺までカリッとした解像や、逆光でも破綻しないコントラストを当然として求める人です。例えば建築の直線を端まで厳密に出したい用途や、商品撮影で色の再現性を最短で詰めたい用途では、選ぶべきレンズの方向が異なります。
競合レンズとの比較:現行の35mm Mマウントでの立ち位置
35mm Mマウントは、現行の高性能路線から、クラシック志向、コスト重視まで選択肢が多く、どこに価値を置くかで最適解が変わります。Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は“歴史的設計の復刻と、描写の味の再現”が主役になりそうで、解像競争の土俵とは別の場所で比較すると納得しやすいです。
競合として名前が挙がりやすいレンズを、立ち位置だけ先に並べます。選び方は「何を削って、何を残すか」と考えると迷いにくいでしょう。
製品名 | 立ち位置 |
|---|---|
高性能・高補正で、デジタルの高画素にも合わせやすい王道路線 | |
コンパクトと性能の両立、日常用途の基準になりやすい | |
クラシック寄りの描写と価格バランス、味の入口として選びやすい | |
コスト重視でクラシックの雰囲気を楽しむ、導入のしやすさが強み |
高補正35mmと比べたときの“写りの価値”
Leica Summilux-M 35mm f1.4 ASPHのような高補正レンズは、逆光耐性や周辺解像の安定感が強く、仕事でも迷いにくいのが利点です。例えば室内イベントで光源が多い状況でも、破綻しにくく後処理の負担が減ります。建築物の直線やテクスチャも、画面端まで揃いやすいでしょう。
それに対してOptics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、整いすぎない描写が写真の雰囲気を作る方向に寄ります。開放で撮る理由がはっきりある人、光の滲みや柔らかいグラデーションを狙う人ほど、性能差を“弱点”ではなく“表現”として扱いやすくなります。
クラシック志向同士でも、選択肢が分かれる
Voigtländer NOKTON classic 35mm f1.4 VMは、クラシック寄りの描写を比較的導入しやすい価格帯で楽しめるのが魅力です。例えばフィルムで常用しつつ、デジタルでも同じ雰囲気を出したい人にとって、コストと結果のバランスが取りやすいでしょう。TTArtisanの35mm f1.4も、まずクラシック描写を体験したい人には現実的です。
一方でOptics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)の面白さは、特定の歴史的設計への忠実さや、外装・付属品まで含めた“体験の再現”にあります。写りの方向が似ていても、所有感や操作感、仕上げの精密さに価値を置くなら、選択の優先度が変わってくるでしょう。
“レンズを替えてルックを替える”楽しみが増える
35mmは使用頻度が高いので、1本に集約するより、ルック違いで2本運用にしてもメリットがあります。例えば青コート版の方向性が整った写りなら、日常の記録や仕事寄りの撮影を任せやすいでしょう。ノンコートの方向性が強いなら、夕景や逆光の作品撮りで“狙って崩す”役割を担えます。
同じ焦点距離でルックを切り替えられると、撮影者の距離感や構図の癖を変えずに、写真の表情だけを変えられます。これは28mmと50mmを行き来するのとは別の、レンジファインダーらしい贅沢な遊び方です。
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)が刺さるユーザー像
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、万人向けというより“欲しい理由が明確な人に深く刺さる”タイプに見えます。選ぶ理由が「クラシックの写り」なのか「外装の質感」なのか「新品としての信頼性」なのかで、満足度の出方が変わるでしょう。
特にMマウントの世界では、ボディ以上にレンズが表現の核になります。ここでは、具体的な撮影スタイルごとに、向きやすい人の輪郭を描きます。
フィルム派・モノクロ派:階調と空気を“レンズで作る”
モノクロは、色がないぶん階調の滑らかさやフレアの出方が写真の印象を大きく左右します。例えば曇天の街角で、壁面のグレーが豊かに繋がる描写は、クラシック設計が得意とする領域です。もう一つの例として、逆光で人物の輪郭が溶ける表現は、現行の高コントラストレンズより作りやすい場合があります。
フィルム派にとって新品で手に入る意義も大きく、整備歴が不明な個体に左右されず、同じ条件で同じ写りを狙える安心感があります。撮影に集中したい人ほど、この価値は効いてきます。
デジタルM派:現像で作りすぎず“レンズ側の味”を残す
デジタルでクラシックルックを作ると、現像で粒状感やトーンを作り込む方法が一般的です。ただ、レンズ由来のフレアやボケの質は、後から完全再現が難しく、最初から“素材”として入っている方が自然に仕上がります。例えば夜景の点光源の滲み方や、開放での肌の柔らかさは、レンズの性格がそのまま絵になります。
青コートとノンコートを選べるなら、デジタルでも目的に合わせて作法を変えられます。青コートでベースを整えて現像を軽く、ノンコートで光を遊ばせて現像はトーン整え中心、といった使い分けがしやすいでしょう。
仕事で使う人:信用と個性を両立するための注意点
仕事に投入するなら、まずピントの再現性と逆光耐性の“読みやすさ”が重要になります。例えば取材で窓際の人物を撮るとき、フレアが出ても表情が残るかどうかは納品の安全性に直結します。もう一つの例として、連続したカットでコントラストの揺れが大きいと、編集段階で揃える手間が増えます。
その一方で、仕事でも“他と違うルック”が武器になる場面があります。エディトリアルやアーティスト写真のように、個性が評価される領域では、クラシック描写が作品性を底上げすることもあるため、用途を限定して投入するのが現実的です。
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)のリーク情報まとめ
Optics PEACE 35mm F1.4 E41(Mマウント)は、CP+ 2026での世界初披露が海外リークサイトで報じられ、外装3種と青コート/ノンコートの2系統、そして198,000円〜248,000円(税込)の価格帯が話題になっています。スペックの細部は未確定な点も残るものの、狙いは“高補正の万能35mm”ではなく、開放描写や逆光の表情を含めたクラシック設計の魅力を新品品質で楽しめる方向でしょう。購入判断は、写りの好み(特にコーティングの選択)と、入手性(人気の外装に集中しやすい点)を軸に組み立てると迷いにくくなります。今後は展示後の追加情報、予約導線、実写作例の傾向が出そろうタイミングに注目したいところです。
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