
LUMIX S9におすすめのレンズ厳選8本|軽量フルサイズを活かす選び方と用途別ベスト








LUMIX S9は約403gの小型ボディと6Kオープンゲート、リアルタイムLUTなど“撮ってすぐ出す”ワークフローが魅力のフルサイズ機です。ところが、レンズ選びを間違えると前玉が重くなり携行性が落ちたり、動画で露出が揺れたり、焦点距離が被って出番が減ったりしがちです。ここではS9の軽快さを守りつつ、旅行スナップからポートレート、風景、マクロ、動画まで対応しやすいLマウントレンズを厳選し、選び方と組み合わせまで分かりやすく紹介します。
この記事のサマリー

S9はボディが軽いぶん、レンズ側の重量と全長で使い勝手が大きく変わる

最初の1本は小型ズーム、次に明るい単焦点を足すのがおすすめ

単焦点は35mm・50mm・85mmの役割分担を理解する

フィルター径にも注目するとコスパがよくなる

用途別のおすすめセットと比較表で、自分に合うレンズを探す
LUMIX S9で失敗しないレンズ選びのポイント

LUMIX S9におすすめのレンズを選ぶ際は、「軽快さを保つ重量と全長」「動画まで考えた露出と手ブレ補正」「焦点距離の重複を避ける設計」の3点を押さえることが重要です。S9はEVFレスで“構えて粘る”より“持ち出して撮る”寄りの設計なので、レンズの性格が出やすい機種といえます。さらに電子シャッター専用のため、動体や人工光では撮り方の工夫も必要になります。画質だけで判断しないことが大切です。
選び方1. ボディ403gを活かす「総重量800g前後」の感覚
フルサイズ用レンズは描写が良いほど重くなりがち。せっかくのS9のコンパクトさを活かせなくなってしまいます。目安としてボディ+レンズで800g前後にすると、片手でのスナップや旅行の移動中でも負担が少なくなります。たとえば18-40mmのような超軽量ズームなら、街角の看板やカフェのテーブルフォトを気軽に撮れますし、35mm前後の単焦点を足しても持ち運びやすいでしょう。一方で500g超の大口径ズームを常用すると、手首の疲れだけでなく、首から下げたときにレンズが揺れて歩きにくいと感じるケースもあります。
選び方2. 動画は「可変F値」「手ブレ補正」「広角側」の3点でラクになる
とくにVlogや家族の記録用の動画では、撮影中にズームしても露出が不自然に変わりにくい“F値一定”のズームが扱いやすい傾向があります。可変F値ズームでも撮れますが、屋内から屋外へ出るシーンや、夕方の街でズームを多用する場面では露出の追従が気になりやすいでしょう。またS9はボディ内手ブレ補正を搭載しているため多くのレンズで手持ちが成立しますが、望遠域をよく使うならレンズ内手ブレ補正のあるモデルが安心です。さらに4K60pなどクロップが入る運用をする人は、広角端が18mmや14mmのズームを選ぶと画角不足を感じにくく、取り回しが一段ラクになります。
選び方3. 焦点距離の重複を避けると“出番の少ないレンズ”が減る
レンズを増やすほど起きやすい失敗が、似た焦点距離のズームを重ねてしまうことです。たとえば18-40mmを持っているのに20-60mmを追加すると、広角側は少し伸びても体感が大きく変わらず、結果的にどちらかが防湿庫で休みがちになります。逆に「広角ズーム+標準単焦点」「高倍率ズーム+軽い明るい単焦点」のように役割が明確だと、旅行ではズーム、夜の食事や人物では単焦点、と迷いが減ります。具体例として、旅先の神社や建築は広角ズームで押さえ、夜の屋台は50mm F1.8で雰囲気を残す、という風に分担ができるようにしましょう。
S9の良さを伸ばすレンズ構成|まず1本、次に1本の考え方
S9は手軽に持ち出して撮影から共有までをスムーズに行えるカメラなので、レンズ構成も“軽快さ”を中心に組むと満足度が上がります。おすすめは、最初に小型ズームで守備範囲を確保し、次に明るい単焦点で表現力を追加する流れです。広角寄りズームは旅行と日常で失敗が少なく、単焦点は夜・室内・ポートレートで効いてきます。
キットズームは「軽さ優先」か「交換しない優先」かで決める
軽さ優先の人には18-40mmのような沈胴ズームが最適で、S9を“ポケット寄り”に運用できます。たとえば子どもの公園遊びや、近所の散歩といった「今日は撮るかも」程度の気持ちでも持ち出せる軽さが魅力です。一方、旅行でレンズ交換を減らしたい人は28-200mmの高倍率ズームが便利。昼の風景から遠景の被写体まで1本で完結させられます。たとえば市場のスナップは広角、離れたステージは望遠、ホテルのテーブルでは簡易マクロ、といったふうに行動が途切れにくくなるでしょう。
単焦点は「35mm→50mm→85mm」の順に役割が分かれる
