%E3%81%AE%E7%99%BA%E5%A3%B2%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%EF%BC%9F%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%83%BB%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%83%BB%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81.jpeg?fm=webp&q=75&w=1152)
【リーク】Yongnuo YN 56mm f/1.4 R DA DSM(RFマウント版)の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
APS-Cで“85mm相当”を作れる明るい中望遠、Yongnuo YN 56mm f/1.4 R DA DSM(RFマウント版)の話題が活発になってきました。公式の掲載状況、価格の目安、確定スペック、AF/動画の使い勝手、そしてSigmaやVILTROXなど競合との比較までをまとめて解説していきます。

この記事のサマリー

RF版はPhoto Rumorsのリストに名指しで登場、公式ストアでもRマウント表記が確認できる

既存発売済のZ/E版価格と合わせて、$300(税込約45,100円)前後が目安

9群10枚・9枚羽根・DSM駆動・USB-Cなど装備は充実

描写は価格対比で優秀、解像はSigmaに一歩譲るが十分

APS-C専用ゆえRFフルサイズ機はクロップ運用を前提に
発売状況と予約の今:どこまで“確度”がある?
%E3%81%AE%E7%99%BA%E5%A3%B2%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%EF%BC%9F%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%83%BB%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%83%BB%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81.jpeg?w=320)
RF対応の「YN 56mm f/1.4 R DA DSM」は、25年10月17日に公開されたPhoto Rumorsの新登場リストに明記されています。さらにYongnuo公式ストアの商品ページにはRマウントの型番/対応機種が並び、掲載ベースでは“ある”状態です。
公式の掲載状況を俯瞰する
Yongnuo公式には「R mount: YN56mm F1.4R DA DSM」と記載があり、対応ボディにEOS R3/R5/R6/R7/R10/R50/R100などが列挙されています。
一方、既に発売されているZ/E版はB&Hで$294.91(税込約44,200円)で販売されており、1つの基準となります。
リークの信頼度と読み解き方
Photo Rumorsは中国レンズの動向整理で実績があり、今回も「New Yongnuo YN 56mm f/1.4R DA DSM」と品名付きで掲載。リストアップ段階=即発売ではないものの、近接タイミングの公表例が多いサイトです。有力なリーク掲載と公式商品ページの両方が揃った時点で、待機フェーズから“購入判断の具体準備”に移る価値は高いと見ます。発売時期は未定です。
販売価格と国内流通
販売価格はおおむね$300(税込約45,100円)前後を目安に考えると現実的です。B&HのZ版は$294.91(税込約44,200円)です。
海外価格の“基準点”を押さえる
B&Hの販売ページは価格の足場になります。Z版掲載で$294.91(税込約44,200円)は、同シリーズの供給として十分な手掛かりです。公式ストアでは時折プロモーションが走り、56mm F1.4に無線リモコン同梱やクーポンが付く例があります。
国内流通の“現実”
Yongnuoは国内正規が薄いケースがあり、YN56の他マウント発表時も「日本販売は不明」と報じられました。
