【リーク】Canon RF35mm F1.2 L USMの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

「35 mmでF1.2なんて都市伝説」と言われ続けて早5年。ついに霧の向こうから本物の船影が見え始めました。キヤノンRFユーザー待望の大口径単焦点「RF35 mm F1.2 L USM」に関するリーク情報が濃度を増しています。この記事では、信頼度の高い噂ソースを横断し、予想スペックから価格帯、既存レンズとの比較、撮影シーン別メリットまで網羅し、とことん深掘りしていきます。
この記事のサマリー
RFマウント最後の空席だった“広角フラッグシップ”――35 mm F1.2 Lが2025年後半に姿を現す可能性。
開放F1.2が生む巨大ボケとISO耐性はスナップから星景まで一変させる“表現ブースター”。
重量1 kg級&税別35万円級というヘビー級スペックでも、純正AFと耐久性がプロを惹きつける。
兄弟機F1.4 L VCMは動画特化、F1.8 IS STMは軽快スナップ――F1.2 Lは“作品撮り専用兵器”として棲み分け。
量産歩留まりの関係で初回ロットは争奪戦必至。資金計画と予約アラートの準備が勝敗を分ける。
なぜRF35 mm F1.2 Lがこれほど注目されるのか

RFマウント誕生から5年以上が経ち、50 mm・85 mmのF1.2がそろうなか35 mmだけ空白という状況はユーザーの渇望を一段と高めました。35 mmはスナップから環境ポートレートまで守備範囲が広く、F1.2の超大口径が加わることでシステムの完成度が一気に跳ね上がるからです。発表を確実視する報道が続いた背景には、EF時代に高評価だった35 mm F1.4L IIの後継を求める声もありました。
レンズラインアップにおける位置付け
50 mmと85 mmのF1.2が評価軸を築いた現在、35 mm F1.2 Lは“広角側のフラッグシップ”という役割を担います。24 mmや28 mmのF1.2設計特許も確認されていますが、まずはユーティリティ性の高い35 mmで性能面のアドバンテージを示し、シリーズ全体の頂点として位置付けられるでしょう。
また、RF35 mm F1.8 IS STMが高コスパで人気を博していることも伏線です。入門者を満足させる描写を既に提供しているからこそ、Lレンズには“圧倒的な差別化”が求められます。その象徴がF1.2という開放値なのです。
F1.2がもたらす撮影体験
F1.2はF1.8より約1.5段分明るく、暗所ではISO感度を半分以下まで抑制できる計算になります。夕景スナップやライブ撮影で画質を保ちつつシャッタースピードを確保できるため、歩留まりが劇的に向上します。同時に被写界深度も浅くなり、35 mmとは思えない分離感が得られる点は、作品づくりにおける武器となるでしょう。
開放で得られるボケ円は周辺ほど“猫目”状に変形しやすいため、キヤノンがどこまで補正してくるかが見ものです。85 mm F1.2Lで培った非球面レンズ制御技術のフィードバックが期待されます。
RF35mm F1.2 Lの主要スペックを徹底予想

公式発表こそ未着ですが、複数のリーク情報を総合すると、RF35 mm F1.2 Lは17群14枚以上の大規模光学系となり、UDやBRなど特殊硝材を惜しみなく投入すると見られます。絞り羽根は9~11枚で円形を保持し、フィルター径は77 mmか82 mmが濃厚。重量は900 g台、全長110 mm前後とヘビー級ながら、最新USMとフローティングフォーカスによりAF速度はRF50 mm F1.2L並みを狙うはずです。
項目 | 予想値 | ワクワクポイント |
---|---|---|
光学系 | 17群14枚以上 | BR+非球面+UDを惜しみなく投入 |
絞り羽根 | 9〜11枚円形 | 玉ボケの輪郭を徹底的にまろやかに |
最短撮影距離 | 0.35 m前後 | テーブルフォトもイケる汎用性 |
AF駆動 | デュアルUSM+リニア | 重い前群でもスポーツAF並みの俊敏さ |
質量 | 900 g〜1 kg | “筋トレ”か“神画質”か、覚悟を試す重さ |
光学設計のポイント
短バックフォーカスを活かした後群大型非球面レンズの配置により、周辺像のコマ収差と非点収差を最小限に抑える設計が特許に確認されています。これにより、星景撮影でも画面隅まで点像再現可能なポテンシャルを秘めるでしょう。
さらに逆光耐性向上のため、ASCやSWCなど複数のナノコーティングを多層的に適用する可能性があります。ゴースト抑制に加え、コントラストの底上げが期待できます。
駆動系と操作性
AFはデュアルナノUSM+リニアモーターのハイブリッド説が浮上しています。重い前群をリニアで素早く動かし、後群をナノUSMで微調整する構造なら、高速かつ静粛なフォーカシングが成立。絞りリング搭載の有無は定かでないものの、動画志向の市場拡大を踏まえれば“クリック解除付きリング”を採用する流れが濃厚です。
防塵防滴は当然として、フッ素コーティング前玉やフォーカスホールドボタンも搭載されるでしょう。プロ現場での信頼性を担保するディテールに注目です。
RF35mm F1.2 Lの発売時期とキヤノンロードマップ