35mmは街歩きの距離感が自然で、背景も入れつつ被写体を主役にしやすい万能枠です。50mmは被写体の整理がしやすく、料理や小物、人物の上半身などの切り取りが得意になります。85mmはポートレート特化で、背景を大きく整理して立体感を出したいときに強力ですが、撮影距離が必要なので室内では窮屈になりがちです。たとえばカフェで友人を撮るなら35mmか50mm、屋外で背景をきれいにぼかすなら85mm、というように選ぶと迷いにくいでしょう。
フィルター径を揃えると動画用NDやPLが“使い回せる”
動画や風景をよく撮影する人はフィルターが増えやすい傾向にあります。その際フィルター径がバラバラだと、どうしても出費がかさんでしまいます。S9向けでは67mm系が多く、35mm F1.8、50mm F1.8、85mm F1.8、14-28mm、28-200mmなどを中心に組むと、可変NDやPLを共有しやすい構成になります。逆に82mmの超広角ズームは画質面で魅力があっても、フィルターの買い足しが必要になるケースもあるでしょう。使いまわしができるかどうかも、考慮してみてください。
LUMIX S9おすすめレンズの比較 早見表
以下はS9と相性が良いレンズの表です。軽量ズームで日常の守備範囲を取り、単焦点で夜や人物を強化し、必要なら大口径ズームやマクロで“尖らせる”という順番で追加すると、買い足しが無駄になりにくいでしょう。
製品名 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
155g級の超軽量ズームでS9の携行性を最大化、旅行と日常の“まず1本” | |
28-200mmを1本でカバーしつつハーフマクロ、交換を減らしたい人の万能枠 | |
295g級の万能単焦点、スナップから家族写真まで“迷ったらこれ” | |
標準画角でボケも整理も得意、料理・物撮り・人物のバランスが良い | |
ポートレート向け中望遠、背景を大きくぼかして主役を立てたい人に | |
14mm超広角+最短15cmの寄れるズーム、風景とダイナミックな広角マクロに | |
F2.8通しの標準ズームで露出管理がラク、写真も動画も“ちゃんと撮る”方向へ | |
298g級の等倍マクロ、花・小物・質感描写を軽量に極めたい人向け |
なお、Lマウントはアライアンスによって選択肢が広く、純正以外も含めて“必要なところだけ尖らせる”構成が組みやすいのが強みです。
LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3|S9の軽快さを完成させる最小ズーム

LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3は、S9の“軽量フルサイズ”というコンセプトをそのまま形にしたようなズームです。非常にコンパクトで、カメラバッグの中で場所を取りにくいのが最大の魅力になります。18mmスタートなので、旅先の景色や室内の記録も撮りやすく、日常の持ち出し頻度を上げたい人ほど恩恵が大きいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 |
発売日 | 2024年6月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 18-40mm F4.5-6.3 |
35mm判換算 | 18-40mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.30m / (記載なし) |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 約155g |
みんなのカメラ 商品ページ |
155gの軽さが撮影モチベーションを上げる
このレンズは、約155gという軽さが最大の特徴。レンズが軽いと、通勤バッグに入れたままでも負担が増えにくく、「帰り道に夕焼けがきれいだったから撮る」「週末に寄った書店の雰囲気を残す」といった偶然の撮影も拾いやすくなります。さらに沈胴機構で全長が短く、カフェのテーブルで取り回しても前玉が邪魔になりにくいのもポイントです。同じ広角ズームでも、重さが300gを超えてくるとS9の小ささを活かしづらいため、機動力重視なら18-40mmは軸になりやすい1本です。
暗所と手ブレ補正なしは割り切りが必要、動画は工夫でカバー
開放F4.5-6.3なので、夜の街や室内ではISOが上がりやすく、シャッター速度を稼ぎたいときは不利になります。たとえば屋台の手元を止めたい場面や、薄暗いバーで雰囲気を残したい場面では、35mm F1.8や50mm F1.8のような単焦点が欲しくなるでしょう。またレンズ内手ブレ補正は非搭載なので、望遠側40mmでも低速シャッターでは被写体ブレに注意が必要です。とはいえS9はボディ内手ブレ補正があるため、静物中心なら手持ちでも粘れますし、動画は広角側を中心に使って歩き方を整えるだけでも見え方は改善します。
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.|交換を減らす万能高倍率ズーム

