GFX180は本当に“オーバーキル”か? 180MPの噂が突きつけるGFレンズの実力と現実的なワークフロー問題

GFX180は本当に“オーバーキル”か? 180MPの噂が突きつけるGFレンズの実力と現実的なワークフロー問題

「180MPのGFXが来るらしい」。この一文だけで、胸が高鳴る人と、眉間にシワが寄る人が同時に生まれます。前者は“中判の解像”に夢を見る人、後者は“レンズが付いてこないのでは”と心配する人。Fuji Rumorsは2026年2月16日、GFX180(仮称)をめぐる議論の核心を「GFレンズは本当に180MP級を受け止められるのか?」に置きました。この記事では、確定情報(公式に確認できる事実)と、噂・推測をきちんと分けながら、GFX180がもし現実になったとき、私たちの撮影体験がどこで変わるのかを、できるだけ具体的に掘り下げます。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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GFX180の噂が再燃。焦点は「GFレンズは180MPに耐えられるのか?」だが、本質は画質だけでなくデータ運用。確定情報と噂を分けて整理。

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富士フイルムは公式にGFレンズが100MP解像を支える設計だと説明。180MPは未確定ながら、来た場合に変わるのは撮影後のワークフローだ。

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Phase One 150MPやHasselblad 100MPと比べても180MPは別次元。レンズ論争を超えて「中判の使い方」を更新する可能性を深掘り。

まず事実:GFXは現時点で102MPが最上位。そこから180MPはジャンプが大きい

現行のGFXシステムの最高解像は、102MPクラスが中心です。例えばGFX100 IIは、43.8×32.9mmの102MPセンサーを搭載します。

ここから180MPへ進むと、単純な上乗せではなく「撮影・現像・保存」まで含めた“体験の設計”が変わります。Fuji Rumors自身も、デメリットとして真っ先にファイルの重さを挙げています。

100MP時代にも同じ疑問があった。富士フイルムは何と言っていたか

「レンズが解像できるの?」という問いは、100MPのGFX100が出たときにも確かにありました。そして富士フイルムの公式コンテンツでは、GFレンズは100MP解像と位相差AFを支える設計だ、という趣旨が明確に語られています。さらに2019年のX Summitに関するまとめでは、「中判は高解像向けレンズ設計がしやすい」という趣旨の発言が紹介されています。

ここまでが公式・公開情報に近い事実。一方、Fuji Rumorsの記事は「GFレンズは100MPより先も見据えていたはず」というストーリーに踏み込みますが、そこから先(180MPで真価が解放される、など)は予想の領域です。

180MPで本当に変わるのは、画質だけじゃない。まずPCとストレージが先に悲鳴を上げる

高画素化の“現実”を、いちばん体感するのは撮影後です。参考として、GFX100の初期レビューでは「非圧縮RAWが約250MB」と言及されています。 同クラスの100MP機であるHasselblad X2D 100Cは、3FR RAWが平均206MBという記載もあります。

では180MPは? 机上計算では、16bitのベイヤーRAWは「ピクセル数×2バイト」がおおまかな下限なので、180MPは約360MB相当からスタートする規模感です(圧縮方式やメタデータで前後します)。要するに、180MPの恩恵を最大化するには、レンズ以前に「カード、SSD、PC、バックアップ設計」が問われる。FujiRumorsが“ファイルは重くなる”と書くのは、まさにここです。

競合と比べると、180MPは“中判の次の覇権”に近い数字

中判の高解像で基準になりやすいのは、Phase OneのIQ4 150MP(センサー53.4×40mm、アクティブピクセル14204×10652などの記載あり)です。 一方、ミラーレス中判の主戦場は100MP級で、Hasselblad X2Dシリーズは100MPセンサーを強みとして掲げています。

ここに180MPが乗ると、数字の上ではPhase Oneの150MPを超えるインパクトになります。ただし、重要なのは“何を撮るか”。スタジオ商品、風景の巨大プリント、建築、アーカイブ用途では強い武器になる一方、日常撮影でメリットより運用負荷が勝つケースも増えます。

GFレンズは180MPを「解像できる」のか? ここは言い方に注意が必要

結論から言うと、現時点で「GFレンズは180MPを完全に解像できる」と断言できる公式根拠はありません。ただし、富士フイルムは少なくとも100MP解像を想定してGFレンズを設計したと公式に述べています。
さらにGF30mmF5.6 T/Sの紹介ページでは「100MPを超える解像力」という表現も見られます。

ここで大事なのは、“レンズが何MPを解像する”という言い方は、本来かなり乱暴だということ。レンズの性能はMTF、周辺の落ち方、収差、絞りによる変化、撮影距離などで表情が変わります。
だから、180MPで起きることは二つに分けて考えると整理しやすいです。

  • 最高画質の天井が上がる(条件が揃うと細部が残る)
  • 同じ出力サイズなら余裕が増える(縮小耐性、補正耐性、トリミング耐性)

つまり“完全解像できるか”だけが勝負ではなく、システム全体の余裕として効いてくる可能性がある、という話です。

噂の現在地:GFX180は「すぐ出る話ではない」

FujiRumorsは、複数の情報源が180MPのGFXを確認したと主張しつつも、直近3〜4か月の話ではない、という見立ても併記しています。 また同サイトは別記事で、将来のGFXに180MP中判センサーが採用される可能性を取り上げています。

周辺では、Notebookcheckなど他メディアも「180MPのGFXを開発中との噂」を紹介しています。 ただし、いずれも現段階では噂ベース。型番、外観、発売時期が具体的に固まった話ではありません。

みんなのカメラ編集部の結論:GFX180の本質はレンズ性能の証明ではなく中判の使い方の再定義

GFX180がもし現実になったとき、それはGFレンズが“勝った/負けた”という話ではなく、中判をどう使うかのルールが変わる出来事になります。

  • 作品づくりで、どこまで情報量を攻めるか
  • 現像や納品の速度をどう設計するか
  • 保管とバックアップをどう現実解にするか

この三つをセットで考える人にとって、180MPは夢ではなく道具になります。

最後に、確定・噂・推測を整理します。

確定(公式に確認できる)

・GFレンズは100MP解像と位相差AFを支える設計だという趣旨の公式記述がある
・現行のGFX100 IIは102MPセンサー搭載

噂(現時点では未確定)
・将来、180MP級のGFXが投入されるという話が複数メディアで取り上げられている

予想(編集部の見立て)
・180MPの価値は「解像できるか」より「余裕が生む撮影体験」に出る。だが評価は実写とワークフロー検証が必須。


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