2025年上半期が終わった時点でも、RF35 mm F1.2 L USMは公式発表に至っていません。ただし、キヤノンは2025年下半期にオンライン単独イベントを準備しているとの噂があり、ここで“写真専用のF1.2プライム”が披露される可能性が浮上しています。
レンズ発表の本命ステージだったCP+2025ではスルーされ、フォトキナは依然として開催未定のままです。そのため、次のマイルストーンは2025年10〜12月のメーカー独自イベント、もしくは2026年2月の CP+(横浜)の2択という状況になりました。過去のLレンズでは発表から店頭出荷まで平均6〜8週間という実績があるため、仮に2025年11月発表となれば2026年初頭の納品が現実的なスケジュールとなります。
在庫逼迫の前例(RF50 mm F1.2L など)を踏まえると、今回も初回ロットは予約早期組が優先出荷される見込みです。プロサポート向け枠を考慮すれば、個人ユーザーは “発表日即予約” が最善手となるでしょう。
RF35mm F1.2 Lの想定価格と競合レンズ比較

RF50 mm F1.2Lが約36万円、85 mm F1.2Lが約41万円という現行ラインを踏まえると、RF35 mm F1.2Lは税込35万円前後が有力。シグマ35 mm F1.2 Art(実売15万円)やソニーFE35 mm F1.4 GM(同20万円)より大幅に高く、プレミアム路線を貫く設定です。これは純正AF性能と長期サポートを含めた“システム価値”を価格に反映していると言えます。
レンズ | 実売価格 | 重量 | 開放F値 | キャラクター |
---|---|---|---|---|
Canon RF35 mm F1.2 L USM (予想) | 約35万円 | ≈950 g | 1.2 | 最高画質&耐久 |
SIGMA 35 mm F1.2 DG DN | 15万円 | 1,090 g | 1.2 | コスパ怪物 |
Sony FE35 mm F1.4 GM | 20万円 | 524 g | 1.4 | 軽量オールラウンダー |
「金額は体感画質に比例する」という迷信を打ち砕いたのがSIGMAですが、純正AFの信頼性・サービス網・リセールバリューまで込みでの“総合点”でLレンズが王座を守りそうです。
市場価格推移の読み方
キヤノンLレンズは発売半年ほどで1割前後値下がりする傾向がありますが、限定生産気味のF1.2シリーズは値落ちが緩やか。50 mmや85 mmもいまだに高値安定です。35 mm F1.2Lも同様の軌跡を描く可能性が高く、狙うなら初動か1年後のキャッシュバック期が狙い目です。
また中古市場が成熟するまでは下取り価格も高止まりすると予想されます。長期的に見ればリセールバリューの高さが投資を正当化する要素になり得ます。
競合各社との違い
ソニーFE35 mm F1.4 GMは軽さと動画機能を武器にしますが、F1.2の浅さは得られません。シグマArtは写りで張り合うものの、ボディと連携したレンズ補正やサービスネットワークは純正が上。ニコンZが今後F1.2を出しても、RFユーザーはマウントを跨げないため代替不可能という事実がプレミア価格を許容させています。
注目すべきは、キヤノンがF1.2に加え“DSコーティング版”を同時投入する噂です。もし実現すれば滑らかさ特化のDSと、キレ重視の通常版で二極展開となり、価格も差別化されるでしょう。
RF35 mm F1.2 LとRF35 mm F1.4 L VCMを比べる

