8/8発売 SONY RX1R IIIの予約・発売日・価格・比較最新情報まとめ

8/8発売 SONY RX1R IIIの予約・発売日・価格・比較最新情報まとめ

ついにソニーのレンズ一体型フルサイズ機「RX1」シリーズが9年ぶりに完全刷新されました。第三世代となるRX1R IIIは、有効約6,100万画素センサーとBIONZ XR+AIプロセッシングユニットを搭載し、ポケットサイズのままα7R V級の解像力を獲得。7月23日(水)10時より予約販売開始予定、8月8日に発売、想定価格は約66万円とハイエンド寄りですが、搭載機能を知ればその値付けにも納得するはず。この記事では発売情報からライバル比較、活用術まで深掘りします。

この記事のサマリー

8月8日発売・約66万円 — ポケットサイズのままα7R V級の画質を放つフルサイズコンデジが登場。

6,100万画素×ZEISS 35 mm F2 — 解像力とボケ味を両立、50 mm/70 mm相当へ瞬時にクロップ。

AI被写体認識AF(693点) — 人物から昆虫までリアルタイム追従、ストリートでも迷わない。

4K 10bit/120pスロー — USB-C給電とECM-778で“置き撮りフルサイズVlog”が完成。

Q3の重さ、X100VIの画素を超えるバランス — 旅・スナップ・作品制作すべてを1台でこなす万能機。

目次

【7/23追記】予想より多くの注文のため、商品到着まで時間がかかる可能性

本日7/23に予約開始したSONY RX1R IIIですが、SONYから「レンズ一体型フルサイズコンパクトカメラ 『RX1R III』 の供給に関するお知らせ」というアナウンスがありました。

2025年7月23日(水)より受注開始しましたレンズ一体型フルサイズコンパクトカメラ 『RX1R III』(DSC-RX1RM3)および関連アクセサリーは、弊社の予想を大幅に上回るご注文をいただいており、商品のお届けまでにお時間をいただく可能性があります。

14:00現在では、引き続き各ショップで予約可能な状態ではありますが、完売の可能性もあるので、購入希望の方は早めに予約しておくのがよいでしょう。

SONY RX1R IIIの発売日・予約情報

8/8発売 SONY RX1R IIIの予約・発売日・価格・比較最新情報まとめ

8月8日(金)の発売に向け、7月23日(水)10時より全国量販店とソニーストアで予約販売開始予定です。市場想定価格は税込約66万円で、長期保証・アクセサリーセットが付くストア限定キットも同時に発表されています。

  • ストア限定キットはキャンセルが出がち。再入荷通知をONに
  • 学割・クリエイター登録で5%クーポン重複可
  • 24回払いでも手数料ゼロ、月々約27,500円でフルサイズハイエンドが手に入る

店頭&オンラインでの在庫動向

予約初日は主要ECサイトで午前中に初回割当分が完売する店舗が続出する可能性があります。例年ソニーは追加割当を数週間単位で行うため、こまめな再入荷チェックが吉。特にストア限定キットはキャンセルが出やすく、カート復活を狙う価値があります。

実機展示はαプラザや家電量販店プレミアムコーナーで7月下旬からの開始が想定されます。AF速度やファインダー視野率などスペック表だけでは分からない部分を試写できる貴重な機会なので、購入前の最終確認に活用しましょう。

価格キャンペーンを最大活用

ソニーストアの「長期保証5年ワイド無料」や「24回分割手数料0%」は恒例の早期購入特典。学生やクリエイター登録でさらに5%クーポンが重複可能です。支払いを分散させつつ初期投資を抑えたい層は、分割+キャッシュバックの合わせ技がおすすめ。

SONY RX1R IIIの予約/販売サイト

7月23日(水)10時より予約販売開始予定!リアルタイムで更新します!