主要スペック早見:“価格以上”の装備を確認
YN 56mm f/1.4はAPS-C専用で、発売済製品で公開されているスペックは下記です。
項目 | 数値・仕様 |
---|---|
対応フォーマット | APS-C専用 |
レンズ構成 | 9群10枚(ED×2・スーパーED×1) |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.6m |
最大撮影倍率 | 0.11倍 |
フィルター径 | 58mm |
サイズ | 約φ69×全長87mm |
質量 | 約368〜375g |
またDSM(ステッピング)AF、USB-CでFW更新、簡易防塵防滴などを搭載します。サイズは約φ69×全長87mm、重量は約368〜375gで、スペック表記により若干の差があります。
光学と駆動系の“肝”
開放F1.4と9枚絞りで大きなボケを作りやすく、ED/スーパーEDにより色収差を抑える設計です。AFはDSMのインナーフォーカスで静粛性に優れ、動画の駆動ノイズ抑制にも寄与します。USB-Cで自前アップデートが可能なのは運用上の安心材料です。
防塵防滴は“簡易”レベルのアナウンス。雨天や砂塵下でのハードユースは避け、必要ならレインカバーを併用しましょう。明るい開放値は夜間・室内で感度を上げすぎない運用に効きます。
サイズ・重量・取り回し
全長87mm/約368〜375gは、APS-Cの中望遠F1.4としては“持ち歩ける”サイズです。フロント58mmはフィルター流用がしやすく、RF-Sボディとの重量バランスも破綻しません。長時間の街撮りでも負担が少ない範囲といえるでしょう。
一点、重量は媒体で差があるため(368gと375gの両表記)、携行重量のシビアなケースでは本体装着での実測も確認したいところです。
AFと動画の実力:静粛駆動×物理リングの相性
AFは“非常に良好”との評価が先行し、Sigmaほどではないが価格帯を超えた合焦感です。動画寄りの操作子(クリック/デクリック切替の絞りリング、Fnボタン×2)やリモート対応まで含めると、個人制作のVlog〜人物撮影に噛み合います。
AF速度・追従・静音性
Sony Alpha Blogの検証では、DSM駆動は静かで速く、実用面で不満は少ない評価です。人物AFや瞳AFの運用で歩留まりは十分確保でき、開放の浅い被写界深度でも使い回せます。価格帯で見れば優等生の部類に入ります。
ただし“AF最強”を求めるとSigmaに軍配が上がる結論。純粋なAF速度・精度はSigmaがわずかに先行しつつ、YNはコスパと機能性で迫る構図です。用途に応じて最適解は変わります。
動画向けの操作性とリモート連携
物理の絞りリングはクリック/スムーズ切替が可能で、動画の露出移行を滑らかに行えます。Fnボタンは瞳AFやAF-ONなど任意機能を割り当てやすく、撮影姿勢の自由度が増します。リモコンBR‑L1との組み合わせは自撮り・小規模チーム撮影で効きます。
ABフォーカスやフォーカス速度調整など“動画寄りの配慮”がシリーズで貫かれており、ハンドヘルド中心のVlog機材としても扱いやすい設計です。
操作性・ビルド:ボタン×リング×シーリングの三拍子
本レンズの“手の内感”は価格帯離れです。Fnボタン×2、絞りリング、USB‑C、簡易防塵防滴。リングはオート位置でボディ制御にも切替でき、クリック解除で動画転用も容易。B&Hの同シリーズ掲載でも“Custom Fn Buttons”と明記され、装備の厚みは価格を超えています。
カスタムボタンとリングの妙
操作子が指の届く位置にまとまり、撮影テンポを崩さず設定変更できます。FnにはAFロックや瞳AFの呼び出しを割り当て、リングで段階的または連続的に絞りを移行。低照度での柔らかい露出変化を作りやすく、動画/静止画の両立が図れます。
クリック/デクリック切替のスイッチングは、移動撮影での音配慮にも有効です。撮影後はUSB‑Cで素早くFW更新にアクセスでき、ワークフローが閉じた一本に仕上がっています。
シーリングとメンテナンス
マウント部シールの簡易防滴は“突然の小雨”耐性を担う最低限の備えです。過信せず、屋外の長時間撮影はレインカバー推奨。前玉はフッ素系の防汚コートの記述もあり、指紋・水滴の拭き取りが容易です。