2024年に登場したRF35 mm F1.4 L VCMは、動画撮影を意識した軽量設計とVCM+ナノUSMのデュアル駆動で注目されました。開放F1.4は十分明るいものの、静止画で最大ボケを重視する層からは“あと一歩”という声も。F1.2 Lはこれを埋める存在です。
重さと携行性
F1.4 L VCMは約540 g。一方F1.2 Lは倍近い重量が予想されます。手持ち動画やジンバル運用ではF1.4が圧倒的に楽ですが、スチル作品のインパクトはF1.2が上回るため、両機は用途で住み分けが進むでしょう。
VCMはリニアに近い制御でフォーカスブリージングを抑制していますが、F1.2 Lではフローティング全域で画角変動がどこまで抑えられるかが焦点です。
色再現と解像感
F1.4 L VCMは最新ASCコーティングにより逆光耐性を大幅向上。F1.2 Lも同等以上の多層コートが施され、輝度差の大きいシーンでのフレアを最小限に抑えると考えられます。解像感ではF1.2がセンサー性能を限界まで引き出す設計のため、ボディ高画素化が進むほど優位に立つでしょう。
要するに“軽さと汎用性のF1.4”か“最高画質とボケのF1.2”か、ニーズで選ぶ構図になります。
RF35 mm F1.2 LとRF35 mm F1.8 IS STMの差

RF35 mm F1.8 IS STMはコスパの代名詞とも言えるレンズで、クローズアップ0.5倍マクロや5段分のISを備えつつ実売6万円台。F1.2 Lとは丸ごとターゲットが異なるため、“両方持つ”ユーザーも珍しくありません。
表現の幅と操作レスポンス
F1.8でも十分背景はぼけますが、人と背景を分離する“浮遊感”はF1.2が別次元。AF速度もSTMとUSMの差は歴然で、動き物の追随性能が向上します。その代わり携行性とマクロ機能ではF1.8が勝るため、作品撮りと散歩スナップで使い分けると効率的です。
コストの観点では、RF35 mm F1.8とF1.2 Lの差額で単焦点もう一本買える計算。予算と用途を天秤にかけて検討しましょう。
ボディ内手ブレ補正との相性
IS非搭載が有力なF1.2 Lですが、最新EOS Rシリーズは8段分のIBISを備えるため実用上困りません。むしろ手ブレ補正ユニットによるレンズ重量増がないぶん、光学系にリソースを振り切れるメリットがあります。
一方で動画撮影時の歩き撮りでは、レンズ内IS+IBISの協調が効くF1.8のほうが滑らかなケースも。用途ごとに最適解は異なります。
RF35 mm F1.2 LとEF35 mm F1.4 L IIとの世代交代ポイント

EF35 mm F1.4 L IIはBRレンズで色収差を極限まで抑えた名玉で、中古相場は今も高止まり。アダプター経由でRFボディに装着するユーザーも多く、F1.2 Lの登場は“買い替えか併用か”を悩ませる出来事です。
開放値と光学補正
F1.4とF1.2の差は約2/3段。暗所性能とボケ量で優位に立つF1.2 Lは、加えてRF専用設計の短バックフォーカスを活かし周辺光量とコマ収差をさらに改善してくるはずです。
また、BRレンズ技術がRF用に再設計される可能性も取り沙汰されており、色滲みのないクリアな描写に磨きが掛かるでしょう。
操作系とファーム互換
コントロールリングや電子接点によるボディ協調はRFネイティブの強み。EF版でも不満は少ないものの、瞳AF速度やレンズ補正データのリアルタイム適用など、細部で時代の差が感じられるようになります。
ただしEF35 mm F1.4 IIは760 gと比較的軽量。重さを理由に現行セットを維持する選択肢も現実的です。
RF35mm F1.2 Lと他社大口径35 mmとの写り比較