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は、旅行や家族イベントで「レンズ交換の回数を減らしたい」という人向きの1本です。28mmの広角から200mmの望遠までをカバーし、広角側ではテーブルフォト、望遠側では遠くの被写体を引き寄せられます。S9を1台で完結するカメラとして使いたいと考えている人にはおすすめです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S. |
発売日 | 2024年6月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 28-200mm F4-7.1 |
35mm判換算 | 28-200mm相当 |
手ブレ補正 | あり(O.I.S. / Dual I.S.2対応) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.14m / 0.50倍(広角側) |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約413g |
みんなのカメラ 商品ページ |
28-200mm+ハーフマクロで“撮れるもの”が一気に増える
高倍率ズームの強みは、構図の自由度がそのまま撮影の成功率に結びつくことです。たとえば観光地で建物全景を撮った直後に、屋根の装飾を200mm側で切り取る、という流れがスムーズになります。さらに広角側0.14mの最短撮影距離や最大0.5倍の接写性能があるので、旅先の料理、看板、土産物の質感などの近距離のものも想像以上に撮れます。単焦点を足す前の最初の1本にも向き、焦点距離の好みが見えてからのレンズ選びもしやすくなるでしょう。
S9ではバランスが前寄りになりやすい、可変F値の露出変化にも注意
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.の重さは約413gで、18-40mmと比べるとS9の軽快さは確実に減ります。首から下げて歩く旅行ではそこまで負担はありませんが、片手スナップ中心だと負担を感じる人もいるでしょう。またF4-7.1の可変F値なので、ズーム操作で明るさが変わり、動画では露出の揺れとして見える場合があります。写真ではオートISOで吸収しやすい一方、動画で一定の見た目を保ちたいときは、ズームを多用しない撮り方に寄せるか、F2.8通しズームの導入を検討すると使いやすくなります。
LUMIX S 35mm F1.8|最初の単焦点にちょうどいい万能画角

LUMIX S 35mm F1.8は、S9のおすすめレンズとして“最初の単焦点”に挙げられやすい定番品です。35mmは広すぎず狭すぎず、背景を入れたスナップから家族写真まで幅広く対応できます。ズームで撮っていて「もう少し暗い場所に強くしたい」「ボケを使って主役を立てたい」と感じたときに、ちょうどよく効いてくるのがこの焦点距離です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 35mm F1.8 |
発売日 | 2021年10月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 35mm F1.8 |
35mm判換算 | 35mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.22m / 0.22倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約295g |
みんなのカメラ 商品ページ |
スナップの成功率が上がる距離感、重さ295gで持ち歩きも現実的
35mmの良さは、被写体との距離を“詰めすぎずに”主役を作れる点です。たとえば商店街で人の流れを入れながら看板を主役にしたり、子どもが遊具で遊ぶ姿を周囲の空気感ごと残したり、といった撮り方が自然に決まります。しかも約295gと軽量で、18-40mmと同じ感覚でバッグに入れ替えやすいのもポイントです。単焦点は「軽いほど使う」という傾向がはっきり出るので、S9の機動力を崩しにくい35mmは合理的といえるでしょう。
寄りの限界は理解して、料理や小物は撮り方でカバーする
最短撮影距離0.22mは優秀ですが、マクロ的に“質感だけを大写し”するには物足りない場面があります。たとえば繊細なアクセサリーを画面いっぱいに撮りたい場合は、100mmマクロのような専用レンズが欲しくなるでしょう。一方で料理の全体感やテーブルの雰囲気を撮る用途なら、35mmはむしろ得意で、開放F1.8で背景を柔らかくできるためSNS用の絵作りが簡単になります。競合としてSIGMAの35mm F2もありますが、明るさとシステム統一(67mmフィルター)を重視するなら、この35mm F1.8が扱いやすいはずです。
LUMIX S 50mm F1.8|“整理できる標準”で人物も物撮りも強い