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SONY RX1R IIIの外観と操作性の刷新点

RX1R IIIは歴代シリーズのシンプルな軍艦部を踏襲しつつ、グリップ形状を深く切り込み、マグネシウム合金外装にアイアンブラック塗装を採用。手触りはα9 IIIに近いサラサラ系で、汗ばむ真夏の撮影でも滑りにくくなりそうです。

💡 筆者のつぶやき: 「チルトなし」は是か非か――筆者は“潔さ”に一票。余計なヒンジを排して剛性と防塵防滴を優先した判断に拍手です。

固定式EVFと背面タッチパネル

前モデルのポップアップ式EVFを廃し、236万ドットOLEDを固定搭載。視度補正ダイヤルが大型化し、眼鏡ユーザーでも調整が容易です。背面モニターはチルト非対応ですが、タッチ式になったことでメニュー操作がスマホライクに。ダブルタップで拡大、スワイプで再生送送りが可能です。

新配置のカスタムボタン

トッププレートのC1ボタンはデフォルトで「ステップクロップ」を割り当て。シャッターボタン直近に配置されたため、ファインダーから目を離さず35 / 50 / 70 mmの画角切替がワンタッチで完結します。カスタムメニューから「ISOオート上限」などに変更も可能なので、自分の撮影スタイルに合わせて最適化しましょう。

SONY RX1R IIIの6100万画素センサーとBIONZ XRの底力

フルサイズ裏面照射型CMOSセンサーはα7R V譲りの有効約6,100万画素。高感度でもディテールを保ちつつ、ISO102400拡張が可能です。画像処理はBIONZ XRとAIプロセッシングユニットの二段構えで、ノイズ低減と色再現性が大幅に向上しました。

RAW耐性と14bit記録

14bitロスレス圧縮RAWは連写でもドロップフレームなし。シャドーの階調保持が強く、暗部持ち上げ耐性がα7R V同等という実写結果が得られています。高輝度側でもハイライトローリングが滑らかで、白飛びの粘りが一段増しました。

AIディテール処理が効く被写体

AIエンジンはパターン認識を活用し、髪の毛や羽毛など微細テクスチャーの偽色を抑制。特にF2開放で人物を撮った際、まつ毛の一本一本が濁らず解像する点が印象的です。JPEG撮って出し派でも、Lightroomでの追い込みが不要なレベルで完成度が高まります。

ZEISS Sonnar 35 mm F2の写り味

35 mm F2固定レンズは9群8枚構成を継承しつつコーティングを最適化。開放から周辺までMTF曲線が高く、6100万画素を余すことなく解像させます。ボケは二線を抑えた素直な円形で、ポートレートにも風景にも万能。

  • 35 mm(フル画素):情景を丸ごと切り取る王道スナップ
  • 50 mm(29MP):人の息づかいを写し取るポートレート域
  • 70 mm(15MP):被写体をグッと引き寄せるタイトフレーム

ステップクロップで3本分の画角

35 mm(60MP)/50 mm(29MP)/70 mm(15MP)の3段階クロップは、RAWにクロップ情報をメタデータ保存する方式。現像ソフト側で解除も可能なため、後処理の自由度を確保しつつ機動力を高めています。

最短撮影距離とマクロ表現

レンズ先端から約14 cm(マクロモード)まで寄れるため、テーブルフォトや簡易マクロもこなします。開放F2+6100万画素の組み合わせは、料理の細部や花びらの繊毛までリアルに再現。APS-C並みの被写界深度コントロールが可能で、表現の幅が広がります。

SONY RX1R IIIのAI被写体認識AFと連写性能

像面位相差693点のAFは人物・動物・昆虫・乗り物をリアルタイム識別。AIプロセッシングにより瞳検出精度が向上し、ストリートでの歩行者撮影でも迷いなく追従します。

連写バッファとUHS‑II

UHS‑II対応スロットで連写バッファ解放が劇的に短縮。JPEG+RAWで20枚連写しても2秒弱で書き込みが終了し、次のシャッターチャンスを逃しません。ドキュメンタリー撮影の連続性確保に有効です。

手ブレ補正と高感度の実効性

ボディ側5軸補正+電子アクティブ補正により、1/10秒手持ちでもピクセル等倍で耐えうる解像感を維持。常用ISO32000までノイズが細かく、夜景スナップで三脚を使わないスタイルが現実的になっています。

SONY RX1R IIIの動画性能とクリエイター支援機能

RX1R IIIは4K30p 4:2:2 10bit内部収録と120pスローをサポート。S‑CinetoneとS‑Log3も選択でき、同時発表のショットガンマイクECM‑778をデジタルMIシューに挿せばV-log運用が即完成します。

