
10/14発売 7Artisans AF 35mm f/1.8(Z/L)の予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ
七工匠(7Artisans)のフルサイズ用単焦点「AF 35mm f/1.8」がZマウントとLマウントに対応して正式発表されました。この記事では価格情報・詳細仕様・競合比較の要点を事実ベースで整理しました。

この記事のサマリー

7ArtisansのZ/L版が公式アナウンス、主要販路で予約受付を確認。価格は$299(約45,000円)。

最短0.4m・フィルター62mm・重量426g(各マウント共通)などを確認

純正Nikon・LUMIX S 35/1.8と価格・仕様を比較

Z/Lユーザー向けのチェックポイントを具体化
7Artisans AF 35mm f/1.8(Z/Lマウント)が10月14日発売と正式発表

Z/L対応版の「7Artisans AF 35mm f/1.8」は2025年10月14日に公式発表され、7Artisans公式ストア・B&Hで予約受付が開始されています。
項目 | 情報 |
---|---|
商品名 | 7Artisans AF 35mm f/1.8(Zマウント/Lマウント) |
販売価格 | 299ドル(約45,000円) |
発売日 | 2025年10月14日(火) |
予約開始日 | 2025年10月14日(同日より公式ストア・各販売店で開始) |
予約・販売URL | |
公式商品ページURL |
価格は公式ストア・B&Hともに$299(約45,000円)。公式サイトでは7Artisans E/Z/Lの各マウントが同ページ内でバリエーションとして表示されており、いずれの製品も同価格です。
外観・設計とスペックの要点(共通事項)
本レンズはフルサイズ対応の35mm F1.8。公開されたスペック情報を下記にまとめました。
項目 | 数値・仕様 |
---|---|
光学構成 | 8群11枚 |
特殊レンズ | 非球面2枚・高屈折2枚・ED1枚 |
最短撮影距離 | 0.4m |
フィルター径 | φ62mm |
重量 | 約426g |
備考 | E / L / Z の各マウントで共通仕様 |
メーカー公式からは「最大約60MPクラスに対応」を示す表現も用いられています。実際の性能はボディや現像処理に依存しますが、60MP級への訴求はプロモーション上のメッセージとして確認できます。
光学構成が示す描写の狙い
非球面と高屈折の組み合わせは球面収差や歪曲の低減、EDは色収差低減を狙う一般的なアプローチです。8群11枚という骨格は35mm F1.8の定番的設計のひとつで、開放のコントラスト確保と周辺画質のバランスを取りやすい構成といえます。
フィルター径62mmはNDやCPLの流用がしやすく、動画・静止画の双方で扱いやすい口径です。0.4mの最短距離はテーブルフォトなどで歪みを抑えた距離感を保ちやすい数値です。
基本スペックの確認:最短撮影距離・フィルター径・重量
最短0.4m、フィルター径62mm、公称重量約426gなどの基本情報はいずれもメーカー・販路の公開値は同じで変更はなさそうです。Lマウント版・Zマウント版ともに同じ値で公開されています。
AF・動画・操作性:実用面での見どころ
AFはSTM(ステッピングモーター)で「Fast, silent, precise」をうたいます。仕様として無段階式(デクリック)絞りリング、AF/MFスイッチ、Fnボタン、USB‑Cポート(ファーム更新対応)が公表されています。
認識AFの挙動はボディ依存ですが、35mmは被写体検出の歩留まりが取りやすい焦点域です。動画と静止画の兼用でも扱いやすいレンジで、開放付近の被写界深度も浅すぎません。
STM+カスタマイズ操作
デクリック絞りは動画収録時の露出移行を滑らかにし、Fnボタンはボディ側設定に応じて機能割り当てが可能です。AF/MFスイッチを含む物理コントロールは、ジンバル運用や手持ち撮影での操作一貫性に寄与します。
USB‑Cポート経由のファーム更新が公式に案内されており、互換性や動作の改善が配布される事例も確認できます。
設定の詰め方(Z/Lボディ)
Zボディでは「AF速度/AF応答」、Lボディ(LUMIX)ではAFカスタム設定の調整によって追従性を最適化しやすくなります。実際の運用前にAF‑Cの反応、MFリングの追従を確認すると安全です。
競合比較:Nikon Z/Lマウントの35mm F1.8とどう違う?
比較対象はZマウントの「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」、Lマウントの「LUMIX S 35mm F1.8」。7Artisansは約45,000円の価格が強みです。NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sの販売価格は125,400円(税込)で価格差は大きめです。
光学構成やAF整合性、防塵防滴、サービス体制など総合力では純正が有利な場面が想定されます。一方、7Artisansは無段階絞りリングやFnボタンといった操作面の特徴と低価格が魅力となります。
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S(Z)との比較
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S(Z)の基本スペックは下記で、純正S-Lineは点像再現性やAFの総合整合性、防塵防滴構造などが公式にうたわれています。価格は高めですが、安定した総合性能を求める用途に適します。
項目 | 数値・仕様 |
---|---|
光学構成 | 11群9枚(うち ED ガラス 2枚、非球面レンズ 3枚 他) |
最短撮影距離 | 0.25 m(25cm) |
最大撮影倍率 | 約0.19×(1:5.3) |
フィルター径 | 62 mm |
公称重量 | 約370 g |
7Artisansは約45,000円という導入コストでフルサイズ35mm F1.8を実現し、0.4mの寄りや62mmフィルター径など運用のしやすさを備えます。
LUMIX S 35mm F1.8(L)との比較
LUMIX S 35mm F1.8の基本情報は下記で、防塵防滴・−10℃耐低温をうたう定番の選択肢です。システム内で操作系が統一されている点も強みです。販売価格は91,300円(税込)。
項目 | 数値・仕様 |
---|---|
光学構成 | 9群11枚(非球面レンズ3枚・EDレンズ1枚採用) |
最短撮影距離 | 0.24m |
最大撮影倍率 | 0.22倍 |
フィルター径 | φ67mm |
重量 | 約295g |
7Artisansは最短0.4mとやや長めですが、価格差と動画向けの無段階絞りリング、Fnボタンなどで導入しやすい選択肢になります。
Z/Lユーザーの購入チェックリストと判断
まずは価格と保証。約45,000円という導入コストは魅力的です。フィルター径62mm、最短0.4m、公称約426gという仕様が自分の運用に合うかを確認できると、導入ハードルの低い選択肢に入るでしょう。
AF挙動・ファーム更新・ボディ適合
AF挙動はボディ設定で変わります。ZではAF速度/応答、LではAFカスタムを調整し、購入直後にテスト撮影で追従性を詰めると最適化しやすくなります。
USB‑Cによるファーム更新の配布例がメーカーから案内されているため、互換性改善の可能性があります。
純正・準純正との二択ではなく“三択”で考える
高難度の逆光・厳密な均質性・耐候性まで含めて確実性を求めるなら純正35/1.8の価値は明確です。軽量・至近撮影重視ならLUMIX S 35/1.8の0.24mが有利。コスト重視かつ動画の操作性まで加味するなら7Artisansという整理が現実的です。
最終判断は自分の撮影ニーズ(AF挙動・逆光耐性・保証/返品)で決めましょう。
まとめ
7Artisans AF 35mm f/1.8(Z/L)は$299(約45,000円)で、最短0.4m・φ62mm・公称約426g、無段階絞りリングやFnボタン、USB‑Cファーム更新対応などを備えるフルサイズ対応の35mmです。Z/L版の正式アナウンスと予約受付は確認済みで、純正・LUMIX Sとの使い分けは価格・操作系・必要要件で整理できます。
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