シグマ35 mm F1.2 Artは“世界初のF1.2AF”として発売され、周辺まで鋭いシャープネスで高評価。しかし1.09 kgの重量とAF速度で純正に軍配が上がるとの声も。ソニーFE35 mm F1.4 GMは524 gと軽量ながらF1.2の被写界深度は得られません。ニコンZのF1.2計画が進行中と噂ですが、現状“純正35 mm F1.2”を手にできるのはキヤノンが最速となる可能性が高まっています。
ボケ質と周辺解像力
シグマArtのボケは柔らかい反面、玉ボケ輪郭にわずかな二線傾向が見られる個体もあります。キヤノンは85 mm F1.2L DSで培った蒸着制御を応用し、輪郭を溶かす方向で差別化する可能性が高いです。
FE35 mm F1.4 GMは周辺解像が高い一方、F2.8まで絞らないと点光源のコマが残るケースも。F1.2 Lが開放から隅々まで星像を止めれば、風景・星景需要で一気に優勢に立つでしょう。
サービスとアクセサリー対応
純正レンズはCPS(Canon Professional Services)の無償点検や短期貸出しを受けられる点が企業団体に支持されています。ファームアップでボディ側新機能に追従する速度も速く、長期使用時の安心感は他社マウントユーザーから羨望されるポイントになりがちです。
また、フッ素コート対応の保護フィルターや専用フードなどアクセサリー類が純正・サード双方で豊富に出ると予想され、運用面でのストレスが少なくなります。
RF35mm F1.2 Lの撮影シーン別メリットと作例イメージ

ポートレートでは環境を取り込みつつ主役を浮かび上がらせる“環境ポートレート”が得意。ストリートスナップでは夜のネオンを大きな玉ボケに変え、人物が際立つダイナミックな一枚を生みます。動画ではシネマティックな浅い被写界深度が手軽に得られ、視聴者の視線を確実に誘導できます。
ポートレートでの立体感
F1.2により被写体の鼻先から耳後ろまでわずか数センチのピント面を作り出し、背景を大きく溶かして被写体の存在感を強調。遠近感が自然な35 mmはモデルと背景を同時に語らせるストーリー性もプラスします。
光芒が美しいストロボ前ボケを併用すれば、SNS映えするハイファッション系作品も手軽に狙えます。
夜景スナップの高感度耐性
F1.2の明るさはISO1600と3200の境界を押し下げ、α時代の裏面照射センサーにも匹敵する暗所性能を発揮。シャッタースピードを確保しつつ、ネオンを色飽和させずに描写可能です。
さらに逆光耐性が高い設計なら、街灯をフレームインさせた構図でも締りのあるコントラストを維持できます。
RF35mm F1.2 Lの予約開始までに整えておきたい準備
発売直後は品薄が予想されるため、購入計画は早めに立てましょう。まずは公式メールマガジンと量販店アプリで新製品アラートを設定。次に下取り予定レンズの査定を事前に取り、買取価格保証期間を把握しておけば資金繰りがスムーズです。キャッシュバックキャンペーン履歴を調べると、どの時期に購入すると実質コストを抑えられるか見通しが立ちます。
- 資金繰り:カード上限 or 24回払い? 迷ったら分割手数料ゼロキャンペーンを狙え。
- 下取り準備:使ってないEFズームは今のうちに査定へGO。
- アクセ類確保:82 mmフィルターと幅広ストラップは発売前に在庫が消える。
- PC環境強化:高解像RAW×大量データに備え、4 TB SSDをポチる。
- 筋トレ:1 kgレンズを片手持ちする握力を60 kgまで鍛えよう。
資金計画とアクセサリー選定
レンズ本体35万円に加え、82 mm保護フィルターやC-PLの費用が発生すると見積もると、総額は40万円を超える可能性があります。支払い回数やカードポイント還元率を計算し、実質負担額を最小化しましょう。
加えて1 kg級のレンズを支えるストラップやL型プレートも検討が必要。三脚座は付属しない見込みなので、長時間露光派はバランスプレートの導入が安心です。
撮影フローの事前シミュレーション
F1.2の浅被写界深度を活かすには、瞳AFを中心にカスタムボタンを再割り当てしておくと実戦投入がスムーズ。RAW現像ではハイライトリカバリーに強いDPP4やLightroomプリセットを用意し、撮影から仕上げまでのワークフローを事前に固めておくと納品速度が上がります。
最後に、発売初期はレンズプロファイルが未配信の場合があるため、手動レンズ補正の手順を練習しておくと安心です。
まとめ
RF35 mm F1.2 L USMは、35 mmという万能画角でF1.2の極浅被写界深度を実現し、暗所性能と表現力を両立する唯一無二の存在として登場が待たれています。予想価格は高額ながらプレミア要素は十分。既存のF1.4 L VCMやF1.8 IS STMと使い分けることで、静止画から動画までシームレスに高品質ワークフローを組めるでしょう。発売時期が近づいたら予約アラートと資金計画を整え、最高クラスの描写力をいち早く手に入れてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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