USB‑C PDと配信対応

USB‑C PD給電でαシリーズ用モバイルバッテリーをそのまま流用可能。OBSなど配信ソフトではUVC/UAC対応によりWebカメラとして認識されるため、4Kライブ配信もPCレスで実現します。

手持ち撮影を支えるアクティブ補正

アクティブ手ブレ補正はクロップ1.1倍と軽微。歩行動画でもジンバル要らずの滑らかさを確保し、街歩きVlogの荷物が大幅に軽減されます。

SONY RX1R IIIの純正アクセサリーで拡張する楽しみ

RX1R IIIと同時にレンズフード、本革ボディケース、親指グリップがリニューアル。ショットガンマイクECM‑778も同日発売で、動画派の欲張りセットが揃います。

アクセサリー

特徴

推しポイント

LHP-1 J2フード

金属製・内面反射防止

逆光でのゴースト激減

LCS-RXL本革ケース

速写カバー一体

ストラップ別体で即撮影

TG-2親指グリップ

ホットシュー固定

片手スナップの安定度UP

ECM-778マイク

超指向性・デジタル接続

風切り音を劇的カット

LHP‑1 J2でゴースト耐性アップ

金属製フードは内面反射を抑えるフロッキング処理を施し、逆光時のフレアを大幅に低減。フード込みでも全長は80 mm未満で、携帯性を損ないません。

親指グリップTG‑2の握り心地

ホットシューに固定するTG‑2は、縦方向に5 mm高さを稼ぎホールド性を向上。片手スナップ派にも心強いサポートとなります。

SONY RX1R IIIのライバル比較で見える強み

レンズ一体型フルサイズ機の直接競合はライカQ3と富士フイルムX100VI。価格・画素数・携帯性のバランスでRX1R IIIの立ち位置が際立ちます。

RX1R III

Leica Q3

FUJIFILM X100VI

画素数

6,100万

6,030万

4,020万

レンズ

35 mm F2

28 mm F1.7

35 mm F2

動画

4K30p 10bit

8K30p

6K30p

質量

498 g

743 g

521 g

価格

約66万円

約90.2万円

約28.16万円

解像力×軽量ボディの優位性

Q3は8K動画・ワイヤレス充電などギミック満載ですが、重量743 gがネック。X100VIはコスパ抜群ながらAPS‑C止まり。RX1R IIIはフルサイズ高画素と500 g未満を両立し、旅カメラとしてベストバランスに落ち着いています。

色味とJPEG耐性の比較

ソニーはニューラル処理による色再現が向上し、肌色がマゼンタ被りしにくくなりました。Leica独自の赤の深み、Fujifilmのフィルムシミュレーションも魅力ですが、後処理前提ならRX1R IIIのニュートラルなRAWが扱いやすいでしょう。

SONY RX1R IIIのユースケース別おすすめシナリオ

RX1R IIIはスナップ以外にも多彩なシーンで本領を発揮します。ここでは3つの代表例を紹介。

ドキュメンタリーVlogger

4K10bit+120pスローは街撮りシネマティック映像に最適。NDフィルターが不要な場面でもF2開放の浅い被写界深度を活かせ、人物を主体にしたVlogでプロダクトの質感を高めます。

ミニマリスト旅スナッパー

498 gのボディに35 / 50 / 70 mmを内包するステップクロップは、レンズ交換の手間を排除。機内持込バッグにボディとモバイルバッテリーだけで完結するため、LCC旅でも荷物制限を気にせず機動力を発揮します。

ギャラリープリント志向の写真家

6100万画素はA1サイズプリントでも解像余裕があり、周辺までシャープに伸びます。Baryta紙に出力しても線がヨレず、展示会用作品作りのワークフローを一台でこなせる点が大きな魅力です。

まとめ

SONY RX1R IIIは「ポケットのフルサイズ」を合言葉に、6100万画素センサーとAIエンジンで歴代最高の高画質を実現しました。携帯性ではLeica Q3を、解像力ではX100VIを上回り、撮る楽しさと持ち運びやすさを両立しています。発売直後は品薄が予想されるため、検討中の方は早期予約で在庫を確保し、8月8日の発売日に街へ飛び出してその進化を体感しましょう。


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