LUMIX S 50mm F1.8は、標準画角らしい自然さと、開放F1.8のボケを両立しやすいレンズです。S9で日常を撮っていて「背景の情報量が多くて散らかる」「被写体をもう少し立てたい」と感じるなら、50mmは特におすすめです。35mmと比べてると一歩引いた構図が減り、主題が明確になりやすいメリットもあります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 50mm F1.8 |
発売日 | 2021年6月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 50mm F1.8 |
35mm判換算 | 50mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.28m / 0.14倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約300g |
みんなのカメラ 商品ページ |
料理・小物・上半身ポートレートが“ちょうどよく決まる”
50mmは、店内の席から料理を撮るときに余計な背景を切り落としやすく、写真の意図が伝わりやすい画角です。たとえばラーメンの湯気や、デザートの質感を主役にして背景を柔らかく流す、といった表現が簡単になります。人物でも上半身からバストアップの距離感が作りやすく、肌の質感を過度に強調しにくい点から日常のポートレートに向いているといえるでしょう。夜の室内でもF1.8が効くため、18-40mmや28-200mmではISOが上がりすぎる場面の保険にもなります。
35mmとの二者択一で迷ったら、撮りたいものの比率で決める
35mmと50mmはどちらも万能ですが、得意分野が違います。街並みや室内の空気感を入れてストーリーを作りたいなら35mmが優れており、被写体を整理して写真として完成させたいなら50mmが向きます。具体例として、旅行の街歩き中心なら35mm、食や人物が多いなら50mm、と考えると決めやすいでしょう。ズームと併用するなら、18-40mmとの相性は50mmのほうが役割分担が明確で、焦点距離の重複を避けられます。
LUMIX S 85mm F1.8|背景を消して主役を立てるポートレート向き

LUMIX S 85mm F1.8は、S9で人物をしっかり撮りたい人にとっておすすめの中望遠単焦点です。85mmは背景を大きくぼかして整理しやすく、被写体の立体感も出しやすい焦点距離です。屋外ポートレートの割合が増えるほど、はっきりと良さが感じられるでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 85mm F1.8 |
発売日 | 2021年11月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 85mm F1.8 |
35mm判換算 | 85mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.80m / 0.13倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約355g |
みんなのカメラ 商品ページ |
F1.8と中望遠の組み合わせで、日常でも“作品感”が出やすい
たとえば公園の木漏れ日や、夕方の街灯など背景に点光源があるシーンでは、85mm F1.8のボケが分かりやすく効きます。さらに撮影距離が自然と離れるので、撮影相手がリラックスしやすいのもメリットです。家族写真でも子どもが遊んでいる様子を少し離れて追うときに画角がちょうどよく、背景の散らかりを抑えた写真が残せます。50mmでは背景が入りすぎると感じる人ほど、85mmの引き算のしやすさが武器になります。
撮影距離が必要で、室内や狭い場所では難しいこともある
最短撮影距離は0.8mで、狭い室内だと引けずにフレーミングが窮屈になりがちです。たとえばカフェの席で向かいの人を撮ろうとすると、被写体がフレームに収まらないことがありますし、イベント会場でも前後のスペースがないと扱いづらいでしょう。またS9はボディが軽いぶん、長時間の手持ちで構図を追い込む撮り方だと微ブレが目立つ場合があります。屋外中心で背景を整理した人物を撮るときに持ち出す、と役割を限定するのも一考です。
LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO|超広角と“寄れる”を両立する風景派の一本

LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACROは、S9で風景や建築を撮る人におすすめの超広角ズームです。14mmのダイナミックさに加えて最短15cmの近接撮影ができるため、ただ広いだけで終わらず、前景を強調した立体的な構図が作りやすいのが特徴です。ズームで寄れるので、レンズ交換を減らしながら表現を変えられます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO |
発売日 | 2023年2月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 14-28mm F4-5.6 |
35mm判換算 | 14-28mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.15m / 0.50倍(28mm時) |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約345g |
みんなのカメラ 商品ページ |
14mmは“足で寄れない”場面の救世主、建築と室内で差が出る
たとえば路地の奥行き、寺社の本殿を正面から入れたい場面、狭い室内で全体を残したい場面では、20mmスタートのズームだとあと一歩が足りません。14mmがあると、撮影位置の自由度が増えて構図が決まりやすくなります。また建築では直線が多いため、広角ほど歪みの扱いが重要になりますが、撮影距離と角度を意識するだけでも見栄えは安定します。18-40mmと役割が被るように見えて、実際は“超広角の別世界”を担当できるため、風景比率が高い人ほど追加価値が大きくなります。
広角マクロは面白い反面、被写体の見せ方には慣れが必要
最短15cmで寄れるのは魅力ですが、広角で寄ると被写体は意外と小さく写り、背景の情報量も増えます。たとえば花を主役にするなら、単に寄るだけでなく、背景に空や遠景を入れて“花+環境”として見せると活きてきます。逆に小物の質感だけを大写しにしたい場合は、100mmマクロのほうが意図通りに作りやすいでしょう。可変F値で暗所は強くないので、夕景や室内の動画中心なら、F2.8通しズームや明るい単焦点を別に用意する考え方がおすすめです。
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|写真も動画も“露出が揺れない”標準ズーム

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNは、S9で「ズームでも画作りを妥協したくない」「動画で露出管理をラクにしたい」という人に向く標準ズームです。F2.8通しなのでズームしても明るさが一定で、室内から屋外へ移動するような撮影でも露出が破綻しにくいのがメリット。一方で28mmスタートを許容できるかが、最大の判断ポイントです。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary |
発売日 | 2021年10月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 28-70mm F2.8 |
35mm判換算 | 28-70mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最大撮影倍率 | W:1:3.3/T:1:4.6 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約530g |
みんなのカメラ 商品ページ |
F2.8通しは、日常の“撮れる時間帯”を広げてくれる
たとえば夕方の室内、イルミネーションのある街、屋内イベントなど、ズームで寄ったり引いたりしながら撮りたい場面ではF2.8が効きます。18-40mmや28-200mmだとISOが上がりすぎる条件でも、シャッター速度を確保しやすく、動く被写体のブレを減らせます。動画でも被写体までの距離が変わるシーンで絞りの変化が入らないため、編集で整える手間が減りやすいでしょう。S9の“撮って出す”運用に寄せるなら、こうした安定感は強い味方になります。
重量と広角28mmは現実的なトレードオフ、広角派は組み合わせで解決
約530g級なので、S9の軽快さは確実に薄れます。長時間の街歩きでは負担になることも多いため持っていくかの判断が必要になり、撮影目的がある日向きといえます。また28mmスタートは、旅先の狭い室内や風景で物足りないことがあります。広角が欲しい人は14-28mmと役割分担するか、軽快さ重視の日は18-40mmに戻す、と使い分けると良いでしょう。高性能を小さくまとめる発想が好きな人に合います。
LUMIX S 100mm F2.8 MACRO|等倍マクロを298g級で持ち出せる特化レンズ