可動部のガタつきやリングのトルクはレビューでも良好との報告が多く、携行時の信頼感につながります。長期運用は定期的な清掃とFW更新をセットに。
描写の要点:解像・ボケ・逆光耐性の“現実解”
総評は「価格に対してとても良い」。開放のシャープは“良い〜とても良い”水準で、少し絞れば画面全体の安定が増します。ボケは円形がきれいに出やすく、色もニュートラル寄り。逆光耐性は平均的で、コートの効きはあるが厳しい条件ではフレア対策が必要です。
解像の手応えと絞りの使いどころ
実写検証では、中心は開放から実用、周辺はF2〜2.8でグッと揃います。人物・スナップではF1.4〜2の立体感が魅力で、商品撮影や被写界深度が欲しいシーンはF2.8〜4へ。解像“最強”を狙うならSigma、コスパと操作性の総合はYNという棲み分けです。
シャープネスの微調整は現像段で追い込みましょう。RAW前提なら軽いシャープ+色収差補正で締まります。逆に肌の質感重視ならJPEGのコントラスト低め設定も有効です。
ボケ・色・逆光のバランス
9枚羽根の円形ボケは玉ねぎ感が少なく、人物の背景整理に効きます。色乗りは濃すぎず薄すぎずで、肌色の再現に癖が出にくいキャラクターです。逆光はフード+角度配慮で急に楽になるので、太陽位置の管理を習慣化しましょう。
競合比較:Sigma/VILTROX/Meikeとの違いを要点化
56mm F1.4帯は競合が多い領域。Sigma 56mm F1.4 DC DNは解像・AFで一歩先行、VILTROX 56mm F1.4は発色とバランスで評価、Meike 55mm F1.4は安価で健闘という構図です。YNは“多機能×価格”で攻め、物理操作とリモート連携が差別化点になります。
Sigma 56mm F1.4 DC DNとの比較軸
Sigmaは“解像トップ”の定評。サイズ・重量も小ぶりで機動力に長けます。一方、YNはFn×2と絞りリング、USB‑Cなど装備の厚みが魅力で、動画寄りの現場では“操作性優先”の選択肢になります。Sigma推しの作例/評価も豊富ですが、RF原生の選択肢は限られる点に注意。
尖った解像やAFを最大優先=Sigma、低予算で道具感と運用性=YNという棲み分けが現実的です。価格差が縮むセール時はYNの満足度が一段上がります。
VILTROX/Meikeとの住み分け
VILTROX 56/1.4は色と描写のバランスで評価が高く、Meike 55/1.4は価格対比のシャープが健闘。ただし物理操作とリモート連携、USB‑Cの運用性ではYNに軍配。動画・スチルを横断する“道具としての使い勝手”を考えるなら、YNの装備は後悔しにくい仕様です。
RFで使う前に:対応機種・クロップ・運用の勘所
本レンズはAPS-C専用。RFフルサイズ機はクロップでの運用が前提です。RF‑S機(R7/R10/R50/R100)なら“約84〜85mm相当”の画角になり、人物・スナップに最適。
対応ボディと画角の見立て
公式にはR3/R5/R6/R7/R10/R50/R100などが並びます。RF‑S機はそのまま中望遠、RFフルサイズはクロップで同等画角です。被写界深度はF1.4の恩恵が大きく、室内ポートレートでも軽い照明で対応できます。
フィルターは58mm径。既存の保護・NDを流用しやすく、動画でのシャッター速度固定にも対応が容易です。
AF互換・実運用の注意
サードパーティゆえFW相性は自己管理が基本です。USB‑C更新の敷居は低く、ボディ更新後の挙動変化にも素早く追従できます。連写や被写体検出はボディ側依存が大きく、EOS Rの世代・設定で歩留まりが変わる点も押さえておきましょう。
まとめ
RF版Yongnuo YN 56mm f/1.4 R DA DSMは、Photo Rumorsのリスト掲載と公式ストアのR表記で“実在確度”が高い一本。$300(税込約45,100円)の価格帯で、9群10枚・DSM・USB‑C・Fn×2・クリックレス絞りなど装備充実。解像はSigmaに一歩譲る局面もありますが、コスパと操作性の総合点は高めです。APS‑C専用ゆえRFフルサイズ機はクロップ想定であることは注意が必要です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!