LUMIX S 100mm F2.8 MACROは、花・昆虫・小物など“寄って質感を写す”撮影をしたい人の決定打になりやすいレンズです。等倍マクロは楽しい反面、レンズが重くなりがちですが、この100mmは軽量にまとめられており、S9の携行性を大きく損ねづらいのが魅力です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX S 100mm F2.8 MACRO |
発売日 | 2024年2月 |
対応センサーサイズ | フルサイズ |
焦点距離・開放F値 | 100mm F2.8 |
35mm判換算 | 100mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.204m / 1.0倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約298g |
みんなのカメラ 商品ページ |
等倍1.0倍は別世界、テーブルフォトの説得力が一段上がる
たとえばアクセサリーの刻印、革小物のシボ、料理のトッピングの粒感など、標準単焦点では“もう少し寄りたい”と感じる被写体は意外に多いものです。等倍マクロなら被写体を画面いっぱいにでき、質感の説得力が上がります。さらに100mmの焦点距離は背景が整理しやすく、生活感のある部屋でも写したくない要素をぼかして消せるのが利点です。ポートレートは顔のアップを狙う用途なら使えますが、被写界深度が浅くなるのでピント位置の管理は丁寧に行う必要があります。
手ブレ補正なしは“被写体ブレ”とセットで考えると失敗が減る
このレンズはレンズ内手ブレ補正がないため、S9のボディ内補正に頼る形になります。マクロは被写体との距離が近く、わずかな前後動でもピントが外れやすいので、静物はシャッター速度を上げたり、連写で歩留まりを確保したりすると成功率が上がります。屋外で花を撮るときも、風で被写体が揺れるとブレが出やすいので、ISOを上げてでも速度を稼ぐ判断が現実的です。
比較・選び方ガイド|用途別に「この2本」に落とし込む

LUMIX S9のレンズを決める際は「普段いちばん多い用途」と「次に多い用途」を2つ選び、それに合う構成を作る手順がおすすめです。ズーム1本で完結させるのも良いのですが、S9は小型ゆえに“レンズの個性が使い心地を支配する”傾向が強く、目的に合う2本に絞る方が使いやすくなります。
用途 | おすすめ構成 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
旅行・街歩き(軽快さ重視) | LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 + LUMIX S 35mm F1.8 | 日中はズームで対応し、夜や室内はF1.8でISOを抑えやすい |
旅行(交換したくない) | LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.(1本運用) | 焦点距離の幅と簡易マクロで、行動を止めずに撮れる |
ポートレート中心 | LUMIX S 50mm F1.8 + LUMIX S 85mm F1.8 | 標準で環境、85mmで背景整理と立体感を作り分けられる |
風景・建築中心 | LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO + LUMIX S 50mm F1.8 | 超広角で画角を確保し、標準単焦点でディテールや夜景を補う |
動画も重視(露出を安定) | SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 | F2.8通しで露出が揺れにくく、広角が欲しい日は軽量ズームへ |
マクロ・質感描写 | LUMIX S 100mm F2.8 MACRO + LUMIX S 35mm F1.8 | 等倍で“寄り”を確保し、普段は35mmで日常をカバー |
旅行とスナップ中心なら、軽量ズームで守備範囲を取り、夜や室内のために単焦点を足すとバランスが良くなります。人物中心なら、標準と中望遠の単焦点2本で役割分担が明確になるため、ズームよりも写真の意図が作りやすいでしょう。風景中心は超広角の有無が満足度を左右し、マクロ中心は等倍を入れるかどうかで撮れる世界が変わります。
また、ズームを2本以上持つ場合は焦点距離が被りやすいので、追加するなら役割が明確な超広角(14-28mm)か、高倍率(28-200mm)か、露出安定のF2.8標準(28-70mm)かに絞る方がおすすめです。単焦点を足す場合も、35mmと50mmはどちらかに寄せ、さらに人物特化の85mm、寄り特化の100mmマクロと“尖った追加”にすると無駄が出にくくなります。
LUMIX S9におすすめのレンズまとめ
LUMIX S9におすすめのレンズ選びは、ボディの軽快さを守る重量バランス、動画まで見据えた露出と手ブレ、そして焦点距離の重複を避ける設計の3点で整理するとスムーズです。迷ったら「18-40mmで軽快に始めて、35mmか50mmのF1.8単焦点を足す」か、「28-200mmで交換なし運用」を起点にすると良いでしょう。そこから人物なら85mm、風景なら14-28mm、質感なら100mmマクロ、動画重視なら28-70mm F2.8へと目的に合わせて拡張すると、S9の良さを崩さずに表現の幅を増やせます。自分の撮影スタイルを考え、まずは“出番がいちばん多い1本”を決めて、次の1本で弱点を補う流れで組んでいきましょう。
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